エンペラー出撃
戦艦マティアスは友軍のSOSを受けて、支援に行く真っ最中であった。
アルーンは先に機体のメンテナンスを済まし、
「先に行くぞ」とエンペラーで出撃していった。
「このエンペラーなら友軍を助けるのに間に合うはずだ」
そう確固たる自信を持って、アルーンはアクセルを吹かした。
現場につくと、友軍艦が敵戦艦の主砲に打たれて危ないところである。
「いかん!!」そう言った直後にアルーンは自機の大型シールドを投げていた。
すると大型シールドは敵艦と友軍艦の間で分裂し、ビームで繋がりシールドを形成した。
間一髪そのシールドが間に合い、友軍艦はやられずにすんだ。
しかし、敵軍も諦めたわけではなく、さらにネイオンを送り友軍艦を落とそうとした。
そのネイオンの小隊達に対し、アルーンが乗るエンペラーが立ちふさがる。
「たった一機でなにができる!」「こっちは九機だ! やっちまえ!」
そう言って九機がいっぺんに襲いかかったところ、
「セヤッ!!」 内功を溜め、両手を前に差し出した一撃、青龍十六掌の一手、飛翔雲龍である。
すると、九機全機吹き飛び内三機が爆散した。
「一撃で三機やるのか!?」「こ、こいつ何者だ!?」
残った六機がたじろいでいると、
「かかってこい!!」
アルーンが一喝した。
「俺たちの手には負えねぇ、援軍を呼ぶぞ」
そういって援軍を呼びに行った三機
「え、援軍がくるまで俺たちが相手だ」
明らかに怖がっている敵兵士たちである。
「貴様らなど相手ではない!」
そういって内功を込めて、片手を振るうと、三機爆散した。
そうして敵を倒したあと、遠くから閃光が走った。
アルーンはそれを綺麗に回避した。
「この一撃を避けるとはな」
先程の一撃を打った敵ネイオンが目の前にきていた。
「いい一撃だが、そこまでの腕だな」
「生意気な! 行くぞ!」
ビームサーベルで突撃してくる敵ネイオン
「来い!」
アルーンも両手を構え、その突撃を受ける。
相手の突きをかわし、掌打で胸をうちにかかるが、かわされる。
ならばと足払いをし、相手がよろめいたところに腰に掌打一撃加えた。
「ぐおぉあ」
その一撃が効いたようだ。
追加でコクピットに一撃加えると、敵ネイオンは沈黙した。
「まだ敵戦艦が残っている」
そう呟いたアルーンの前には敵戦艦がいた。
「行くぞ!」
相手の対空砲火を物ともせず、気合一喝の片手の一撃でバリアを打ち破り、
敵ブリッジに回し蹴りを放った。
敵戦艦はブリッジから爆発していった。
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