第5話 この頃の感覚

最近になって、ものの見方が変わった。

「1聞いて1も理解できず表面をなんとかなぞる」ことしかできなかった私の頭ですが、

この度、「1聞いて1理解できるときがある」に変わりました。パンパカパーン!の頭パー。


学生時代は、「志望動機」を書くことができませんでした。

意味を見出せない。楽しくない。蓄えがない。夢がない。やりたいことがない。

嬉しいこと、楽しいこと、のめりこむこと。ない。

学力。そんなによくない。一番ではない。私が何かを新発見をできるとは思えない。

金がないので進学する気が起きず。「進学か就職」の2択を迫られていると思い込んでいたので就職を試みるも、やっていく展望が見えず、話すことが書くことが浮かばない。おべんちゃら((笑))を思い浮かべることはできたが、それを書いても話しても、息が苦しくなるだけ。(おべんちゃら→優等生的模範解答。自分の思いではなく、「そうであることが求められているのだろう」事をうんうん唸りながらなんとかひねり出したもの。中見スカスカ)

楽しみといえば、ゲームと読書。でも「これは現実逃避なんだ」と自覚しつつも、今自分がすることの正解が解らなくって、「やらなきゃいけないことから逃げている」背徳感も燃料にして、ひたすらゲームと読書に逃げた。


そんな馬鹿な私は、未だフリーターよー♪

相も変わらず現実逃避を繰り返していたのですが最近なんか知らんが見え方が変わった。

今でも「志望動機書け」言われても、うんうん唸ると思う。けれど、求めてる内容が少し考えれるようになった。

私は文化部だったのですが、もし野球部のAさんが志望動機を書くとしたら、

3年間継続して部活動を行ったことを「継続実績と継続理由(精神論的な)」を述べる。

朝早く起きれたのは、遅れずに行けば同輩に会えて交流を深めれること。

3年続けれたのはレギュラーになりたかったから。勝ちたかったから他の部員に負けないよう日々頑張った。日々技術の上達に励んだこと、その技術を発揮できる場があったこと。仲間との声掛けによる励ましがあったからこそ続けれた。

この業種を選んだのは、昔ほにゃららなことがあり興味を持った。調べてく内に楽しみを覚えた。この会社を選んだのは、仕事を覚えてく際に頼れる人が多くいると感じたため。………………………

だーーーー難しい。そうこれが現実!未だこんなもんよ。とはいえ、「長く続けれるかどうか。今まで長く続けれたのはどういう理由からかを認識してるか」ってのが相手側の欲している情報なんだろうなーと思える程度にはなった。

以前は「なんか賞とっててスゲー」「理念にカンメイしました」「あんなことできる様になりたいです」だからな。進歩よ進歩。



んで、このなんかよくわからん変化は読書を一定数こなせば起きるのか。考えを続ければ起きるのか。生存年数で起きるのか。わからんが、もし宗教に嵌ってる時に起きたらヤバイなーと思いましたまる

見識を広げる事で起きるのならば、頭のいい奴が勉強に意欲的なのは、そんな変化が起きると知ってたからなのかチキショー! と勝手な恨み言ほざいとく。戻らない青春。モノクロな朱夏。色づいては色褪せる熱さを維持できない自分。希望に満ちた明日はいったいどこにあるというのだ。



ゲーム読書から離れて、楽しさ嬉しさのない、寂寥な日々を過ごせば、この見え方が多少できる様になるんだ。さぁみんなもLet'sチャレンジ!

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