剣技とは

「まだまだー」

シンリーが剣を振った。

それも、いい感じの体制で攻撃をした。

「そこだー」

セシルとシンリーの激しい戦いが繰り広げていた。

「そこだーー!」

シンリーの剣がセシルの隙をついた。

それに、セシルが反応した。

「まだだよ!」

セシルがうまく剣で防いだ。

「セシルって戦うとちゃんと喋れるんだな」

リウィスは何気なく思って言った。

それに、気を取られたシンリーの剣が一瞬乱れた。

「そこです」

セシルの剣がシンリーの剣を捕らえた。

「えっ?」

シンリーの剣が後ろへと飛んでいった。

「なっ、降参だ!」

シンリーが悔しそうにし降参した。

「勝負あり、勝者セシル・アーバント」

そう言うとリウィスは、拍手をした。

「あ、ありがとうご、ございました」

セシルがいつも通りにかわった。

「いやー、負けたわ」

シンリーは、悔しいが決して弱音を吐かなかった。

「いい勝負だった」

リウィスは拍手をしながら言った。

「じゃあ、次は〜、ルリとティナが勝負だな」

リウィスは次の勝負にいくため、また審判の椅子に座った。

「負けませんよ」

ティナが自信満々にいった。

「こっちこそ、ただで負けるわけにはいかないよ」

負けじと、ルリも言い返した。

「それでは、レディー、ファイト!」

ルリとティナの対人戦が始まった。

「やぁーーー」

いきなりルリが仕掛けた。

「えい!」

ティナがその剣を受け止めた。

「おー、なかなかいい剣筋だな」

リウィスは、感心した。

「そこ!」

ティナが今度は仕掛けた。

「そう来ると思ったよ」

ルリがいったん距離を開けた。

「次だ、勝負が決まる」

リウィスがそう思うと、その通りティナとルリが剣を独特な持ち方で構えた。

「そこだーー」

「ここだーー」

ルリとティナの剣がぶつかった。

「あっ」

その瞬間ルリの剣が折れた。

「そんな、私の剣技が」

ルリは驚きながら言った。

「ふふ、どうかしら」

ティナはうれしそうに言った。

「勝負あり、勝者ティナ・ウォルス」

そしてリウィスは、拍手をした。

「くそー、次こそは」

悔しそうに、ルリは言った。

「また、戦いましょう」、ティナは言った。

「そうだよね、もっと強くなっとくよ」

ルリがそう言うとティナとルリは握手をした。

「では、次の試合セシル対マルスだな」

そう、リウィスが言うと。

「よ、よろしくお願い、し、します」

緊張しながらセシルが言った。

「シンリーの分まで頑張ります」

マルスが言った。

「それでは、レディー、ファイト」

セシルが剣を斜めに持った。

その瞬間

「やぁーー」

マルスの剣が青く光沢を見せて、剣を振りかざした。

「やばい」

セシルを間一髪で避けた瞬間。

「これで終わりです」

セシルが交わして起きようとすると、マルスが剣を下に向け待っていた。

「こ、降参です」

リウィスは驚いた、「ソード・フラッシュ!」

そう、マルスが使ったのは、軍の人間が使う技だったのだ。

「すごいです、何ですか今の?」

セシルとルリが聞いた。

「これは、ソード・フラッシュって言う技だよ、剣に自分の魔力を流し込んでそれを具現かする技だよ、父さんから教えてもらったんだよ」

そう、マルスの父は軍の人間だったのです。

「驚いたよ、ソード・フラッシュが使えるなんて、まさか、マルスの父ちゃんってゼアラ・ライリーだよね?」、とリウィスが聞いた。

「そうです」、とマルスが答えた。

「やっぱりか、剣筋が似ていたからな」、リウィスが言うと。

「リウィス君って、父さんのこと知ってるの?」、とマルスが聞いてきた。

「知ってるも何も俺の班の元班員だよ!今はもう辞職してるけど、でも籍は軍にあるよ」

リウィスが答えると

「そうなんですか!」

うれしそうにマルスは言った。

「まぁ、この年でソード・フラッシュが使えるのは凄いぜ普通に」、とリウィスは言った

「ありがとうございます」

マルスは誇らし気に言った。

「じゃあ、次は決勝戦か、とりあえず一回休憩を入れる、各自適当に休め」

言ってリウィスはどこかへ言った。




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