第1768話、わたくし、『覇権』とか関係なしに、見ないと損するアニメは存在すると思いますの【その2】

ちょい悪令嬢「──まあ、冗談はともかくとして、この『僕らの雨いろプロト○ル』に限らず、今期春アニメの各新作においても、本作の作者がこれまでに増して、雨○天さんの演技に注目しているのは、確かですけどね♫」




メリーさん太「……ああまあ、あいつが最も注目している『響け!ユーフ○ニアム』最終章の久石カ○デちゃんはもちろん、待望の新章をスタートした『この素晴らしい世界○祝福を!』のア○ア様に、『出来損ないと呼ばれた元英○は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした』のノ○ル・レオンハルトちゃんを担当なされていることだしな」



ちょい悪令嬢「相変わらず大人気ですね! しかも彼女の凄いところは、そのような様々な役所を、完璧に演じ分けられるところなのです!」


メリーさん太「……ポンコツ女神のア○ア様と、現代のごく普通のJKのカ○デちゃんなんて、まったくの両極端なキャラ設定だしな」


ちょい悪令嬢「それでも辛うじて『陽キャ』と言う共通点が有りますが、雨○さんてば、『マギアレ○ード』の七海や○よさんや『見え○子ちゃん』の見え○子ちゃん等の、『ダウナー系美少女』役にも定評が有るのですよねえ……」


メリーさん太「それで、肝心の『僕らの雨いろプロト○ル』では、どうだったんだ?」




ちょい悪令嬢「言うまでも無く、サイコーでしたわ! ただでさえ難しい『現役JKプロゲーマー』役だと言うのに、清純派アイドル女優と、ガチのおらおら系ゲーマーとの、相反する二つのキャラを、見事に演じきっておられましたわ♡」




メリーさん太「……ああうん、あの子も普通に聞いている分には、とても『中の人』が雨○さんとは気づかないよな」


ちょい悪令嬢「ホント、某漫画風に申せば、『千の声帯を持つ少女』ですわね♫」


メリーさん太「……………『少女』? ──あ、いえ、何でもありませんっ!」




ちょい悪令嬢「しかーし! 『僕らの雨いろプロト○ル』における、最大の『熱演』と言えば、何と言っても同じ『TrySa○l』の、麻○ももさんでしょう! それまで鳴かず飛ばずだった作品そのものが、彼女が演じる『美○ちゃんメイン回』によって、一気にネット上の話題をさらってしまいましたからね☆」




メリーさん太「……ああ、あの『キモウト回』か?」




ちょい悪令嬢「『キモウト』言うな⁉ それで無くても、今期春アニメにおいては、久方振りに元祖『キモウト』様が、大活躍なされていると言うのにッ!」


メリーさん太「──てめえこそ、『キモウト』を連呼するんじゃ無いよ⁉」


ちょい悪令嬢「まあ確かに、雨○天さんを始めとして、水○いのりさんに、麻○ももさんと、女性陣の(三つ巴的)演技もまた、見所の一つでしたわね」


メリーさん太「いやいや、女性陣だけではございませんよ! 全編通しての『怪演』と言えば、『SLEEPING ○WL』の司令塔『R○X』こと、内嶋睦○君のこともお忘れ無く★」


ちょい悪令嬢「ああ、あの『ホモ野郎』か?」


メリーさん太「『ホモ野郎』とか言うなよ⁉」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、主人公のシ○ン君を虎視眈々と狙っていたのは、何も世話焼き女房系の幼馴染みや、人気アイドル女優でありながら生活能力ゼロのネット越しの幼馴染み(ばくれ○くん)のみならず、メンヘラサイコ系実妹と、ストーカー系ガチホモ全裸族とか言った、危ないやつらもいると言う、『総受け状態』だったりして☆」




メリーさん太「……いかにも『平成時代のオタク』って感じのダ○コさんが、最終話のエンディングでちゃっかりと、美人ギャル(CV本○楓嬢)とカップル成立していると言うのに、この差は何だ? 主人公なのに不憫過ぎるだろうが⁉」




ちょい悪令嬢「仕方ありません、それだけシ○ン君が、魅力的な男性と言うことなのですよ」


メリーさん太「やっぱあの中では、の○姉が一番望ましいかな? 普通に『世話焼き女房』って感じだし」


ちょい悪令嬢「わかりませんよお? あんないかにも『虫も殺せない』って感じの方のほうが、ネットでは裏アカを使って、やりたい放題しているかも知れませんし」




メリーさん太「──だ・か・ら、そのネタはやめろって、言っているだろうが⁉」










メリーさん太「……しかしよう、本作の作者がここまでのめり込んでいると言うのに、『僕らの雨いろプロト○ル』って、世間的評価は今一つなんだよなあ?」




ちょい悪令嬢「それは仕方ありませんよ、作品に対する感想は人それぞれだし、何よりもうちの作者自身、まさにその『世間的評価』に対して、かなり『同意的』だったりしますから」




メリーさん太「はあ? これほどまでに、『ア○マTV』様においての全話一挙無料配信を、待ち望んでいた作品なのに、世間的なイマイチの評価に同意するだとお⁉ あいつらしくないな? いつもの『唯我独尊』ぶりからして、『……この作品の真の良さを見抜けるのは俺様だけだ! 他のやつらは審美眼と言うものを持たない、カスに過ぎないのだ!』とか、言い出しそうなものだけどな?」




ちょい悪令嬢「……あんた、自分の作者のことを、何だと思っているのですの? あんなやつですけど、『自分の非を素直に認めることができる』のが、数少ない美徳ではありませんか?」


メリーさん太「そういえば、そうでしたw」




ちょい悪令嬢「──それにちゃんと、公式様自ら、『フォロー』はなされていますしね☆」




メリーさん太「へ? 何だよ、『フォロー』って?」


ちょい悪令嬢「ファンの方の不満の大方の理由が、作品の方向性が『尺』の都合も有って、恋愛事情を始めとする人間関係よりも、『プロ合格』を目指したゲームの顛末に重きを置かざるを得なかったことであり、最も盛り上がった『キモウトちゃん問題』にしたって、最後には無難なところで落ち着いたし、何よりもメインヒロインの一人のユ○ちゃんに関する『あれこれ』について、『投げっぱなし』にしたような形になってしまったのが、最も残念なところでした」


メリーさん太「ユ○ちゃんに関する『あれこれ』、って?」




ちょい悪令嬢「何と言っても、密かに慕っているシ○ン君との関係性を始めとして、他のヒロインたちとはお互いどう思っているのとか、実はずっと以前からネトゲにおける仲間の一人だった『ばくれ○くん』であることのカミングアウト──等々ですわね」




メリーさん太「な、なるほど、そこのところは『ラブコメ』的に非常に重要なポイントのはずなんだけど、ほとんど語られなかったな」




ちょい悪令嬢「他にも、キモウトちゃんが、自分に対して親切にしてくれているものの、最愛のお兄ちゃんを狙っていることがバレバレなユ○ちゃんやの○姉のことを、本当はどう思っているのかとか、あとおまけに、自分のことに何かと『求愛(?)』してくる仙堂暁○君に対して、好意を感じているのか、それともうざがっているのか──とかね」




メリーさん太「ああ、そういや、それぞれ『メインヒロイン回』を演じた際のユ○ちゃんやキモウトちゃんを除いて、主人公のシ○ン君を始めとして、各キャラの内面描写なんてほとんどしたことが無く、彼ら彼女たちが本当はどんなことを考えているのか、一切不明だからな」




ちょい悪令嬢「実はそこら辺のところについてフォローしてくれているのが、現在においてもY○uTube上で公開されている、全13話の『ミニアニメ』シリーズなのですよ♫」




メリーさん太「『ミニアニメ』………………って、『僕らの雨いろプロト○ル』には、そんなものが有ったのか?」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、本作の作者も本日(リアルタイムで4月17日)に初めて気づいて、慌てて全話視聴した次第です。──ちなみに、キャラがすべてSD化された『ミニアニメ』以外にも、音声だけの『ボイスドラマ』も有って、両方併せても一時間程度でコンプリートできますが、本編の補完と言う意味での『重要情報』が満載なのは、『ミニアニメ』のほうですので、まずはそちらのほうからご覧ください」




メリーさん太「『重要情報』って、どんなのが有ったんだ?」




ちょい悪令嬢「字数も押して参りましたので、かいつまんでご説明いたしますと、ユ○ちゃん関係では、やはりの○姉のことを、シ○ン君に関する『恋のライバル』と見なして、何かと対抗意識を燃やしているようですが、二人共自分がシ○ン君の『幼馴染み』であることを再認識することによって、『……もしや私って「負けヒロイン」では?』と、焦り始めたところ、そんな二人を高笑いしながら見下すキモウトちゃんが、大変黒かったですw 更には『ばくれ○くん』であることに関しては、本編ではユ○ちゃんとはまったく関連付けられることは無かったものの、ミニアニメにおいては『カミングアウト』するかどうか、真剣に悩む様が描かれていました。更にはユ○ちゃんて、結構『ハイレベルなオタク』のようで、ダ○コさんとむちゃくちゃ意気投合してオタクトークを繰り広げたりして、シ○ン君を始めとする他のメンバーから、完全に退かれておりましたw」




メリーさん太「──何ソノ、面白エピソードのオンパレードは⁉ そう言うのこそ、本編でやれよ⁉」







(※次回に続きます)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る