16日目 初恋の日に失恋の話します!(あと、エンストがおきました)

 おはよう、眷属の諸君。十月三十日、今日は初恋の日。一八九六年に作家・藤村藤村が「文学界」に初恋の詩を発表したことから藤村ゆかりの宿である長野県小諸市の中棚荘が制定。十月三十日が初恋の日になった。今日は甘酸っぱい初恋のことを思い出してみるのも悪くない。


 ……と赤月ゆに様をリスペクトした文章から始めてみましたが、皆様こんにちは羽海野です。本当は初恋の日に乗じて初恋モノの短編でも書こうかと思ったんですが、ちょっと長くなりそうだったのでボツにしました。いつか書きたいですね、初恋モノの短編。

 初恋の思い出といえば小学校の頃に遡るわけですが、あの頃っていうのはまだ恋を恋だと認識していない時期ですから、正直おままごとの延長線上でlikeとしての好きをloveとしての好きとして言ってたりするわけです。だからまぁなあなあになる。そして有耶無耶になってから数年して、恋とはどういうモノか知った状態で二人が再会してまた一つイベントがあるわけですが、まぁそれを語るだけで長くなるし「また失恋か」ということになりますからここでは割愛させて頂きます。

 そのlikeとloveの境界線がちゃんとしてない状態から、これが恋だと認識してからのストーリーを初恋と捉えるのならばこれは中学生の頃になります。吹奏楽部時代のお話でこれまた拗れた展開になるので紙幅的にカット。これも「また失恋か」に繋がるんですけど、何度か成就した後に紆余曲折あってという話なので、これは失恋というより破局ですからまた違う痛みを味わった経験となりました。


 失恋というものをここ最近私は調査したり文章にするのが日常となっております。そもそも失恋というのは前述の「告白してフラれた」「恋人に別れを告げられる」のどちらも内包している単語なのですが、その中でも一番失恋の英訳であるbroken heart=心を痛めるのはどれかとなると、やはり「告白してフラれた」なのではないかと思うわけです。

 ちなみに他の語彙に触れていくと二つ以外にも「好きな相手が既に誰かと結ばれていた」「好きな相手が行方不明ないし音信不通になった(ブロック・着信拒否含む)」「身分的に手が届かない相手」「死別」「諦める」というものがあるらしいのですが、個人的に言わせてもらえば好きな相手が誰かと結ばれていて諦めるとかその程度の愛かと言いたくなりますし、身分的に届かなくても手に入れようと思うのが恋だろうと。諦めるというのはそもそも告白してないんだからナシでしょう。音信不通になってるのに探していくのはストーカーじみていますし、死別は仕方ないのでそこは省きます。となると、「告白してフラれた」「恋人に別れを告げられる」の二つがやはり失恋の定義として成り立つはずです。ここでは「告白してフラれた」のみ扱いますが。


 告白してフラれたというのは実に辛いモノです。そもそもどれだけ脈があったのかとかそういう事実もいろいろ関係してきますが、恋と呼べるほどの想いを寄せていたのだとすれば心を痛めることは必至でしょう。もうそんな痛みを緩和するのは時間の流れに任せるしかないわけです。で、初恋で失恋したとなればそれは初めての痛みですから、どうして良いのか分からなくなるでしょう。そこでそのときどういう行動を取るのかというところに初恋失恋のドラマ性が潜んでいるように思います。たぶん、みんなが失恋話でいちばん楽しみにしているのはそういうところでしょう。

 脈があるようなそぶりを見せて、いざというときに振る。そしてそこからフラれた人がどういう行動を取るのか。そこを私は気になります。


 まぁ、そんな話をしたところで私には新しい失恋話はございません。どなたかがカクヨムとかで更新してくれたり、ツイキャスで語ってくれることを祈るのみです。失恋ウォッチャーとしてそこは追い求めていきたいと思います。失恋関係のお仕事もお待ちしております(後輩脚注:やりたくないんですけど、そんな仕事!)。

 ということで初恋の日に失恋について語るカクヨム更新はここまでです。失恋芸人としての責務は果たした。……そんな責務、知らない!


 閑話休題。

 実は今日の実車教習時に教習車がいきなり環状線でエンストしまして、スピードがごっそり落ちるトラブルがあったんですけどね。60km出さなきゃいけないところでアクセルべた踏みしているのに20kmしか出ないんですよ。教官も私もとても焦ったんですけど、なんとか自動車学校に戻ることが出来ました。ただ、確認だのルートだのということよりも「車動くのか大丈夫か」ということしか考えていなかったので教習になったのかと問われると微妙なところなんですが。なんとか明日で教習は終了なので生き残りたいなと思います。


 同じ日に合宿を始めた人たちは今日が卒業検定だったんですが、何人かが落ちたようでして明後日、私と一緒に受けることになりました。ナカマ。本当だったら今日には帰れたのに、というところは悔しいところではありますが、「明後日」ともう表現できるのが嬉しくてたまりません。二度と来るか免許合宿なんて!

 明日は夕方以降フリーになるので最後にこの都市の書店巡りをして、明後日は高校時代の知り合いと会ってから帰ろうかなと思います。意地でも受かってやるんだからね!


 ということはこのカクヨム連載も残すところあと二回です。早く帰宅してから更新したいですね。そしたらお酒を飲みながら愚痴をツイキャスで言うんだ! 免許合宿なんてみんな行くな、ってね!

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