第817話、わたくし、『ま○マギ』や『マギ○コ』は、魔女のほうがデフォルトだと思いますの⁉
ちょい悪令嬢「──さて今回も、前々回同様各方面に衝撃をもたらした、超傑作魔法少女アニメ『マギア○コード』セカンドシーズン第4話の検証を行いたいかと思います!」
メリーさん太「……え、まだやるの? あれだけ語り倒しておきながら、他に語ることなんて有ったっけ?」
ちょい悪令嬢「有りますよ、それも一番重要なのが」
メリーさん太「一番重要、って?」
ちょい悪令嬢「『ド○ペルと魔女との違い』、ですよ」
メリーさん太「……へ? 何ソレ?」
ちょい悪令嬢「ほら、基本的にこの二つって、同じものですよね?」
メリーさん太「まあな、部分的にはいろいろと差異があるけど、もしも実際に目の前に現れたとしたら、どっちがどっちかなんて区別はつかないよな」
ちょい悪令嬢「前々回においてはあえて、『ド○ペルのほうは人為的なものだから、より残酷なる悪意を感じさせる』という、『メンタル面』の違いを強調いたしましたが、今回は『物理的違い』について述べてみようかと思っております」
メリーさん太「ド○ペルと魔女との、『物理的違い』だって? むしろメンタル面の違いは有っても、物理的な違いなんて、ほとんど無いんじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「いえいえ、『決定的』なものが有りますよ?」
メリーさん太「決定的な違い? 何だよ、それって?」
ちょい悪令嬢「『ソウルジ○ム』が、健在かどうかですよ」
メリーさん太「……あー、なるほど」
ちょい悪令嬢「実は本作の作者も気がついていなかったのですが、Web上のスレでズバリ断言されている方がおられて、まさに目から鱗でしたよ」
メリーさん太「おお、やはりネットの関連スレは、常に目を光らせていないと駄目だな⁉」
ちょい悪令嬢「まさしくこの『ソウルジ○ムがいまだ健在』であることこそが、『ド○ペル化』においては『魔女化』とは違って、それ以降も魔法少女に戻ることのできるという、『可逆性』を保証しているのでございます」
メリーさん太「それって、第4話で明らかになった、『暴走状態のド○ペル』も同様なのか?」
ちょい悪令嬢「そもそも魔法少女に変身している間ソウルジ○ムは、バトルコスチュームのあちこちに飾り付けられているアクセサリーと化していて、第4話のか○でちゃんの(暴走ドッペルの)画像を確認したところ、ちゃんとソウルジ○ムに該当するアクセが健在でありました」
メリーさん太「と言うことは、いまだに魔法少女に戻れるってことじゃないか? み○まさんのお説に拠れば、『可能性はあるけど(成功した)前例は無い』ってことだけど、どうしてだろう?」
ちょい悪令嬢「──そこで、いよいよここからが『本題』と相成ります!」
メリーさん太「へ? 本題、って?」
ちょい悪令嬢「今回は特に、『魔法少女にとってのソウルジ○ムとは何なのか?』について、詳細に考証したいかと存じます!」
メリーさん太「あれ? それって、前にもやらなかったっけ?」
ちょい悪令嬢「今回、いろいろと『ド○ペル』に関して新情報がもたらされた第4話を見て、新たに気がついたことが多々あったのですよ!」
メリーさん太「なるほど、確かに最近『マギ○コ』に関しては、『単なる感想』ばかりが続いていたから、ここいらで『本領発揮』と言うことで、本作の作者ならではの『独自見解』を述べておくのもいいかもな」
ちょい悪令嬢「それでですね、今回の第4話を見ていて気がついた最大のポイントは、『実は魔法少女は魔女であるほうが
メリーさん太「は?………………………いやいやいや、何言い出してくれちゃっているの⁉」
ちょい悪令嬢「おや、それ程驚くことでしょうか?」
メリーさん太「驚くよ! 普通どう考えても、元々の人間状態そっくりな外見をした魔法少女から、まったくの異形の外見である魔女となるほうが、誰もが納得する『変身過程』だろうが⁉」
ちょい悪令嬢「でもですねえ、魔女のほうが『
メリーさん太「……いろいろ、って?」
ちょい悪令嬢「まず基本的な設定を確認いたしますが、魔法少女が魔女になるのは、魂そのものとも言える『ソウルジ○ム』が、魔法の使い過ぎや精神の不安定化等によって、濁りきってしまうからですよね?」
メリーさん太「ああ、うん、まさにこれこそが、『順番としては、魔法少女から魔女へと
ちょい悪令嬢「でも、それに対して『ド○ペル化』においては、同じように『ソウルジ○ム』が濁りきって魔女形態に
メリーさん太「あっ」
ちょい悪令嬢「特にここで注目すべきなのは、魔法少女たちの肉体そのものでは無く、『ソウルジ○ム』のほうがどのように変化しているかなのです」
メリーさん太「『ソウルジ○ム』の状態って、さっき言ったように、『濁りきったら』魔女になるけど、『ド○ペル化という反則技』を利用して、無理やり『浄化すれば』魔法少女に戻れる──ってだけじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「──それでは、まさにその反則状態である、ド○ペルである時には、ソウルジ○ムはどんなふうになっているのでしょうね?」
メリーさん太「え、ド○ペル状態の時のソウルジ○ムって?…………ああ、そういえば、ほとんど魔女化そのものであるのに、ソウルジ○ムは健在だったんだっけ?」
ちょい悪令嬢「第3話のや○よさんの話では、ド○ペルが暴走状態にあると、ソウルジ○ムはずっと濁りっぱなしだそうです」
メリーさん太「それってつまりは、普通ならド○ペル状態で戦っているうちに、ソウルジ○ムはどんどんと浄化されていって、魔法少女に戻ることができるんだから、暴走すると魔法少女に戻れないのは、ソウルジ○ムが濁り続けて浄化作用がまったく行われないからか」
ちょい悪令嬢「でも、『どうして』なんでしょうねえ?」
メリーさん太「どうして、って?」
ちょい悪令嬢「ソウルジ○ムがそれほどまでに濁りきって、肉体のほうも魔女そのものになっているのだから、そのまま魔女になってしまってもおかしくは無いと思うのですが、み○まさんの話によると、この期に及んでなお、『魔法少女に戻れる可能性は皆無では無い』らしいし、おそらく物語的にそう言ったオチとなるでしょう。──そうじゃ無いと、か○でちゃんや理○ちゃんのファンの皆様が大暴動を起こして、『マギ○コ』人気は地に堕ちてしまいますしねw」
メリーさん太「そ、それは、濁りきっていると言っても、ソウルジ○ムが『魔女化』してしまうギリギリのところで、抑えられているからじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「──おめでとう、それこそが唯一の『正解』ですよ!」
メリーさん太「え」
ちょい悪令嬢「先程
メリーさん太「──‼」
ちょい悪令嬢「キュ○べえの言うところの、『魔法少女にとって、ソウルジ○ムこそが本体』とは、こういうことだったのですよ。『魂の具現』であるソウルジ○ムにとって、今や『外部装置』と化した肉体が『魔法少女』であろうが『魔女』であろうが、別に問題では無く『どっちでもいい』のであり、実は『魔女』こそが
メリーさん太「……そのために、魔法少女の姿形を維持し続けているのが、『ソウルジ○ム』に与えられている力の一つで、どんどんと濁っていくほどに、その力が衰えて、本来の姿である魔女になることが抑えきれなくなってしまうってわけか?」
ちょい悪令嬢「これは以前にも詳しく述べましたが、元祖テレビ版『ま○か☆マギカ』において杏○ちゃんが言っていた、『あたしたち魔法少女はゾンビにされたようなものじゃないか⁉』というのは、本作の作者に言わせれば、『クトゥルフ神話でお馴染みの万能不定形暗黒生物ショゴスにされたも同然』なのであり、集合的無意識とのアクセス装置であるソウルジ○ムがもたらす『形態情報』をインストールすることで、どのような姿に変身することも、生死に関わる怪我を一瞬に治癒することも、武器を無限に現出させることも、周りの物体を
メリーさん太「そ、そうか、放っておくとすぐにでもデフォルトの魔女に
ちょい悪令嬢「よってソウルジ○ムが完全に濁りきり、その力を失ってしまうと、本来の魔女の姿に還元してしまうという次第ですわ」
メリーさん太「つまり『ド○ペルの暴走状態』は、ほとんど魔女そのものとなっているものの、辛うじてソウルジ○ムの『魔法少女としての形態維持能力』が働き続けているから、完全に魔女化をすることは無く、あくまでも可能性とはいえ、魔法少女に戻れる望みが潰えていないのか」
ちょい悪令嬢「どうです、このように、『実は魔女形態のほうが
メリーさん太「……とはいえ、これはあくまでも、本作の作者による『独自見解』に過ぎないけどな」
ちょい悪令嬢「この見解が『見当違い』であっても、別に構わないのですよ。むしろ外れていたほうが、大手を振って自分の作品に利用できますからね」
メリーさん太「……そういえば、本作の第814話において、『艦む○のデフォルト状態はむしろ深海○艦なのだ』とか言った、『
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、いかにも他人様の作品の感想ばかりを述べているようではありますが、本作はあくまでもオリジナル作品ですから、すべては自作の作成に役立てていくためですので、そこら辺のところはお間違えの無きよう、どうぞよろしくお願いいたしますわ♡」
メリーさん太「……何か、いかにも言い訳がましく聞こえるのは、果たして気のせいであろうか?」
ちょい悪令嬢「──そんなこんなであれこれ言っているうちに、次回第5話のあらすじが発表されましたよ!」
メリーさん太「……ちょっと待って、何だよ、これって?
『実は黒○は、い○はのことを想い始めていた』
──だと?」
ちょい悪令嬢「またものすんごい、『
メリーさん太「いやホント、どうなるんだ、これって⁉」
ちょい悪令嬢「果たしてや○よさんが、黙っていますかねえ?」
メリーさん太「……絶対血の雨が降るぞ、今度の土曜深夜」
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