第797話、わたくし、アンチとしてアニメを批判するよりも、みんなで考察して楽しむべきだと思いますの♡

ちょい悪令嬢「──宇宙人は今この時も、わたくしたちのことを監視している!」




メリーさん太「………………………………は?」




ちょい悪令嬢「いやあ、『マギア○コード』セカンドシーズン第1話に、まだこんな『爆弾ネタ』が隠されていたとは、お見それいたしましたわ☆」


メリーさん太「えっ、えっ、一体何を言っているの⁉ 宇宙人て何? それが『マギ○コ』と、どう関わっているの⁉」




ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、実はこれからの展開次第では、『マギ○コ』セカンドシーズンにおいて、『宇宙魔法少女』が登場する可能性が、大いにあり得るのですよ!」




メリーさん太「はあ? 何だよ、『宇宙魔法少女』って⁉」


ちょい悪令嬢「まあまあ、それはあとのお楽しみと言うことで、まずは前回に引き続いて、『一般的なネット民の反応』について、今回もまた別の角度から述べていきましょうよ」


メリーさん太「別の角度からって、前回で語った分以外にも、まだ何かあるのか?」


ちょい悪令嬢「ええ、あれ以外にもネット民の皆様の反応スレにいろいろと触れることによって、本作の作者のような新規ファンの『ま○か☆マギカ』シリーズに対する情熱程度では、『まだまだ』レベルだと痛感しましたからね」


メリーさん太「へ? これまでいかにも、『自分こそが「ま○マギ」の最大の理解者だ!』とでも言わんばかりの、尊大っぷりだったくせに、急にどうした?」


ちょい悪令嬢「いや、本作の作者ごときでは、どうしても『勝てないポイント』があることが判明したのですよ」


メリーさん太「どうしても勝てないポイント、だと?」




ちょい悪令嬢「──好悪を問わない、『特定のキャラクターへの執着』、ですわ」




メリーさん太「……あー、それかあ」


ちょい悪令嬢「こればっかりは、本作の作者も『負け』を認めざるを得ませんの」


メリーさん太「あいつはどちらかと言うと、『ストーリー重視』だからな」


ちょい悪令嬢「ストーリーと言うよりも、『演出』とか、前回取り上げました『シリーズ構成』とかのほうですかね。これが『しまらない』と、各キャラクターはおろかストーリーそのものが、まったく活かせませんからね」


メリーさん太「それで、が、槍玉に挙がっているんだ?」


ちょい悪令嬢「主に『さ○かちゃん』です」


メリーさん太「あら、そうなの? そりゃまた意外だな。『マギ○コ』においてはファーストシーズンからずっと、さ○かちゃんの描写には力が入れられていて、特に戦闘シーンは『神作画』の連続で、セカンドシーズン第1話の空中戦シーンにおいては、主役二人を完全に圧倒していて、『さ○かちゃんファン』にとっては『文句なし』かと思われたのに」




ちょい悪令嬢「……お忘れですか、メリーさん。『マギ○コ』の各キャラを始めとする世界観全般に対して、『批判的意見』を述べる方って、そのほとんどが『ま○マギ』元祖テレビ版の各キャラを始めとする世界観全般こそを、『比較対象』にしていることを」




メリーさん太「はあ? 何で『マギ○コ』について語る時に、『ま○マギ』元祖テレビ版を引き合いに出すんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「彼らのような『キャラ推し勢』というか、ぶっちゃけ『アンチ勢』にとっては、元祖テレビ版こそがすべてなのですよ」


メリーさん太「……それであいつら、さ○かちゃんについて、何て言っているんだ?」




ちょい悪令嬢「一言で申せば、『──ケッ、相変わらず性悪なやつだぜ、虫唾が走るわ』です」




メリーさん太「はあ⁉ 何ソレ? 今回のさ○かちゃんて、ほとんど『主人公』ポジションで、大活躍だったじゃないか? あれに文句を言えるのは、もはや『原作原理主義者』でも無く、ただの『アンチのためのアンチ活動者』のクソ野郎だけだよ!」




ちょい悪令嬢「……一応ですね、まさにその『主人公ムーブ』を行う以前のシーンについて、『ま○かちゃんやほ○らちゃんに対する態度が悪い』とか言われているんですよ」


メリーさん太「だからそう言うのこそ、『演出』と言うものだろうが⁉ そもそも三人の中で唯一、神○市のとんでもない現状や『魔法少女の真実』を、その目で見てきて、現在大ショックを受けているのだから、仲間に対してちょっとばかり当たりがきつくなっても、仕方ないじゃないか⁉」


ちょい悪令嬢「しかも最後には、何だかんだ言いつつも、ま○かちゃんのピンチに駆けつけるわ、まさに『青天の霹靂』レベルの椿事としてついにほ○らちゃんと和解するわで、むしろ大幅に『株を上げた』というのにねえ」


メリーさん太「ていうか、『イキリホスト』に面と向かってケンカをふっかけていった『ま○マギ』テレビ版に比べれば、今回は『聖人』レベルのおとなしさだよな?」


ちょい悪令嬢「……結局『原作原理主義者』どもって、『元祖テレビ版のさ○かちゃん』のキャラ設定に立脚した『色眼鏡ヘンケン』でしか、『マギ○コのさ○かちゃん』を見られないのですかねえ」


メリーさん太「『元祖テレビ版のさ○かちゃん』に対するヘイトの最大の理由が、ほ○らちゃんへの敵愾心だったのだから、今回の『さ○×ほ○』公式化は、むしろアンチどもの望みを叶えてやったようなものだろうに」


ちょい悪令嬢「──ていうか、あの方たちは、『本質』と言うものをわかっていないのですよ」


メリーさん太「……何だよ、本質って」


ちょい悪令嬢「さ○かちゃんがほ○らちゃんと和解して、そこにま○かちゃんを加えることによって、『マ○さん救出作戦』がどうにかうまく行きそうになった? ──そんなわけ無いでしょう!」


メリーさん太「なっ⁉」




ちょい悪令嬢「そんなの、外道魔法少女アニメ『ま○マギ』シリーズならではの、『上げて落とす』演出に、決まっているじゃん?」




メリーさん太「──うっ」




ちょい悪令嬢「確かに魔法少女が『魔女化の運命』から解放されれば、万々歳でしょう。──しかしその反面、ファーストシーズンの段階ですでに、『一般人の被害』が少なからず発生しているのが、明らかになっているのですからね」


メリーさん太「そういえば、そうだったっけ⁉ ──だったら、何よりも『正義感』が強いま○かちゃんとしては、受け容れることは不可能だよな」


ちょい悪令嬢「そもそもあの三人が、『マギ○ス』の連中と気が合うわけがないのですよ」


メリーさん太「……灯○ちゃんなんてまさしく、キュ○べえを擬人化したようなタマだしな。──ていうか、前回も突っ込んだけど、ほ○らちゃんが『……今回こそうまく行くかも知れないっ!』とか、盛大に『失敗フラグ』をおっ建てた際に、いきなりキュ○べえの画像をインサートして、『うまく行きっこない』ことを暗示していたものな」




ちょい悪令嬢「──と、思うでしょ? 残念でしたあ! あれってキュ○べえでは、ありませーんwww」




メリーさん太「は?………………………いやいやいやいや、何言っているの? あれがキュ○べえで無いって、そんな馬鹿な⁉ 何度見直しても正真正銘、キュ○べえそのものじゃん⁉」




ちょい悪令嬢「いえ、実はあれは、『宇宙魔女』なのです!」


メリーさん太「宇宙魔女お⁉ 何その、パワーワード? ──いやそういえば、さっきあんた、『宇宙魔法少女』とか何とか言っていたっけ?」


ちょい悪令嬢「……この星ではいずれ魔女になる女の子のことを、『魔法少女』って言うんだろ? だったらボクのように宇宙からきた魔法少女は、『宇宙魔法少女』と呼ぶべきだよね」


メリーさん太「──やかましい! キリキリ説明せんかい⁉」


ちょい悪令嬢「ほら、まさにそのキュ○べえ(仮)の登場シーンの直前の画面て、左右の端があたかも『映画のフィルム』のようなもので、縁取られていたではないですか?」


メリーさん太「……ああ、そういえば、そうだったな」


ちょい悪令嬢「実はあれって、本作の作者は存じていなかったのですが、ネット上のスレにおいては少なからず、『忘却の魔女を彷彿させる』という意見が目についたのですよ」


メリーさん太「『忘却の魔女』? そんなの、『マギ○コ』を含む『ま○マギ』シリーズに登場していたっけ?」


ちょい悪令嬢「2012年に発売された、『魔法少女ま○か☆マギカポータブル』というゲームに登場するキャラクターです」


メリーさん太「何だ、ゲームのキャラかよ?」


ちょい悪令嬢「ゲームのキャラと言っても、軽く見るのは早計ですよ? 2012年発売と申したでしょう、これって元祖テレビ版を放映してすぐですよね?」


メリーさん太「……それが、どうした?」




ちょい悪令嬢「実はこのゲームには、本来なら本放送に登場したかも知れない、正式なアニメスタッフ陣が考案した(没案の)魔女や魔法少女たちが、『再利用』されていたりするのですよ」




メリーさん太「──ええっ、ゲーム独自の『後付けキャラ』とかでは無かったのか⁉」




ちょい悪令嬢「何せ『監修』として、本家本元の虚○玄氏が参加なされていますからね。下手すると『マギ○コ』ソシャゲ版よりも、『ま○マギ』度が高いと言っても過言では無いのですよ」


メリーさん太「それじゃ『ゲームの登場キャラ』とはいえ、侮ることはできないな。──それでこの『忘却の魔女』って、どんなやつなの?」


ちょい悪令嬢「彼女自身はそれ程特記すべき点の無い魔女でしかありませんが、その前身である『忘却の魔法少女』のほうが、『マギ○コ』的にとても無視できる存在では無いのです」


メリーさん太「……ああ、魔女って魔法少女の成れの果てだから、『忘却の魔女』の前身が『忘却の魔法少女』であっても、別におかしくは無いか」




ちょい悪令嬢「それでまさにその『忘却の魔法少女』と言うのが、全宇宙から魔法少女の存在を忘却させるために、銀河の彼方から来たと言う設定になっているのですよ」




メリーさん太「──それって⁉」




ちょい悪令嬢「主人公であるい○はちゃんの妹のう○ちゃんの存在が、徹底的『忘却』されている『マギ○コ』にとって、とても無関係とは思えないでしょう?」




メリーさん太「……しかも、宇宙から来たってところはキュ○べえを、すべての魔法少女を『最初から無かったようなものにする』ところは、アルティメットま○かちゃんを、彷彿とさせるよな」


ちょい悪令嬢「その上『忘却の魔女』となってからは、『針の魔女』と密接な関係にあることも、特筆すべきポイントなんですよ」


メリーさん太「そいつもまた、ゲーム限定の魔女なのかよ? まさかそいつも、宇宙からきたのか?」


ちょい悪令嬢「ええ、どうやら魔女になる前から、キュ○べえに心酔しているようでして、魔女になってからはずっと、頭部にキュ○べえそっくりの『マスク』を被っているくらいなのです」


メリーさん太「キュ○べえそっくりのマスクって、まさか⁉」




ちょい悪令嬢「例の『忘却の魔女』を彷彿とさせる『フィルム状の縁取り』が施されたカットのすぐあとの、『キュ○べえのどアップ』は、キュ○べえ自身では無く、まさにこの『針の魔女』である可能性もあるってことですよ」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「更にこれもネット上の噂なんですけど、現在話題騒然のソシャゲ版『マギ○コ』の新プロジェクトである『魔法少女ま○か☆マギカsceneゼロ』に、メインキャラの一人として登場予定の愛生ま○ゆちゃんのキャッチフレーズが、『もうひとり魔法少女がいたことは、誰も』であることより、彼女こそが『忘却の魔法少女』その人では無いかと言われているのです」




メリーさん太「──つまり、今回のセカンドシーズンは、ソシャゲ版の『マギ○コ』とも、関連してくるかも知れないってことなのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「このように、『ま○マギ』の元祖テレビ版や劇場版『叛○の物語』はもちろん、10周年記念ソシャゲ版新プロジェクト『sceneゼロ』や、同じく10周年記念新劇場版『ワルプルギス○廻天』にさえも、関連性があるとも言われている『マギ○コ』セカンドシーズンは、まさに『ま○マギ』全シリーズの集大成とも呼び得るものであり、『ま○マギ』シリーズのうちの何らかの作品のファンの方は、是非とも視聴なされることをお勧めいたしますわ♡」




メリーさん太「ネット上でほんのチョッピリ『忘却の魔女』に関して書き込まれているのを見ただけで、ここまで深読みできてしまうなんて、ホント本作の作者って、アニメ作品に対する『考察』が大好きなんだなあ……」




ちょい悪令嬢「そうです! 今回わたくしが言いたかったのは、まさしくそれなのです!」




メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「せっかくの『ま○マギ』シリーズの最新作だというのに、いつまでも本家本元のTVシリーズと比べて、愚にもつかないアンチ活動なんかをするよりも、こうしていろいろと『考察』をして楽しんだほうが、自分自身の人生的にも有意義ってものですよ♫」










メリーさん太「……うん、言っていることは確かに正しいけど、何だか『アンチに対する盛大なる煽り』のようにも感じられるのは、果たしてあたしの気のせいなのか?」

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