第1147話、わたくし、日本では神社の巫女さんのほうが、西洋の神や悪魔よりも強いと思いますの⁉
ちょい悪令嬢「──今回も前回に引き続いて、『邪○ちゃんドロップキック』シリーズについて述べたいかと思います!」
メリーさん太「……え、まだ何か語ることがあるの? どんだけお気に召したんだよ、あの作品⁉」
ちょい悪令嬢「そりゃあ語らずを得ませんよ、何せ『新事実』が発覚したのですからね!」
メリーさん太「新事実、だと?」
ちょい悪令嬢「それもうちの作者イチオシの、花園ゆ○ねちゃんについてです!」
メリーさん太「へ?…………………………何で、よりによって、その子なの?」
ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、聞きたいですが?」
メリーさん太「……何もったいぶっているんだよ、どうせ原作漫画版の読者の皆様なら、すでに知っていることだろうが?」
ちょい悪令嬢「とはいえ、本作としては、どうしても無視できないのです」
メリーさん太「どうして?」
ちょい悪令嬢「実は本作とも、関連性が深かったりするのですよ」
メリーさん太「はあ?」
ちょい悪令嬢「まあとにかく、ギャグ作品の常として、単なる一般人でありながら『主人公補正』によって、どんな強大な人外たちに対しても(精神的のみならず物理的にも)ツッコミ入れ放題であることに、ちゃんと理由が有ったことが判明したのです!」
メリーさん太「え、あのえげつないツッコミ力に、理由が有っただと? 『ギャグであること』以外にか?」
ちょい悪令嬢「実は彼女って、結構大きな神社の娘さんだったのですよ」
メリーさん太「神社の娘?…………つまり、それって」
ちょい悪令嬢「ええ、『巫女』さんだったのです」
メリーさん太「あの(中二病系)ゴスロリ美人大学生が、巫女さん──すなわち、由緒正しき純和風のご家庭のご出身だったのか⁉」
ちょい悪令嬢「ね、意外も意外でしょ?」
メリーさん太「いや、確かに『ギャップ萌え』的にはポイントが高いだろうが、たとえ伝統有る家柄のお嬢さんだとしても、絶大なる超常の力を有する悪魔や天使に対する、『優位性』が有るとは限らないだろうが?」
ちょい悪令嬢「『結界』を張ることができるそうです」
メリーさん太「……はい?」
ちょい悪令嬢「神職の娘さんらしく、『不浄なモノ』を寄せつけないように、結構強力な結界を構築することができるそうなんですよ」
メリーさん太「──ガチで神通力を使える、巫女さんなのかよ⁉ 本格的だな!」
ちょい悪令嬢「そうなると、邪○ちゃんを始めとする上級悪魔や、『主上様』であるリエ○ル様率いる天使軍団を前にしても、まったく物怖じしないのも納得ですね」
メリーさん太「……しかも、ほとんどが『西洋系』である中にあって、『東洋系』の巫女さんなんだから、むしろ『優位性』が有って当然だったわけだ」
ちょい悪令嬢「そんなものですか?
メリーさん太「宗教的存在に対しては、何よりも『信仰心』──すなわち、心からその存在を『信じている』かどうかが、最も影響するのであって、東洋の巫女さんとしては、日本の神様は信仰しても、西洋の神や悪魔なんて、それこそ『創作物』のようなものに過ぎないんだよ」
ちょい悪令嬢「な、なるほど」
メリーさん太「しかも作品の舞台が、自分(の宗教)のホームグランドである、日本であることも大きいよな」
ちょい悪令嬢「ああ、無数の人々の信仰の力を集めて、自分自身の力にできるってことですか」
メリーさん太「某『姉ちゃんは中○病』でも示唆されていたけど、こういったのって『世界観的にホームかアウェイか』に左右されるので、日本国内では当然、巫女さんであるゆ○ねちゃんが優位になってくるのさ」
ちょい悪令嬢「普段の彼女の余裕の態度も、至極当然だったわけですわね♫」
メリーさん太「……それにしても、さっきあんた自身も言っていたけど、ゆ○ねちゃんが巫女であることと本作とが、どう関係してくるって言うんだ?」
ちょい悪令嬢「え、メリーさん、何をおっしゃっているのですか? 他ならぬこの
メリーさん太「え、何で?」
ちょい悪令嬢「──ちょっと!
メリーさん太「同様って、それこそあんたは『異世界の巫女姫』なんだから、うっかり現代日本なんかに行った日には、邪○ちゃんやリエ○ル様同様に、ゆ○ねちゃんにはまったく歯が立たないのでは?」
ちょい悪令嬢「……ホント、前回の話を、ちゃんと聞いていたのですか?
メリーさん太「え?………………………………ああっ、そういえば⁉」
ちょい悪令嬢「そうです、
メリーさん太「……不幸な未来のみをズバリと的中できる、『明石月の呪いの巫女姫』か。確かにそんじょそこらの超常的存在じゃ、太刀打ちできないよな」
ちょい悪令嬢「あら、メリーさんだって一応『現代日本』
メリーさん太「たかが『都市伝説』が、西洋の『悪魔』や『神様』にマウントとることができるってか?」
ちょい悪令嬢「現代日本においては、よほど『メリーさん』のほうが、大多数の国民の皆様に『お馴染み』だし、『存在感』の強さとしては、むしろ圧倒していると思われますが?」
メリーさん太「そうか、あたしたちのような『想像上の存在』は、より多くの人々にその『存在を想像』してもらったほうが、文字通りに『存在感』が高まり、超常の力も強くなるってわけか」
ちょい悪令嬢「まさしく、『人外キャラあるある』ですわね」
メリーさん太「うん、今回は結構、Web小説等の作品づくりに、役立つ内容だったな?」
ちょい悪令嬢「それは当然でしょう⁉ 自分の作品づくりに役立てることができなければ、一応オリジナル作品と言うことになっている本作において、【アニメ談義】なんてやる意味が無いでしょうが⁉」
メリーさん太「……あ、うん、それは確かにそうですね(棒)」
ちょい悪令嬢「何でいきなり、無表情になるんですか⁉」
メリーさん太「いや、これまで【アニメ談義】を散々やってきて、今回のように実際に役に立ったことなんか有ったっけ?」
ちょい悪令嬢「これまでだって、それなりに役に立っているんですけど、いちいち報告しなかっただけですよ!」
メリーさん太「……本当かあ?」
ちょい悪令嬢「それが証拠に、本作の連作が続いているでは無いですか?」
メリーさん太「へ?」
ちょい悪令嬢「毎日毎日、一年三百六十五日、暑い日も寒い日も、ほぼ欠かさず連載を続けていくなんて、よほどの動機が無いと不可能でしょう。──その最大の原動力こそが、『心から感動できる作品との出会い』なのですよ!」
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「つまり、一応は創作者の端くれとしては、素晴らしい作品に触れてこそ、『やる気』が刺激されて、自分の創作活動に活かせるわけなのです♡」
メリーさん太「……
ちょい悪令嬢「──納得なされたのなら、余計なことは言わないでください!」
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