第769話、【生存戦略レポート】わたくし、熱が40度も出て、ついにコロナ検査を受けましたの⁉
ちょい悪令嬢「──生存、戦りゃあああああく!!!」
メリーさん太「ちょ、ちょっとどうした? 開幕早々、顔色がむちゃくちゃ悪いぞ⁉」
ちょい悪令嬢「ご、ごふ、実は現在、
メリーさん太「はあああああああああああああ⁉ 40度って、おまえ⁉」
ちょい悪令嬢「り、リリ○、マジでガチで、生存戦りゃあああああく、なの!」
メリーさん太「いや、それ、『リリ○』違いだから! 漫画家の先生のほうは、『☆川』では無くて『☆野』だから! それにそもそもゾンビには、『生存○略』は必要ないから! ──ていうか、やはり『輪るピングド○ム』ネタだったのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「実は何と、放送開始10周年と来年の劇場版公開決定を記念して、7月7日より『Y○uTube』様にて毎週1話ずつ、テレビ版全話の配信が開始されておりますので、いまだ視聴されておられない方も、かねてよりの大ファンの方も、この機会をお見逃しなく!」
メリーさん太「うおっ、毎週かかさず1話ずつだと? 『ピングド○ム』って全部で24話あるから、約半年間の長丁場になってしまうじゃないか⁉」
ちょい悪令嬢「おそらくは公開直前までテレビ版の配信を行って、『続きは劇場でね♡』という、『戦略』ではないかと」
メリーさん太「……まあ、アニメ業界もまさしく『弱肉強食』なんだから、『生存戦略』も必要か──って、おまえほとんど魂が抜け落ちそうな顔をしているぞ、ホント大丈夫か⁉ いやマジな話、まさか新型コロナウイルスにでも、感染してしまったんじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、何と本作の作者におきましては、本日新型コロナウイルスの検査を受けて参りました!」
メリーさん太「またいきなりだな、おい⁉」
ちょい悪令嬢「以前お送りいたしました、『新型コロナウイルス対応ワクチン接種』に引き続いての、『実体験レポート』第二弾と言うことになりますね☆」
メリーさん太「それって、順番が逆じゃないのか?」
ちょい悪令嬢「『ワクチン接種』のほうは父親で、『検査』のほうは本作の作者本人だから、いいんですよ」
メリーさん太「…………おいおい、確か作者の父親って、後期高齢者なんだろ? 今更ウイルスに感染したりしたら、ヤバいんじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「一応、ワクチン接種済みですからねえ。それに──」
メリーさん太「それに?」
ちょい悪令嬢「本作の作者って別に、コロナでは無いと思うのですよ」
メリーさん太「──はああああああああああああ⁉ 何だよ、それって⁉」
ちょい悪令嬢「え? メリーさん、まさか本当に、作者がコロナに感染したと思ったのですか?」
メリーさん太「だったらどうして、検査を受けたんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「そりゃあもちろん、一時的にとはいえ、40度も熱が出ましたし、更に何と言っても」
メリーさん太「何と言っても?」
ちょい悪令嬢「父親が、検査を受けろ受けろと、うるさかったもので」
メリーさん太「……あー、そりゃあ同居の高齢者としては、当然の反応だよなあ」
ちょい悪令嬢「いやいやいや、作者自身としては、堪ったもんじゃないですよ!」
メリーさん太「どうしてよ、もしかしたら本当にコロナかも知れないんだから、検査すること自体、悪いことじゃ無いだろうが?」
ちょい悪令嬢「本当にコロナだったら、(この作品の第一稿を作成している時点で)熱が下がるはずが無いでしょうが⁉ それに発熱以外は、風邪に似た症状とか味覚障害とかいった、コロナならではの症状を、まったく発症していないんですよ?」
メリーさん太「え、そうなの? だったらどうして40度も熱が出て、寝込んでしまったんだよ?」
ちょい悪令嬢「『過労』、ですわ」
メリーさん太「か、過労って……………いやいや、あいつ一体
ちょい悪令嬢「まさに当の同居の父親が、後期高齢者だけでは無く、現在肋骨を何本も骨折中の『要看護の重体状態』だというのに、異常に元気があまり余っていて、毎日毎日1時間以上も散歩しまくっているんですが、それに作者を無理やりつき合わせているのですよ」
メリーさん太「何てパワフルな重体患者なんだよ⁉ ──ていうか、『毎日毎日』って、この梅雨の
ちょい悪令嬢「……本日なんて、集中豪雨の予報が出ていたのに、病院まで徒歩で向かわされたんですよ?」
メリーさん太「徒歩って、ウイルス感染している
ちょい悪令嬢「むしろ、感染の可能性があるからですわ」
メリーさん太「……ああ、バスとか電車とかタクシーとかを使ったら、運転手や他の乗客の皆様に
ちょい悪令嬢「そんな常識中の常識もわきまえずに、タクシーを呼ぼうとしたんですよ、あのクソオヤジ!」
メリーさん太「わお、とても『元教育者』とは思えない、とち狂った判断力だな⁉」
ちょい悪令嬢「ていうか、言うに事欠いて、『病院にも事前に何も言わず、いきなり受診しろ。コロナの検査を受けたいとか言うと、担当医に居留守を使われるかも知れない』などと言った、たわ言をほざきやがったんですわよ⁉」
メリーさん太「──ちょっ、むしろいきなりコロナの感染者が病院に来たりしたら、パニックが起きてもおかしくは無いだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「それ以前に、そもそもすべての医療機関においてコロナ検査を行っているわけではありませんので、事前の確認は絶対に必要なのです!」
メリーさん太「そう言われれば、まったくその通りだよな⁉」
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、ここからは本作の作者による、『実体験レポート』に移らせていただきます!」
メリーさん太「……やれやれ、やっと本題に入るのか」
ちょい悪令嬢「何せまず大切なのは、『どこ』で検査を受けるかですからね」
メリーさん太「そういったのは、普通病院とかでは無く、各都道府県の市町村とか(例外として)東京都特別区内の保健所じゃないのか?」
ちょい悪令嬢「基本はそうですけど、先程も申しましたが、コロナに罹患している
メリーさん太「病院でコロナの検査をやっているのか? 他の患者さんはもちろん、医療従事者の皆様に
ちょい悪令嬢「後から詳しく述べますけど、そこはちゃんと対応策が講じられていますので、大丈夫です」
メリーさん太「それでも本作の作者の実家のような、ド田舎のすべての(比較的小規模な)開業医が、コロナ検査に対応しているわけじゃないだろう?」
ちょい悪令嬢「ええ、最初は当然のごとく、コロナ検査を行っている医療機関を探すところから始めなければなりません」
メリーさん太「……それって結構、手間がかかるんじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「いえいえ、お役所のサイト等にちゃんと告知されていますし、とりあえず近所のなじみの病院に電話してみれば、検査をやっていれば受け入れてくれるし、やっていなければ、検査を行っている別の医療機関を紹介してくれますよ」
メリーさん太「おお、田舎ならではの親切さだな⁉」
ちょい悪令嬢「医療機関にもちゃんと、『横の繋がり』がありますからね」
メリーさん太「……それで、電話してその日に検査してくれるのか?」
ちょい悪令嬢「本作の作者の場合、本日の朝イチに電話したら、午前中に検査してくれましたよ?」
メリーさん太「やっぱ人口の少ない田舎には、それなりのメリットが有るな! 首都圏のような都会では、そうスムーズには行かないんじゃないか?」
ちょい悪令嬢「ただし、直接病院の受付に出向けるわけでは無く、入り口の横のインターフォンで来院を告げた後に、病院の建物の外にある『プレハブ』に連れて行かれました」
メリーさん太「なるほど、各病院ごとに、仮設の『コロナ検査専門のスペース』を設けているわけか!」
ちょい悪令嬢「もちろん、検査するのは一度に一人だけで、作者は運良くすぐに受診できましたが、場合によっては待ち時間が必要になるでしょう」
メリーさん太「本当はコロナに感染していなかったのに、他の受診者と接触したために
ちょい悪令嬢「それで、実際の検査の方法ですが」
メリーさん太「ふむふむ」
ちょい悪令嬢「渡された小さな容器の中に、唾液を入れるだけでした」
メリーさん太「えっ、それだけ?」
ちょい悪令嬢「検査方法にもよるでしょうけど、作者が受診した病院では『唾液検査方式』だったようです。──あっ、一つだけ是非ともお伝えしておくべき、注意事項がございました!」
メリーさん太「ほう、注意事項、とな?」
ちょい悪令嬢「唾液を調べるのだから当然のことでしょうが、余計な不純物が混じらないように、検査直前の一時間以内の飲食は控えてほしいとのことでした」
メリーさん太「うん、妥当な指示だな」
ちょい悪令嬢「それがですねえ、担当の看護師さんが事前に伝えるのを忘れていたもので、小腹を空かせていた作者が病院に向かう直前に、バナナを二本ほど食べちゃったんですよ」
メリーさん太「え、それって、大丈夫なの?」
ちょい悪令嬢「……大丈夫じゃありませんよ、お陰で狭っ苦しいプレハブの中で、30分ほど待たせられてしまい、むしろますます体調を崩してしまいましたわ!」
メリーさん太「ううむ、『検査前に飲食を控えるのは常識だろ?』と言われればそれまでだろうけど、やはり一言くらいは、注意してほしかったよな」
ちょい悪令嬢「ホントですよ、読者の皆様も今回の新型コロナウイルスに限らず、何らかの検査を受ける際には、医療機関に対して事前に確認をとられることをご推奨いたしますわ!」
メリーさん太「……まあとにかく、唾液を採取するだけにしては予想外に手こずってしまったことは、十分わかったけど、結局他には何もやることは無かったのか?」
ちょい悪令嬢「当然簡単な問診くらいはありましたよ。そこでさっき申したように、『おそらくこれはコロナなんかでは無く、単なる過労か親知らずの痛みが原因に違いない』とお伝えしたら、『解熱剤』と『疲労回復剤』に『歯痛用の抗生剤』をいただきましたので、それだけでも受診した甲斐はありましたわ」
メリーさん太「──おいっ、勝手に話を終わらせるな! それこそさっきあたしが言ったように、本当にコロナに感染している可能性もあるだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「それに関しては、明日朝一番に結果を電話で報告してくれるそうです」
メリーさん太「ああ、その場で判明するわけじゃないんだ?」
ちょい悪令嬢「もしかしたらそう言った検査方法もあったかも知れませんが、作者が事前に調べた限りは、『翌日結果報告』が最速でした」
メリーさん太「……じゃあ本当に、作者がコロナの場合もあり得るんだ?」
ちょい悪令嬢「つまり明日の結果次第では、これが最後の連載になるかも知れませんので、読者の皆様には、長らくのご愛顧誠にありがとうございました♡」
メリーさん太「──うおおおおいっ! むちゃくちゃ不吉なことを、たとえ冗談半分でも言うんじゃないよ⁉」
ちょい悪令嬢「……とか何とか言っているうちに、翌日の朝9時となりました! ──よってここで早速、『結果発表』と参りましょう!」
メリーさん太「えっ? えっ? ちょっと何だよいきなり、対応が
ちょい悪令嬢「読者の皆様におかれましては、ご心配をおかけして大変申し訳ございませんでした! 本作の作者における検査の結果は晴れて『
メリーさん太「──おおっ、そいつはめでたい!」
ちょい悪令嬢「それでは引き続き、作者自身の『新型コロナウイルス対応ワクチン接種』の実体験レポートにて、お会いしましょう!」
メリーさん太「──えっ? えっ? ちょっと何だよいきなり、対応が
ちょい悪令嬢「詳細は、後日改めて♡」
メリーさん太「おおいっ⁉」
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