第16話

戦いが始まってすぐに、バーサーク前と同じ様に

アーリエが魔法を放ち、マリクが後ろに回り、

攻撃を仕掛けた、しかし攻撃しようとしたマリクに対し

尻尾で攻撃し、吹き飛ばした

バーサークにより強化されている為、

マリクは大きなダメージを負ってしまった、、

「マリク!!」アーリエが叫ぶ、

マリクは傷ついてはいたが、立ち上がって再び戦闘に参加した、

「結構傷ついたみたいね、、私も本気出すわ

魔を取り込みし者、[氷魔人化]」

そういと、アーリエの体がにず色に変化し、

氷が生えていた

「んじゃ、俺も本気を出すか、

ロウキ、マクヤ、グラ、バーク召喚」

「攻撃」

そう言うと、二人と4体は蛇の魔物へと攻撃していった

連携は上手くいき、アーリエ、バークが魔法で遠距離攻撃をし、

マリク、マクヤ、ロウキが近距離攻撃を受け、

グラが攻撃を防いだり、支援に回っていた

それでも蛇の魔物を殺すまでに至らなかった

だが、複数体で一気に仕掛けている為

徐々に戦闘の優位にたつことができた

しかし、相手も粘り決着が付いていない

そんな中アーリエが

「マリク!、私があなたを強化するから一撃で仕留めて!!」

マリクは一瞬驚いた表情を見せたが、

「わかった、、」と言った

「我が力を付与する[魔人化付与]!」

そう、アーリエが言うと

アーリエの手から紫の光が出て氷魔人化が解けた

その光が、マリクのところまで行くと体を包んでさらに発光した

光が鎮まると、そこには体が黒紫色で少し結晶が生えたマリクの姿があった


「な、、なんだこれ、、」

そういう風にマリクは驚いて足を止めていたが

蛇の攻撃に気付き、即座に回避した

いつものマリクなら避ける事は出来なかっただろう

だが、魔人化したマリクはそれを容易く避け

更に距離を詰め、渾身のアッパーを食らわせた

蛇は大ダメージを受けたものの、倒れなかった

アーリエは気絶し、マリクももう動けない

従魔たちでダメージをくらわせてはいるが、

まだ、倒せない、、、

死を覚悟していた、、

だが、蛇は活動を止めはいとなって消えてしまった

もともと死んだものの僅かに残った生命力と憎悪で

動いていたものだ、強制的に生命力と引き換えに

体を狂暴化させている為

維持するだけで、がんがん生命力を削った為、

活動を停止して、灰となって消えてしまった

マリクは何が起きたか理解出来ていなかったが

死んでいないと分かってホッとして気を失ってしまった

俺はしょうがなく、

界ノ皇神で魔物が来れない様に結界を張った


はぁ、迷惑はかけないで欲しいもんだ、、



俺は全員に回復系の薬をかけ、目がさめるのを待った


1、2時間ほど経つと全員起き上がってきた

その後結界を解き、公都へ帰った


ギルドへ行き、クエストの報告をした後、

ギルマスに森のことを話すためにギルマス部屋へ行った



「さて、その君達が戦闘をした魔物とやらだが、、

証明できる様なものはないか、」

「はい、これです」

そういうと、マリクは蛇の魔物が灰になった時

最初に男が刺していた結晶と

中に入っていた赤色の液体の様なものが少量あった為、

瓶に入れた物をを渡し、

森であったことを話した

すると、ギルマスは驚いた後、

「分かった、君達のいうことを信じよう」と言った


「この結晶は、危険な魔法物などを中に

保存したり封じたりするための封黒晶というものだ

だが、この赤い液体は何かわからない、、

君達のに話から考えるに、

死んだ魔物を狂暴化させて復活させるものの様だが、

デメリットとして、すぐに灰になって死んでしまうというところか、、」

「まあ、どちらにせよ報告ありがとう

君らは世界種の魔物を倒し、

更に狂暴化したものまで街の被害を出さない様にした

その為、SSランクに上げよう」

こうして、二人がSSランクに上がり、

その後パーティを組んだことで、SSランクのパーティが誕生した



その夜、、


俺は気配などを完全に消し、観察していた

何をかっていうとマリクとアーリエだ

20:00頃ににも関わらずだ、

まあ、告白するっていう事は分かってるんだけどな

これから、告白しようというのに

こんなふうに見ているのはあまりよろしくない為宿に帰って寝た



ーー翌日

朝起きると、マリクがアーリエと付き合う事になったと報告してきた

一応、驚いた様なふりをしたが分かっていた事だ


その日から俺の地獄が始まった、、、

いつもこいつらはクエストへ一緒に行く為

イチャつ居ている様をまじかで見るのだ

人前ではしないが、クエストなどの時にもう本っっっ当に

でも、それだけ幸せならいいか、、

そんな日々を公都で送っていたある日、

大きな事件が起きた、、

それは俺が見つけた魔物暴走が起きたからだ、、

と言ってもいるのは一番上で世界種ぐらいだ

しかし、俺が気にしたのはそこではない

その暴走が、この前の邪教団によって起こされている事、

また、邪教団があの赤い液体入りの封黒昌(仮称 狂黒昌)の反応があった為、

この前と同じ様な事が起こる可能性がある為だ


マリク、アーリエのパーティーにも出動要請が出た、、

さて、どうなるかね、、


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