第793話、わたくし、実は『マギ○コ』は『叛○の物語』の続編のようなものと思いますの⁉(前編)
ちょい悪令嬢「──はい、今回は前々回に引き続いて、超傑作魔法少女アニメ『マギア○コード』セカンドシーズン第1話について、多角的な視野に基づいて語っていきたいと思います!」
メリーさん太「……え、何で?」
ちょい悪令嬢「ちょっ、何ですか、メリーさん! いきなり冒頭からこっちの勢いを削ぐような、いかにも呆けた声でつぶやかれたりして⁉」
メリーさん太「あ、いや、すまん。そんなつもりは無かったんだけど、少々疑問があったもんで」
ちょい悪令嬢「……疑問、ですか?」
メリーさん太「何で『マギ○コ』の話題を、今回やるんだ? どうせなら前々回と連続する形で、前回にやれば良かったじゃないか? 何で間に『ひぐ○しのなく頃に』ネタなんかを挟んだんだ? それとも新たに何か重要な疑問でも生じたわけか?」
ちょい悪令嬢「いえ、前々回の分を作成していた時点で、今回のネタはできておりました」
メリーさん太「──だったら、どうして連続してやらないんだよ⁉ 別に『ひぐ○し』ネタのほうに『緊急性』があったわけでも無いんだから、後回しにすれば良かったじゃないか⁉」
ちょい悪令嬢「……逆、なんですよ」
メリーさん太「逆?………………何だよ、逆、って?」
ちょい悪令嬢「前々回分を公開した8月1日は、前回も述べたように本作の作者にとっての『新型コロナウイルス対応ワクチン』接種日でしたので、おそらくWeb小説作成どころでは無いかと思って、前日に一本だけ先に創っておいたのです。それが前回の『ひぐ○し』ネタだったのですが、やはり8月1日未明にWeb配信が始まったばかりの、『マギ○コ』セカンドシーズン第1話を見た途端衝撃を受けて、もはやこれに対するファーストインプレッションを作品化せずにはいられなくなったのです!」
メリーさん太「──いやおまえ、ワクチン接種の当日の朝に、一体何やっているの⁉ アニメを見て、その感想を丸々一本小説化したって、何でそんな暇があるんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「……一応午前0時ジャストに起床したので、少々時間的余裕があったとはいえ、それからすぐに『マギ○コ』第1話の配信を見てしまい、どうしても作品化しようと予定を変更することにして、後は時間との闘いでしたよ(……トホホ)。いやあ、よくぞ間に合ったものです!」
メリーさん太「いやいやいや、ワクチンを接種するんなら、前日からちゃんと睡眠をとって、コンディションを整えておけよ! アニメなんか見るなよ! そして何よりも、せっかく別に作品があると言うのに、時間を無駄に使って無理やり新作を創ったりするなよ!」
ちょい悪令嬢「……逆、なんですよ」
メリーさん太「──またそれかよ⁉」
ちょい悪令嬢「『書きたい』という感情や、『是非とも作品にしたい』という熱望があるからこそ、どのような万難であろうと排して、作品を創り上げることができるのです!」
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「いやあ、『書きたい時が書くべき時』とは、よく言ったものですねえ。いつもは無駄に時間がかかってしまう小説作成が、むちゃくちゃスムーズに進むんですから!」
メリーさん太「あ、う、うん、そうか……」
ちょい悪令嬢「もちろん、『マギ○コ』第1話の内容を──すなわち、実質上『ま○マギ』が完全復活したことを、一秒でも早く皆さんにお伝えしなくてはと言う、『使命感』もあったんですけどね」
メリーさん太「──おまえは『シ○フト』の回し者かよ⁉ ………まあ、『あんなもの』を見せられたんじゃ、その気持ちもわからないでも無いけどな。それで、当日もあれだけ語っておいて、その上どうしても語らなければならないことって、一体何なんだ?」
ちょい悪令嬢「それは言うまでも無く、前々回『概要』のみを語りかけていた話題です!」
メリーさん太「語りかけていたって………ああ、もしかして、ガチの『ま○マギ』空間に『マギ○コ』の世界観をぶち込むことの、正当性や実現可能性を、違和感なく論理的に説明できるかどうかか?」
ちょい悪令嬢「前々回の説明は、あまりにもざっくりとしていましたからね」
メリーさん太「……でもさ、本作ならではの『多世界理論』からすると、世界と言うものは最初から(『改変後の世界』すらも含めて)すべてのタイプが全部揃って存在しているので、『改変』を加えることなんて神様でも『やる必要が無い』ゆえに、そんな(世界を改変する)能力なんて存在しないから、神様同然の力を得た『アルティメットま○か』ちゃんですら、現在過去未来を問わずにあらゆる時空間から魔女の存在そのものを抹消することなんてできないんだし、『マギ○コ空間』のように、いまだ魔女が存在している世界があっても構わないけど、
ちょい悪令嬢「おっ、さすがはメリーさん! 本作のセオリーの理解度は抜群ですね!」
メリーさん太「……ということは、前々回の『誤り』──あるいは『説明不足』を、自ら認めるんだな?」
ちょい悪令嬢「いえいえ、むしろそれは、『世界と言うものの捉え方』の相違に過ぎないのです」
メリーさん太「世界と言うものの捉え方、だと?」
ちょい悪令嬢「ぶっちゃけ、『魔法少女ま○か☆マギカ』も、『マギア○コード〜魔法少女ま○か☆マギカ外伝〜』も、それぞれ独立した別々の『一つの世界』と見なせばいいのです!」
メリーさん太「は? 『ま○マギ』と『マギ○コ』が、独立した別々の世界だって?」
ちょい悪令嬢「いくら『アルま○』ちゃんが、現在過去未来にわたってあらゆる無限の世界から『魔女』を存在自体丸ごと抹消したと言っても、それはあくまでも『ま○マギ』の世界の中の話で、別個の作品として独立している『マギ○コ』の世界にはまったく影響を及ぼすこと無く、こちらに魔女が存在していても、何らおかしくは無いのです」
メリーさん太「──そ、それってつまりは、『ま○マギ』において無数の世界があっても、それは全部ひっくるめて『ま○マギ』という一つの『作品世界』に過ぎず、『他の作品』にはまったく影響を及ぼせないってことか⁉」
ちょい悪令嬢「そりゃそうでしょう? これって『マギ○コ』では無く、『ま○マギ』にまったく関係の無い『ひぐ○しのなく頃に』とかを対象にすれば、わかりやすいんじゃないですか?」
メリーさん太「な、なるほど! 『ま○マギ』も『ひぐ○し』も無限にループしまくって、世界を数え切れないほど改変しまくっているけど、それはあくまでもそれぞれの作品内の話で、作品の枠組みを越えて互いに影響し合うことなんてあるわけないよな⁉」
ちょい悪令嬢「これについては、本編と外伝という密接な関係にある、『ま○マギ』と『マギ○コ』という二つの独立した作品の間にも、基本的に適用されることになるのです」
メリーさん太「え、でも、後から創られた外伝である『マギ○コ』のほうは、明らかに『ま○マギ』の影響を受けているじゃないか? 今回のセカンドシーズン第1話なんて、まさしく『ま○マギ』元祖テレビ版そのままに、『見○原の魔法少女』たちががっつり登場しているし」
ちょい悪令嬢「それはあくまでも、『マギ○コ』と言う作品において、『「ま○マギ」のキャラクターが登場して、あたかも「ま○マギ」内に無数にある「ループ周回」の一つのように見えている』だけであり、それは『ま○マギ』本編とはまったく違った、あくまでも独立した
メリーさん太「……え、それって、どういうこと?」
ちょい悪令嬢「だから、確かに『ま○マギ』のキャラクターは登場しているものの、あくまでも『マギ○コ』は『そういったもの』というだけのことで、『ま○マギ』本編とは無関係の独立した作品なわけです」
メリーさん太「──そんなこと言ったら、『何でもアリ』じゃん! それこそ『マギ○コ』に『ひぐ○し』のキャラを登場させておいて、これはあくまでも『ひぐ○し』に関係無い『マギ○コ』という作品だと言い張ることによって、『著作権』すらうやむやにできてしまうじゃないか⁉」
ちょい悪令嬢「あら、現に『ひぐ○し』シリーズの中には、某作品の『カレー大好き先輩』が、登場なされているではありませんか?」
メリーさん太「──そうでしたあああああああああああ!!!」
ちょい悪令嬢「……まあ言うまでも無く、そういったことは『例外中の例外』であり、『著作権』に関しても、ちゃんと『承諾』を頂かなくてはなりませんけどね♡」
(※後編に続きます)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます