第829話、わたくし、主人公の『敵』になったほうが、『百合』的にもおいしいと思いますの♡(前編)

ちょい悪令嬢「──さて、今回は現在(いろいろな意味でw)話題沸騰の、超傑作魔法少女アニメ『マギア○コード』セカンドシーズンの最新第6話を視聴しての、詳細なる考証を行いたいかと思います!」




メリーさん太「……あれ、それって、前回もやったんじゃなかったっけ?」




ちょい悪令嬢「前回はあくまでも、『黒江さんのまほスト(?)』と『百合三昧』という、どちらかと言うとアニメ版『マギ○コ』における、『裏テーマ』について述べただけでしたから、本番は今回のほうなのですよ!」


メリーさん太「『まほスト』って、ゲーム版『マギ○コ』で言うところの『魔○少女ストーリー』のことか? あんまり『アニメ勢』の皆さんにはわかりづらい専門用語を使うなよ? ──それから、『百合三昧』って、『さらざ○まい』じゃ無いんだからよお……」


ちょい悪令嬢「あー、『さらざ○まい』と言えば、動画配信サイト『GYA○!』様における全話順次無料配信が、ついに最終回を迎えてしまいましたね。昔懐かし『健全ジ○ネ』モノがお好きな方は、お見逃しなく!」


メリーさん太「何だよ、『健全』な『ジ○ネ』って⁉ そんな矛盾が矛盾を呼ぶパワーワードが成立できるのか? いやそもそもこの御時世において、『BL』では無く『ジ○ネ』とか言って、通用する人が何人いるんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「あと、『パンチ○イン』のほうも最終話が配信されましたが、こちらも最終話自体はそれなりに感動ものでしたけど、全体的に期待したほどではありませんでしたね。いろいろな意味で『意欲的』なのは認めますが、『時間遡行』とか『幽体離脱』とか『人格の入れ替わり』とか『人造超能力者の少年少女』等々、『ギミック』が必要以上に投入されていて、いかにも『とっ散らかった』イメージが強過ぎましたし」


メリーさん太「はあ?」


ちょい悪令嬢「そう言った意味では、最近全話順次配信が開始されたばかりの、知る人ぞ知る傑作アニメ作品『フリップフラ○パーズ』や『オーかみかくし』なんかについても、拙速な評価は控えて、じっくりと見守らせていただきたいかと存じます」


メリーさん太「──いやあんた、一体何を言っているんだよ? この【座談会】はあくまでも、『マギ○コ』について語る場なんだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「いえいえこれは、『マギ○コ』にとっても、非常に大切なことなのですよ?」


メリーさん太「へ?」




ちょい悪令嬢「すでにネット上において散々取り沙汰されておりますが、『マギ○コ』最新第6話は初回放映&配信分において、作画を始め(それに引きずられる形で?)演出や編集や各キャラのセリフ等々に、明らかにおかしな部分が多々見られましたが、やみくもに非難ばかりしていると、真に汲み取るべき『核心部分』を見極められなくなりかねませんよ?」




メリーさん太「……真に汲み取るべき核心部分、だと?」




ちょい悪令嬢「セカンドシーズンはおろかファーストシーズンをも含めて、『マギア○コード』アニメ版本編において、ついに元祖『ま○か☆マギカ』のメイン魔法少女五人が全員勢揃いして、『マギ○コ』側の主役であるい○はちゃんやや○よさんとご対面したことですよ」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「これって間違いなく、『マギ○コ』セカンドシーズンは言うに及ばず、すべての『ま○マギ』シリーズにおける、『最重要シーン』だと思われるのに、視聴者の皆様ときたら、第6話は『作画面』のことばかり話題に挙げられて、こちらのほうの『意義』については、言及されている方はほとんどいないんですよね」


メリーさん太「『ま○マギ』と『マギ○コ』両作品のメインキャラたちが集結したことの、『意義』、って……」


ちょい悪令嬢「メリーさんご自身は、第6話の一連のシーンをご覧になって、どう思われました?」


メリーさん太「ど、どうって…………実のところを言うと、こうしてあんたに指摘されるまでは、全然その『重要性』を認識していなかったくらい、やけに『雑』に描かれていたとしか」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、このシーンてば、あまりにも『雑』に描かれていたのですよ。──あたかも、その重要性をあえて『感じさせない』ように、『操作コントロール』しているかのようにね」




メリーさん太「なっ⁉ つまりおまえはあの『雑』っぽさを、『わざと』だったとでも言いたいのか⁉」




ちょい悪令嬢「あくまでも『可能性』の上での話ですけどね。何と言っても『他人様の作品』のことですし」


メリーさん太「……とは言え、あえてここで言及するからには、それなりの『根拠』があるわけなんだろ?」


ちょい悪令嬢「ええ、まず何と言っても、ま○かちゃんを始めとする『見○原組』が、セカンドシーズン初っぱなの第1話を除けば、あまりにも『脇役』扱いされ過ぎているんですよ」


メリーさん太「それは………………まあ、ある意味仕方ないんじゃないのか? 『マギ○コ』はあくまでもい○はちゃんたちが主役なのであって、『ま○マギ』のメンバーたちは一応、『ゲスト出演』みたいなものなんだから」


ちょい悪令嬢「それはあくまでも、ファーストシーズンまでの話でしょうが? セカンドシーズン第1話なんて、完全に『ま○マギ』そのものだったじゃありませんか?」


メリーさん太「──うっ」


ちょい悪令嬢「実のところわたくしの個人的な印象としては、下手したら『脇役の振り』をしているだけなのでは無いのかと、睨んでいるくらいなのですよ?」


メリーさん太「『脇役の振り』って、『ま○マギ』のメンバーが? 一体何のために? 作品を見ている限り、そんな素振りなんてまったく見受けられ無かったんだけど?」


ちょい悪令嬢「それは、『そのように見えるように』、制御コントロールされているからだったりして?」


メリーさん太「アニメの登場人物を制御コントロールしているって…………ひょっとして、制作スタッフである監督や脚本家の仕業だったりすると言う、メタそのもののオチじゃないだろうな?」




ちょい悪令嬢「いえいえ、おそらくいまだ姿を見せていない、『真のラスボス』によるものだと思われます」




メリーさん太「真の、ラスボス?…………それって、灯○ちゃんや『ワルプルギス○夜』では無いわけ?」




ちょい悪令嬢「ちなみに元祖『ま○か☆マギカ』における、『真のラスボス』とか『すべての黒幕』とでも呼び得るキャラって、誰が該当すると思われます?」


メリーさん太「……うう〜ん、『すべての黒幕』と言うと、キュ○べえあたりだろうけど、あいつはむしろ『表向きブラフのラスボス』だし、真の意味で『すべてを知っていた』キャラとなると、『時間遡行能力者』のほ○らちゃんかなあ」


ちょい悪令嬢「ええ、ええ、普通はそう考えますよね? ──それなのに、そのように『すべてを知っている』はずのほ○らちゃんが、なぜか『マギ○コ』世界においては、あまりにも現在の状況に流されっぱなしだとは思いません?」


メリーさん太「そ、それはセカンドシーズンの第1話でも言っていたように、現在の状況がこれまでのループの繰り返しにおいては考えられないほど、好条件だからじゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「好条件て、確かに一見そう見えるかも知れませんが、そもそもほ○らちゃんの『最大の目標』って、何でしたっけ?」


メリーさん太「そりゃあもちろん、『ま○かちゃんの安全の確保』であり、そのための『ワルプルギス○夜の撃退』だろう?」




ちょい悪令嬢「ほう? ──だったらどうして彼女は、すでに『ワルプルギス○夜』が迫りつつあると思われている神○市に、肝心のま○かちゃんとともに留まり続けようとしているのですかねえ?」




メリーさん太「──ッ」







(※後編に続きます)

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