11月7日ー多忙という壁
本格的に多忙になってきた。家に到着するのは午後11時にもなり、今日の反省、明日の作業予定を考えている内に日を跨ぐ。
いつ終わるかも分からないタスク。見えていたはずの壁が突如消え、代わりに思いがけないところから壁が出現し、行く手を遮る。
1500文字を書く気力も時間も湧かない。おそらく誰もが経験する「プライベートが忙しくなったので」というやつだ。放置するとそのまま筆を断つという流れに繋がる。私の過去作も何度となくやられた。
以前においても、波がおさまった際に復帰しようとはした。しかし、ある程度のブランクからの復帰というのは想像以上に苦しい。
第一にあるのは、復帰に対する重圧。実際はともかく、作者としては「どうせなら上手く復帰したい」なんて考えを持つわけだが、そうなると作業が止まる。頭がもやもやとしてきちんと整理できない。本当に書きたかったことか、これが数か月ぶりに足るものかなどと、色々な迷いが湧き上がってくる。
重圧を振り切ったとしても、次に感覚がずれていることを痛感する。数日から一、二週間程度ならまだしも、数か月ともなると、書き方以前に根底にある考え方が変わっているケースも少なくない。そうなると仮に出来上がったとしても、前の文章と矛盾が生じたり、主張がぶれたりする。「そもそも作品を新しく作った方が良いのでは」という気持ちにさせられ、再びまっさらな状態から新しい作品を作りに行ってしまうわけだ。無論、元の作品の続きが出ることはしばらくなくなる。
とまあ、そんなことを繰り返している間に、ちっとも「経験の積み重ね」が出来ない人間となってしまった。
とりとめのない話となってしまったが、つまるところ、多忙というやつは、人生における大きな課題の一つである。これを克服――とまではいかずとも、どうにかして上手く付き合う方法はないものだろうか。
最終週の課題として「多忙の時にも目的の為に進めるか」を題材にしてみたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます