いいお話ですね!
春子が何故黒板に向かったのかが描かれており、唸りました。海外行きによって断るけれども、それは一時的、何故ならば…
という所もとても良かったと思います。
ハルコとハコネもいいですね!
特に大きく気になる点はありませんでした。
しかし企画ゆえに、重箱の隅をつついてみたいと思います。
「走ってる夏男が好き、負担になりたくない」
という想いで、海外行きを理由に断る春子。
この想いに、読者をどう感情移入させるかという点です。
そもそも、負担にさせたくないから身を引く、というのは、相当な想いがないと出来ないのではないでしょうか。
加えて、相手に対して信用、信頼が必要です。
春子の脳裏には、夏男のタスキをなびかせながら走るその凛々しい姿が、美しく焼き付いているのかも知れません。
しかし本編にはそれが強烈なエピソードとしては登場しません。
春子がいつも思い出す、胸が焦がれてしまうような、眩しいその1ページが読みたい。
エピソードを語る以外にも、文体の整理によってそれを浮き彫りにする手段もあるかもしれません。
本作はその可能性を追求するに足る作品だと思いました。
最後に、本企画にご参加頂きまして、ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
一人で書いていると、おかしいところや足りないところに、なかなか気付くことができないので、忌憚なきご意見を頂戴できる貴重な場を与えていただき、大変感謝しております。
また、同じプロットから生まれた様々なお話を読み比べることで、構成や表現方法など、いろいろ学べましたし、何より皆様の作品やコメントを読むのが、とても面白かったです。
素敵な企画をありがとうございました。
>でもまたすぐに立ち直って、「そんな話、初めて聞いたぞ」と、持ち前の粘り強さを発揮してくる。
>「うぉーっ!」っと突然雄叫びを上げた。
いいですね、夏男。粘り強い。そして熱い!
そしてこの春子ちゃんは、とても健気ですね。同じ春子視点ですが、私のやや計算高い春子とは対照的な可愛らしさがあるように思いました。
ブラジルに行く、というのは旅行で、というのも、何かこう、高校生らしい、かわいい嘘に思えます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
夏男は、夏っていう漢字のイメージから熱い男になったんですが、春子も、ちょっと古風なその名の響きから、ああいう感じのキャラになったのかもしれません。
可愛らしさがあるとおっしゃっていただき、とても嬉しいです。
★も、ありがとうございました。
読ませていただきました~。
恋する男子の夢を応援する為に、恋する乙女が身を引こうとするけれど、やっぱり身を引ききれない。
カワイイ!ヤッター!
そんな気分になりました。
黒板を写メで取っちゃう上に叫ぶ夏男君も、それを実はこっそり聞いている春子ちゃんも、いいですねぇ。良いシーンです。
特に指摘する様な所はないのですが。
もし強いて言うのなら、身を引こうとする理由の部分をもうちょっと強調してもいいかなぁと思いました。
昔、ブラジル人の友人がいまして。ブラジルってめっちゃ物騒って聞いたんですが。今はどうなんですかね。
気を付けて行ってきてね春子ちゃん。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご意見参考にしたいです。
ブラジルは、時差が大きくてインパクトもあるから選んだんですが、治安が悪そうだけど大丈夫かなっていうのも、一応考えていました。
こないだのオリンピックのとき、テレビでいろいろいってた気がするので。
ご心配ありがとうございます(笑)。
★も、ありがとうございました。
編集済
企画からきました。
凄く素敵な二人ですね。
冗談だったという話にしていた人って、いましたかね?
春子の純粋な気持ちが伝わってきました。
春子目線の展開なのに、黒板のシーンは無理なくキレイにまとまっていると思います。
>この “ハコネ” は温泉地じゃなく~
この台詞はいらないのでは? と思ったら、ハコネとハルコのシーンの伏線だったんですね?
ブラジル行は、なんじゃないかな? と、最初のセリフで気づきますよね? 読み手に気づくように書いていますよね?
テレビでのくだりとか。
夏男、気づけよ!(笑
作者からの返信
いろいろ深く読み込んでコメントしていただき、ありがとうございます。
うちの夏男は相当鈍いので、細かいことにはあまり気が回らないんじゃないかと思います(笑)。
レビューまで頂戴し、誠にありがとうございました。
夏男の熱さがいいですね。
私、なぜ春子が嘘をついてまで彼を振ったのか、疑問に思ったのですが、
>夏男が箱根駅伝を目指すという設定をもってくることで、好きだから身を引くって形にしたところが切ない
とのコメントを読んで分かりました。
どうも自分の中に健気なしおらしさがなかったもので……、春子さん、そうだったんですね。
>走ってる彼が好きだから、彼の負担にはなりたくない。
色恋にうつつを抜かす暇があるなら、もっと練習に集中して、必ず夢を叶えて欲しい。
この部分、ちゃんとあるのに読み落としていたようです……
全体が爽やかで、二人の未来も想像できる終わり方が素敵です。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
爽やかさを感じていただけて、嬉しく思います。
春子の想いも、伝わって良かったです(笑)。
少し描写が足りないかな、ちょっとわかりにくいかなと、自分でも考えていたところなので、これから他の方の作品も参考に、いろいろ研鑽していきたいです。
★も、ありがとうございました。
ぎゃあああ、なんですか、これ! いいです、いいです。切なくて、きゅんきゅんで、ほっこり。このさくさく感も一視さんらしいなあと。
このプロット、春子目線にすると女の子のいやらしさが出ちゃって微妙だなーと思ってたのです。私が勝手に思い込んでたガラスの天井を一視さんがぶち破ってくれたようです(笑)
夏男が箱根駅伝を目指すという設定をもってくることで、好きだから身を引くって形にしたところが切ないです。でもでも「箱根走れたら付き合ってあげる」って、きゃー(≧◇≦)
これも夏男の熱い思いがあればこそ。そして「どうせ彼には届かないけど」って思ったからこそ出ちゃった春子の本音を直後に夏男がしっかり目にする展開が憎いですッ。んもう、ステキ!
春子が目にした飛行機の描写も、明るい未来を思わせてくれて大満足の読了感です。(この飛行機に春子が載ってるような描写に……の課題は、きっと夏男が見てこう思ってるだろうってことで良いですよねー、ねー、ゆあんさん)
ダントツに好感度の高い春子と夏男に爽やかな青春、ごちそうさまでした!
作者からの返信
お粗末さまでした。
たくさんの嬉しいお言葉、ありがとうございます。
春子目線が少なそうだったのでチャレンジしたのですが、女子力のなさが、うまく作用したのかもしれません(笑)。
素敵なレビューも、ありがとうございました。
なるほど、そう来ましたか!
という印象を受けました。ブラジルは旅行なんですね。笑
今回のプロットを読むと、実は春子は夏男を意識してるのはしてるけど、好きだとは明言してないんですよね。
それを上手く表現してるな、と思いました。
普段はまったくときめかないけど、走る姿はカッコいい。ずっと走ってれば、チャンスがあるかもしれませんね。
全体的にスリムにまとまっていて、ブラジルのくだりとかもはっとなりますし、書き慣れてる印象を受けます。
惜しむらくは、他の方もおっしゃっていましたが、スリムすぎるところですかね。
なぜ春子はウソをついたのか、その辺りの描写とかをすればもっと良い作品になるのでは、とも思います。
ともあれ、瑞々しい感性のステキな小説に出会えて嬉しいです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
プロットに海外へ行くとだけあったので、旅行もアリかと勝手に解釈いたしました。
仰るとおり、描写をもう少し加えた方が、キャラへの共感も得やすくなりそうですね。
今後の作品作りの参考にしたいです。
丁寧なご意見と、評価をありがとうございました。
もう時期ですね、ハコネ……(今年もドラマを期待したい)
はじめまして、企画より参りました。
拝読させて頂いた感想は、シンプルに纏められていて読みやすかったと思います。
題材に部活を取り入れたおかげでイメージもしやすく、行間を空けていたの所に読み手への配慮を感じました。(ここは好き嫌い別れるところなんですけども)
惜しいな、勿体ないなと思う所は、もう少しお肉が欲しいなと思いました。会話が連続している所の間などに何か描写が挟めれば、もっと良くなるんじゃないかなと思いました。
以上、自分の事は砲丸と一緒に投げ飛ばした上で(結果記録なし)コメントをさせて頂きました!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
駅伝好きなので、こんな味付けになりました。
なるほど、お肉。
確かにお肉たっぷりの方が、美味しいですよね。
ついあっさりさせてしまいがちなので、もっといろんな旨味が出せるよう精進していきたいと思います。
って、なんか料理のコメントみたいになりましたが、お読みいただいた上、貴重なアドバイスをありがとうございました。
こんにちは。
いまさらなのですが、読ませていただきました。
主人公の気持ち、駆け引き、顛末がうまく構成されていますね。
軽妙な語り口も相まって、スルスルと読めて引き込まれ、心地よいエンディングを味わいました。
これからどうなるか、まだまだ結末を迎えていない感じが、いいなあと思いました。
すてきな作品をありがとうございました😊
作者からの返信
コメントありがとうございます。
今回は元のプロットが良かったのだと思いますが、そのようにおっしゃっていただけて、とても嬉しいです。
★も、ありがとうございました。