第245話 当真

「大丈夫ですか……!?」

 従業員の夏川美由紀と佐古田が介抱しようと近づいた。


「う、ゥ~…」

 謎の来訪者は銃を床に置き、内ポケットから手帳を取り出した。

「ボ、ボクは…、刑事で……

 当真と言います!!」

 手帳を提示した。


「え、トンマ……?」

 苦笑を浮かべ、多羅尾は肩を竦めた。

「フン、バカねぇ! 当真さんよ!」

 麻衣姉がたしなめた。

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