リウィスとテオ

「失礼しまーす」

リウィスが学園長室に入ると。

「おぅ、リウィス、元気にしてたか!」

そこには、騎士団長がいた、その後ろに。

「久しいな、リウィス」

そこに、黒ずくめのマントを着て黒い刀を持った男がいた。

「まさか、テオさん!」

リウィスが驚いた。

「やっぱり、想定通りの反応ね!」

学園長が嬉しそうに言った。

「なぜ、騎士団長とテオさんがいるんですか?」

リウィスは、動揺した声で言った。

「いや、この学園に新しい人材を入れようと思ってな!」

騎士団長が言うと。

「また、ですか!、つい最近、カインとシスナを入れて、また、入れるんですか?」

リウィスが、騎士団長に言った。

「まぁ、今度は、アルドを入れようと思ってな!」

騎士団長がそう言うと、それに反応したリウィスが。

「えっ、待ってください、アルドは、18歳ですよね?」

リウィスが、疑問に思った。

「あぁー、そうだ、先輩として入れようと思っている所だ!」

騎士団長が言うと。

「そうですか、でも、ここは軍の施設じゃないんですよ、無闇に軍の人材を入れる所じゃないんですよ!」

リウィスが、心配した表情で、騎士団長に言うと。

「そこは、大丈夫だ」

そこに突然、テオが入ってきた。

「なぜ、ですかテオさん?」

リウィスが、テオに聞くと。

「今日から、5年間、この、ラーゼル王国にガルドがいるから、軍のことは大丈夫だ!」

テオがリウィスに言うと。

「えっ、ガルドって、ガルド・ヴィルノートですか?」

リウィスが、動揺した表情で言った。

「あぁ、そのガルドだ!」

テオがリウィスにそう言うと。

「マジか、なら大丈夫だな」

リウィスが、安心した表情で言った。

「まぁ、話しは、この辺にして、俺達は、これから軍の強化に行くから、まぁ、リウィスも頑張れ!」と、騎士団長が言った。

「頑張れよ…」

まだ、話したかったのか、テオは、ちょっと落ち込んで出ていった。

「行ったな……」

リウィスがそう言うと。

「リウィス君、ガルドさんとテオさんって、まさか!」

学園長が、驚いた表情で言ってきた。

「はい、お察しの通り、剣聖のガルド・ヴィルノートとテオ・ブライナーです」

リウィスが、平然と言うと。

「やっぱり、リウィス君と同じ剣聖の人だったのね…」

学園長が、イスに座って言ってきた。

「これで、話しは、終わりましたか?、そろそろ、戻りたいのですが…」

リウィスが言うと。

「そうね、これで話しは、終わりよ、とにかくアルド君が来るかもってことは、頭に入れといてね」と、学園長がリウィスに言うと

「わかりました」

リウィスが返事をすると。

「じゃあ、もういいわよ」

学園長が、リウィスに言うと、リウィスは学園長室を出た。

「さて、これからどうですかなー」

リウィスは、少し困った表情で言った。

その頃、カイン達は。

「疲れたー、さっさと、昼になんねぇかなー」

カインがそう言うと。

「まだ、2時間しか経ってないんだよなー」

シンリーが言うと。

「そこ、サボらない」

カイル先生が、カインと、シンリーに言った。

「めんどくさいーー」

カインがまた言うと。

「まぁ、もうひと踏ん張りです」

マルスが言った。

「早く終わらないかなー」

カインが言った。

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