第1759話、わたくし、大企業等における『婿養子』の促進こそが、日本を発展させ得ると断言しますの【その1】

ちょい悪令嬢「──わたくし、大勝利ですのおおおおおお☆☆☆☆☆」




メリーさん太「うおっ⁉ 何だ、冒頭から、いきなりどうした⁉(※すでに三回目です)」




ちょい悪令嬢「『ブ○イバーン』ですよ、『勇気爆発バーンブ○イバーン』! 散々待ち焦がれた最終話と、それを記念した期間限定全話無料配信が、各動画配信サイト様で堂々完結したばかりの!!!」




メリーさん太「おおっ、前期冬アニメにおける本作の作者の『私的覇権決定作品』が、ついに最終回を迎えたのか⁉………………って、この流れって、確か前にもやったよね⁉ そもそも『ブ○イバーン』が終わってから一週間以上経つどころか、既に今期春アニメの各新作が出揃ってきているし! 一体何が『大勝利』なんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「どう考えても、『ブ○イバーンの最終回は、絶対こっちのほうがいいだろ?』と言うアイディアが、今更になって思いついたのです!」




メリーさん太「──なっ⁉」


ちょい悪令嬢「今回は、この作品をお読みの読者様にだけ、ご披露しようかと存じます! ホント、皆様ラッキーでしたわねえ♡」


メリーさん太「──何でド素人のWeb作家風情が、そんなに自信満々なの⁉ まさにその読者の皆様も、今頃苦笑いされていることだろうよ!」


ちょい悪令嬢「そうですかあ? だったら本作の作者がこれまで当【座談会】で訴えてきた、『あまりにも極論じみた個人的主張』が、実は世間的にも『大正解』であったことを、ここ最近の最重要の時事トピックスを例に取り上げて、証明いたしましょうか?」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「──まずは、下手したら『のう○ん』の主人公たちから袋だたきに遭いかねない、某知事の『職業差別』の明確なる『ヘイト発言』についてです!」




メリーさん太「──超弩級の『政治問題』、キタコレ⁉」




ちょい悪令嬢「ああ、大丈夫です、今回は別に『政治的側面』について、追求するつもりはございませんので」


メリーさん太「……何だと?」


ちょい悪令嬢「どうせ裏事情としては、これまでの知事としての度重なる妨害工作によって、『リニア開発』を致命的に遅延させることを成し遂げて、『某国共産党中央政治局』からお褒めの言葉をいただき、めでたく『お役御免』になったか、日本の能無し政権与党と、国賊財界がしびれを切らして、知事に対して自ら詰め腹を切らせるように仕向けたかの、どちらかでしょうからwww」


メリーさん太「──うおいっ、それって完全に『政治的発言』なのでは⁉」


ちょい悪令嬢「いえいえ、そもそも本作の作者は、この件に関しては完全に『中立』ですから」


メリーさん太「へ?」




ちょい悪令嬢「日本の科学技術的かつ経済的発展のためには、リニアの実用化は絶対に必要だと思うけど、だからと言って停車駅も設けられず、自分の住んでいる地域に何の恩恵も無いのに、国家的大規模工事を長期間にわたってやられて、自分の土地を強制収容されたり、工事の騒音や土埃等で悩まされたり、挙げ句の果てには取り返しのつかない自然破壊なんかされては、堪ったものじゃないと言う、静○県民の皆様のお気持ちも十分わかるし、その代表者である某知事が頑なに反対するのも、理解の及ぶところでございます。──いやこれって『沖縄問題』とまったく同様で、非常に簡単な話で、『我が身をつねって人の痛さを知れ』ってことなんですよ★」




メリーさん太「なるほど、静○県民でも沖縄県民でもない、第三者立場にいる一般庶民が、軽々しく口を挟むなってことか?…………だったら、この件の一体何が、本作の作者の『大勝利』に結びつくわけなんだ?」


ちょい悪令嬢「そもそもですねえ、現在における最重要国家事業である、『リニアの実用化』を全力で邪魔しているやつが、どうして知事として何年も連続して当選できるのか、疑問に思いません?」


メリーさん太「……そりゃあ、あんたがさっき言ったように、リニア開発は有権者である静○県民にとっては、メリットがまったく無いどころか、デメリットが山盛りなんだから、他の政権与党系や大企業癒着系の候補なんかよりも、当選しやすいんじゃないのか?」


ちょい悪令嬢「それに、逆に言えば、反政権与党系や反大企業系の、各種団体が味方についてくれるから──とか?」


メリーさん太「そうだな、某国の共産党ナンタラは陰謀論の範疇だから、ともかくとして、国内の革新勢力は味方につくだろうよ」


ちょい悪令嬢「まあ、普通の県知事選であれば、単に革新勢力が強いとかの理由で納得できますけど、『リニア開発』と言う、現在における最重要レベルの国家事業の成否が関わっているのですよ? 政権与党や財界としても、『地方自治』の大原則を度外視しても、他の候補を当選させようとするんじゃないですかねえ。──事実、今回はどうやら更迭に成功しそうだし」


メリーさん太「だったらあんたは、他にどんな理由があると言うんだ?」




ちょい悪令嬢「簡単な話ですよ、他でも無く大企業──それも、静○県最大の世界的優良企業が、某知事の全面的バックアップを行っているのですよ」




メリーさん太「──なっ⁉」




ちょい悪令嬢「実はこのメーカーこそは、現在本作の作者が購入筆頭候補に挙げている、某車種の開発販売を手がけておられるのですが、何とお恥ずかしいことに、本社が静○にあることすら知らなかったものだから、今回改めていろいろと調べてみたところ、非常に興味深い『事実』が判明したのです!」




メリーさん太「『ス○キの新事実』だと⁉ まさか日本の自動車業界をひっくり返しかねない、危ないネタじゃ無いだろうな⁉」




ちょい悪令嬢「……おい、人がこれまで必死でボカしていたのに、『ス○キ』って明言するんじゃないよ⁉」


メリーさん太「そんなことより、一体何が判明したんだ⁉」


ちょい悪令嬢「ですから、今回のテーマは、経済事情にも政治事情にも、関連性はまったく無いんですってば。『興味深い』と言うのは実は、まさに某知事さんの最大の支持者であられる、現ス○キ会長のオ○ム氏のことなんですが──」


メリーさん太「……ス○キの現会長の、驚くべき『新事実』だと、それって一体⁉」







ちょい悪令嬢「彼って実は、『婿養子』であられたのですよ☆」







メリーさん太「…………………………………………はい?」







ちょい悪令嬢「それだけでは無いのです! ス○キの社史を調べたところ、オ○ム氏の岳父で二代目社長であられた俊○氏御自身も、創業者の道○氏のご長女の婿養子であられて、オ○ム氏の後継者も二代続いて創業家一族以外から社長が据えられた後に、七代目においても自身の娘婿を社長にしようとなされたほどなのです」




メリーさん太「──いやいやいやいや、日本有数の大企業の社長さんが、代々『婿養子』だからって、それがどうした⁉ 下手するとプライバシー侵害で訴えられるぞ⁉」




ちょい悪令嬢「とんでもない! むしろ当【座談会】は、まさしくこれこそが、企業のみならずあらゆる『集団』において、健全的発展をもたらし、果てには日本全体の繁栄に繋がっていくのだと、申してきたのではないですか?」


メリーさん太「は、はい?」







ちょい悪令嬢「九州等に代表される、『男尊女卑』を隠れ蓑にした、『女系一族による、単なる「種馬」や「馬車馬」でしか無い、哀れな男どものコントロールシステム』のことですよ。常に男を立てて、社会の陰に潜みながら、女同士の血縁によるネットワークを地域社会に張り巡らせて、適宜外部から優秀な男を婿として取り入れて、集団全体を無限に繁栄させていくってやつですよ」







メリーさん太「──‼」







ちょい悪令嬢「いやあまさか、本作の作者が最も注目している、国際的自動車メーカー様が、実際に行っておられたとは、お見逸れしました。──『ス○キ』様の世界的大成功の秘訣は、まさに『女系一族経営主義』にあったのですね♡」




メリーさん太「……『ス○キ』に入社してむちゃくちゃ頑張れば、努力次第で社長のお嬢様と結婚して、自分自身が社長になれる可能性が有るとしたら、どんどんと優秀な人材が集まってきて、社内においても営業成績や開発業務に全力で貢献していって、会社の業績自体が無限に増大していくって寸法か⁉ いやこれって、真に理想的な企業経営の在り方だろ⁉」




ちょい悪令嬢「普通は無理でしょ? 馬鹿な男どもに会社経営や政治を任せっきりにしたら、どうしても自分の息子に後を継がせようとして、日本の財界も政界も、いわゆる『劣化コピー』の繰り返しとなり、社員にしても、『どうせ仕事を頑張っても、いくら出世しても、トップは創業家一族に占められていて、自分は最後の最後まで使いっ走り扱いだし、そんなに必死に頑張れるかよ?』となってしまい、各企業も、各政党も、ひいては日本そのものも、どんどんと衰退していくばかりですわ」




メリーさん太「それに対して、『女系一族による婿養子システム』であれば、創業家一族による経営を維持しつつ、外部からも優秀なる新しい血を取り入れて、常に革新的発展を実現することができるわけで、まさにいいこと尽くめじゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「ホント、本作の作者独自の、『女系システムこそ真理だ!』と言う持論を、最も大好きな自動車メーカー様に実証していただけるなんて、現在狂喜乱舞の有り様ですわ♡」




メリーさん太「……確かに、『大勝利』と言っても、過言では無いな」







ちょい悪令嬢「何の! 更には『日本独自の不戦を誓った平和憲法を軍事面に利用してこそ、真に理想的な大東亜共栄圏を実現できる』と言う、どう考えても頭の狂った持論までもが、何と今回実現の運びとなったことを、次回は詳しくお伝えしますので、乞うご期待☆」







メリーさん太「──なっ⁉ そんな馬鹿な!」

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