第1156話、わたくし、「現実はアニメやゲームよりもカオスなり」ですの⁉
ちょい悪令嬢「──さて、今回は前回ちらっと触れました、知る人ぞ知る超傑作ゲーム『カ○スヘッド』について、動画サイトの『GYA○!』様においてアニメ版が全話一挙無料配信されているこの機会に、全力で語り尽くしたいかと思います!」
メリーさん太「おっ、久方振りの【アニメ談義】か? いいぞ、存分に語るがいい!」
ちょい悪令嬢「……あれ? どうしたのですか、メリーさん、いつもとは反応が違うではありませんか?」
メリーさん太「──最近立て続けに
ちょい悪令嬢「あはははは、もちろん当【座談会】としても、読者の皆様に対する『お口直し』の意味合いも多分に有るんですけどね」
メリーさん太「……ったく、『内容がヤバい』ってことを自覚しているのなら、もう少し抑えろよ? ホントそのうち『クレーム』が殺到しても知らないぞ」
ちょい悪令嬢「あ、その点は大丈夫です。『LGBT工作員』て生身の人間と言うよりはむしろ、あたかも『ロボット』そのもので、SNS上で『bot活動』するしか能が無く、Web小説にクレームつけることなんて有り得ませんから」
メリーさん太「……『LGBT』の活動家が、SNSで『bot活動』しているだと?」
ちょい悪令嬢「いわゆる『○○と繋がりたい』ってやつですよ。自分自身も『性的マイノリティ』の
メリーさん太「……え、『エセLGBT』の工作員て、そんなことをやっているの?」
ちょい悪令嬢「こんなものなんてほとんどが『
メリーさん太「──はあ⁉ あいつらとしては『ダメ元』でやっているんだから、ほんのわずかでも『釣れた』なら、『大戦果』じゃないか⁉」
ちょい悪令嬢「ええ、本国の党中央政治局も大喜びですよ。とにかく『
メリーさん太「……うんまあ、『LGBTの闇』については、大方理解できたけど、またこんな話題ばかりやっていると、今回も『時事問題』で終始してしまうんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「そんなことはありません、実は十年以上前に放映されたはずの『カ○スヘッド』アニメ版こそ、現在の現実世界の
メリーさん太「何だと?」
ちょい悪令嬢「もはや現実世界に完全に絶望して、SNSを含むWebの電脳世界に逃避することによって、ネット上の歪んだ情報に完全に染まりきって、妄想ばかりにふけっていたところ、『同好の士』を名乗る甘い罠にまんまと嵌まって、すべてを失ってしまう主人公の物語だったりするのですよ──しかも、『宗教絡み』でね☆」
メリーさん太「──完全に、現在の日本の社会情勢そのものであり、その中でも特に(某『無敵の人』に代表される)『病める若者』の状況、そのまんまじゃんか⁉」
ちょい悪令嬢「動画サイト様も、今こそ視聴すべきと思われて、全話一挙無料配信に踏み切られたのかも知れませんね♫」
メリーさん太「……『GYA○!』様と言うと、前にあんたが言っていたけど、主に『マニアックな作品』を選んで配信しているところか? 確かに有り得るな」
ちょい悪令嬢「自他共に認める『アニメ音痴』の作者としては、こういった作品を紹介していただけると非常に助かるのですが、これって想像以上に超有名シリーズの一作だったようなんですよ」
メリーさん太「超有名シリーズ、って?」
ちょい悪令嬢「かの『シ○タインズ・ゲート』に代表される、『科学アドベンチャ○シリーズ』でございます」
メリーさん太「──もはや『オタクの教科書』レベルの、超有名どころじゃねえか⁉ それを知らなかったなんて、『アニメ音痴』なんてレベルじゃねえだろ!」
ちょい悪令嬢「いやはや、お恥ずかしい限りですw」
メリーさん太「まったくだよ…………それで、第一印象としては、どんな感じだったんだ?」
ちょい悪令嬢「一言で申せば、かの『serial experiments l○in』を、『萌えテイスト増量』でとっつきやすくした感じですかね。もちろん同じシリーズなのですから、『シ○タゲ』ならではの『ディープおたくテイスト』もあちこちに見られたりして」
メリーさん太「『l○in』と『シ○タゲ』の合わせ技って、もはや『最強』じゃんか⁉」
ちょい悪令嬢「ただし前回述べましたように、作品の舞台は『渋谷』ですけどね」
メリーさん太「へえ、この『科学アドベンチャ○シリーズ』って、全部『秋葉原』が舞台というわけじゃ無いんだ?」
ちょい悪令嬢「あえて渋谷のような、『おしゃれな若者の街(当時)』を舞台にしたからこそ、『(おまえらの)オタクの街(当時)』を舞台にした『シ○タゲ』よりも、『オタクである
メリーさん太「ほう、それじゃあ久方振りに、『めっけもの』を見つけたって感じなのか?」
ちょい悪令嬢「それが手放しに、そうとも言えないんですよねえ……」
メリーさん太「──だからその『上げて落とす』芸風は、よせと言っているだろうが⁉ 制作スタッフの皆様もいい気分しないと思うし!」
ちょい悪令嬢「いえ、むしろこれは、制作スタッフの皆様にとっても、『織り込み済み』かと思われるのですよ」
メリーさん太「はあ?」
ちょい悪令嬢「実はこの『カ○スヘッド』こそが、『科学アドベンチャ○シリーズ』の栄えある第一作だったりして、制作側からしたら、『切り込み隊長』や『観測気球』的な存在のようなものでは無いかと思われるのですよ」
メリーさん太「……あー、確かに『単発の目玉作品』なら最初から本気で全力を尽くしてくるけど、あくまでも『シリーズの第一作』に過ぎないのなら、そういったことも無きにしも非ずだろうな」
ちょい悪令嬢「特に第二作として、本命の『シ○タインズ・ゲート』が控えていますしね」
メリーさん太「……なるほど、制作スタッフとしては、最初から『シ○タゲ』で勝負しようと思っていて、第一作の『カ○スヘッド』のほうはある程度の『地ならし』と言うか、『話題づくり』の役割を与えられていたのかもな」
ちょい悪令嬢「渋谷を『地ならし』ですか? やはり『リア充絶対殺す都市伝説』の、メリーさんらしいですね」
メリーさん太「──人を『平成ガ○ラ第三作』みたいに言うなよ⁉
ちょい悪令嬢「でもメリーさんてば、本作に初登場の折には、ハロウィンでお祭り騒ぎの渋谷に現れるや、大勢の人たちを恐怖のどん底に叩き落としたでは無いですか?」
メリーさん太「『現代日本サイドのあんた』である、
ちょい悪令嬢「まあとにかく、すでに『シ○タインズ・ゲート』の全アニメ作品を視聴した身からすれば、それよりも先行して公開された『カ○スヘッド』のアニメ版は、作画が少々古くさくて、余り予算を投入されているようには見受けられなかったのですよ」
メリーさん太「……とすると、よほどの『シ○タインズ・ゲート』マニア以外は、それ程必見と言うわけでは無いのか?」
ちょい悪令嬢「──いえ、やはり『シ○タゲ』の兄弟作品だけあって、何と主人公自身に驚愕の真相が隠されていて、物語自体が中盤以降にちゃぶ台返しされるところなんて、本作の作者のような『キワモノ好き』の方にとっては、見逃す手は無いでしょう!」
メリーさん太「ほう、そこはやはり、ちゃんと『仕掛け』が有るわけか」
ちょい悪令嬢「しかもその『驚くべき真相』こそが、一説には『シ○タゲ』すら超えるシリーズ最高傑作とも言われている、正当な続編である『カ○スチャイルド』において、『オタク向けゲームとしては絶対にやってはならない』掟破りの仰天オチへと繋がってくるのですよ!」
メリーさん太「な、何だよ、『絶対にやってはならない掟破り』って?」
ちょい悪令嬢「実は『カ○スヘッド』における主人公と同じことをやっているだけなのですけど、『カ○スヘッド』ではどうにか許せても、『カ○スチャイルド』では断じて認められず、それまで必死にクリアを目指して攻略を続けていたプレイヤーたちを、一瞬にして阿鼻叫喚の地獄絵図へと叩き込んだのです!」
メリーさん太「──一体何が起こったんだよ、『カ○スチャイルド』! むちゃくちゃ気になるうううう!!!」
ちょい悪令嬢「『カ○スヘッド』の全話一挙無料配信は、今月の14日まで行われる予定ですので、その後で『カ○スチャイルド』の配信を行ってくださることを、みんなでお祈りいたしましょうよ」
メリーさん太「……う、うん、
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、『シ○タゲ』のファンの方は言うまでも無く、これまでの『ゲーム原作アニメ』はもちろん、すべての『萌え系作品』の常識を覆す、『カ○ス』シリーズについては、全話無料配信が行われているこの機会を逃さずに、是非ともご視聴なされることをお薦めいたしますわ♡」
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