第791話、わたくし、『ま○か☆マギカ』が突然第二期を開始して、びっくり仰天ですの⁉

ちょい悪令嬢「…………」


メリーさん太「…………」


ちょい悪令嬢「…………」


メリーさん太「…………」


ちょい悪令嬢「…………」


メリーさん太「…………」


ちょい悪令嬢「…………」


メリーさん太「…………」




ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──おいおいおいおいおい、これは一体どういうことなんだよ⁉」」




ちょい悪令嬢「……いやあホント、びっくりいたしましたよね」


メリーさん太「びっくりしたも何も無いよ、何なんだよ、一体?」


ちょい悪令嬢「わたくしたち確かに、いよいよ本日未明から始まりました、最新魔法少女アニメ『マギア○コード』のセカンドシーズン第1話の、『ア○マTV』様によるWeb最速の無料配信を、視聴するつもりだったはずなのに」


メリーさん太「どうして」


ちょい悪令嬢「どうして」


メリーさん太「どうして」


ちょい悪令嬢「どうして」


メリーさん太「どうして」




ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──どうして、元祖魔法少女アニメ『ま○か☆マギカ』の、完全新作テレビ版第二期が始まるんだよ⁉」」




ちょい悪令嬢「……もしかしたら、何を言っているのかわからない方も、大勢おられるかと思いますが、大丈夫です、わたくしたち自身、何を言っているのかわからないのですから」


メリーさん太「いやいや、もうネット上で話題騒然となっているから、『マギ○コ』──ていうか、『ま○マギ』にまったく興味の無い人以外は、すでに何らかの情報をゲットしているんじゃないの?」


ちょい悪令嬢「逆に言えば、少しでも『ま○マギ』元祖テレビ版に興味のある方は、今すぐ本日より放映&配信がスタートした、『マギア○コード』セカンドシーズン第1話を、是非ともご視聴なされることをお勧めします!」


メリーさん太「何と、例の『劇幕が開け広げられるオープニング』からEDまでの全編が、『ま○か☆マギカ』テレビ版そのものであり、ま○かちゃんとほ○らちゃん(しかも眼鏡装備♡)とさ○かちゃんとが、出ずっぱりで大活躍なされるのですよ!」


ちょい悪令嬢「しかも対する『敵』はと言うと、元祖TV版第10話において(結構)人気者だった『委員長○魔女』! あのすべてが『空中戦』で始終した名シーンが、『シ○フト』様最新の作画技術によって更にブラッシュアップされているという、大サービスぶり!」


メリーさん太「魔法絡みの空中機動と言えば、当然『少佐』殿の独壇場ですよ! ──総員傾注!」


ちょい悪令嬢「……いや、それ『中の人』が一緒なだけでしょうが? むしろ大活躍したのは、さ○かちゃんのほうですし?」


メリーさん太「そういや、『マギ○コ』においては、ファーストシーズンの最終話もそうだけど、なぜかさ○かちゃんて、作画面で優遇されているんだよな」


ちょい悪令嬢「ネット上では、きっと『マギ○コ』スタッフの中に熱烈なる『さ○かちゃんファン』がいると、まことしやかに噂されているくらいですしねw」


メリーさん太「──いやいやいや、今回は全編的に『神作画』でしょう! なにあの『動き』、最新のリファインされたキャラデザで手描きっぽく劇場版顔負けの戦闘シーンをぐりぐり動かすとか、これが本気の『シ○フトアニメ』か⁉」


ちょい悪令嬢「もちろん『作画』だけではありません! 何よりも肝心な『キャラクター描写』のほうも、神がかっておりましたよ!」


メリーさん太「まさか」


ちょい悪令嬢「まさか」


メリーさん太「まさか」


ちょい悪令嬢「まさか」


メリーさん太「まさか」


ちょい悪令嬢「まさか」




ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──元祖テレビ版で何かとギクシャクしていた、ま○かちゃんとほ○らちゃんとさ○かちゃんの三人組が、真に心を通わせることによって力を合わせて、最も頼りになるはずのベテラン魔法少女のマ○さん抜きで、初めて魔女を倒すことを成し遂げるとは!」」




メリーさん太「いやあ、ま○かちゃんとほ○らちゃんが大ピンチの時に、『魔法少女の真実』を知って落ち込んでいたはずのさ○かちゃんが駆けつける展開は、胸熱だったよな⁉」


ちょい悪令嬢「そのさ○かちゃんがピンチに陥ると今度は、ほ○らちゃんが時間を停止して助けるとともに、あわや濁りきろうとしていたソウルジ○ムをグリーフシ○ドで浄化してあげて、テレビ版三大悲劇の一つである『さ○かちゃんの魔女化』を防ぐという、大ファインプレー!」


メリーさん太「そして二次創作でもレアな、『さ○×ほ○』のラブラブシーンの初御目見得! これぞ文字通りの『あら〜♡』でしたなあ」


ちょい悪令嬢「それに何よりも、ま○かちゃんが最初から魔法少女になっており、変身シーンまであるなんて、考えてみればこれまた非常にレアではございませんか!」


メリーさん太「もうね、元祖『ま○マギ』ファンの皆様が、『本当に見たかったま○マギ』を現実のものとしてくださったわけで、みんな大感激だろうな♫」


ちょい悪令嬢「もちろん、このセカンドシーズンでは『原作組』を絡めてくるのはわかっていたし、場合によっては第1話からほ○らちゃんぐらいは単独で登場するかも知れないと思っていたのですけど、まさか一話丸ごと『ま○マギ』だったとは!」


メリーさん太「……え、何でほ○らちゃん限定なの?」


ちょい悪令嬢「元々の『マギ○コ』の原作ゲームがそんな感じのオープニングでしたし、最近発表されたばかりの『放映&配信直前PV』においても、画像はありませんでしたが一箇所だけ、ほ○らちゃんのものと思われる台詞があったのですよ」


メリーさん太「……え? そんなのあったっけ? すげえな、マニアって。そんなほんのわずかな情報すらも、聞き逃さないのかよ⁉」


ちょい悪令嬢「とはいえ、まったく『マギ○コ』成分が無かったわけではありません。例えばほ○らちゃんの『時間停止空間』に、突然い○はちゃんの妹のう○ちゃんが現れたりしましたからね!」


メリーさん太「何アレ、怖い! なんか『ワープ空間内の幽霊』みたいじゃん⁉」


ちょい悪令嬢「『ワープ空間内の幽霊』って………いや、実はこれも、原作ソシャゲのオープニングの初期案の一つで、本来ならほ○らちゃんがま○かちゃんを救済するヒントを得るために、単身神○市に行くといった流れだったのですよ」


メリーさん太「まあ、そこら辺の唐突なる『クロスオーバーシーン』はともかく、EDが終わった後の『Cパート』では、完全に『マギ○コ空間』にチェンジしていたよな」


ちょい悪令嬢「……あのシーンこそ、本物の『怖い!』ですよ」


メリーさん太「うん、完全に『マギ○スの本拠地はどこ?』botと化していたや○よさんて、ホンマ怖かったな」


ちょい悪令嬢「時○ちゃん完全に涙目になっていて、かわいそかわいそなのです☆」


メリーさん太「え、あの黒羽○って、時○ちゃんなの? すげえ『鬼○明里』さんの無駄遣いだな⁉」


ちょい悪令嬢「あいつまた、我が身可愛さの余り、仲間の情報を売ってやんの。そんなんだから公式にまで、『しぐ虐』されてしまうんだよwww」


メリーさん太「ま、まあ、ゲームの人気キャラをディスるのはそこまでにして、もっと語るべき注目点について語りましょうよ!」


ちょい悪令嬢「そうですね、何と言っても『黒○さん』の再登場にもびっくりしましたが、それ以上に驚いたのは──」




メリーさん太「……マギ○ス最高幹部の最後の一人、ね○ちゃんが、い○はちゃんのことを覚えていたことか」




ちょい悪令嬢「──つまりこれで、原作ゲームのシナリオとは大幅に異なる展開になることが、決定したわけですわ☆」




メリーさん太「これは『見○原勢本格参戦』のみならず、『マギ○コのオリジナルパート』についても、非常に楽しみになりましたなあ」


ちょい悪令嬢「……そこで問題になるのが、先程もチラリと申しましたが、元祖『ま○マギ』組と『マギ○コ』組とを、どう『クロスオーバー』させるか──ですわね」


メリーさん太「一見元祖TV版そのものの『ま○マギ』パートだったけど、実はあれって『マギ○コ』のファーストシーズンの最終話からの、『続きの世界』なんだよな」


ちょい悪令嬢「今回登場したさ○かちゃんは何と、例の『記憶ミ○ージアム』において、『神○聖女のウワサ』と化したマ○さん──通称『ホ○さん』と激闘を繰り広げた、『超強キャラ』のさ○かちゃんなんですよね」


メリーさん太「……う〜ん、そんな感じで、『マギ○コ』の世界に『原作組』が、いかにも『ゲストの顔見せ』的に登場する分は、いわゆる『視聴者サービス』として受け入れやすかったけど、今回のようにがっつり『ま○マギワールド』なのに、『マギ○コ』のキャラたちが出て来たんじゃ、違和感バリバリだよな」


ちょい悪令嬢「特に原作テレビ版ラストにおいて、『現在過去未来にわたるすべての時空間において魔女を消し去った』はずなのに、いまだ魔女が健在な『マギ○コ空間』は、存在自体が矛盾していますしね」


メリーさん太「それに関しては原作ソシャゲ版の説明では、『神○市』が特殊な世界だからと言うことだけど、それなら少なくとも、『ほ○らちゃんを登場させては駄目』だよな」


ちょい悪令嬢「基本的に『神○方式』では、ま○かちゃんを魔女化の運命から逃れさせるのはもちろん、すべての元凶である『ワルプルギス○夜』をみんなでフルボ○コして退○してしまうので、そこで話が終わってしまって、『ま○マギ』テレビ版の最終話に繋がらなくなってしまいますからね」


メリーさん太「……そこら辺のところは、『屁理屈大好き☆』な本作の作者だったら、うまく説明をつけることができたりするのか?」


ちょい悪令嬢「『屁理屈大好き』って…………まあ、説明可能ですけどね」


メリーさん太「ホントかよ⁉」




ちょい悪令嬢「『魔女化システムの不可逆性』とか『魔女の完全消失』とか言った、元祖『ま○マギ』の最重要設定を、事もあろうに完全に否定してしまった、ソシャゲ版『マギ○コ』の世界観設定ですが、このような『原作原理主義者』にとって絶対に許せない存在であろうとも、ひとたび存在してしまえばそれを否定することはできなくなって、しかも本来の『ま○マギ世界』に影響を及ぼすことを防ぐことすら不可能になるのです」




メリーさん太「……『マギ○コ』のほうが、『ま○マギ』に影響を及ぼすだって?」


ちょい悪令嬢「例えば、『ま○マギ』TV版の時点では影も形も無かった『マギ○コ』のキャラたちですが、今やま○かちゃんたちとしても、その存在を認めざるを得なくなっていますよね?」


メリーさん太「まあそりゃ、『マギ○コ』空間にいる限りは、『原作組』の皆さんであろうとも、『マギ○コ』の魔法少女たちの存在を否定することなんて不可能だろう」


ちょい悪令嬢「特に(本来なら○○ているはずの無い)『マギ○ス』トップの『おガ○様』たちは、この『マギ○コ』空間でしか存在し得ないのですから、原則的にすべての時空間を経験しているはずのほ○らちゃんですら、『これから彼女たちが何をやらかすのかわからない』わけなのですよ」


メリーさん太「──ていうことは、『ワルプルギス○夜』を退治してしまうどころか、『マギ○ス』の公約通りに、すべての魔法少女が魔女化の呪いから解放されてしまうこともあり得るわけか⁉」




ちょい悪令嬢「──そうなるとその時点で、ほ○らちゃんの最大の目的である、『ま○かちゃんの救済』が成し遂げられるわけなのです」




メリーさん太「なっ⁉」




ちょい悪令嬢「さあて、もはや完全に『原作ソシャゲ』とはルート分岐してしまった、『マギ○コ』アニメ版セカンドシーズンは、一体どのようなラストを迎えることやら。──もしかしたらネット上でまことしやかに噂されているように、完全新作劇場版である『ワルプルギス○廻天』に、『マギ○コ組』の参戦も大いにあり得たりして♡」

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