剣聖対貴族

「おらあーーー、不動剣術流・タテミカヅチ」

シリウスが先制攻撃を仕掛けてきた。

「ふぅー」

リウィスはシリウスの剣を受け流した。

「何?、なら、不動剣術流・一刀螺旋いっとうらせん

シリウスが体制を立て直し、再びリウィスに攻撃をした。

「甘いなぁ~」

リウィスは、またシリウスの剣を受け流した。

「お前舐めているのか!、いいだろう、俺を舐めたことを後悔させてやる!」

シリウスが剣を縦に構えた。

「不動剣術流・奥義・天空天翔てんくうてんしょう、これは、避けられないだろう!」

シリウスがリウィスに言うと。

「剣技・覇道剣水はどうけんすい

リウィスがシリウスの奥義をまた、受け流した。

「お前、俺の魔力切れを狙っているのか!」

シリウスがリウィスに聞くと。

「その通りだけど」

リウィスが舐めた態度で言った。

「くそ、不動剣術流・鉄火破幻てっかはげん

リウィスがその剣をまた、受け流した。

「き…きさま、ちゃんとやれ!」

シリウスが怒りの表情をみせて言った。

「おい、あいつすげぇな…」

「あの、不動剣術流を受け流してる…」

周りの観客の貴族が驚いていると。

「だったら、不動剣術流・紫電双刀しでんそうとう

シリウスが魔力でもう1つの剣を作り突っ込んできた。

「これなら、受け流せないだろう!」

シリウスがリウィスに言うと。

「身体強化・神速しんそく

リウィスがシリウスの後ろに、一瞬で移動した。

「なに!、こいつ…」

シリウスがリウィスに手を向けて。

「雷精よ・雷神の・力持ちて・打ち倒せ!」

と、シリウスが魔法の詠唱を始めてリウィスにデンライボルトと言う、魔法士の基本の魔法をリウィスに放った。

「えっ、あんなくそ魔法を詠唱……」

リウィスは低次元の魔法の詠唱に驚いた。

「じゃあ、バーン!」

リウィスも魔法を放った、そして、シリウスの魔法を打ち消した。

「なに!、貴様…、詠唱無しでデンライボルトを打っただと…」

シリウスがリウィスに言うと。

「だったら、いい、これが貴族の本当の魔法だ!」

シリウスが詠唱を始めた。

「黒より高く・雷の王道よ・その我の敵を打ち滅ぼせ・神羅万象しんらばんしょうの如く・雷神光らいじんこう!」

シリウスがリウィスに雷神光らいじんこうという、上級魔法を放った。

「リウィス君!」

ティナが観客席から言うと、その瞬間リウィスが剣を構えているが見えた。

「滅人剣技・黒新こくしん満月斬まんげつざん!」言ってリウィスはシリウスの雷神光らいじんこうを斬った。

「なに…、俺の魔法が………」

シリウスは倒れた 。

「魔力切れか…」

審判にリウィスが。

「勝敗は、決まりましたよね?」

リウィスが審判に聞くと。

「勝者、リウィス・レイル!」

審判が言うと。

「おーーーー!」

1ーAの皆が大きな声で喜んだ。

「くそ、平民のくせに……」

「シリウスめ……」

貴族達の一部は悔しそうにしていた。

「リウィス君!」

リウィスのもとにティナ達がきた。

「どうした?」

リウィスがティナ達に聞くと。

「やったね!」

ティナがリウィスにニコッと笑って言った。

「まあ、手加減したんだがな…」

リウィスが言うと。

「まぁ、剣聖に挑むとなるとこうなるんだな…」

シンリーが、あっけにとられていた。

「よく勝てたわね!」

拍手をして、シャルル学園長が言うと。

「相手が努力不足なのと弱すぎだからです」

リウィスが言うと。

「あの子は結構強い方よ!」

リウィスに、シャルル学園長がシリウスの事を言うと。

「あれが強かったらこれから先、大変な事になりますよ…」

リウィスがシャルル学園長に言うと。

「まあ、そんなことより、魔力切れを狙うなんて、ちゃんと手加減したのね!」

シャルル学園長がリウィスに言うと。

「まあ、しないと自分は軍人ですし、本気でやったら怪我じゃ済まないから手加減しただけです」

リウィスがシャルル学園長に言うと。

「そう、まあ、今日の追求はここまでにしてあげるわ、じゃあね、リウィス君!」

シャルル学園長は行ってしまった。

「これからどうする?」

リウィスがティナ達に聞くと。

「じゃあ、打ち上げだーー!」

シンリーが言うと。

「どこで、やるの?」

ルリがシンリーに聞くと。

「それはもちろん、リウィスの家だー!」

シンリーが言うと。

「おーー」

ティナ達が言うと。

「無理!」

リウィスが即答すると。

「なんで?」

ティナ達は興味深々の顔でリウィスに聞いた。

「無理なもんは、無理だ!」

リウィスがティナ達に言うと。

「ケチ、リウィス!」

シンリーがリウィスに言うと 。

「なぜ!」

リウィスが困った表情でシンリーに言うと。

「だって、友達じゃん、それぐらいいいだろう!」

シンリーが駄々をこねると。

「わかった、今日だけだぞ…」

シンリーの駄々に負けて折れた。

「やったぁーー!」

リウィスの言葉にシンリー達は喜び勝手に時間を決めてリウィスの家に行くことになった。

「はぁー、なんでこんなにめに…」

リウィスは、ため息をついた。


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