第1762話、わたくし、これぞ真の『ブ◯イバーン』最終話、『死とジン生』ですの☆
ちょい悪令嬢「──まさにこれぞ、本作の作者が提唱している、『平和憲法による大東亜共栄圏の実現』の第一歩ですわね。別にこちらから戦争をふっかける必要は無いし、弱小国家群が平和憲法と象徴天皇制の
メリーさん太「何せフィリピンや台湾や民主独立を果たした香港等、某国と対立的状況にある諸国家群が、まったく主権を侵すことのない日本の平和憲法や象徴天皇制を受け容れても、デメリットは微塵も無く、むしろメリットばかりだしな」
ちょい悪令嬢「下手すると、今回の日米比の首脳会談は、歴史的大転換の口火を切るものとなりかねませんので、当【座談会】においても全力で注視いたしましょう!」
メリーさん太「……それで残るは、真の【本題】である、『これぞ真に理想的なブ○イバーンの終わらせ方』だが、そんなもの本当に有るのか? またしても本作の作者の独りよがりの、極論でしかないのでは?」
ちょい悪令嬢「何言っているのですか? これまで長々と述べてきたように、本作の作者の『独りよがりの極論』と思われていたことが二つも、国際的自動車メーカーと日米比三カ国の首脳によって、今まさに実証されようとしているのに、アニメ作品の真に理想的な最終回くらい、お手の物ですよ!」
メリーさん太「それとこれとは、話は別と思うけど……………まあいい、とにかく言ってみろ」
ちょい悪令嬢「
メリーさん太「──はあああああああああ⁉ 何だそりゃ! どうしてル○ちゃんが、ラスボスなんかになるわけ⁉ そんな流れなんて、まったく無かっただろうが!」
ちょい悪令嬢「例えば、実際に作中のラスボスであられた『ヴ○ルム・ヴィータ』さんが、『私の本当の顔を見てしまいましてね』とか言い出す、『お約束』のシーンが有ったでは無いですか? あそこで仮面が外れて現れる『真の顔』が、なんとル○ちゃんそのものだったら、むちゃくちゃ盛り上がったと思いません?」
メリーさん太「…………確かに、そうかも知れないけど、何でル○ちゃんなんだよ? デスドラ○ヴズにとってル○ちゃんは、取り替えが利く単なる『燃料』みたいなものに過ぎないんだろ?」
ちょい悪令嬢「そう言う意味でも、彼らにとっての『有機生命体』と言えば、『ル○ちゃん』と言うことになるわけですよね。だからこそ、ラスボスであられるヴ○ルム・ヴィータさんが、ル○ちゃんであってもおかしくは無くなるのです!」
メリーさん太「何でだよ?」
ちょい悪令嬢「それまでのブ○イバーンとの壮絶なる戦いの結果、ついに死の概念と言うものを真に理解し、それに対する『生物的恐怖』すら覚えるに至った彼らは、もはや『不死の機械生命体』などでは無く、心身共に定命の有機生命体に昇華してもおかしくは無いでしょう。──その場合、彼らがその『形』として選ぶとしたら、自ら生み出した唯一の有機生命体たる、『ル○ちゃん』以外に無いのでは無いでしょうか?」
メリーさん太「──すげえ理路整然としたご説明、ありがとうございます!」
ちょい悪令嬢「まあそうは言っても、ラスボスであるのは、デスドラ○ヴズ(の集合体)であるヴ○ルム・ヴィータさんであるのは間違い無く、CVは釘○理恵さんのままなのですけどね☆」
メリーさん太「『リゼ○』で『パン○ラ』様を演じた釘○理恵さんを起用したのは、大○監督御自身のこだわりだしな」
ちょい悪令嬢「そうなのですよ! 超絶美少女のル○ちゃんの姿で、地球上の生きとし生けるものすべての死を宣告するヴ○ルム・ヴィータさんて、まさしく『パン○ラ』様そのものではありませんか! ……ああ、純真無垢な天使のようでいて、この上なく残酷なる悪魔そのものなんて、『ル○ちゃん型ヴ○ルム・ヴィータ』様、サイコー!
メリーさん太「……本音がダダ漏れになっているぞ、この倒錯変態ガチレズ野郎が⁉」
ちょい悪令嬢「でもこの、『ル○ちゃんラスボスエンド』って、むちゃくちゃいいでしょう?」
メリーさん太「例えば、倒したと思ったデスドラ○ヴズすべてが、(一糸まとわぬ)ル○ちゃんの姿となって甦ったりするわけか?
ちょい悪令嬢「そんな中で、スペ○ビアさんと融合しつつも、自意識を保ち続けているル○ちゃんが、最も重要な問題の解決の鍵を握るわけなのです!」
メリーさん太「と言うと?」
ちょい悪令嬢「あの作品は、一番大切なことをまったく語っていないのです! どうして人は己の死を受け容れて、満足げに旅立つことができるのか? ──それは、これまでの人生を全力で生きてきて、もはや何も悔いが無いからです!」
メリーさん太「──‼」
ちょい悪令嬢「ですから、真に『死』と言うものを理解するためには、刹那的な死の瞬間の快楽のみを知ればいいと言うものでは無く、まず先に、『生』と言うものを理解しなければならないのです!」
メリーさん太「すげえ、うちの作者、ガチで『真理』を述べ始めたぞ⁉ まさか『アニメ教』とか言った、新興宗教でも起こすつもりじゃないだろうな⁉」
ちょい悪令嬢「ですので、デスドラ○ヴズの皆様は、あのまま退場しては、文字通りに『死んでも死にきれない』ことになってしまうのです」
メリーさん太「……だったら、どうすればいいんだよ?」
ちょい悪令嬢「何言っているのです、既にクー○スさんが、実現しているではありませんか?」
メリーさん太「はい?」
ちょい悪令嬢「一見、ス○ス中尉とクー○スさんが融合することによって、ブ○イバーンが生み出されたように見えますが、実はあれでは不完全なままなのであって、最終話においてようやく『完全体』になったのです」
メリーさん太「そ、それって──」
ちょい悪令嬢「『緑の瞳』をしたス○ス中尉ですよ。彼自身おっしゃっていましたよね、『今の俺は、飛行機能も変身能力も無くしてしまった』と。つまりデスドラ○ヴズでも無く、ブ○イバーンでも無く、ただの人間になってしまったわけですが、それは以前通りのス○ス中尉に戻ったのでは無く、あくまでもス○ス中尉とクー○スさんの融合体であり、極論すれば、クー○スさん自身が──つまりは、『デスドラ○ヴズが、人間になってしまった』ってことなのですよ!」
メリーさん太「──なっ⁉ あのラストって、ブ○イバーンがただの人間になってしまったことを暗示していたと言うのか⁉」
ちょい悪令嬢「そしてクー○スさんは、ス○ス中尉として、残りの数十年の人生を全うした後に、『真の死』を迎えることで、『生』と言うものを実際に十分に堪能した後に、今度こそ本当に『死』と言うものを、理解し受け容れることになるわけなのです!」
メリーさん太「──もううちの作者が脚本を書いて、『ブ○イバーン』をリメイクしろよ⁉」
ちょい悪令嬢「もちろん、他のデスドラ○ヴズたちも、ただの人間に生まれ変わると言うのが、真の『すべての結末』になったりしてね」
メリーさん太「……残虐な宇宙生命体の、美少女(ル○ちゃん)擬人化か? 新ジャンルが開拓されたな」
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、今回思いついたアイディアも、大いに自作に活用していくつもりですので、
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