第1208話、わたくし、実は『RW○Y』って『進○の巨人』だと思いますの⁉(後編)

メリーさん太「……それで話を戻すけど、ルビ○ちゃんが『進○の巨人(作品名)』で言えば、(『ア○カーマン』のみならず)『進○の巨人(個体名)』でもあるってのは、どういうことなんだ?」




ちょい悪令嬢「──おっと、そうでした。実は例の『四人の女神』こそは、『九つ○巨人』そのものだったりするのですよ」




メリーさん太「と言うことは、そいつらも『グ○ム』同様に、ラスボスの魔女セイ○ムさんによって生み出されたわけか?」


ちょい悪令嬢「いいえ、むしろオズ○ン学長によって生み出されていて、彼同様に寿命が尽きるごとに、新たなる人間や人造人間等に代替わりしていくことになっています」


メリーさん太「なるほど、『九つ○巨人』そのままだな」


ちょい悪令嬢「オズ○ン学長としては、セイ○ムさんに対抗するために、人類の中に強大な抵抗勢力を仕込んでおきたかったのでしょうが、実はそれについては重大な欠点がございまして」


メリーさん太「……欠点って?」


ちょい悪令嬢「継承するのは別に人類に限らず、ロボットとかでもいいし、下手するとセイ○ムさん側に与している人間や獣人フ○ウナス等が継承することも可能なのですよ」


メリーさん太「『九つ○巨人』クラスの力を有する『女神』キャラを敵に奪われかねないなんて、そんなもの仕込まなかったほうが良かったじゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「実はそのためにこそ、ルビ○ちゃんのような『銀の眼○戦士』が存在しているのでございます!」




メリーさん太「……何だと?」


ちょい悪令嬢「『九つ○巨人』の中において、『進○の巨人(個体名)』にとっての、特に『始祖○巨人』に対する最も重要な役割って、何でしたっけ?」


メリーさん太「確か、王家の横暴に抗するために、『始祖○巨人』の『ユ○ルの民に対する絶対命令』すらも避けることができ、力ずくで反抗することも許されている──だったっけ?」


ちょい悪令嬢「それは『銀の眼○戦士』も同様であり、何とルビ○ちゃんや他の該当者たちは、『グ○ム』のみならず、『四人の女神』すらも殲滅できる力を有しているのです!」


メリーさん太「──なっ⁉ 人間の身でありながら、最強の『グ○ム』どころか、『女神様』まで倒すことができるのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「おそらくは、先ほども申しましたように、女神が悪に与して人類に危害を及ぼすようになった時には、それを抑え込む『ストッパー』として機能するように、オズ○ン学長だか(最上位の)神様だかが、人類の中に仕込んでいたのでは無いでしょうか」




メリーさん太「……そういえば、『ア○カーマン』自体もそんな感じに設定されていたよな。それにしても『ア○カーマン』であると同時に『進○の巨人(個体名)』でもあるなんて、文字通りに『最強』じゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「そんな単純な話じゃ無いんですよ。むしろ『ジャイケン』や『三すくみ』よろしく、作中の強キャラ同士の力関係は複雑に交錯しているので、単純に『神様』クラスのオズ○ン学長やセイ○ムさんや、『神殺し』クラスのルビ○ちゃんが、最強であるとは限らないのです」




メリーさん太「……まあ、そうじゃ無いと、話が面白くならないわな」


ちょい悪令嬢「そうなのです、『なろう系』でもあるまいし、主人公があらゆる『ピンチ』を物ともせずに『俺TUEEE!』の一点張りをやっていたのでは、何の意味も無いのです!」


メリーさん太「おいッ、いきなり『なろう系』すべてにケンカを売るなよ⁉」


ちょい悪令嬢「むしろ『RW○Y』は、ルビ○ちゃんたちメインキャラがピンチに次ぐピンチだからこそ、視聴者が飽きること無く惹きつけられていると言っても過言では無いのです!」


メリーさん太「……ピンチに次ぐピンチって、具体的には?」




ちょい悪令嬢「クライマックスにおいては、何と敵対関係となった『アト○ス軍』が巨大ロボットを持ち出してきて、ルビ○ちゃんの『女神とグ○ムの全殺し!』を始めとする魔法がまったく効かなくなるのです!」




メリーさん太「……まあ、物理的質量がとんでもなく馬鹿でかく、どこかの漫画の『巨人』たちのように生身の肉体でも無い、『巨大ロボット』相手では、基本的に『対モンスター』を想定している攻撃魔法なんかじゃ、太刀打ちできないだろうな」


ちょい悪令嬢「それで、どこかのラノベ原作のアニメよろしく、『知恵と勇気』によってどうにか巨大ロボットに大ダメージを与えることに成功するのですが、何とそこに、元々その巨大ロボットが造られた最大の理由である、超巨大グ○ムが手下のグ○ムを大勢引き連れて攻めてきたのです!」


メリーさん太「……それってもしかして、その巨大ロボットしか、倒すことができなかったりするわけか?」


ちょい悪令嬢「そうです」


メリーさん太「──それじゃ完全に詰んでいるじゃんか⁉ しかも主人公たち自身の『大ポカ』によって!」


ちょい悪令嬢「おやおや、お忘れですか? 超巨大かつ超強大なるグ○ムに対抗できる存在が、他にもちゃんとその場にいることを!」


メリーさん太「ああ、それこそ『銀の眼○戦士』の出番か! ──と言うことは、ルビ○ちゃんが退治してしまったわけなのか?」


ちょい悪令嬢「……それが、相手があまりにも巨大かつ強大過ぎたので、必殺技の『銀の眼ビーム(?)』を一発カマしただけでは息の根を止めることができなかったのですが、ルビ○ちゃんはその前の対巨大ロボット戦で魔力を使い尽くしていたために、それ以上攻撃することができず、万事休すとなってしまったのです」


メリーさん太「──駄目じゃん⁉」




ちょい悪令嬢「だがご安心を! まさにそこに登場するのが、くだんの巨大ロボットなのでございます!」




メリーさん太「ええっ⁉ ルビ○ちゃんたちの攻撃で、ダメージを負っていたんじゃ無かったのかよ⁉」


ちょい悪令嬢「実は片腕を失っていたのですが、その負傷を物ともせず、ルビ○ちゃんたちの窮地に駆けつけてきて、共に力を合わせて超巨大グ○ムを退けたのです!」


メリーさん太「──何それ、むちゃくちゃ『胸アツ』の展開じゃん!」




ちょい悪令嬢「それまでは『これでもか』って感じで、『軍の横暴』を描いていたのですが、当然軍だって『人類を守る』ことについては同じ志の仲間であり、『共通の敵グ○ム』を目の前にすれば、それまでの遺恨なぞ忘れて、共に手を取り合うことができるのです!」




メリーさん太「──うおおおおおおお!!! 俺は今、猛烈に感動している!」




ちょい悪令嬢「これこそがつい先日申しました、『敗戦国』である日本と、『戦勝国』であるアメリカとの、『決定的な違い』なのですよ。アメリカにとっては、たとえ少々融通が利かず強権的であっても、あくまでも軍隊は国民の味方であり、お互いに尊敬し合い共に手を取り合って戦っていく仲間なのです!」




メリーさん太「……た、確かに」




ちょい悪令嬢「それに比べて現在の日本ときたら。第二次世界大戦時の特に沖縄戦戦においては、まるで日本兵を民間人の敵であったかのように、事あるごとに悪し様に罵りやがって! 沖縄に出征した大勢の若者たちのすべてが、沖縄の人たちのためにこそ、命尽きるまで戦い抜いたと言うのに!」




メリーさん太「確か『南日○新聞』だっけ? パヨクの反日扇動家ふぜいが、自分の体験談でも無く単なる又聞きの話だと言うのに、いかにも『沖縄においては日本軍が民間人に対して数々の暴虐的行いをした!』などと騙りやがって! おまえ自国の軍隊に対してそんな馬鹿なことを言っていると、おまえらの大好きな共産主義国家を含めて、世界中の人々から笑われるぞ?」




ちょい悪令嬢「自分の国の正規軍を悪し様に罵っているのって、実は日本だけですからね。戦後の日○組による自虐史観教育の、何と恐ろしいことか。共産主義国家や独裁国家の洗脳教育すらも、裸足で逃げ出すレベルですよ」




メリーさん太「あいつら、万が一の時の住民救済のための『シェルター』を造ろうと言っただけで、『戦争の準備だ!』とか『軍国主義の復活だ!』とか、頭の狂ったことを言い出す始末だからな」


ちょい悪令嬢「あいつらロシアによる『ウクライナ侵攻』を目の当たりにして、そんな虚言がまだ通用するとでも思っているのかよ? あの暴挙によってほとんどの日本国民が、『侵略者は何の前触れも無く突然やって来る』ことを痛感することになり、更にはウクライナはシェルターを各地に設置していたからこそ、多くの命が助かった実績が有ると言うのにね」




メリーさん太「日本の要衝にシェルターなんかを設置されてしまうと、某大陸国家の『恫喝外交』……ええと、自称『戦外交』だったっけ?──の威力が弱まってしまうから、必死になって在日工作員の尻を叩いているんじゃ無いのかwww」




ちょい悪令嬢「今回の『ウクライナ侵攻』の大失敗によって、ロシア軍の兵器が『見かけ倒し』であることが明るみになりましたからね。ロシア軍の兵器の劣化コピーしか持たない、某大陸国人民解放軍としては、面目丸つぶれですよ」


メリーさん太「あそこの国家主席ときたら慌てふためいて、『だ、大丈夫! 2049年までには、我が人民解放軍も一流の軍隊になれるから!』とか口を滑らせて、ついうっかり『現在は一流では無い』ことを白状しちまったしなあwww」


ちょい悪令嬢「結局兵器造りは、基礎工業力や科学力が物を言うので、世界最高の工業科学技術を誇る日本やアメリカには、太刀打ちできるはずが無いのです」


メリーさん太「まあ、これで『台湾侵攻』に関しては、事実上無くなったな」


ちょい悪令嬢「有ったとしても、某人民解放軍が一方的に虐殺されるだけでしょうねw」




メリーさん太「かつての第二次世界大戦における、正々堂々とした主力同士の会戦である、南京『首都』大決戦のようにねw」




ちょい悪令嬢「……おいおい、あれは『民間人に対する一方的な虐殺』と言うことにしておかないと、それこそ某大陸国家の面目丸つぶれでしょうがwww」


メリーさん太「南京と言う『首都』決戦なのに、民間人が一方的に虐殺されてしまうなんて、大陸国側の兵隊さんは、一体どこに行ったんでしょうねえwww」




ちょい悪令嬢「──まあ確かに、軍隊と言うものは基本的に横暴で高圧的かも知れませんが、すべては自国の民を守るためであり、その土台としてお互いの『信頼関係』に基づいているのであって、そう言った『軍隊認識』に関しては、是非とも日本の創作界においても、アメリカの創作物を大いに見習うべきですわね♡」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る