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2024年12月15日 20:04
コメント失礼します。久しぶりにまとまった時間が取れたので、最新話までを一気読みさせていただきました。前回コメントを残したときの所感と同様、まだ物語の全容を掴むまでには至らないものの、その海を歩くヒントを得た感覚はあります。『イデアの海の物語』の方も予習してきたことですし。あちらでは私の講評にも触れていただいており、大変恐縮しております。さて、作品に関しては今回も考察が捗りました。ここまで読み進めてきた限り「記憶/記録の集積」、「者/物のつながり」の二点がイデアの海を形作るカギになると思いました。たとえばアルシャとWITHGRAV、ジュースケと射出計測装置や橋(これはフライヤーとパイロットの入れ子構造?)など。それぞれの層には生みの親と記憶が存在しており、高次の存在としてサナトルアハはイデアの海を観測し、ハルカたちのような存在が現れることを密かに期待している感じでしょうか。あるいは舞台そのものが、ハルカを再生させるための装置となっている。ナツはハルカの写し鏡。そう仮定した場合、すべての世界線は一続きになっているといえるのか。「意志を持った重力が、時間と空間を包括する」のは、WITHGRAVのいる層に限った話なのか。空間の時間帯が層ごとに定まっている(一日の空模様を体現している)のは、どういった意味があるのか。なんだかパソコンで入力していくと、考察よりも謎の方が膨れあがってしまいましたね。やはり難しい……。返信コメントで伺ったように本作は未完なので、この考察の内容が一割でもkinomi様の構築された世界観をなぞっていれば喜べるレベルですね。今のところはファンの勝手な考察止まりです。それが独り歩きしないよう、この辺りで一旦留めておきます。次回の更新を心待ちにしています。急かす意図はありませんので、じっくりと話を練っていただければ幸いです。待つのも楽しみのうちですので。それでは。最後に一点、誤字報告をしておきます。06₋side₋S→K₋序曲より:おかけで(まだ見ぬ)外を見ながら城内における大体の位置を手掛かりにできないでいた。→おかげで。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。楽しみを損なわないため、今の段階では読み解いていただいた内容に合っているとも間違っているとも(それこそ掠っているとも)言えないのが歯がゆいです。ただ最新話まで歩いていただけたということは、イモ様の確かな解釈があったのだと思います。『仮想箱』と比べることはしないようにしたいのですが、この物語世界はいかがでしたでしょうか。「純度」と私が自ら言ってのけたものが生み出せていて、そこに僅かでも引っ掛かるものがあれば何よりです。……と言いつつ、温かいお言葉をいただけたことが大変有難いです。この作品は特に、「二人の物語などどうでもいい」とあしらわれるかもしれないものであり、故に評価のためではなく書いて、たとえ誰にも読まれなくとも書き切ることを目指しています。しかし私はそのように強くはなれず、続きを待つと言っていただける読み手様がいるというのはあらためて、何物にも代えがたいと感じています。いつになるのか、きっちり納得のいく節目が来るのか保証はできませんが、もう少し書き続けます。※前回のコメントで「年内に二章を~」と書いてしまいましたが正しくは“年度内”でした誤字のご指摘もありがとうございます。修正しました。失礼いたしました。
コメント失礼します。
久しぶりにまとまった時間が取れたので、最新話までを一気読みさせていただきました。前回コメントを残したときの所感と同様、まだ物語の全容を掴むまでには至らないものの、その海を歩くヒントを得た感覚はあります。『イデアの海の物語』の方も予習してきたことですし。あちらでは私の講評にも触れていただいており、大変恐縮しております。
さて、作品に関しては今回も考察が捗りました。ここまで読み進めてきた限り「記憶/記録の集積」、「者/物のつながり」の二点がイデアの海を形作るカギになると思いました。たとえばアルシャとWITHGRAV、ジュースケと射出計測装置や橋(これはフライヤーとパイロットの入れ子構造?)など。それぞれの層には生みの親と記憶が存在しており、高次の存在としてサナトルアハはイデアの海を観測し、ハルカたちのような存在が現れることを密かに期待している感じでしょうか。
あるいは舞台そのものが、ハルカを再生させるための装置となっている。ナツはハルカの写し鏡。そう仮定した場合、すべての世界線は一続きになっているといえるのか。「意志を持った重力が、時間と空間を包括する」のは、WITHGRAVのいる層に限った話なのか。空間の時間帯が層ごとに定まっている(一日の空模様を体現している)のは、どういった意味があるのか。なんだかパソコンで入力していくと、考察よりも謎の方が膨れあがってしまいましたね。やはり難しい……。
返信コメントで伺ったように本作は未完なので、この考察の内容が一割でもkinomi様の構築された世界観をなぞっていれば喜べるレベルですね。今のところはファンの勝手な考察止まりです。それが独り歩きしないよう、この辺りで一旦留めておきます。次回の更新を心待ちにしています。急かす意図はありませんので、じっくりと話を練っていただければ幸いです。待つのも楽しみのうちですので。それでは。
最後に一点、誤字報告をしておきます。
06₋side₋S→K₋序曲より:おかけで(まだ見ぬ)外を見ながら城内における大体の位置を手掛かりにできないでいた。→おかげで。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
楽しみを損なわないため、今の段階では読み解いていただいた内容に合っているとも間違っているとも(それこそ掠っているとも)言えないのが歯がゆいです。ただ最新話まで歩いていただけたということは、イモ様の確かな解釈があったのだと思います。
『仮想箱』と比べることはしないようにしたいのですが、この物語世界はいかがでしたでしょうか。「純度」と私が自ら言ってのけたものが生み出せていて、そこに僅かでも引っ掛かるものがあれば何よりです。……と言いつつ、温かいお言葉をいただけたことが大変有難いです。この作品は特に、「二人の物語などどうでもいい」とあしらわれるかもしれないものであり、故に評価のためではなく書いて、たとえ誰にも読まれなくとも書き切ることを目指しています。しかし私はそのように強くはなれず、続きを待つと言っていただける読み手様がいるというのはあらためて、何物にも代えがたいと感じています。
いつになるのか、きっちり納得のいく節目が来るのか保証はできませんが、もう少し書き続けます。
※前回のコメントで「年内に二章を~」と書いてしまいましたが正しくは“年度内”でした
誤字のご指摘もありがとうございます。修正しました。失礼いたしました。