第770話、わたくし、災害時における『夫婦別姓』は、『害悪』そのものと思いますの⁉

ちょい悪令嬢「──このたびは読者の皆様におかれましては、大変ご心配及びご迷惑をおかけいたしました! 今回から通常モードに戻りたいかと思います!」




メリーさん太「……とは申しましても、一応は『病み上がり』ですので、いつものような余計な『前フリ』は抜きにして、手っ取り早く語るべきテーマをどんどんと述べていく所存でございます!」




ちょい悪令嬢「まずは、『お詫び』から申し上げたいかと存じます。やはり高熱に苛まれていたせいか、前回までの内容にミスが幾つかありましたので、その訂正をさせていただきます」


メリーさん太「最初は、ついに本日アーカイブ無料公開が終了予定の、『Anipl○xOnlineFest2021』における、『魔法少女ま○か☆マギカ・10年の軌跡』についてです」


ちょい悪令嬢「これに関しては、ご出演のキャスト様の発言から、『ま○マギ』本編の正統なる続編である新劇場版『ワルプルギス○廻天』の制作状況に対して、勝手な憶測を並べ立ててしまいましたが、もう一度配信の内容を確認したところ、少々齟齬があることを発見いたしました」


メリーさん太「まずは、制作情報を匂わすような発言をなされたものと思っていた、喜○村英梨さんですが、彼女自身はいまだ台本自体を受け取られていないとのことでした」


ちょい悪令嬢「そもそもあの『何を言ってもネタバレになるので何も言えない』と発言なされたのは、喜○村さんでは無く、悠○碧さんのほうでしたしね」


メリーさん太「──とはいえ、発言内容からすると、さすがに主役のま○かちゃんの『中の人』だけあって、いまだ『完成台本』を渡されていないとしても、何らかの重大なる情報を与えられていることは、十分考えられるところです」


ちょい悪令嬢「そう言った意味では、本作内で述べたように、『作品の内容はほぼ固まって』いて、『制作自体もある程度具体的に進行して』いると言うのは、当たらずとも遠からずといったところではないでしょうか?」


メリーさん太「まあとにかく、あまりにも不確定な情報を、いかにも確定的であるかのように述べてしまったことは、心よりお詫び申し上げる次第です」


ちょい悪令嬢「──と言うことで、他にも何かミスが無いか、配信内容の今一度の精査を、試みることにいたしました」


メリーさん太「特に要注目なのは、同じ『ま○マギ』のテレビ版最終12話の、『修正部分』あるいは『無修整部分』とでも呼ぶべきシーンについてですが、やはりいい加減なことを言うわけにはいかないので、特に力を入れてみました」


ちょい悪令嬢「それと申しますのも、そもそも劇場版にも当然『円盤』はあって、実際に劇場で公開された画像とは違う、『修正版』だか『無修整版』だかになっているはずですしね」


メリーさん太「実際、同じく劇場版である『叛○の物語』においても、ほ○らちゃんのクライマックスでの(実際には使用しなかった)ファーストテイクの音声を、特典として収録しているとのことです」


ちょい悪令嬢「そうなると、劇場版総集編後編『永遠○物語』に収録された、最終12話のパートが、テレビ版の『円盤』同様に『無修整版』である可能性もあるわけです」


メリーさん太「そこで、ネット上における『永遠○物語』の『円盤』の情報をかき集めてみたところ、」




ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──何と、予想外の事実が、判明いたしました!」」




ちょい悪令嬢「確かに、総集編版の『円盤』も、例の『ま○かちゃんとほ○らちゃんの概念シーン』において、若干『無修整化』しているようにも見受けられました」


メリーさん太「しかし」


ちょい悪令嬢「しかしですねえ」




ちょい悪令嬢&メリーさん太「「──そもそも『無修整化』したところで、まったく意味が無かったのですよ!」」




メリーさん太「それと申しますのも、何と劇場版総集編のま○かちゃんとほ○らちゃんて、例のシーンにおいて、なんかワンピース状の衣服を着ていたりするんですよ⁉」


ちょい悪令嬢「いやあ、これまで各動画サイト様の配信版しか視聴しておらず、黒塗りノイズの修正があまりにも過剰だったので、ちゃんと記憶に残っていなかったのか、すっかり忘れ去っていましたよ」


メリーさん太「それにしても、せっかくのシーンにワンピースとか着せるなんて、これはもう『修正』とか『無修整』とかのレベルの話じゃないでしょうが⁉」


ちょい悪令嬢「……やはり劇場版ともなると、規制がひどくなるんですかねえ? テレビ版のOPも、『アレ』だったし」


メリーさん太「なんか、かつての西欧芸術界における、『ふんどし画家』を思い出しましたよ」


ちょい悪令嬢「──ぷっ、メリーさんたら、言うに事欠いて『ふんどし画家』ってw 良い子の読者の皆様は、けしてググっては駄目ですよ?」


メリーさん太「とにかく結論としては、この件に関してはすでに本作においてご紹介したように、『ま○マギ』の円盤はテレビ版の最終巻こそを、是非とも押さえておくべきだと言うことです!(断言)」




ちょい悪令嬢「とはいえ、現在大好評発売中の『劇場版BDーBOX』も、修正に修正を重ねた最高レベルの画質でありながら、価格も低めに抑えられており、しかも各特約店様の特典も非常にレアなもの揃いとなっておりますので、マニアの方は是非とも入手なされることをお勧めいたしますわ☆」




メリーさん太「……ちゃんとこのようにお断りしておかないと、下手したら『営業妨害』として訴えられかねないからな」


ちょい悪令嬢「──そこ、余計なことは言わない! マニアとしては、劇場版の円盤をすべて揃えるのは大前提でしか無く、今回はそれに付け加えて、見落としがちな『お得情報』をお伝えしただけですので、お間違え無く!」


メリーさん太「まあ確かに、本作の作者のように最近ファンになったばかりの人なんかは、配信のみで満足したり、円盤は劇場用総集編版だけしか買わなかったりする場合も、十分あり得ますので、結構有用な情報だったかも知れませんね」


ちょい悪令嬢「──と言うわけで、『ま○マギ』の特別配信に関する補足説明は、以上でございます!」


メリーさん太「え、これでおしまいなの? 少々字数が少ないんじゃないの?」


ちょい悪令嬢「本当は、やはり現在『M○PPASTAGE2021』の無料アーカイブで公開されている、『進○の巨人』の新情報について述べたいかと思っていたのですが、何分病み上がりですので、これについては後日改めてお送りさせていただきたいかと存じます」


メリーさん太「……確かに現在も結構ふらふらの状態で執筆しているしな、一応『転ばぬ先の杖』ってことで、今回ばかりは勘弁させてもらいましょうか」




ちょい悪令嬢「──それでは、作者が全快してから、またお会いしましょう!」














メリーさん太「……お、何だ、まだ何か言い足りないことでもあるのか?」


ちょい悪令嬢「せっかく字数も余ったことですし、ここはやはり今話題の『熱海土石流問題』について、言及をしておきたいかと思いますの」


メリーさん太「『熱海土石流問題』って、確かに現在いろいろと物議を醸しているけど、本作に一体何の関係があるって言うんだ?」


ちょい悪令嬢「毎度お馴染み、『夫婦別姓』ですよ」


メリーさん太「ふ、夫婦別姓⁉」




ちょい悪令嬢「今回の大災害を鑑みれば、もはや『夫婦別姓推進派』どもは、ぐうの音も出ず、白旗を揚げることになるでしょう!」




メリーさん太「なっ⁉」




ちょい悪令嬢「今般の災害現場における最大の問題となったのが、周辺住民の安否確認ですが、これはどのように行うべきだと思います?」


メリーさん太「そ、そりゃあ、自己申告や、周囲の知人への聞き込みや、役所の住民情報とかによってじゃないの?」


ちょい悪令嬢「当の本人が無事かどうかを調べるのに、自己申告も何も無いでしょうが? 特に自己申告もおぼつか無い小さなお子様ともなると、周囲の知人や役所でも、即座の安否確認なんて不可能でしょう」


メリーさん太「じゃあ、八方塞がりじゃん⁉…………うん、いや待てよ? 小さなお子様なら、自己申告も役所の住民情報も必要なく、それこそ親御さんに確認すればいいだろうが?」




ちょい悪令嬢「そう、大災害時の住民の安否確認は、何よりも『家族単位』でやるのが最も効率が良く、そしてその際の最大のキーポイントが、『名字が同一であること』なのです!」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「家族のうち一人でも見つかれば、他の構成員の安否の大いなる手がかりとなります。──しかし、母親と娘が二人共ちゃんと避難所にいるというのに、少々離れ離れの位置に分かれていて、いまだお互いの無事を知らぬままに、母親である山田花子さんが『私の娘の鈴木スミレがいないのです!』と、娘である鈴木スミレちゃんが『あたちのママがいないの! 山田花子というの! お願い捜索隊のおじちゃん、ママを探して!』と言ってきたものの、すぐには二人が親子とは判明できず、結局捜索隊はいもしない母と娘の二人を探し続けるという、多大なる時間と労力を無駄に費やしてしまうことになるのです!」




メリーさん太「くそっ! 何て『害悪』そのものなんだ、『夫婦別姓制度』って⁉」




ちょい悪令嬢「このように、『家族がすべて同姓』であるのは何よりも、国家的機関が国民を効率的に掌握するために、最小の集団単位である『家庭』の構成員全員を一つに色分けしているのであって、これは憲法に定められている、究極的には個人の自由よりも優先すべき『公共の利益』に則っていて、たかが一個人の『職場でのキャリアがー』とか『研究発表論文がー』とかいった矮小なことなんかよりも、大いに重要視されて当然なことなのです!」




メリーさん太「……そりゃ、そうだよな。災害時の適切なる住民管理よりも大切なことが、この災害大国日本にあるはずが無く、『夫婦別姓』なんて、所詮は『行きすぎた個人主義』という名の『わがまま』でしかないわけだ」

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