第771話、わたくし、『地ならし』阻止のために敵と協力するのは、『戦略』的に正しいと思いますの⁉

ちょい悪令嬢「──はい、今回は予告していたように、現在『Y○uTube』様にてアニメ版の特別配信がアーカイブ無料公開されている、『進○の巨人』について、最近明らかになった『新情報』を中心に述べていきたいかと思います!」




メリーさん太「『進○』の話題なんて、ほんと久しぶりだな?…………ていうか、これも特別配信をやっていたのかよ? すると『ゾンビラ○ドサガリベンジ』同様に、『M○PPASTAGE2021』内の話か? それならどうして『ゾン○ガ』や『ま○マギ』について語った時に、一緒に語らなかったんだ?」




ちょい悪令嬢「『ゾン○ガ』や『ま○マギ』は、元々配信自体を視聴したいと思っていたところ、うっかり見逃してしまいましたからね、アーカイブが無料公開されたことを知って、飛びついたわけです」


メリーさん太「……何で『進○の巨人』の特別配信には、興味を示さなかったんだよ?」


ちょい悪令嬢「え? いや、ほら、『進○』って原作のほうが、すでに完結してしまったではありませんか?」


メリーさん太「こ、こいつ、作品が終わった途端、あっさり『熱』を失ってしまう、『にわかファン』そのままじゃないか⁉ ──だったらどうして今日になって、いきなり話題に挙げてきたんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「ですから申しているではないですか、『新事実』が判明したと」


メリーさん太「新事実?」




ちょい悪令嬢「──まずは、ついに発売が開始された『ファイナルシーズン』の円盤についてですが、聞くところによると何と、むちゃくちゃ修正が施されているそうなんですよ!」




メリーさん太「しゅ、修正とな⁉ つまりはかの『ま○マギ』テレビ版の円盤最終巻のように、エ○ン君とアル○ン君のあられも無い姿が⁉」


ちょい悪令嬢「……おまえはエ○ン君とアル○ン君に、何を期待しているのだ? ──ていうか、『進○』に『あられも無いシーン』なんて、ほとんど無かっただろうが⁉」


メリーさん太「『巨人』の皆様は原則的にすべて、『生まれたままの姿』だったじゃん?」


ちょい悪令嬢「それに関しては、『円盤』化しようが『劇場』化しようが、別に修正の対象には……………………って、そういえば『某宗教圏』においては、巨人の皆様がまさしく『ふんどし画家』状態になっていたから、もしかして円盤においては、『無修整版』が⁉」


メリーさん太「すごいな、この作品て。完全に偶然なんだけど、前回の内容がほぼすべて、見事に反映されているじゃないか?」


ちょい悪令嬢「……ええと、話を続けてもよろしいでしょうか?」


メリーさん太「それで、『ま○マギ』最終話みたいのでは無いと言うのなら、一体何を修正したって言うんだよ?」




ちょい悪令嬢「──アニメにおける『修正』と言えば、『』と『動き』に決まっているでしょうが⁉ 何をあくまでも例外である、『ま○マギ』最終話基準に考えているんですか!」




メリーさん太「そ、そういえば⁉」


ちょい悪令嬢「とにかくですね、テレビでの放映やWebでの配信時において、視聴者の評価が低かったシーンのことごとくが、ほぼすべて改善されたと申しても過言では無いのです!」


メリーさん太「そりゃすげえじゃん! BDも結構売れるんじゃないの?」


ちょい悪令嬢「円盤だけではありません、これによって何よりも、『本放送への期待度』爆上がりですよ!」


メリーさん太「……本放送、って?」




ちょい悪令嬢「今回の件により、そもそも制作会社の『M○PPA』様には『やる気』があったのに、制作期間の短さ等の何らかの理由で不本意な作画になっていたところ、十分な制作期間さえあれば、『ゾン○ガ』や『呪術○戦』等で実証済みの、『M○PPA』様ならではのハイレベルな作画も十分可能であることが、如実に証明されたわけで、まさに現在十分なる制作期間が設けられている、『ファイナルシーズン第二期』に対して、俄然期待が急上昇しているのですよ!」




メリーさん太「なるほど、特に終盤の展開は大規模かつド派手な戦闘シーンが目白押しだから、むちゃくちゃ楽しみだな!」




ちょい悪令嬢「そうなのです、確かに原作漫画版はすでに大団円を迎えましたが、アニメ版はむしろこれからが『本番』ですので、まだまだ目が離せませんよ! ──それに本作的にも、ずっと『気がかりだったこと』に対して、きちんとケリがつきましたからね!」




メリーさん太「気がかりだったことって、『進○』の終盤においてか?」


ちょい悪令嬢「ほら、一般の読者様や視聴者様的にも『最大の謎』とも言える、なぜハ○ジさんやアル○ン君たち『調○兵団』は、エ○ン君のことをほっとけばいいのに、自ら『地な○し』を止めに動いたのか──ってやつですよ。これに対して本作は、『ハ○ジさんやアル○ン君たちメインキャラに見せ場を与えるため』とか『人道的理由』とか申していましたが、彼ら自身にとって何よりも大切なはずの『パラデ○島にとっての利益』とは、あまりにも矛盾した行為であり、やはり理由としては弱すぎると思うのですよ」


メリーさん太「……まあ、そうだよな。ダ○君等の訓練兵時代からの『友』を殺すシーンなんて、ラ○ナー君やア○ちゃんとかの『マ○レ勢』ならともかく、ハ○ジさんやアル○ン君の行動としては、あまりにも理不尽だよな」


ちょい悪令嬢「──そうそう、そこなんですよ! 何よりも重要なるポイントは、ラ○ナーさんやア○ちゃん等の、『マ○レ勢の存在』そのものだったのです!」


メリーさん太「え、それってどういうこと?」




ちょい悪令嬢「ようく考えてみてください、エ○ン君が無数の『壁○巨人』を率いて去って行った後で、パラデ○島に残っていた五体の『知性巨人』のうち四体が何と、『マ○レ勢の戦力』として健在だったのですよ!」




メリーさん太「…………あ」




ちょい悪令嬢「『九つ○巨人』と言えば、あの当時全世界的にも『最高レベルの兵器』なのであって、そんなのがあのちっぽけな島に四体も『敵勢力』として存在しているとしたら、ハ○ジさんのような『軍の指揮官』としては、とても見過ごしておくわけにはいかないでしょう」




メリーさん太「…………つ、つまり、ハ○ジさんがマ○レ勢力と『共同戦線』を張ったのも、『イ○ーガー派』を犠牲にしながらも、敵勢力と共に島外に脱出したのも、いずれ内戦の原因ともなり得る『巨大な戦力』を、パラデ○島外に追い払うとともに、できるなら全滅させたり、最低でも無力化させたりしようと思っての、行動(と言うか策謀)だったと?」




ちょい悪令嬢「明確に意図していたかはともかく、ハ○ジさんやアル○ン君レベルの『戦略家』であれば、あの突飛すぎる(裏切り)行為の理由の一つではあったでしょうね」




メリーさん太「え、でも、原作にはそんな記述なんて、まったく無かったじゃないか?」


ちょい悪令嬢「そんなことありませんよ? ハ○ジさんやアル○ン君、おまけにヒ○ズル国のキ○ミさんなんかは、何かにつけて、『争いはけして無くならない、次はこの狭いパラデ○島の中で、骨肉の権力闘争が始まるだけ』と、おっしゃっていたではありませんか?」


メリーさん太「た、確かに⁉」


ちょい悪令嬢「特にアル○ン君なんて、『顎○巨人』を継承したフ○ルコ君の処遇に関して、『もはやこれ以上ラ○ナーたちと争う必要は無い。そのためにも彼らの仲間のフ○ルコ君は、丁重に扱うべきだ』とか何とか言って、明らかにいまだ『マ○レ勢』が脅威であることを、ちゃんと認識しているようでしたよ」


メリーさん太「……そうか、それこそが『指導者』というものか。それに対して『地な○し』が始まった途端、『マ○レ勢の残党狩り』をすることも無く、『お山の大将』を気取り始めていたフロ○クさんなんて、文字通り『指導者失格』だな」


ちょい悪令嬢「彼らは『パラデ○島の真の平穏』を築こうとしていたハ○ジさんたちによって、『尊い犠牲』になったとも言えるのですわ☆」


メリーさん太「──うおっ! これで一気に、ハ○ジさんやアル○ン君の、『裏切り行為そのもののマ○レ勢との協調路線』や、『同胞殺し』について、完全に理由づけがなされたじゃないか⁉」




ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、実はこれは更に、『深読み』や『こじつけ』レベルとはいえ、エ○ン君自身の(全世界的虐殺)行為──ひいては、あのいろいろと物議を醸した終盤の展開自体に対する、理由づけにも繋がるのですよ!」




メリーさん太「なっ⁉」




ちょい悪令嬢「そもそもラ○ナーさんたち『マ○レ勢』に対しては、『始祖○巨人の力』を有するエ○ン君だったら、『巨人化能力』そのものを奪い取って、いくらでも大人しくさせることができたんですよ。──どうしてそうしなかったか、わかります?」




メリーさん太「……ひょっとして、『始祖○巨人の力』同様にエ○ン君が所有している、『進○の巨人』(固有名詞)ならではの力である、『未来予知』が可能だからか?」




ちょい悪令嬢「そうなのです! エ○ン君は未来予知によって、ハ○ジさんやアル○ン君が『マ○レ勢』と手を組んで、全力をもって自分を阻止してくることがわかっていたからこそ、あえてラ○ナーさんたちから『巨人化能力』を奪うこと無く、彼らに自分を倒させて、最も理想的な『事態の収拾』を図ろうとしていたのですよ!」




メリーさん太「──何と、そもそもエ○ン君にとっての最大の目的である、『パラデ○島の真の平穏』を達成するためには、何よりもいまだ健在の『マ○レ勢』を、島内で戦闘を一切させないままに島外に放逐する必要が生じるけど、それを完璧に実現できるのが、『ハ○ジさんやアル○ン君たちが、ラ○ナーさんたちと手を組んで、地な○しを阻止する』こと以外あり得ず、それはある意味エ○ン君の望みとも合致するので、いかにも理由づけに無理があると思われていた、『ハ○ジさんやアル○ン君たちが地な○しを止めようとした』ことも、『マ○レ勢と手を組んでむしろ同胞であるイ○ーガー派と戦った』ことも、むしろむちゃくちゃ理に適ったことになるんだ!」




ちょい悪令嬢「まあ、原作者の諫○創先生ご自身が、どこまで考えられていたかは定かではありませんが、ここまで『誰もが納得せざるを得ない理由』が見つかったからには、『あの終盤の展開は強引すぎる』とか、『ハ○ジさんたちがパラデ○島を裏切った理由が釈然としない』なんて、二度と言えなくなってしまったわけで、特に『ビジネスアンチ』や『ガヴィ国人』の皆様におかれましては、ご愁傷様でしたwww」










メリーさん太「──だからおまえは、『糞アンチ』どもを無駄に煽るのはよせって、言っているだろうが⁉」

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