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2018年11月29日 01:10
この度は拙作「青春のパラグライダー」を紹介していただき、ありがとうございます。月影 夏樹さまが深く作品を読み込んでくださっていることが伝わってくる内容でした。こうして月影図書館に掲載されることとなり、私もとても嬉しく思っています。気になった点につきまして、月影 夏樹さまに指摘いただいた部分は、的を射た指摘だと思います。わかりやすく三つに分けていただいており、納得できるだけの要素が揃っていると私も思います。ですが作者の考えとしましては、剛司が憧を呼び捨てで呼ぶ方が良いと思っています。ここで書くべきことなのかなと私自身も思いますが、作者としてどんな考えで呼び捨てで呼ばせたのか説明させてください。ご指摘いただいている部分よりも前の場面(剛司と憧が初めてログハウスで出会う場面)で、剛司は自分と同じように「変わりたい」と思っている憧に対して「変わろうよ」と言います。他人に意見する度胸がなかったはずの剛司がです。それは剛司がパラグライダー体験によって変えられたから。ほんの少しでも前に踏み出す勇気を、パラグライダーからももらったからです。剛司と同じように「変わりたい」と思っている憧との出会い。この出会いは剛司にとって特別な出会いであり、この時点で剛司にとって憧は特別な存在になっています。ですので買い物に行って名前で呼び合う場面では、単に親しくなりたい。年下だから。というだけで呼び捨てにしているわけではないです。特別な存在である憧と本当の友達になりたい。名前で呼ぶことでもっと深く踏み込もうという、剛司の「変わろう」とする決意の表れでもあります。だからこそ剛司は憧を名前で、呼び捨てで呼んだと私は思っています。後に出てくる唯や楓の二人は、剛司にとって憧みたいに特別な存在というわけではないので、月影 夏樹さまのご指摘通り、女性に対して苦手意識を持っている剛司が表に出ています。人間、そんな簡単に変われるわけではないと私は思っているので。また「ちゃん」付けして呼ぶのは、なんとなくチャラいなって私は思っています。ですので、剛司は「ちゃん」付けで絶対に呼ばないですし、呼ぶとしても「さん」付けかなって思っています。長く書いてしまいましたが、作者としての考えを書いておきたかったので、書かせてもらいました。作中で上手く伝えることができず、申し訳ございません。今回、月影 夏樹さまにご指摘いただき、私自身この作品の捉え方を見直す良い機会を得ることができました。こういった気づきを得られるのも、月影 夏樹さまが最後まで読んでくださったからです。本当にありがとうございます。大変勉強になりました。今後とも、どうぞよろしくお願いします。最後にですが……少し気になってしまったので言わせてください。特徴・印象に残った点の三として述べられている部分で「パラグライダー」が「ハングライダー」となっていました。この二種類のスカイスポーツは似て非なるものです。今作はパラグライダーですので、どうかご理解いただけると幸いです。
作者からの返信
冬水 涙さま こんばんは、月影 夏樹です。丁寧なコメント投稿ありがとうございます。そして作品をご紹介が遅れたことおよび誤字投稿の件、申し訳ありませんでした。誤字の件につきましては修正致しましたので、お時間のある時にご確認ください。 そして私が疑問に感じた内容について、冬水さまのそのような想いが込められていたのですね。これまで内気だった剛司が、パラグライダー体験によって少しずつ心境が変化していき、自分と似たような悩みを抱えている憧と対し、特別な感情を抱いたのですね。 また作中で剛司が出会った楓と唯たちとの心の距離感について、そのような形で使い分けていたとは感服致しました。作中で剛司が親友の亮も途中から名前で呼ぶ場面がありますが、それとは別の気持ちが憧へ芽生えていたのですね。作品ご紹介でも述べさせていただきましたが、自分自身が変わる「きっかけ」というのは、意外と近くにあるのかもしれません。 冬水さまのご説明のおかげで、より深く『青春のパラグライダー』という作品を知ることが出来たと思います。同時に私自身もしっかりと作品の意図をつかみ切れていないことを知り、とても勉強になりました。 素晴らしい感動作を拝見させていただき、本当にありがとうございました! そして今後ともお付き合いのほど、よろしくお願い致します。
この度は拙作「青春のパラグライダー」を紹介していただき、ありがとうございます。
月影 夏樹さまが深く作品を読み込んでくださっていることが伝わってくる内容でした。こうして月影図書館に掲載されることとなり、私もとても嬉しく思っています。
気になった点につきまして、月影 夏樹さまに指摘いただいた部分は、的を射た指摘だと思います。わかりやすく三つに分けていただいており、納得できるだけの要素が揃っていると私も思います。
ですが作者の考えとしましては、剛司が憧を呼び捨てで呼ぶ方が良いと思っています。
ここで書くべきことなのかなと私自身も思いますが、作者としてどんな考えで呼び捨てで呼ばせたのか説明させてください。
ご指摘いただいている部分よりも前の場面(剛司と憧が初めてログハウスで出会う場面)で、剛司は自分と同じように「変わりたい」と思っている憧に対して「変わろうよ」と言います。他人に意見する度胸がなかったはずの剛司がです。
それは剛司がパラグライダー体験によって変えられたから。ほんの少しでも前に踏み出す勇気を、パラグライダーからももらったからです。
剛司と同じように「変わりたい」と思っている憧との出会い。この出会いは剛司にとって特別な出会いであり、この時点で剛司にとって憧は特別な存在になっています。
ですので買い物に行って名前で呼び合う場面では、単に親しくなりたい。年下だから。というだけで呼び捨てにしているわけではないです。
特別な存在である憧と本当の友達になりたい。名前で呼ぶことでもっと深く踏み込もうという、剛司の「変わろう」とする決意の表れでもあります。
だからこそ剛司は憧を名前で、呼び捨てで呼んだと私は思っています。
後に出てくる唯や楓の二人は、剛司にとって憧みたいに特別な存在というわけではないので、月影 夏樹さまのご指摘通り、女性に対して苦手意識を持っている剛司が表に出ています。
人間、そんな簡単に変われるわけではないと私は思っているので。
また「ちゃん」付けして呼ぶのは、なんとなくチャラいなって私は思っています。ですので、剛司は「ちゃん」付けで絶対に呼ばないですし、呼ぶとしても「さん」付けかなって思っています。
長く書いてしまいましたが、作者としての考えを書いておきたかったので、書かせてもらいました。作中で上手く伝えることができず、申し訳ございません。
今回、月影 夏樹さまにご指摘いただき、私自身この作品の捉え方を見直す良い機会を得ることができました。こういった気づきを得られるのも、月影 夏樹さまが最後まで読んでくださったからです。
本当にありがとうございます。大変勉強になりました。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
最後にですが……少し気になってしまったので言わせてください。
特徴・印象に残った点の三として述べられている部分で「パラグライダー」が「ハングライダー」となっていました。この二種類のスカイスポーツは似て非なるものです。今作はパラグライダーですので、どうかご理解いただけると幸いです。
作者からの返信
冬水 涙さま
こんばんは、月影 夏樹です。丁寧なコメント投稿ありがとうございます。そして作品をご紹介が遅れたことおよび誤字投稿の件、申し訳ありませんでした。誤字の件につきましては修正致しましたので、お時間のある時にご確認ください。
そして私が疑問に感じた内容について、冬水さまのそのような想いが込められていたのですね。これまで内気だった剛司が、パラグライダー体験によって少しずつ心境が変化していき、自分と似たような悩みを抱えている憧と対し、特別な感情を抱いたのですね。
また作中で剛司が出会った楓と唯たちとの心の距離感について、そのような形で使い分けていたとは感服致しました。作中で剛司が親友の亮も途中から名前で呼ぶ場面がありますが、それとは別の気持ちが憧へ芽生えていたのですね。作品ご紹介でも述べさせていただきましたが、自分自身が変わる「きっかけ」というのは、意外と近くにあるのかもしれません。
冬水さまのご説明のおかげで、より深く『青春のパラグライダー』という作品を知ることが出来たと思います。同時に私自身もしっかりと作品の意図をつかみ切れていないことを知り、とても勉強になりました。
素晴らしい感動作を拝見させていただき、本当にありがとうございました! そして今後ともお付き合いのほど、よろしくお願い致します。