あめつち

1.朝の陽

 ああ、気付かないうちに夢を見ていたんだな。

 それは幸せなものだっただろうか。鳥が散っていった空、しばらくして舞い戻った草原、羽虫が騒ぎ、一角にはざわめきが波紋する。波紋の先には何が待つ。……なにも。ただ綺麗に消えていった。また空を見た。鳥も今は空を見上げている。

 鳥は、どこにいる。

 生命に取り巻かれていながらの孤独。草原が静かなのは互いを草が阻むから。草すらも生命なのに。みな揃って無口。

 鳥が鳴く。鋭く鳴く。鳥はどこにいる。夢を忘れて、草原の寂しげな歌に耳を傾ける。

 いつまでもそうして生活していくのだろう。漠然とした安心感を感じた事があるだろうか。それは近く絶えるものの予感である。雲は忙しく動き続けている。雲を感じて、身体を押し流す風に気付いたなら、もう出来事の準備は整っている。事が起こるのを待つばかり。鳥が飛び立った。小さな影。ここには幾つの生物が潜んでいるのか。数えることはやめてしまった。帰ろうか。

「兄さん」

 少女は一人だったが、言葉を発した。自らに手を伸ばすように。風はまだ冷たい。吐く息が温かい。手に息を吹き掛けて温めた。言葉を握り固めているように見えた。特別な言葉を。一言、草原に転がして、少女は遠ざかっていった。


 幼年時代は視界に映らぬ生物と過ごしたから、無口だった。みな一つであり、互いは交わらないものであり、言葉をそれほど必要としなかった。


 繁った木々が続く。森の深くに彼女の住まいがあった。木に寄り添うように、いや隠れるように、お隣さんが点々と続く。起伏の所々、重なる木の陰に家が建つから日当たりは極めて優しい。洗濯物は風が乾かしてくれる。何世代かかけて整えられた場所。集落と呼んでも良い規模だろう。森は彼らがひっそりと暮らすには不自由は無かった。

 薄い光の中で見るからか、人々は陰が落ちたように淡い色の肌や髪色をしていた。好む衣服も木漏れ日の色。森に溶けて静かな営み。

「兄さん、ご機嫌いかが?」

「こんにちは、シェミネ」

 溶けてしまいそうな朝の終わり。その人も同様に陽を受けた色をしていたが、銀色に灯るようだったので浮いていた。光の粒を溢して街灯みたいな異邦人、少女は彼を好いていた。

「朝のお仕事を終わらせたの。お昼まで私は暇です」

「そうか。俺は今日薬草を探しに行くんだけれど、シェミネ嬢は午後からまた仕事があるのだね。猫の手を借りたいと思っているんだが。お父様も気をつけて行ってくるようにと」

「行くわ!」

 彼もまた小さなお嬢さんを好いていた。血は繋がっていないから近所のお兄さん。成長を見守ってきたから兄妹ほどに親しい。彼はよく面倒を見た。森を使う心得、生活に必要なもの、遊びを通して生き方が自然に備わる。

「着替えて来るので、待っていてくれますか」

 幼いながら人。人を保ちつつ森の一部になっていく。草原の静かな営みに馴染んでいく。透るような。その子供と過ごしてからの時間、自分が木々の隙間に隠れ消えていく錯覚を育てていった。それは俺なのだろうか。イメージの鏡面ごしにあちらに手を触れる。答えは無い。

 彼は木を育てている。止まり木を。


2.一日

「大きくおなり」

 もうじきよ。シェミネは答える。ここには土と雨がある。日光は少ないけれど、丈を伸ばせば少し手に入る。ゆっくりと雨を蓄えながら成長していく。

 森を歩いても果てを知らなかった。高台から見れば深緑の縁は分かるのに。その向こうの川が時折灰色の空気を押し退け強く輝くのに。焦がれても輝きに押し返されて森に向き直る。興味を持たないのではない。ここにいるものと定めてしまっている。そう、未だ子供なのだから。明日もまた暮れるまでの時間を過ごす。

 夕暮れ。太陽は森の箒木が黒で塗り潰した。陽は掻き消えるものかと思っているのに言葉の上では沈むのだという。ここに住み着く前の人は、沈む陽を見ていたのか。ルーツを想像するに至らず眠りにつく。


 火の手を見た。沈む陽を想像した。これが沈むという言葉ならば、なんと恐ろしい。夜とは終わりのこと。

 ある日ことだった。陽光が一足先に途切れた時間のこと。太陽がどこかの地平線に沈みきったときに、集落の方々から火が上がった。家々や木に落ちた太陽の光は、始め嫌なくらいに静かに空に煙を昇らせた。質量のわりに静かに逃げ道を塞いでいった。少女の故郷の喪失はそのようにして始まった。ほんの一夜の出来事である。


3.夕暮れ

 訪問者が多い年だった。平地から離れ森の迷彩を纏うも人の痕跡は完全には消せなくて、あるいは誘われるように迷い込んで家々を見付ける者もいる。ここは人と獣の領域のちょうど境目にある。住人は半ば人、半ば森。だから客は拒まない。時には物品のやり取りなどもあった。鳥や獣には難の無い道程でも人には厳しかったから、人のお客というのは稀だった。それが続くとなれば警戒しないでもなかったが。


 火の回りが早かったのは、様子を見に家を出た者から訪問者の手に掛かっていったため。火は赤々と燃え始め、夕暮れはいっこうに去る気配を見せない。小さな集落だ。事はあっという間に済むだろう。襲撃者達は淡々と任務を片付けていった。獣をいぶりだす手際の良さ。感嘆に値する。慣れた手つき。統率の取れた動き。同胞を同胞と思わぬ冷酷さ。仲間が一人また一人と消えていくのは、散らばった家々を個別に当たっているからだろう。襲撃者らは疑問も持たずに仕事を続けた。簡単な仕事だと警戒を怠る者を屠るのは楽だ。幾らでも隙がある。木を焼く煙の匂いに気付いた銀髪の青年が動き出していた。獣のごとく闇から刃を伸ばす。相手はごく軽装の兵士で、闇に紛れる衣装には小国の紋を刻み、彼らの王の命で戦っている。おまえたちか。青年が力を込める。王都の指揮者は止まるところを知らない。街の人は業にまみれている。理不尽に戦う理由は街に生まれたというだけで十分だものな。悪態をつくが、向かう先で待つはずの小さな妹の顔が過ぎったのですぐさま撤回した。彼女とて街の人で、自分が恨むものは街の人ではなく、大切なものを奪い侵す行動だ。向かって来る者に時間をかけてはいられない。少女の元へと走る。


 次第に争う音が広がる。一瞬の閃光、小さな刃の閃き、どこから汲み出したか大量の水が降り出し、風は火を広げまいと渦を巻き、戦いの場に壮絶な生命の炎を、少女は見た。

 父と母が自分を守って逝った。確かに生き物はみな死ぬものだ。もっと果てしなく先のことだと思っていた。このようにして死は訪れるのか。外気が熱かった。風が内に吹いているからで、頬は上気している。炎が少女の陰を切り抜き劇的に美しく見せていた。彼女は立ち上がろうとしている。戦う術は知らずとも、森の歩き方は知っている。もっと深くへ逃げ込むべきだ。森の深く、獣の領域まで。

 胸元に刃を感じる。見下ろす兵士。無慈悲な同胞は今まさにその手に力を込めるだろう。追い詰められて終わりは見えたが、少女は立ち上がろうとしている。死が迫ったこの時でも、当たり前のように。つ、と刃が沈んだ。それから儚げに刃が落ちた。男の手をすり抜けて、目の前に落ちたわりに、音は軽かった。目前の敵が血を吐いた。腹から刃が突き出てくる。男と少女は同じタイミングで背後を見る。誰かいる。

「お前、何を……」

 大きく背中を斬られてから腹も抉られた男は、喋らなくなる。崩れ落ちる。目前に立っていた男と比べると小柄な姿が現れる。同じ鎧を纏っているから兵の一人だ。同志討ちらしい。

 妨げるものが無くなり、少女は立ち上った。震える脚が情けない。目線が揃い、二人は見つめあった。シェミネより頭一つ分高い。年頃は少年。彼は彼女を助けた。無意識に体が動いて、結果的に助ける形になったので、少年は自らの行動に驚き何も言えない。仲間を斬り殺してしまったがそちらは何とでも言える。意識を纏める間、じっと少女をみつめていた。戦の火を統べる天使のように気高く見えた。損なってはいけないと答えが出る。

「きみを助ける」

「うしろ、あぶないわ」

 反逆を見てしまった兵士が駆けこんできたが、躊躇いもしない少年の手にかかる。

「仲間は幾らか失った。誤算は城では計りきれない。構わない」

「あなたは、どうなるか」

「構わないんだ」

 血に染まった子供たちが交わした言葉は僅か。酷薄の現場では語る言葉も汚れよう。

「飛んでいけるのだろう、天使のように。――行って」

 少年の前では足がすくんだ。彼の隠れた瞳の色を忘れることは無いだろう。戦場で生き生きとしていた。高台から臨む景色に似ていた。眩しい。外も陽も。今は森の奥、深くへと逃げよう。

「そうだ、今は逃げよう」

「兄さん。無事なの」

「シェミネ、強い。よく逃げた。小僧、ありがとう。お前は……しかし見逃せない」

 返り血も浴びぬまま道を片付けてきた青年は、姿を見せるなりもう一凪ぎ風を起こした。命令を受けた兵士よりも冷酷に、怒りをたぎらせて。それは一刀の元に小さな騎士を殺そうと放たれたが、少年のための天使が風をほんの少し反らした。

 傷は深い。生きるか死ぬかは定かではない。構わない。横たわる少年は血に浸り目を閉じる。


 集落は二度目の夕暮れを迎えた。まんべんなく火を放たれ、家々は焼け落ちた。木々とともに灰になる。住人の姿も確認出来ず、後に残すものもなく、血の繋がらない兄と妹は発っていった。


4.青く霞み灰に埋もれる景色

 しばらくは灰を踏みしめ歩いた。森も少し焼かれた。火は消せるが、木々の命までは戻らない。空も涙を忘れて灰を降らせている。森の色濃い青さが重く、口も開かずに歩いた。口を開かぬから考えは堂々巡り。夜を跨いでも理解が及ばぬ、見知らぬひとのこころ。きっとそれはどこかで向き合わなくてはならない。疑念と仮定で構築された空虚の中では生きられない。でも、今は逃げよう。

「森が、怖いわ」

 対価は暗い森への恐怖心。高い通行料。一歩ごとに決断を迫られる。森か人か。森が問う。木々が手を伸ばす。伸ばされた枝は蜘蛛の巣で、隠れ家を持たないさ迷う心を絡め取らんとする。二人の足音は不規則に重なる。三人目の足音が聞こえないか?

「恐れを感じることに間違いはないよ。昨日来た場所でもまるで匂いが変わってしまったね。ここはまだシェミネの庭の範囲だ。しかし失われてしまったということは、所有者が変わるということ。我々は去るけれど、またここに住む命がやって来るよ」

 語りかけてくれる兄の背中を見て歩く。歩みを止めて、振り返ることが出来たなら。そう考えたが、振り返った先は想像出来なかった。まだ燃えているかもしれない。一歩後ろは闇。左右を見た。取り囲む木。前に背中。想像しよう。その人が今どんな顔をしているか。

「あ、わからない」

 今、先導する背中が世界の全てにすら感じるのに、彼の思うことすら分からない。前も後ろも分からない。非力なのだと知る。足は浮くように体を運ぶ。まるで現実感がない。この足は存在を運んでいるはずなのに。進まなくては。決めなくては、木か人か。道無き道、歩き続けろ。

「煙で目が痛いな。顔でも洗いたいね。川を探そうか。近くにあるはずだから」

「そうしましょう」

「休もう、シェミネ。必要であれば、話そう」

 シェミネはしばらくののち返事する。

「私たちはどこへ向かっているの」

「ひとは時々鳥になるんだ。ほら、足がふわふわするだろう」

「あ、風」

「そら、高い空にも頭上にも鳥が」

 山の気流を捕まえて回る姿が、木の葉の隙間から見えた。大きな翼。木の葉かと思っていたものが不意に舞い上がった。甲高い鳴き声を思い思いに上げ、羽ばたきは空気を波打たせ、突然のことに目を瞑った間に、一本の木がすっかり枯れ木になっていた。黒い群れが一度旋回してから空に同化していき見えなくなった。

「今、誰にも見えない空を見ていたわ」

 喪失。鳥も消えていったこの空に、シェミネは少しの間、涙を流した。


5.再び、一日

 お伽噺だ。そう思った。少し広くなった空。こじんまりとした家。二人を受け入れた村、ここは温かさの中で時が止まっている、そう感じさせているのはしあわせを拒む心などではない。充分以上に満たされているのだ。何か忘れてはいないか? 引っ掛かりが生活を童話的にしている。

 夢を見ている。それは幸せなものだったろうか。そうか、これは夢なのだ。いいや、遠巻きに空から見るこの視点は、自分の夢ではなく誰かの夢。

 ぱんと洗濯物を張る。皺を伸ばす。もう一枚、ぱん。これで今日のお洗濯はおしまい。お昼までは暇。午後は薬草を探しに――。

「兄さん」

「起きて。お昼を用意したよ」

 誰の夢なんだ! 昼と夜を与え繰り返し、優しく揺り起こしては子守唄を歌わせる。

「兄さん、夢なの?」

「夢かい? 昨晩遅くまで読んでいた本の話? 予習しておくよ」

 そう、本を……こっそり夜更かししていたつもりで気付かれていたか。確かに毎晩のように明かりを灯していて油が減る。それでも朝は起きて、顔を洗い、洗濯をして……。

「今はお昼過ぎで、午後もやる事はあって、つまり、しまった! うたたねというやつね」

 兄は場所が変わっても相変わらず面倒見が良かった。村に住み着いてからも、泉から汲んだような知識をシェミネに分け続け、村の者も彼を頼った。なにしろその知識は有効、確実。森には近いが人の生活圏だから、知られていない森の知恵が多い様子。容姿も相まって珍しい異邦人。流れ着いた兄妹。

 村の離れに作られた家は森の指先と呼ばれるようになる。森の指先に住む二人はその場所にしっくり馴染んだ。時折動物が挨拶をしにきた。薬草を擦る音やハーブを蒸したり煎る音に、寄ってくるのだという。煙突がまあるく煙を吐く、いつも木の影に入って涼しげな小屋。

 お伽噺だ。そんな兄妹がいたのだという。ある日ふと、異邦人の姿を見ることは出来なくなった。


 選んだのだろうか?

 自分は選んだのだろうか、森か人か。はて、誰に問われたのだったか。何を選ぶというのか。森か人か。その選択はいつするべきものだったか。とっくに処理された問題だったか。不明である。まるで夢だ。繰り返し問われているのだ。一体何に。

 夢とは自分が見るものだ。深層の意識が作り出す実験空間。自我や超自我、さらにその奥に住まう物体が、夢を見ている。あなたは幸せなのか。その空間はどう名付けられるべき場所なのか。


 兄さん。ある日ふと、彼は姿を消した。まるで始めからそこにはいなかったかのように。異邦人である彼。鳥は濁すことなく飛翔、森の動物は林間に姿を眩まして、それっきり見ることは叶わない。風景に溶けて見分けがつかない。隠れた動物を再び見分けられるかどうかは彼らの意思次第。それでも探さなくてはならない。選んだのだろう。それでは私は? 森か人か。誰が問うのだ。空に隠れた鳥を追う。向こうが姿を見せるまで。夢を見ているようなのだ。足がふわふわするだろう。ひとは時々鳥になるんだ。


 これはシェミネの記憶である。


余話.夜と朝

 銀の髪色を探せ。奴は城下に潜み、迷い込んだ城の者を食い殺す。

 堀の鯉が不気味だ。王城はにわかに騒然としていた。王都の闇に潜む動物の獰猛さに皆の足が震え始めた頃、ぽいと兵が一人投げ込まれた。ぽつぽつと城下を歩く。堀を泳ぐ鴨。簡単に水の中に引き摺り込めたはずだが、うっかり声をかけてしまう。おいおい、懐かしいな。そんな言葉は殺気の後ろに引っ込めて、精一杯の愛想を、獲物に。

「あの日食い損ねた王都の兵士。未だ退かぬか」

「俺はどうも鯉の餌にされた様子。千切られて口を開く鯉に向けて投げられた。あなたに王都で会うとは思いませんでした」

「今の今まですっかり忘れていたというのに。放られて再びまみえるとは運が無い」

「餌に慈悲はいらない。感情はいらない」

「あの日、何故……いいや、聞く必要は無いか」

「俺は堀の鯉、住みついたフクロウを排除せよと命じられました。投げられた餌が獲物の首を引っ掛けずに帰るなら、釣り糸の先の主は残念な顔をするでしょう。どうぞあの日のように無慈悲に刃を抜いて下さい」

 兵士が先に剣を構える。夜の光が剣を光らせた。ここに来てからはいつ起きても夜だ。ああ、なんだかクラクラするぞ。池の鯉だって、泥の底に眠っていたい時はある。

「食べにおいで。少年」

 手をさっと振るうと、兵士の髪がチリリと舞った。相手が動きを止めた間に、鯉はのたのたと背を向け路地に滑り込む。街の奥に誘い込まれては、城に戻る術を失う。釣糸を手繰り寄せて貰わなければ帰れない。だが帰りを望まない者がいるのだから、帰る必要はもう無いか。両者街の陰に入る。

 あっさりと見失う。追ったはず。背中をトンと突かれた。例の如く刺されたかと思ったが、熱いのはその人の指先だった。

「爪が刺さってます」

「あの子を置いて来てしまった。今更ながら心配だなあ。一人で暮らしていけるように教えてきたけれど、よくよく考えると彼女、俺を探してしまうんじゃないか。浅はかだったかなあ」

 早口で呟かれてから背中を蹴られて、兵士は顔から石畳に突っ込んでいった。眼前を長い虫が通る。参った。この人ときたら雑念入り乱れ考えることは無茶苦茶だ。一瞬先に殺されても不思議は無い。何をやらかすか予測出来ない。

 ほら踏みつけられた。

「鳥は早く街を出て、母木にお帰り」

 言葉を結んだかと思えば体重は急に軽くなり、足音も羽音も無いままその人は居なくなっていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る