第853話、わたくし、まさか『マギ○コ』が『未○日記』だったとは、思いも寄りませんでしたの⁉(その4)

ちょい悪令嬢「──もちろんね○ちゃんも、本当にループを繰り返しているわけでは無く、集合的無意識を介して、『自分やい○はちゃんや灯○ちゃんが悲惨な結末を迎える世界』の記憶ばかりとアクセスすることによって、このアニメ版の世界を、どうにかして『ゲーム版の世界』にしようと、他のキャラたちの記憶を改ざんしているものと思われるのです」




メリーさん太「え、何でせっかく『ゲーム版とは異なるアニメ版独自の世界』なのに、わざわざ『ゲーム版の世界』(同然そのもの)にしようとしているの⁉」




ちょい悪令嬢「それこそゲームの知識で恐縮なのですが、実は『病院組三人の病気が快復する』のも、『ワルプルギス○夜を見事撃退できる』のも、『ゲーム版のマギ○コ』の世界だけなのですよ」


メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「アニメ版オリジナルキャラの黒○さんについても、実は『別の可能性の世界パラレルワールド』においては、同じ宝○市の魔法少女であるい○はちゃんを見捨てた過去があったりして、それが(い○はちゃんが小さいキュ○べえと接触した時に、すぐ近くにいたので影響を受けて?)集合的無意識とアクセスすることによって、『偽物の記憶』が『ド○ペル』として具象化して、現在彼女のことを苛んでいたりしてね☆」




メリーさん太「──うおっ、何から何まで、ちゃんとつじつまが合っている⁉」




ちょい悪令嬢「……でもまあ、こんな『考察』をしたところで、結局は『ひぐ○しのなく頃に卒』同様に、単なる『無駄骨』だったりしてねw」


メリーさん太「だから、『ひぐ○し』の話はよせって、言っているだろうが⁉」




ちょい悪令嬢「とはいえ、もしもこの予測が当たっていたとしたら、ガチで大変なことになりますよ! 皆さん『ゲームの知識』ですっかり安心していたところに、実はすべては『偽りの記憶』でしか無くて、本当の世界はまったく別の姿をしていたことが明かされるなんて、『大どんでん返し』としては、これ以上のものは無いでしょう♡」










【補足説明その1】


メリーさん太「……そういえば、そもそもどうしてね○ちゃんは、あのほ○らちゃんの『ループ能力』にも匹敵する、集合的無意識とのアクセス権を有しているんだ?」




ちょい悪令嬢「それについては、セカンドシーズンにおいて、しっかりと述べられていたではありませんか? 彼女こそが、『ウワサを創っている』と」




メリーさん太「そ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「そうです、本作の作者同様に『Web作家』であられる彼女こそは、『自分の創った物語を現実のものにできる』という、ある意味『創造主カミサマ』そのままの存在とも言えるのです!」




メリーさん太「本作で言えば、『内なる神インナー・ライター』に当たるわけか。そりゃあ、『集合的無意識とのアクセス権』も最上級のものとなり、他人の『記憶改竄』も、それによる実質的な『ループ』の実現も、思いのままだろうよ」










【補足説明その2】


メリーさん太「……う〜ん、そうは言っても、何だかなあ」




ちょい悪令嬢「あれ、(またしても)どうかしましたか、メリーさん?」




メリーさん太「あ、いや、ね○ちゃんの、『二巡目の世界』というか『作者としての力による精神的な世界改変』というかの実現方法の、『論理的仕組み』については、どうにか理解できたんだけどさあ……」


ちょい悪令嬢「はあ」




メリーさん太「そもそもね○ちゃんのやっていることの、何が『特別』であって、本作の作者やネット上の一部の人たちが、むちゃくちゃ持ち上げているわけ? 結局のところやっていることは、元祖『ま○マギ』のほ○らちゃんと同じようなものじゃないか?」




ちょい悪令嬢「──おっ、いい着眼点ですね! そうです、『ほ○らちゃんと同じようなことをやっている』ことこそが、『画期的』なのですわ!」




メリーさん太「え? 二番煎じだからこそ画期的って、何ソレ?」


ちょい悪令嬢「ある意味『マギ○コ』は、『ま○マギ』ではあえてクローズアップしなかった、それぞれの魔法少女同士の『願い』や『奇跡』同士の『衝突』を、あからさまに描き出したとも言えるのです」


メリーさん太「……『願い同士の衝突』って、まさか、やっぱり『ひぐ○し』みたいに、『繰り返す者』同士が、異能バトルをするわけ?」


ちょい悪令嬢「いえいえ、『ひぐ○し』と言うよりもむしろ、『未○日記』や『少女☆歌劇レヴュー・スタ○ライト』と言ったほうが、ふさわしいでしょう」


メリーさん太「……『未○日記』は高○カツヒコ氏繋がりでわかるけど、『スタ○ライト』と言うのは? あれは『ループ作品』と言っても、あくまでも『部分的』に過ぎなかったし」


ちょい悪令嬢「『部分的』だからこそ、『ま○マギ』や『ひぐ○し』や『シ○タインズゲート』等の、ループ系アニメの超名作と比べても、十分画期的と言えるのです」


メリーさん太「なっ⁉」




ちょい悪令嬢「『未○日記』や『スタ○ライト』──それにもしかしたら、アニメ版の『マギ○コ』においては、主人公が必死に『願い』を叶えようとしていたところ、別のキャラがすでに『願い』を叶えていて、現時点の世界は『もはや決着がついた世界の、周回の世界』だったことが判明するのですよ!」




メリーさん太「──主人公の知らない間に、すでに決着がついてしまっていたって⁉」




ちょい悪令嬢「そもそも『未○日記』にしろ『スタ○ライト』にしろ、主役を始め大勢のキャラたちが、己の『唯一絶対の願い』を神様的な存在に叶えてもらおうと、お互いに競い合っているわけではないですか? でも実は現時点においてとっくに、『二巡目』(以降)の世界──すなわち、『すでに誰かが願いを叶えてしまっている世界』だったと言うことが判明するところが、『大どんでん返し』そのままのポイントなんですよ☆」




メリーさん太「……つまり、『マギ○コ』アニメ版も、そうなる可能性が高いと?」


ちょい悪令嬢「そもそも最初から、すべての魔法少女の『願い』が叶えられているのに、それぞれの『願い』同士が──否、それぞれの『世界』同士が、競合バッティングしないわけがないのです」


メリーさん太「せ、世界同士が、競合バッティングするだと? それって、まさか──」




ちょい悪令嬢「『マギ○コ』と『ま○マギ』との、『作品セカイ』同士の競合バッティングですよ」




メリーさん太「……『マギ○コ』がね○ちゃんだとすると、『ま○マギ』がほ○らちゃんとして、この二人の『願い』の争いと言うことになるのか?」


ちょい悪令嬢「おそらくこの二人こそが、それぞれの作品セカイにおける『繰り返す者』でしょうしね」


メリーさん太「『繰り返す者』同士の争いって、ますます『ひぐ○し』っぽくなってきたな⁉」


ちょい悪令嬢「『ま○マギ』シリーズのほうは、最初から『異能バトル』なので、構わないのでは?」


メリーさん太「でもよう、あのほ○らちゃんを相手にして、よりによって『マギ○コ』においても『地味っ子』の代表格のね○ちゃんじゃ、役不足じゃないのか?」


ちょい悪令嬢「『マギ○コ』のほ○らちゃんも基本的に『地味っ子』である、『メガほ○』ちゃんなので、お互い様なのでは?」


メリーさん太「本作独自の見解では、あれは『デビほ○』ちゃんが擬態している可能性があるんだろうが⁉ 文字通り『神や悪魔』そのものの(概念的)存在を、相手にできるわけが無いじゃんか!」




ちょい悪令嬢「おやおや、お忘れですか? それこそ本作独自の見解では、ね○ちゃんは『作者』──すなわち、創作物である『ま○マギ』シリーズにとっては、『創造主カミサマ』そのものの存在である可能性があって、『悪魔』であるデビほ○ちゃんとも、互角に戦えると思われるのですけど?」




メリーさん太「──と言うことは、やはり『神と悪魔の超異能バトル』が展開されるってわけかよ⁉」




ちょい悪令嬢「いえいえ、むしろすべての魔法少女が集結して、『デビほ○ちゃんフルボッコ』となる可能性が高いでしょう☆」




メリーさん太「え、何で? そこはむしろ、『ワルプルギス○夜』のポジションじゃないのか? 新劇場版のタイトルも『ワルプルギス○廻天』だし」




ちょい悪令嬢「ほ○らちゃんはこの期に及んでも(元祖TVシリーズにおけるま○かちゃんの決意をフイにしてでも)、何としても『己の願い』のみを叶えようとしていますけど、おそらくね○ちゃんやい○はちゃんやま○かちゃんは、『すべての魔法少女が救済される』結末を目指すものと思うのですよ!」




メリーさん太「──なっ⁉ 『すべての魔法少女の救済』、だと⁉」




ちょい悪令嬢「むしろ『マギ○コ』においては、最初からこのテーマこそを、散々アピールしていたんですけどね」


メリーさん太「で、でも、『マギ○ス』のやっていたのは、魔法少女以外の人たちはもちろん、救済すべき魔法少女の一部さえも、犠牲にしていたじゃないか?」




ちょい悪令嬢「だから『マギ○コ』アニメ版──ひいては、新劇場版の『ワルプルギス○廻天』においては、今度こそ、元祖TV版のようにま○かちゃん一人を犠牲にしたり、その結果ほ○らちゃんを悪魔化させたりせずに、これまでの『ま○マギ』シリーズとも、『マギ○コ』ゲーム版とも、まったく異なる、『真に理想的な結末』を目指すものと思われるのですよ♡」










メリーさん太「……なるほど、『マギ○コ』アニメ版ファイナルシーズンについては、どうなるかわからないけど、あえて今更『ま○マギ』本編の続編である『ワルプルギス○廻天』を作成するからには、ま○かちゃんやほ○らちゃんを始め、『マギ○コ』の登場キャラをも含めて、すべての魔法少女が救済される結末になるというのは、十分考えられるよな」

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