第4話 お祭りを見学してきた(日記)

≪≪小並感が満載!≫≫


主にアジア系の留学生がたくさん通っている専門学校のお祭りに行ってきた。

バイトの相方がその学校に通う留学生で、彼から誘われたため行ってみた。


お祭りに、展示や遊戯を期待していたが、なかった。出店が8軒程あった。内4軒が留学生がなんか売ってたように思う。このお祭りで財布を開くことはなかったので、終ぞ不明である。


お祭りスペースは、学校の1階と学校前の公園、それと校門入り口であった。

学校に着いたときに、駐車スペースを祭りのジャンパー着て交通整備している方に聞いたら、丁寧に教えていただいた。留学生の方であった。駐車して、入り口から入ろうと向かってると、勝手口付近で女性の留学生(と思しき方)がスマホで自撮りしていた。ああいうのって、日本だけじゃないのなーと思った。

以前からネットで、海外の女性が自撮りしている写真を見かけることはあったが、実際に見たのはこれが初めてであったので、しみじみと実感した次第である。何か展示でも見ようと思いつつ入り口に向かうと賑わいの音が大きく、祭りに来たんだと自覚した。帰りがけに気付いたが、この賑わい、喧噪とも呼ぶべき音は売り子さんの声ではなく、留学生達の話し声が主なものだった。彼らは本当に元気だ。そして校内に入ってうろついてはみたが、時間潰せるようなものは見つけれず消沈した。


仕方なしに、2階の教室や構内にあるパンフレット、掲示板をみて時間を過ごした。校内のパンフレットは、外国語で読めなかったが、日本の名所や歴史を紹介した観光向けのものだと文字と一緒に掲出されてた写真でわかった。こういうパンフがあるのは、留学生にも旅行して金落として欲しいという鬼畜な魂胆があるからかなーと思った。パンフレットの中に、法関係のものがあった。流石に、留学生が問題に遭遇して、不満を抱え込んだまま母国に帰り悪い噂を広げられるのはよしとしないということか。掲示板には、留学生への求人が載っていた。結構たくさんあった。30,40枚程?ボード目一杯に貼ってありサポートの充実がうかがえた。しかし、よくみると、求人条件の大多数が「指示がわかる人」を募集していた。いや、指示って、そんなあいまいな。日本語能力試験とかいう資格があるんだからそれを指標にするとか、やることを聞いてくれる人とか、やることのメモを取る人とか、失敗が続いても根気強く続けれる人とか、遅刻をしない人、連絡が取れる人とか、、、条件出すのはなかなか難しいな。


求人案内をみて時間潰してたが、いよいよもってやることなくなり、もう一度校内を散策した折に、見ごたえのある教室を見つけた。他の教室が授業の痕跡がないのに対し、その教室は複数の貼り紙が教室の後方にあった。英語でのdo,did,doneみたいなのが書かれていた。それを眺めると、言語学習方法が英語と似ていた。この、英語以外の言語を覚える風景を見れたことが、今後英語を勉強する際の心の余裕に繋がる種になった。英語学習が苦手だったが、他の例を知れたことが今後の取り組み方に良い変化をもたらすと思う。んっと、一辺倒だったが、他を見れたのですこしリラックスできた感じかな?

それから少しして、このお祭りに誘ったバイトの相方に会った。なぜかやけに嬉しそうだった。それはそれでこっちも嬉しくなるが、なんだが不安になる。「飯食べた?まだ?待ってて!コレ食べて!」こんなにして貰ったら、なにかお返しをしたいが、食い終わった時には既に居なかった。探したが見つからず、時間が来たので帰宅した。


次の日に思った。展示がないのはやはり残念であった。

日本語能力試験N1~N5の取得を留学生は目指しているみたいなので、展示としてその試験問題を掲出。さらに、その問題を留学生達が母国語で書き直したものを展示。こちらにはヒントとして、使われている単語訳を幾つか記載。全部は記載せず7割位?記載。こんなのあれば見たい。「どんな試験を受けてるのか」ってのと、外国語Verは、留学生から見た試験の難しさを、多少でも想像するきっかけになると思うから。他に、選択式クイズ(外国語本文。多少の単語翻訳有り)で、一定数正解すると屋台の割引券配布。さらに、割引券に記載の外国語(読みと意味記載有り)を屋台の留学生さんに話せれば(「このお菓子ください」などの言葉)、さらに割引。があったらいいなぁ。外人に外国語で話しかける。外人さんも外国語で一旦返事してから、日本語で話す。手間多そうだけど、外国を感じるいい手段だと思う。英語ではないけど、外人に外国語で話す経験は、外国語を暗号ではなく、言語として認識する助けになりそうじゃない?

後は、疑問が1つ。留学生の10名ほどかな。民族衣装を着ていた。あれが疑問。着ること自体は、異国情緒があっていいと思う。けれど自分が留学するときに、和服を仕立てて持っていくか?という疑問。「アメリカでは愛国心が強く、自国の紹介ができないと軽んじられる」というのをどこかで読んだが、それを強化したバージョンということだろうか。それか、「一年の内に何回か着る、礼拝的な行事があって、その為に持参してきていた」ということだろうか。


とりま、彼らの元気さにはあやかたいものがありました。

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