第1049話、わたくし、ド田舎の不動産屋を探して三千里ですの⁉

ちょい悪令嬢「……ハア〜イ、読者の皆様、こんにちは! 今回は冒頭からなんですが、現在作者は完全にグロッキー状態でして、何をする気も起こりませんです」




メリーさん太「──うおいっ、開始早々から、何言っていやがるんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「いやそれがですねえ、一昨日の土曜日におきましては、とある不動産屋を探し求めて、一日中自転車で走り回っていたそうなんですよ」


メリーさん太「……一日中不動産屋を探し回ったって、作者の実家の田舎の不動産屋って、『移動式』か何かなのか?」


ちょい悪令嬢「そんなわけ無いでしょうが⁉……………まあ、そのように誤解なされるのも、良くわかりますが」


メリーさん太「じゃあどうして、すぐに見つけられなかったんだよ? 不動産屋なんて普通、駅の真ん前とか、繁華街の目立つところにあるだろうが?」


ちょい悪令嬢「……まあ、東京都とか大阪とか博多とかの、都市部でしたらね」


メリーさん太「えっ、田舎だと違うの? 田舎だって、駅前とか繁華街のど真ん中にあるとばかり思っていたんですけど?」




ちょい悪令嬢「ちなみに、今回二時間近くも探し回った不動産屋は、ほとんど周囲に何もない県道の途中に一軒だけぽつんとあって、『目印』が向かいにある某コンビニ店のみという有り様でした」




メリーさん太「………………………はあ?」




ちょい悪令嬢「田んぼの中の県道なんて、どこまで行っても何も無く、距離感がまったくつかめず、一体どこまで行ったらいいのかわからなくて、迷いに迷い続けていたのですが、その上コンビニなんて同じフランチャイズの店がごまんと有るので、『目印』としてまったく役に立たず、散々でございましたわ!」




メリーさん太「……うん、目印がコンビニなんて、目印になってないよな? それってほとんど、『目印としては、向かい側に信号機があります』とか、言っているようなものだし」


ちょい悪令嬢「でも確かに、田んぼと個人宅しか無い田舎の県道においては、コンビニくらいしか目印となるものが無いのですよ」


メリーさん太「ていうかそもそも、田舎の県道なんてどれも似たようなものだから、自分が正しいルートを歩いていること自体が、まず確信できなかったりして?」


ちょい悪令嬢「そうなのです、途中で見つけた交番のおまわりさんに教えてもらった通りに進んでいるつもりだったのですが、道筋自体が間違っていて、最終的に郵便屋さんに教えてもらった道順で、どうにかたどり着けたという」


メリーさん太「──おお、『究極の道案内勝負』は、郵便局の勝利に終わったのか⁉」


ちょい悪令嬢「他人事みたいに言わないでくださいよ! 電動アシスト自転車を使っていたとはいえ、二時間以上もあてども無くさまよい続けていたために、肉体的はもちろん、精神的にも完全に疲労困憊になってしまったのですよ⁉」


メリーさん太「……自分から目立って客を集めようとしないなんて、田舎の不動産屋って、儲けるつもりはないのか?」


ちょい悪令嬢「もしかしたら、そういう環境にあっても、儲かるシステムが有るんじゃないですか?」


メリーさん太「それとも、田舎と言えば土地が広くて安くて、すでにほとんどの住人が先祖代々の一軒家に住んでいるから、不動産屋に対する需要が乏しく、最初から商売をあきらめているとか?」


ちょい悪令嬢「あー、それは有るかも知れませんねえ。そもそも『人口減少』が著しい土地柄ですので、『空き家』も多いですし」


メリーさん太「……本当に大丈夫なのか、本作の作者って。そんな超ド田舎に、かれこれ一年以上も住んでいて」




ちょい悪令嬢「大丈夫ですって、何度も何度も申しておりますが、インターネット環境は十分に整っていますので、欲しい情報や物品は何でもすぐに手に入るし、家の周囲に結構大きなスーパーやドラッグストアが何軒もあるし、アジア有数の大都市へも一時間もかからずに行くことができるしで、むしろ自然豊かで静かな環境を、心ゆくまで満喫できて大満足ですわ♡」




メリーさん太「まあ、本人がそう言うのなら、それでもいいけど、当然のごとく時には田舎ならではの災難にも見舞われるわけで、今回は運悪くそれにぶち当たってしまったと?」




ちょい悪令嬢「……そうなんですよお、それで翌日の日曜は、身体中が筋肉痛でほとんど寝たきり状態で、一日中アニメや戦争映画を見たり、ずっと先延ばしにしていたパソコンデータの本格的バックアップを行ったりして、小説作成を完全にお休みにしていたので、本日月曜日の早朝において、慌てて本作を執筆しているといった次第なのですう〜」




メリーさん太「おいおい、そんなことで、本日中の公開に間に合うのかよ?」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、今回は思いつくままにだらだらと雑談を行いたいかと存じますので、読者の皆様におかれましては、どうぞご了承くださいませ☆」




メリーさん太「……こ、こいつ、開き直りやがった⁉」




ちょい悪令嬢「まず最初は、以前述べました、『これぞ小説作成データの理想的なバックアップ方法』について、本作の作者による実践の結果を、お伝えしたいかと思います!」




メリーさん太「……え、あいつあんなに偉そうなことを言っておいて、自分ではまだ行っていなかったの?」


ちょい悪令嬢「今回の件を含めまして、父親の介護等、何かと忙しくて(てへぺろ)」


メリーさん太「──忙しいとか言ってなおざりにしていたら、取り返しのつかないことになりかねないから、日々のバックアップを心掛けるべきであり、そのためにこそ、『誰もが続けることのできる、最も簡単なバックアップ方法』を紹介したんじゃ無いか⁉」




ちょい悪令嬢「──ええ、そうなんです! 実際にやってみて、むちゃくちゃ理想通りだったので、今回改めてご紹介しようと思い立ったのですよ!」




メリーさん太「……理想通り、だったって?」




ちょい悪令嬢「あ、誤解の無きよう申しておきますが、本作の作者は前回お薦めした、『USBメモリによる日常的バックアップ』については、ほぼ毎日欠かさず行っており、問題は、『半期に一度』等に限定される、DVDーRやDVDーRW等の『半永久的にデータを維持できる』、いわゆる光ディスクによるバックアップのほうなのです」




メリーさん太「……ああ、その手の光ディスクって、そもそも書き込み速度が他のストレージに比べて遅い上に、繰り返して使用する場合は、いちいち『古いデータの消去』作業をしなければならないから、非常に面倒で、ついバックアップを怠りがちなんだよな」




ちょい悪令嬢「──ところがどっこい! 今回不動産屋に行くついでに購入した、新品の外付けDVDレコーダーを使用してみると、アッと言う間にバックアップが終わってしまったのですよ!」




メリーさん太「え、何で?…………やはり新製品だから、性能が飛躍的に向上していたとか?」


ちょい悪令嬢「それも有りますが、今回はちゃんとパソコン本体と、『規格を合わせた』からなのです!」


メリーさん太「な、何だよ、その『規格』って?」




ちょい悪令嬢「これは一般的によく知られていることなんですが、『パソコン音痴』の方が多いと思われるWeb作家の方々には、是非ともお知りおき願いたいのですけど、現在パソコンのUSB端子の規格には、同じ『3.X』系統でありながらむちゃくちゃ種類が有って、当然のごとく周辺機器を選ぶ際には、パソコン本体の規格としっかりと合わせたほうが、性能を十分に発揮することができるのです!」




メリーさん太「あ、そうなの?」


ちょい悪令嬢「前に使っていたのが、最近になっていくら『(ピックアップ)レンズクリーナー』をかけても、CDーRWをまともに書き込みできなくなったから、単に老朽化したものと思っていたのですが、何と本体側が『USB3.0』端子だったのに、ドライブのほうが『USB2』規格の製品だったので、十分に性能を発揮できなかっただけだったのです」


メリーさん太「そんな細かな違いで、性能が大きく左右されるわけか⁉」


ちょい悪令嬢「もちろんメリーさんがおっしゃったように、新製品だから性能が向上していることも有るでしょうが、それにしたってUSBの規格をあわせたほうがいいのは、言うまでもございません」


メリーさん太「だったらもう、光ディスクを使ってのバックアップが、それ程苦にはならなくなったわけだ」


ちょい悪令嬢「──それだけではありません! DVDプレイヤーの高性能化&接続端子の最適化は、アニメや音楽等のDVDムービーの視聴時にも多大なる恩恵を与えてくれて、これまで以上に美麗なる画質とダイナミックな音質とを、存分に堪能させていただきましたわ♡」


メリーさん太「おお、そいつは良かったな!」




ちょい悪令嬢「更には、『日々のこまめなバックアップ』についても、USBメモリ型の大容量SSDの特価販売の広告を見て、こっちもいいかなあと思いましたが、今月のM○c情報誌を見たところ、『SSDは原理的に記録回数が限定されており、更には突然故障する可能性もは否定できない』と言う、致命的欠点が有るそうですので、これについても『USBメモリ』を選んでいて大正解でしたわ☆」




メリーさん太「……何だよ、結局今回の週末は、『いいことだらけ』だったじゃ無いか?」




ちょい悪令嬢「これも久方振りに小説作成をお休みして、いろいろと先延ばししていた作業に没頭できたからで、これについては(道順のわかりにくい)不動産屋様々ですわ!」


メリーさん太「(……何だかんだ言って、根に持ってやがる)それで、今回はその他にも雑談をするって言っていたけど、日曜日に視聴したアニメや戦争映画って、例えばどんな作品だったんだ?」




ちょい悪令嬢「それについては、字数も尽きたことですし、次回以降にご紹介したいかと存じます♡」










メリーさん太「──結局またしても、そのパターンかよ⁉」

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