やられました。この発想はすごい! プロットの要所はきちんと踏まえてます。でも読んでる間、これが明日の黒板だと忘れてました。それほど独自の世界観を醸しだしてます。すごい。
ここで語るとネタバレになってしまいますので、あまり多くは語れないのですが。相手の顔が好きか、それとも性格が好きなのか。こういう話は割とよく聞く話ですが、このお話は、100%性格が好きだ! って言える稀有な例だと思います。このテーマを引き出して来た作者さん、ほんと尊敬します。みなさんも是非、ご一読を。
ゆあん様のこの企画、筆致は物語を超えるか【明日の黒板】において、プロットがあるにも関わらず、様々なシチュエーションの物語が誕生してきました。主人公は決まっています。夏男と春子。そこに、第三者視点でもなく、もう一人の主人公を登場させた毛糸様の作品。どんな、展開になろうとも、確かな文章力、表現力が、物語を華やかに彩ります。読んでいて、気持ちのいい作品。どうぞ、ごらんあれ。