第1780話、わたくし、このGWこそ『深夜アニメ復権』の時だと宣言しますの♡【その3】

ちょい悪令嬢「──今回はまず最初に、前回に関する追加情報です!」




メリーさん太「アニメ好きな方には本作の作者超お薦めの、『ア○マTV』様がこのGWに合わせて新設した、『深夜アニメ』チャンネルのスケジュールですが、とんでもない『超目玉作品』についてお知らせするのを忘れておりました」




ちょい悪令嬢「……何でこんな大ポカをするかねえ、あのアホ作者」


メリーさん太「あいつ自身は見飽きた『物○』シリーズだから、ついうっかりスルーしてしまったとか?」


ちょい悪令嬢「そんなの『ゾンビラ○ドサガ』や『ヒ○まつり』だって同じなんだから、せめて『物○』シリーズとして記載したはずでは?」


メリーさん太「……だったら、後考えられるのは、番組表に後からになって追加されたとか?」


ちょい悪令嬢「そういえば、『深夜アニメ』に限らず各チャンネルとも、やけに空白が目立ちますしね」


メリーさん太「と言うことは、前回ご紹介した作品だけでは無く、これ以降も後から追加される可能性も、十分有るってことか?」


ちょい悪令嬢「マニアックなアニメファンとしては、要注意ですわね」




メリーさん太「──いやそれにしても、『物○』シリーズの最新劇場版である、『傷物○』三部作の告知をうっかり忘れそうになるなんて、大ポカも大ポカだよな! ホンマあのアホ作者は、海より深く反省するように!」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ! 『物○』シリーズと言っても、これまで何度も無料配信が行われたTV版では無く、劇場版オンリーの『傷物○』なのでございます!」


メリーさん太「『傷物○』と言えば、まさにその三部作を一本にまとめた【総集編】が、ほんの数ヶ月前に劇場にかかったばかりだよな?」


ちょい悪令嬢「それを記念して、三部作の最初の一本だけ、この年末年始に無料配信されましたよね」


メリーさん太「……あああの、『サワリもサワリ』のやつか? 金取ってわざわざ劇場まで足を運ばせておいて、あんな文字通りに『俺たちの戦いはこれからだ!』のところで終わったんじゃ、ガチで『金返せ!』のレベルでは?」


ちょい悪令嬢「はッ! 『物○』シリーズファンなんて、特典付き前売り券目当てで、劇場に行っているんだから、アニメの内容なんて関係無いんでしょう?」


メリーさん太「……こ、こいつ、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の円盤を買ってから、完全にスレてやんの」


ちょい悪令嬢「案の定、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の円盤を買ったやつらなんて、ほとんど全員がSNSで内容を語ること無く、『(リアルライブの抽選に)当たってくれ!』と連呼するばかり。結局劇場版や円盤なんて、今や『特典商法』がすべてであり、あくまでもアニメの内容そのものに惚れ込んで円盤を買った本作の作者が、『馬鹿』だったってことですよ」


メリーさん太「またそんな、『自虐』的なことを…………そ、そういえば、現在中国で『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』が大人気らしいぞ! これって何よりも、『内容』を認められたってことでは?」


ちょい悪令嬢「……うわあ、最悪」


メリーさん太「な、何でだよ?」




ちょい悪令嬢「オタクグッズだろうが、人の命に関わる医薬品だろうが、日本製品が中国本土で需要が高まった場合には、中国人転売員による、日本市場の『蝗害レベルの食い散らかし』が起こり、真に必要としている日本人消費者に、商品が行き渡らなくなるってことじゃないですか? 事実先頃行われた『MyG○!!!!!』と先輩バンドの『ポ○パ』との合同ライブにおいては、グッズ販売コーナーに長大なる行列が生じて、下手するとライブ開演に間に合わなくなってしまって、泣く泣くグッズ購入を諦めた昔からのファンも大勢いたそうですよ?」




メリーさん太「──なっ⁉」




ちょい悪令嬢「つまり、『特典商法』とか『海外市場重視』とか『(最も利益が大きい)リアルライブ重視のメディアミックス路線』とかって、純粋にアニメそのものを楽しもうとしている純粋なる日本人ファンにとっては、『害悪』以外の何物でも無いですよ。──本作の作者も『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の総集編劇場公開に関しては、以前は是非とも行きたいと希望しておりましたが、運営側の純粋なアニメファン無視の『商売優先主義』にほとほと嫌気がさして、観劇を取り止めたくらいですからね」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「まあ結局アニメ作品は、Web上の動画配信で楽しむのが、一番てことですよ。最新作に関しては一週間限定とはいえ、何度でも無料で視聴できるし、過去の人気作やカルト的作品についても、今回新設の『深夜アニメ』チャンネルのようなところで、無料で視聴できる可能性が格段に跳ね上がりましたからね」




メリーさん太「……確かに、数万円払って円盤を買うよりも、一月にほんの数百円払って、いろいろなアニメを見放題になるほうが、余程お得かもな」


ちょい悪令嬢「現にまさにその『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』自体、同じく『ア○マTV』様新設の『日常青春』チャンネルにおいて、一週間限定で無料公開されていますからね」


メリーさん太「えっ、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』って、ほんのこの間も、無料公開されていたのでは?」


ちょい悪令嬢「それだけ人気作は、動画配信においても、需要が多いってことですよ」


メリーさん太「で、でも、円盤だって発売されたばかりじゃん⁉」


ちょい悪令嬢「結局円盤購入者なんて、『特典』目当てであることを、見透かされているのではwww」


メリーさん太「──うぐぅっ」




ちょい悪令嬢「まあとにかく、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』のような最新の話題作から、『エルフ○ンリート』のような歴史的金字塔作品まで、抜群の品揃えを誇るア○マTV様の新体制は、『死角無し』ってことですよ☆」




メリーさん太「──そういえば、今回の『深夜チャンネル』の最大の目玉作品である、『エルフ○ンリート』って、昨日から全話一挙配信をスタートしたんだよな? もうちゃんと見たのか⁉」


ちょい悪令嬢「当然です♫」


メリーさん太「……それで、『第一ファーストイン印象プレッション』としては、どうだった?」




ちょい悪令嬢「──もう最高でした! 特に『エロとグロばかりの鬱アニメの代表作』と言われる割りには、嘘偽り無い感想として、嫌悪感などまったく無く、最終的には『さわやかさ』すら感じました♡」




メリーさん太「は? ほんのこの前は、『エロとかグロとかリョナとかの完全無修整こそが、この作品のウリだ!』とか何とか言っていたじゃ無いか? そう言うのって(良くある話だが)、第1話だけの限定サービスだったわけか?」


ちょい悪令嬢「いいえ、全編──特に『戦闘シーン』と『実験シーン』においては、エロとグロのてんこ盛りで、その他家庭内の義父による幼○性的虐待シーンとか、目を覆う惨状ばかりでした」


メリーさん太「──だったら!」




ちょい悪令嬢「でも、主人公の男の子は、相手がどんなに『怪物的な異能の力』を秘めていようが、凄惨なる過去を持っていようが、ただの『女の子』として、あくまでも『人間』として、心から受け容れて、彼女たちの傷を癒やしてあげ続けているのです!」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「これぞまさしく、『FG○』や『ブル○カ』等、『戦うヒロインたち』をメインテーマにしたアニメ作品における、真に理想的な『主人公』でしょう!」


メリーさん太「……と言うと?」







ちょい悪令嬢「異能のヒロインに対して、ただの人間の主人公が『役に立つかどうか』以前に、『女の子を戦わすこと自体が間違い』であることに、なぜ気がつかないんだよ、『FG○』とか『ブル○カ』の主人公は⁉」







メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「『エルフ○ンリート』においては、死地に赴こうとするヒロインを主人公が止めた時に、『……私はおまえの妹と父親を殺したんだ、私がこれから万に一つも勝ち目の無い戦いで死んでしまおうが、別に構わないじゃ無いか?』と言われた時に、『確かに僕は妹やお父さんのことで、君を恨んでいるけど、それでも君にもうこれ以上、人殺しをして欲しくは無いんだ!』と言ってのけるのですよ」




メリーさん太「──何だそれ⁉ どんだけ『聖人』なんだ、その主人公⁉」




ちょい悪令嬢「ですから主人公君はあくまでも、ヒロインのことをただの『女の子』として、ただの『人間』として、見ているんですってば」


メリーさん太「……圧倒的に強大なる、異能の力を持っているのにか?」




ちょい悪令嬢「ただの女の子が、別に望みもしないのに、自分でもコントロールできない強大な力を持ってしまったら、どうなると思います? そりゃあ、力が暴走したりして、予想外の『大量殺戮事件』を起こしもするでしょうよ」




メリーさん太「──うっ⁉」




ちょい悪令嬢「そう言うわけで、何よりもストーリー自体を始めとして、各キャラの行動原理に筋が通っている、『エルフ○ンリート』は、けしていたずらに『エログロ』をウリにしているわけでは無く、万人にお勧めの超傑作ですので、ご興味を覚えた方は、この全話一挙無料配信期間中の機会を逃さずに、是非ともご視聴なさってくださいませ♡」

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