第815話、わたくし、『マギ○コ』二期が、三話では無く四話で仕掛けてきたことに、驚愕しましたの⁉

ちょい悪令嬢「──やりました! ついに、やりましたよ!」




メリーさん太「……うん、まさかあそこまでやるとは、思ってはいなかったよな」




ちょい悪令嬢「まさしくこれぞ『ぶち壊し』ですよね! しかも『ソシャゲアニメ』としては、絶対にやってはいけないやつ!」




メリーさん太「『ソシャゲアニメにおいて、絶対にやってはいけないこと』って、何と言っても『ゲームにおける人気キャラを殺してしまうこと』だけど、今回しでかしたことって、ある意味死なせるよりも、ひどいことだったりして」




ちょい悪令嬢「しかも千秋理○ちゃんとか、超絶人気ロリキャラを、まさかあんな目に⁉ いや、こんなこと『ソシャゲアニメ』においては、『御法度』でしょう! 世界中の理○ちゃんファンが、大発狂ですよ!」




メリーさん太「『……私の理○ちゃんがいないわね、私の』」


ちょい悪令嬢「『私の理○ちゃんは、どこ?』『私の理○ちゃんは、どこ?』『私の理○ちゃんは、どこ?』」


メリーさん太「……う〜ん、そうだな、少なくともや○よさんが知ったら、大発狂間違い無しだよな」




ちょい悪令嬢「──一体何の話をしているのかと申しますと、毎度お馴染みの超傑作魔法少女アニメ『マギア○コード』セカンドシーズンの最新第4話を見ての、『ファーストインプレッション』を語っているのですが、これがもう、これまで以上に超問題作だったのですよ!」




メリーさん太「……一言で言うと、本作の作者大好物の、『ぶち壊し』だよな」




ちょい悪令嬢「これまでの『マギ○コ』アニメ版自体──すなわち『ファーストシーズン』のぶち壊しなのは言うまでも無く、『ソシャゲアニメ』としてのぶち壊しでもあるし、下手すると元祖『ま○マギ』そのものに対するぶち壊しでもあると言う、文字通りの『壊れっぷり』!」




メリーさん太「ホント、まさかここまでやっていただけるとは、もはや『期待以上』だわな」


ちょい悪令嬢「やはり今回の最大のポイントは、『ド○ペル』ですよね!」




メリーさん太「そもそも原作オリジナルがゲームである『マギ○コ』における『ド○ペル』とは、あくまでも『有用なギミック』として、言うなれば『魔法少女のままで魔女の力を行使できる』といった、ある意味『本来の意味でのズルそのもののチートスキル』とも言えるものであって、これをそのままアニメの中に持ってくると、『ま○マギ』シリーズ最大の悲劇である『魔法少女の魔女化』が『うやむや』になってしまって、下手すると『原作レイプ』ともなりかねず、いわゆる『ま○マギ原典原理主義者』サイドの、『マギ○コ批判』の最大の根拠ともなっていたんだよな」




ちょい悪令嬢「それが今回、いくらゲーム版では至極便利なド○ペルとはいえ、ある意味ゲーム版に比べて『現実的な』アニメ版の中で使い過ぎると、魔法少女がド○ペル側に──つまりは『魔女側』に引っ張られて、力を暴走させて人格を失い、ほとんど『魔女同様』の状態となって、もはや『処置なし』と見なされて、ド○ペルの姿まま『拘束監禁』されてしまうと言う、衝撃の展開!」




メリーさん太「……ここまで聞いただけでは、元祖『ま○マギ』における『魔女化』と同じようなものであり、今更騒ぎ立てるほどのインパクトは無いはずなんだけど、い○はちゃんたち登場人物たちはもちろん、我々視聴者すらも、これまでに無く衝撃を受けてしまったりして」


ちょい悪令嬢「それは何よりも、これまで我々は、魔法少女と魔女とを『別物』であると、捉えていた嫌いがあるのですよ」


メリーさん太「と、申しますと?」




ちょい悪令嬢「確かに、魔女は魔法少女の『成れの果て』ですけど、一度魔女になってしまえばもう後戻りできないし、魔法少女としての外見はおろか、『意識』のほうもまったく無くなるしで、事実上『別物』として『退治』することに、ほとんど忌避感は無く、最終的には『……仕方ないよね』で済んでしまうじゃないですか? ──たとえそれが『さ○かちゃん』という、自分たちにとってのかけがえのない仲間であったとしてもね」




メリーさん太「あー、そういう意味か? わかるわかる。魔女って、魔法少女とは『描写』的にはまったく別物だから、ほとんど感情移入できないんだよね」


ちょい悪令嬢「例えば、元祖『ま○マギ』の第10話で、ま○かちゃんが地球上において、『ワルプルギス○夜』なんか比べ物にならないくらいの『最強最大の魔女』になったけど、もちろんま○かちゃんの面影なんかまったく無いし、しかも意思疎通が全然とれず、放っておくと地球を滅ぼすとか言われたんじゃ、『退治』する以外選択肢は無いよね?」


メリーさん太「……うん、やはりどう見ても、魔法少女と魔女は、別物だよな。──ただし、あくまでも『これまでは』ね」




ちょい悪令嬢「──そうなのです! 今回『マギ○コ』最新話において、『暴走して魔女そのものと化したド○ペルから、いまだ魔法少女に戻れる可能性』が、けして否定されていないからこそ、『……ああ、この化物は、私たちの仲間の成れの果てなんだ』という、『生々しさ』が俄然感じられるようになったのです!」




メリーさん太「しかもタチが悪いことには、『ド○ペル』って言ってみれば、魔法少女の身体の『一部分』だけを魔女化させるものだから、基本的に魔女の巨体に魔法少女の小さな身体が丸ごとくっついているような姿をしていて、『この化物がさっきまで自分の仲間であった』ことを、まざまざと思い知らされるという、凶悪仕様なんだよな!」




ちょい悪令嬢「そして何よりも、今回すでに『巨大な培養ケース内に拘束されていた』暴走ド○ペルが、ゲーム版における超人気キャラたちばかりという、熱烈なる『マギ○コ』ファンを絶望の奈落に突き落としてしまうという、悪意バリバリの仕打ち。──いやこれ、『ソシャゲアニメ』としては、けしてやってはいけないことだろう⁉ しかもよりによって、ゲーム開始四周年記念日の、その当日に!」




メリーさん太「あの可愛らしい千秋理○ちゃんの変わり果てた姿ときたら、もはや『グロ』どころか『リョナ』レベルの暴挙だよ⁉」




ちょい悪令嬢「もうね、この『ド○ペルウイッチ』という(非人道的)システムに関しては、もはやかの『エヴ○ンゲリオン』を越えたかも知れませんね!」


メリーさん太「と言うか、むしろ『進○の巨人』じゃないか? 魔法少女にとっての突然の『ド○ペルの暴走』とは、ア○カーマンが本来はあり得ない『無垢○巨人』化を果たして、知性を失って暴走してしまい、唯一いつもの姿に戻る術は、自分と同じユ○ルの民のうち『知性巨人』の力を宿している者を、『食らってしまうこと』という、絶望的状況とも言えるのでは⁉」




ちょい悪令嬢「いやあ、本作の作者の目は確かでした! いろいろと批判の多かった『マギ○コ』アニメ版ですが、まさしく今回のセカンドシーズンにおいて、完全に『化けました』! 下手すると元祖『ま○マギ』テレビ版に匹敵するほどの、超傑作となる可能性も無きにしも非ずですわ♫」




メリーさん太「……今回、『ソシャゲアニメの欠点』を完全に解消し、『ド○ペルシステム』を『魔女化』以上に絶望仕様にしたことによって、もはや『アンチの付け入る隙」は、まったく無くなってしまったからな」


ちょい悪令嬢「くくくくく、あいつらもはやぐうの音も出なくなってしまって、どうでもいいような『作画面』に対するイチャモンをつけてやんの。おいおい、負け犬はとっとと消えろよ? 重要なのは『作画面』では無く、『ド○ペルウイッチ』等の『設定面』だろうが? それにおまえらが指摘していた『黒○さんの戦闘シーン』で注目すべきは、けして『作画面』では無く、彼女の『ド○ペル化』の描写が、ほ○らちゃんの『悪魔化』を彷彿させたところだと思うけどな」




メリーさん太「──ッ。そ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「ええ、『マギ○コ=叛逆の物語の続編』説が、また一つ信憑性を得たというわけですわ☆」




メリーさん太「……うん、そう言った点も含めて、今回は『ド○ペルウイッチ』以外にも、いろいろと注目点があったよな」


ちょい悪令嬢「まずOPにおいては、い○はちゃんと黒○さんの『コネクト』シーンに、何とや○よさんがちゃっかりと参加するようになりましたのw」


メリーさん太「よほど我慢ならなかったんだろうな、黒○さんにい○はちゃんの『正妻ポジション』を盗られてしまってwww」


ちょい悪令嬢「あとOPと言えば、やはり本作において指摘していたように、どうやら『本編と連動』しているようで、前回第3話において、『自分にとって都合のいいみか○き荘の仲間たち』に別れを告げたのを反映するかのように、電車に乗り込んで来るや○よさんたちの顔が、はっきりと描写されるようになりましたね」


メリーさん太「……もしかしたら、冒頭の線画のみで彩色すらされていない、『病院組』の三人も、そのうちちゃんと描写されるようになったりしてな」




ちょい悪令嬢「そして、前回に引き続いての大注目は、ますます『百合覇道』を極めんとする、い○はちゃんの雄姿ですわよね!」




メリーさん太「──結局、それかよ⁉………………でもまあ、うん。前回あれ程や○よさんとラブラブだったくせに、今回は今回で全力で、黒○さんを落としにかかってやがったよな、あのアマw」


ちょい悪令嬢「神○市の魔法少女たちは、魔女とかド○ペルとかになる以前に、全員『環』にされてしまったりしてねw」


メリーさん太「……実は最大の『怪物』は主人公だったという、ある意味これも『進○の巨人』そっくりだな」


ちょい悪令嬢「忘れてはならない『小ネタ』としては、いかにも街頭テレビとかで『台風情報』を伝えているようでいて、もちろんこれは、いよいよ『ワルプルギス○夜』が迫り来ていることを、暗示しているんですよね」


メリーさん太「『ワルプルギス○夜』って、普通の人間の目には『大災害』として映るという話なんだけど、この時期『台風ネタ』はいろいろと問題があると思うんだけど、本当に大丈夫なのか?」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、今回の『マギ○コ』セカンドシーズン最新第4話は、『ま○マギ』シリーズファンのみならず、すべての『アニメ愛好家』の方必見ですので、どなた様も是非ともご視聴なされることをお勧めいたしますわ♡」

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