実力

「多分、今日の授業は、ソード・フラッシュだな」

シンリーが、突然言った 。

「まぁ、そうですね、もうすでに使える人がいるって学園長も言ってたし!」

マルスが言った。

「えっ、まだ、みんなソード・フラッシュ使えないの?」

カインが、驚いた表情で言ってきた。

「まだ、みんなは使えないよ」

ルリが言った。

「マジか、まだ、教わってないんだ」

カインが頭を抱えながら、少し心配そうにしなから言った。

「どうして」

ティナが聞いた。

「いや、俺達軍人は、7から9歳までには、ソード・フラッシュの応用とかやってるからまだ、教わってないんだと思って」

カインが、そう言うと。

「ん、てっ、ことはリウィス君みたいな魔剣技のあの凄いスピードで魔法を何個も剣に付与したりできるの?」

ティナが、目をキラキラさせながら聞いた。

「いや、いくらS班だからっても、俺達には出来ない、あんなの出来るのなんて化け物だよ」

カインがちょっと落ち込んで言った。

「そうなんだ…」

ティナ達は、ちょっと聞きづらくなった。

「あれって、誰がこの国で使えるの!」

シンリーが興味がとてもある表情で聞いてきた。

「あれって、魔剣技のこと?」

カインが聞いた。

「そう、リウィスが魔人の時使ってたから」

シンリーが言った。

「まぁ、今のところ使えるのは、テオの兄貴かフィアさんかガルドさんかリウィスかレクシア先輩とロイド先輩かな…」

カインがそう言うと

「えっ、そんな凄い人達とリウィス君って同等なの?」

ルリが不思議そうに聞いた。

「まぁ、この国であの剣聖の4人は最後の砦だからなー、あれが全員やられたらこの国は終わりかな…」

カインが深刻そうな顔で言った。

「やっぱり、リウィスってすげぇなぁ」

シンリーが、改めてリウィスの凄さを実感した。

「おっ、訓練場に着いたよ」

シンリーが止まって言った。

「へぇー、以外にでかいな!」

カインが言うと。

「軍の施設の方がもう少し広いかな」

皆が、後ろを振り向くと、そこにリウィスがいた。

「あっ、リウィス君………」

ティナがさっきの話しを聞いて、何を喋ったらいいかわからなくなっていた。

「まぁ、行くぞ」

リウィスが訓練場に入ると。

「行こうぜ!」

カインが皆を元気づけようとした。

「そうだな、行こう!」

シンリーが言うと皆で訓練場に入った。

「おはよう、諸君、元気か!!!」

いつも通り、カイル先生は元気だった。

「うるさいなぁ~、もう少し声を静かにして欲しいなぁ~」

リウィスが心の中で思った。

「まず諸君には、本当の戦いを見せてやろう、それでは、いまから呼ばれた生徒は前にくるように!」

カイル先生が大きな声で言った。

「なんか、嫌な予感がする…」

リウィスが心の中で思った。

その瞬間にカイル先生がリウィスとカインの方を見た。

「リウィス君とカイン君、前に出たまえ」

カイル先生が言うと。

「やっぱりか……」

リウィスが思った嫌な予感は当たったので、思ったことを、小さな声でリウィスが言った。

「リウィスと、何するんですか?」

カインが、カイル先生に聞いた。

「いや、ただのソード・フラッシュを皆に見せて欲しいんだよ!!」

カイル先生が言った。

「わかりました」

カインが言うと、カインが剣に魔力を込めた。

「どうですか?」

カインが言うと。

「すげぇ、本当に剣が光ってる」

周りの、クラスの生徒が驚いていた。

「じゃあ、次、リウィス!」

カイル先生が言うと。

「わかりました」

言うと、リウィスも剣に魔力を込めた。

「すげぇ、さっきより綺麗で明るく光ってる」

周りの、クラスの生徒が言った。

「よし、戻っていいぞ!!」

カイル先生が言うと。

「よし、戻ろう」

と言うとリウィスとカインはスタスタと皆の列に行った。

「見てわかったように、魔力の量が多いやつは、ソード・フラッシュの時とても綺麗な色でかつ、とても明るい、皆もそれぐらいを目指して今日の訓練を望むように、以上だ!」

カイル先生の話しが終わると。

「よし、やるぞーー」

クラスの皆は、期待を高ぶらして訓練に励んだ。

「まぁ、俺らもやろう」

リウィスが言うと。

「そうだな、俺達にも出来ないわけじゃない、頑張ってリウィス君ぐらい光らせて見せる!」

ティナが言った。

「まぁ、頑張れ」

リウィスがティナに言った。















  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る