リウィス達の正体

「よし、学園に行くか」

リウィスはいつも通り学園に登校すると。

「おい、あいつだよ、レイク様とクライス様とユルズ様にケンカ売ったのは」

「あいつ、負けたな」

「えっ、レイク様の部下になるのあの子」

リウィスが剣聖ということを知らない生徒達は、もうリウィスが負けると思ってコソコソと話していた。

「リウィス君、おはよう」

ティナが下を向いて言うと。

「おはよう…」

リウィスがティナに言うと。

「・・・」

リウィスとティナは一緒に歩いていたが、何故かティナがいつもと違かった。

「どうした、ティナ」

リウィスがティナを心配して言うと。

「なんでもないよ、そうだ、今日は決闘だね、頑張れー!」

ティナはギクっとして、明らかにいつもと違うテンションでリウィスに言うと。

「大丈夫か、お前?」

リウィスが、ティナの明らかにいつもと違う口調に突っ込むと。

「大丈夫、大丈夫!」

ティナは顔を赤くして言った。

「熱でも、あんのか?」

リウィスがティナに聞いて、手をティナのおでこにあてようとしたらティナは。

「大丈夫だから、リウィス君!」

ティナが大きな声で顔を真っ赤にして言うと。

「お………おう、そうか」

リウィスはティナの突然の大きな声にびっくりした。

「あっ、ごめんね、じゃあ、私は先行くね」

言ってティナは顔を真っ赤にして走って行ってしまった。

「なんだったんだ?」

リウィスが疑問に思った。


───そして、放課後───


「リウィス!、頑張れよ」

シンリーが言うと。

「まあ、ぼちぼちやるさ」

言って決闘をする訓練場の選手控え室にリウィスが行くと。

「おう、リウィス」

「頑張りましょうか、リウィス」

レクシアとロイドが先に控え室にいた。

「そうですね、まあ、相手は強いみたいですし、ぼちぼち頑張りましょう」

リウィスがレクシアとロイドに言うと。

「よし、行くか!」

ロイドが言うと、リウィス達は決闘する訓練場に行った。

「それでは、これから決闘を開始しまーす!」

「おーー!」

貴族の審判が言うと、貴族の生徒が大盛り上がりを見せた。

「まずは、左コーナーより、我らがレイク・エタリーノと、ユルズ・ワーカーと、クライス・トドグラーでーす!」

と、レイク達が入ってきた。

「諸君、僕の戦いを見に来てくれてありがとう!、皆の為に絶対に勝つよ!」

レイクが言うと。

「おおーーーー!」

貴族達は大きな声で盛り上がっていた。

「そして、反逆者の右コーナー……ん、ちょっとお待ち下さいー!」

審判がメンバー紹介を中断すると。

「どうしたの」

「逃げたんじゃね」

貴族達がリウィスをバカにしていると。

10分後に校内で決闘のアラームが鳴った。

「長らくお待たせしました、り…リウィス選手のメ…メンバーの許可が出たので、しょ……紹介します」

審判が動揺しながら言うと。

「どうした審判!」

「乱れてるぞー、声が!」

観客の貴族が、審判を笑いながら煽ると。

「それでは、しょ……紹介します、右コーナー、閃光と時の剣聖、リウィス・レイルと、真紅の魔導剣士、ロイド・エリュシオンと、蒼星の魔導剣士、レクシア・シンパールでーす!」

審判が選手説明を終えると観客の貴族が。

「えーーーーー!」

大きな声で貴族の全員が驚いた。

「おい、あいつ剣聖かよ」

「しかも、仲間があの真紅の魔導剣士と蒼星の魔導剣士かよ!」

「すげー、本物じゃん!」

観客の貴族がザワザワしていた、それに、レイクが。

「貴様、剣聖だったのか!」

レイクがリウィスに指をさして言うと。

「そうですよ」

リウィスが言うと、それを聞いたクライスは。

「だったら、俺らでお前達を倒す!」

クライスはリウィス達に言うと。

「そうだな、これで勝てば俺達は本当の最強だ!」

ユルズが言うと。

「わ…わかった!」

覚悟を決めたレイクが言うと。

「1人、1人ずつ相手にして行きましょう」

リウィスがレクシアとロイドに言うと。

「そうだな」

「そうですね」

ロイドとレクシアが言うと。

「それでは、レディー、ファイト」

開始の合図を審判が言うと、決闘は始まった。










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