第1189話、わたくし、『RW○Y』元祖米国版によって、日本人の真の敵を知りましたの⁉(後編)

メリーさん太「──どうどう! 落ち着いて! 虚○氏は今回あくまでも『原案』として参加されているだけで、メインシナリオやシリーズ構成や演出を担当なされているのは、別の方々だから!」




ちょい悪令嬢「もちろんわたくしとしても、虚○氏だけの責任とは思っておりません。問題は日本版スタッフ皆さん全員にあるのです。──このままでは下手すると、『クリエーター失格』と言う誹りさえも免れないでしょう」




メリーさん太「『クリエーター失格』って、いくら何でも言い過ぎだろうが⁉」




ちょい悪令嬢「だってうちの作者なんか、『RW○Y』オリジナル米国版を見ることによって、大いに刺激されて、『創作意欲』がこれまでに無いほど湧き上がってきて、自分も『RW○Y』に負けない作品を創ってやると思いましたし☆」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「それなのに、公式に『RW○Y』を制作するチャンスに恵まれたと言うのに、どうしてあんな『絶不評』のオリジナル展開なんかにしてしまうかねえ………。原作のシナリオのままで、日本ならではの超作画を加味すれば、それだけで十分じゃん! そもそも原作段階で、キャラデザは最高だし、バトル描写は抜群だし、前回紹介したように『ま○か☆マギカ』にも匹敵する鬱展開は有るしで、むしろここで日本のクリエーターの意地を見せなれば、『完全敗北』じゃん⁉ ──なぜならこれは、『日米アニメ作家同士のプライドを賭けた総力戦』なのですから、単なる『金儲けのやっつけ仕事』をやっていたんじゃ、数々の実績のある制作会社の名声が、今度こそ完全に地に堕ちますよ!」




メリーさん太「おいおい、『氷○帝国』の制作会社って……」




ちょい悪令嬢「ええ、当【座談会】におきましては、前々回まで全力で『マギア○コード』を好意的に再評価し、劇場公開が控えている『ワルプルギス○廻天』に多大なる期待を抱いているからこその、心を鬼にしての叱咤激励なのです! 虚○御大が虚○御大として全力発揮してくださらなければ、むちゃくちゃ不安になるんですけど⁉」




メリーさん太「……うん、うちの作者の『シ○フト愛』のほどは、人後に落ちないからな。それなのに今期はすでに、『ルミナスウィ○チーズ』の視聴を切ってしまっているし」




ちょい悪令嬢「あ、一応『マギ○コ』の監督であられる宮○幸裕氏の演出回の第8話だけは、視聴する予定ですけど?」




メリーさん太「──あんたって『シ○フト』推しと言うより、もはや完全に『ま○マギ』シリーズ推しじゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「とにかく本作の作者におきましては、『RW○Y』オリジナル米国版を視聴することによって、現在俄然やる気になっておりますので、この秋よりいよいよエントリーが開始される某『ホラー小説大賞』や各種『Web小説コンテスト』に向けて、どんどんと新作を作成していこうと思いますので、読者の皆様におかれましても、どうぞよろしくご支持のほどお願いいたしますわ♡」













メリーさん太「──ところで、『RW○Y』Volume3と言えば、『エンディング曲』についても、言及しないわけにはいかないよな」




ちょい悪令嬢「二曲有るのですが、最後に流れる『C○ld』のほうは、『RW○Y』の原作・監督・脚本を務められたモンティ=○ウム氏に対する、文字通りの『追悼曲』なんですよね。本当におしい才能ヒトを亡くしてしまいましたわ」




メリーさん太「そして問題は、もう一つの『Div○de』と言う曲の、『歌詞』なんだよな」


ちょい悪令嬢「初めて聴いた時、背筋が凍りつくほど戦慄いたしましたからね!」


メリーさん太「むちゃくちゃ皮肉が効いていて、これってもはや『アメリカンジョーク』なんてレベルでは無くて──」




ちょい悪令嬢「下手したら作品の世界観を、全否定しかねないほどの、身も蓋も無さでございましたわね」




メリーさん太「……う、うん、おっしゃる通りで(あ〜あ、言っちゃったよ、こいつ)」




ちょい悪令嬢「自他共に認める異能『バトル』アニメだと言うのに、『いくら戦っても無駄だ』とか、『必ず最後には敗北が待ち構えているだけだ』とか、『しかも支配者は何の責任もとらないぞ』とか、『どんなに強固な団結も、嘘やデマであっさりと瓦解し、互いに憎み合うだけだ』とか、とにかくネガティブな歌詞のオンパレードですからね☆(※著作権に配慮して、歌詞を微妙に変えております)」




メリーさん太「一応【Volume3】本編の内容とリンクしているけど、ここまで後ろ向きで、登場人物どころか視聴者の心をえぐるやつって、『Fa○e』【Heavens Feel】の『I beg y○u』や、『PSYCH○ーPASS サイコ○ス』第1期の『名前のな○怪物 』くらいなものだろうな」


ちょい悪令嬢「そういう意味でも、日本のトップクラス作品と、互角に渡り合えていますわよね」


メリーさん太「……てっきり、血湧き肉躍るわかりやすいバトル物だと思っていたのに、どうしてこうなった?」




ちょい悪令嬢「──更に実はこの歌詞こそは、ほんのつい最近本作の作者が到達したばかりの、『世界の真理』を突いているのだから、決して侮れませんよ!」




メリーさん太「………はあ? 『世界の真理』って。確かにこのエグさからすれば、悪い意味での『真理』を突いているかも知れないけど、特にうちの作者と同意見と言うのは、非常に嫌な予感がするんだが、一体どの部分でしょうか?」




ちょい悪令嬢「『確かに正義側が団結すれば手強いが、そんなものいくらでも嘘やデマによって瓦解させて、味方同士で争わせることができる』──ってやつですよ」




メリーさん太「──一番タチの悪いのが、来たああああああ!!!」




ちょい悪令嬢「まあ、これぞ現在の日本の状況を、的確に示しているとも言えますしね」


メリーさん太「……何だと?」


ちょい悪令嬢「例えば、『夫婦別姓』や『同性婚』についての問題ですよ」


メリーさん太「──どうしてここで、本作では毎度お馴染みの、その二つが登場するんだ⁉」




ちょい悪令嬢「実は『ニコ○コ大百科』様なんかに巣くっている、これらの『ポリコレ問題』の推進者どもは、別に『夫婦別姓』や『同性婚』自体そのものの実現を、目指しているわけのです」




メリーさん太「……だったらあいつらは、何を目的にしているんだよ?」




ちょい悪令嬢「当然、『日本国民の分断』ですよ」




メリーさん太「──なっ⁉」




ちょい悪令嬢「読者の皆様におかれましては、『おかしい』とは思われませんでしたか? 急に『夫婦別姓』とか『同性婚』とかを声高にアピールし始めて、それまでまったく関わりを持たず何の興味も無かった我々に対して、『おまえらは時代遅れの反対派だ』とか、一方的にレッテルを貼ってきて。──そう、あいつらの狙いはあくまでも、日本国民を勝手に『賛成派』と『反対派』とに分断して、同じ日本人同士で争わせて、日本国そのものを混乱の坩堝に叩き落とすことだったのです!」




メリーさん太「──ああっ、確かにそう言ったことを、『選択的』夫婦別姓に関する話において、聞いたことが有るぞ⁉」




ちょい悪令嬢「そうです、もしも『選択的夫婦別姓制度』が実現したとしたら、一見誰の要望も叶えられるようになるので万事めでたいようですが、実は『別姓派』と『同姓派』との間で、新たなる『差別』や『争い』の火種を生み出すだけなのです」




メリーさん太「……そうか、別に『夫婦別姓』や『同性婚』なんか実現できなくても、現段階ですでに、日本国民の分断が進行していっているわけなのか?」




ちょい悪令嬢「『ニコ○コ大百科』様等のスレにおける、『あいつら』の論調を見れば、一目瞭然ですよ。あいつらって『夫婦別姓』や『同性婚』を具体的に実現する方策は何も語ろうとはせずに、とにかく屁理屈をこねて『反対派』にイチャモンをつけて、争いの種を振りまいているだけですしね」




メリーさん太「──すごいぜ『RW○Y』! まさか日本国における『ポリコレ問題の闇』を、こうも見事に暴き立ててしまうとは⁉」




ちょい悪令嬢「このように、単なるアメリカ産のアニメ作品だと高をくくっていると、とんだしっぺ返しを食らいかねないのです。何せアメリカはこれまで散々『反国家勢力パブリックエネミー』と闘い続けてきて、今なお『ポリコレ問題』に頭を悩ませているのですからね。日本国内の小賢しい『分断工作員』どもなんて、端から相手になりませんよ☆」

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