カクヨムの片隅で四角號碼を呻る

しかくごーまで かいてき せいかつ

実践的四角號碼。四角號碼を使う状況とは、これだ！

はい、今日も元気にしかくごーま！　たかぱしです。

えー。因果なもので、四角號碼できちゃう人がこうしてカクヨムに大量発生したわけで（してない）。

せっかく幻のテクノロジーを手に入れたんだ、使わない手はないよ！

というわけで。日常で四角號碼を役立てようというテーマのもと、四角號碼実践編です。

目指せ！　四角號碼で快適生活。

四角號碼を使うと便利、あるいは役に立つ。そんな日常場面とは…………ない。皆無。

徹頭徹尾ない。どうがんばってもないよ。

残念だけどねー……。

四角號碼は漢字検字法。しかーし！　四角號碼索引を備えている辞書がそもそも少ない！

まず学生が使うハンディな辞書は対応してない。使えないんである。

もちろん、我らが中文生の拠り所、大漢和辞典は四角號碼索引をばっちり完備している。

でもね。大漢和辞典だって引くのに四角號碼なんてよっぽどのことがないと使わない（注１）んだよ！　使う必要がないんだよ！　よっぽど困ったときの最後の手段だったよ、ちくせい。

オンライン上には、実は四角號碼索引を用意してくれてる辞書（注２）がある……（感動）。

おそらくもっとも身近な四角號碼の使いどころ……使うかはともかく。

まぁ、でも考えてみれば、ワープロソフトで読みの分からない漢字（注３）を変換するのって、大変だよね？　難しい漢字とか、なっかなか出てこなくてイライラしたりするよね？

手書き文字入力できるならそれでもいいけど。スマホならともかく、マウスで画数の多い字を手書き文字入力するのって結構しんどい（注４）。

そんなとき！　オンライン辞書の四角號碼索引でちょちょいと漢字を見つけてコピペ！　しちゃっていいですよ！　わぁ、便利（ごめん、牽強付会だわ）

いやぁでも。せっかくだからなんか小説とかに生かせないかな。とか考えてみても。

……ないな。ないよな。ミステリの暗号にすらならない（注５）。

ああ、こうして四角號碼は滅びていくんだなー、さびしいなー……。

というわけで、考えた（注６）んだけど。

四角號碼変換入力ソフトとか、どうだろう？　どう？

現状の入力ソフトって、ローマ字入力とかでひらがなを打ち込んで、文節ごととか単語ごととかで漢字やらに変換してるでしょ。

それを文字単位で四角號碼で直接入力して変換しちゃうシステム、とか。

テンキーあれば（注７）どんな難読漢字だろうが多画漢字だろうがお茶の子さいさいよ！

え？　めっちゃ不便？　そだねー。……だからどうした？

でもほら、読みの分かんない漢字でもちゃちゃちゃーっと入力できちゃうんだよ？

漢籍の打ち込み（注８）がほんのちょびっっっっっっと楽になるかもよ？

お、なんか光明が見えてきたって感じ？

これは……いける！（笑

とはいえ、ちょっっっっっっっと問題がある。

そう、日本語には漢字だけじゃなくて、ひらがなとカタカナが必須。

だけども、四角號碼は漢字の検索法だから、ひらがなとカタカナは未開拓分野。未割当（注９）。

こうなっては……我々（注10）でひらがなとカタカナを四角號碼するしかない！

なに、ひらがなやカタカナだって元は漢字。四角號碼できる（注11）はず。はず。

そしてひらがな＆カタカナが四角號碼されたとき、はじめて四角號碼入力システムが作れるようになる（注12）んである！

よし、やるぞー。

次回：試しにあ行を四角號碼してみる。

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注１　よっぽどのことがないと使わない：筆者の個人的感想。もしかすると、大漢和は四角號碼でしか引かん！って人がスタンダードなのかも、しれない。そんな人、見たことも聞いたこともないけど。

注２　四角號碼索引を備えたオンライン辞書：いろいろ責任取れないので、URL等は秘密。グーグル検索でちょっと頑張ると出てくるが、んー、見つけるのは難しい、かも。たかぱしが参照させていただいたオンライン辞書（というか漢字検索システム）は、15カ国語（繁体と簡体含む）で表示できるようになってんだけど。え、もしかして四角號碼って世界中で使われてる……ドキドキ。ってなった。

注３　読みの分からない漢字：だけでなく、同音漢字の多い漢字とか、キラキラネーム的なちょっと無理矢理読みしちゃってる漢字とか。この仲間。

注４　マウスで手書き文字入力がしんどい：悪いことは言わない、MicrosoftIMEだったらIMEパレットに部首で検索できる機能あるし、ATOKだったらより便利にクリックパレットとかあるからそっち使え。たかぱしは、ATOK派。（マック系の入力ソフトってどうなってるっけ？）

注５　暗号にならない：探偵「暗号の謎が分かったぞ！　この数字の羅列は四角號碼だったんだ」　助手「しかくごーま？　なんです、それ？」　探偵「なに、昔の漢字検索法さ。漢字を形で５桁の数字に置き換えるんだ」　助手「へぇ。よくそんなもの知ってますね」　探偵「ふふん、これでも名探偵だからね！　よし、さっそく読んでみよう」　助手「最初の５個の数字は６０１０ー４ですが？」　探偵「６０１０－４か。うーむ、該当漢字は７つだな」　助手「……。次は００２１－４ですね」　探偵「１０個、あるな」　助手「…………。そして次が９０６０－１です」　探偵「お、今度は２個しかないぞ。よし、この調子だ」　助手「………………。」　～１時間後～　助手「なんとかすべての数字を照らし合わせられましたが」　探偵「うむ。この該当漢字の中から文章になる組み合わせを探すしかないな」　助手「………………………………。」　～三日後～　助手「というか、これ、できる文章が、漢文なんですが」　探偵「……頑張って読み下すしかないな」　助手「………………………………………………。」　～一週間後～　助手の置き手紙「辞めさせていただきます」Fin.

注６　考えた：いっそ考えるのをやめろ。

注７　テンキーあれば：……ケータイとかスマホのダイヤルテンキー入力だってひらがな入力できるっつーの。てか、小型のノートパソコンだとテンキーがなかったりするよね。経理のとき地味に不便なんだよなぁ。

注８　漢籍の打ち込み：おそらく四角號碼並に需要のない仕事。ああ、でも前に先生が、SHIFTボタンで大文字小文字を切り替えるみたいに旧字と新字を切り替えられればいいのになぁってぼやいてた。その気持ち、分かる。だよねー。

注９　ひらがなカタカナは未割当：たぶん。でももうすでに誰かやってるかも。

注10　我々：たかぱしとあなたのことですよ。そう、あなた。こんな隅っこ読んでる人。

注11　できるはず：はず、なんていう必要ない。四角號碼のシステムは結構しっかりしてるから、余裕でできる（根拠のない自信）。世界中の文字で可能なんじゃない？（大風呂敷広げすぎ）。

注12　作れる：SEじゃないんで作れないがな！