第1109話、【Fa○e】わたくし、『さ○らルート』を徹底的に検証いたしますの♡(その3)
ちょい悪令嬢「──はい、前々回から始まりました『Fa○e stay night』の劇場版【Heavens Feel】の徹底検証ですが、前回まででストーリーの内容に対する本作の作者の所感については大方述べ終えましたので、今回はTV版の【Unlimited Blade Works】を視聴時に気になっていた、『疑問点や問題点』について解決していくことといたしましょう!」
メリーさん太「【Unlimited Blade Works】における、疑問点や問題点て?」
ちょい悪令嬢「まず何よりも、このTV版第2作に当たる『遠坂リ○ちゃんルート』って、『サーヴ○ント関係』が非常に複雑で、すべての点で『イレギュラー』ばかりなのですよ。ただでさえ非常識極まる存在だと言うのに、あろうことか絶対忠誠を誓ったはずのマスターを平気で裏切るわ、サーヴ○ントのくせに勝手に英霊を召喚して自分のサーヴ○ントにするわ、イレギュラーな8人目が登場したかと思ったら、なぜかまったく登場しなかったやつもいるわで、完全に『フリーダム状態』なのですよ!」
メリーさん太「そういや、あの超問題作と言われた『Fa○e Zero』でさえ、己のマスターを蔑ろにしたのは、人格的に超問題の有るギルガメ○シュさんだけだったよな」
ちょい悪令嬢「マスターはマスターで、問題点が山盛りで、主人公の士○君とメインヒロインのリ○ちゃんが、不可抗力とはいえコロコロとサーヴ○ントを変えたり、ラ○サーさんのマスターが己の特殊な立場を悪用しているのもアレだけど、そもそも7人目のマスターが最初から最後まで一切姿を現さないのは、論外では無いでしょうか?」
メリーさん太「え? ギルさんを除けば、少々の変動は有ったものの、7人のサーヴ○ントに対して、ちゃんと7人のマスターがいたんじゃ無かったっけ?」
ちょい悪令嬢「そうですかあ? 確か『アサ○ン』さんには、マスターがいなかったと思われるのですが?」
メリーさん太「何言っているんだ、確かにこれぞ特大の『イレギュラー事項』だけど、柳○寺の門前を守っていた『アサ○ン』──すなわち、佐々木小○郎さんのマスターは、同じサーヴ○ントのキ○スターさんだったろうが?」
ちょい悪令嬢「……くっくっくっ、『都市伝説』と言っても、所詮は小娘、たわいないのうwww(※この台詞の直後、無数の蟲に分解します)」
メリーさん太「──誰だ、てめえは⁉」
ちょい悪令嬢「前回申しましたでしょう? サ○ラちゃんは前回の『第四次聖○戦争』時から、十年以上もかけてじっくりと、今回の聖○戦争の『鍵』となるように仕込まれてきたと。──つまり『stay night』シリーズの舞台である『第五次聖○戦争』は、間桐家現当主の臓○さんによって、すべてお膳立てされていたのです」
メリーさん太「な、何だってえ⁉」
ちょい悪令嬢「よって、今回の間桐家における『サーヴ○ント』と『マスター』の関係も、前回の聖○戦争時以上に複雑怪奇なものとなっているのですよ」
メリーさん太「……まあ、それはあたしも感じていたよ。もしかしてラ○ダーさんのマスターって、慎○君と言うよりもサ○ラちゃんだったりするんじゃ無いのか? ──TV版の【Unlimited Blade Works】では否定されちゃったけど」
ちょい悪令嬢「結構いい線行っていますけど、それどころでは無かったのです!」
メリーさん太「そ、それどころでは無い、って?」
ちょい悪令嬢「これ以上申しますと、またもや『ネタバレ』になりかねないので、自重いたしますが、」
メリーさん太「おいッ⁉」
ちょい悪令嬢「『ネタバレ』ギリギリで明かせることとしては、同様に【Unlimited Blade Works】における疑問点と問題点だった事柄が、今回の【Heavens Feel】においてほぼすべて解明されているのです!」
メリーさん太「……何だと?」
ちょい悪令嬢「例えばまさしくこの、『アサ○ン』さんと『間桐家のサーヴ○ント』の問題についてなのですが、」
メリーさん太「ちょっ、それってまさに、最大の『ネタバレ』じゃ──」
ちょい悪令嬢「大丈夫です、『アサ○ンと間桐家のサーヴ○ント』と言うとアウトですが、『アサ○ン』と『間桐家のサーヴ○ント』と言えば、ギリギリセーフです」
メリーさん太「……ああ、例の、『TV版のアサ○ン』さんと、『間桐家のサーヴ○ント』──すなわち、『ラ○ダー』さんとにおける、それぞれ
ちょい悪令嬢「まずアサ○ンさんについてですけど、以前もちょっとだけ触れましたが、やはり本作の作者の見解通り、TV版【Unlimited Blade Works】における佐々木小○郎さんは、キ○スターさんが独自に召喚した『
メリーさん太「──そうか、さっきあんたが言っていた『謎の七人目のマスター』って、その『真アサ○ン』さんのマスターのことだったのか⁉」
ちょい悪令嬢「そうです、それこそがTV版【Unlimited Blade Works】との最大の違いであり、しかもこの『真アサ○ン』さんこそが、冬○市で勃発した連続殺人事件の犯人だと目されて、その残虐性が『英霊』として許されないのはもちろんのこと、下手に目立って市民の皆様に『聖○戦争』の存在を知られることを防止するためにも、他のマスター同士で一時休戦して、それぞれのサーヴ○ントを討伐に向かわせるんですけど、それ程戦闘能力が無いはずの真アサ○ンさんを相手にした戦いの中で、次々と追っ手のサーヴ○ントのほうが返り討ちに遭っていくと言う、『大番狂わせ』になってしまったのです」
メリーさん太「TV版であれ程活躍したサーヴ○ントたちが、ぽっと出の新顔にあっけなく倒されたと言うのか⁉ 一体どのサーヴ○ントが?」
ちょい悪令嬢「まずは、(大方の予想通りw)ラ○サーさん」
メリーさん太「……うん、納得の選択だな。──この人でなし!」
ちょい悪令嬢「そして、セ○バーさん」
メリーさん太「は?………………………………って、はあああああああああ⁉」
ちょい悪令嬢「うんうん、今回の『奇声』に関しては、納得ですな」
メリーさん太「セ○バーさんて、ええーっ⁉」
ちょい悪令嬢「言ったでしょう、この【Heavens Feel】は『stay night』シリーズにおける、最大の『
メリーさん太「『
ちょい悪令嬢「それはあくまでも、『stay night(無印)』や『衛宮さんちの今日○ごはん』や『カーニバル・フ○ンタズム』等々の、『セ○バールート』と呼ばれるもの限定なのですわ」
メリーさん太「そ、そうか、【Heavens Feel】はあくまでも『サ○ラちゃんルート』だったっけ? ──しかし、自分の『ヒロインルート』では無かったら、こうもあっけなく死んでしまうなんて、あまりにもあんまりなんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「何おっしゃっているんですか? これは聖○『戦争』なんですよ? 常に戦いの最前線に立って死闘を繰り広げているサーヴ○ントが、いついかなる時に死んでしまおうが、当然ではありませんか?」
メリーさん太「──うっ⁉」
ちょい悪令嬢「……まあ、ただ死んでしまうだけだったら、まだ幸せだったでしょうね」
メリーさん太「な、何だよ、それって?」
ちょい悪令嬢「これ以上申しますとまたまた『ネタバレ』になりますので、この辺で(本題である)『ラ○ダー』さんのほうの話に移りましょう」
メリーさん太「ああ、そういえばラ○ダーさんて、TV版の【Unlimited Blade Works】においては、まったくいい所無しで、登場即退場したんだっけ? 【Heavens Feel】のほうはどうだったんだよ?」
ちょい悪令嬢「まだ健在だったセ○バーさんとの初対決の際に、あっさりと倒されてしまいました」
メリーさん太「──うおおおおおおおおいっ⁉ 確か劇場版においては、『汚名返上』とばかりに、大活躍するんじゃ無かったのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「ええ、うちの作者も、『話が違うじゃないか⁉』と呆気にとられたんですけど、」
メリーさん太「けど?」
ちょい悪令嬢「その後、別のサーヴ○ントとの戦いにおける士○君の大ピンチの際に、いきなり助けに来てくれて、そしてそのままあっさりと立ち去ってしまったんですよ」
メリーさん太「何ソノ、『通りすがりの正義の味方』そのままのムーブメントは⁉ いや、そもそもどうして復活することができたの?」
ちょい悪令嬢「これについては以前も申しましたが、実はラ○ダーさんは元々『第五次聖○戦争』において一二を争う実力者で、本来ならセ○バーさんでも瞬殺できたのですよ」
メリーさん太「ええっ、セ○バーさんを瞬殺って、それならどうして初対決の時に、むしろ自分のほうが瞬殺されたんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「実は問題は『彼女のマスター』側のほうが抱えていたのですが、晴れて『本来のマスター』に仕えるようになってからは、本領発揮を開始して、何とセ○バーさんどころか、彼女が闇堕ちして超パワーアップした『黒セ○バー』さんとも、互角以上に渡り合えるようになったのです」
メリーさん太「あの(『カーニバル・フ○ンタズム』でギルさんを圧倒した)黒セ○バーさんと互角かそれ以上なんて、どんだけだよ⁉」
ちょい悪令嬢「
メリーさん太「──何だよ、そりゃあ⁉ 何つう節操の無さ!……………いや、この場合節操が無いのは、本来敵であるはずのラ○ダーさんを引き入れた、士○君のほうか?」
ちょい悪令嬢「いえいえ、この時点ではすでにセ○バーさんとの契約は解除されており、黒セ○バーさんはけして味方では無いし、何と(一応のところ)ラ○ダーさんのほうこそが、『味方』と言うべき立ち位置におられるのです」
メリーさん太「──どうなっているんだよ劇場版、TV版を完全に『ちゃぶ台返し』しているじゃないか⁉」
ちょい悪令嬢「ねえ、間違いなく『大番狂わせ』でしょう?」
メリーさん太「……いや、まさかここまでとは」
ちょい悪令嬢「──驚くのはまだ早いですよ! これまで語ってきたことはあくまでも、ギリギリまで『ネタバレ防止』に気遣ってきた【限定版】であり、実際に本編をご覧になれば、更にびっくり仰天の連続ですわよ♡」
メリーさん太「……確かにな、今回はあえて、メインヒロインのサ○ラちゃんについての話題は、極力避けていたからな」
ちょい悪令嬢「ちなみに次回は、『限定特装版BD』ならではの、画質と音質の良さについて、熱く語りたいかと思います!」
メリーさん太「──まだ続けるつもりかよ⁉」
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