第743話、わたくし、『進○のスクールカースト』は、ユング心理学的に、立派に本編だと思いますの⁉(前編)
メリーさん太「……おや?」
ちょい悪令嬢「──うっ」
メリーさん太「おやおや?」
ちょい悪令嬢「ううっ」
メリーさん太「おやおやおやあ?」
ちょい悪令嬢「うううっ」
メリーさん太「悪役令嬢の、アルテミス=ツクヨミ=セレルーナさん?」
ちょい悪令嬢「……はい、何でしょうか、都市伝説のメリーさん?」
メリーさん太「おいおい、今回こそ【作中作短編】を再開するはずじゃなかったのか? 何をまたしれっと性懲りも無く、いかにも当たり前のようにして【座談会】をやっているんだよ?」
ちょい悪令嬢「──いや、違うんですよ! これにはちゃんと、理由があるのです!」
メリーさん太「この期に及んで、『理由』だと?」
ちょい悪令嬢「ええ、それも、のっぴきならないやつです!」
メリーさん太「『ま○マギ』、『ゲキ○ル』、『少女☆歌劇レヴュー・スタ○ライト』、『未○日記』、それに二期の放映&配信が決定した『マギ○コ』と、ここ最近様々な超傑作アニメ作品について語り尽くしてきたと言うのに、これ以上何か語るべき対象なんかあるのか? ──確かに、『艦○れ』や『幼○戦記』とかの、本作の作者の大のお気に入りのミリタリィ系超傑作のアニメ版の、二期や劇場版の動きが活発化してきたみたいだけど……」
ちょい悪令嬢「もちろん『艦○れ』や『幼○戦記』も期待大ですが、それどころでは無いのです!」
メリーさん太「なっ、『艦○れ』や『幼○戦記』が、『それどころ』レベルだと⁉ 一体『何』の話をするつもりなんだ⁉」
ちょい悪令嬢「決まっているではないですか⁉ 今回こそやるのですよ、現在本作の作者にとっての、『最高傑作評価漫画&アニメ作品』の一角たる、『進○の巨人』の最終巻に対する『全力考証』を!」
メリーさん太「──そうかあああッ、それがあったかあああああああッ!!!」
ちょい悪令嬢「いやいや、こんな肝心な作品のことを、忘れてもらっちゃ困りますよ⁉」
メリーさん太「……あー、ほら、雑誌の最終話はすでに4月頭に掲載されて、それなりに話題なったり考察がなされたりしたから、作品そのもの的には、もうとっくに終わったものと思っていたんだよ」
ちょい悪令嬢「実は本作の作者って、雑誌掲載分のほうは読んでなかったみたいですよ?」
メリーさん太「はあ? これまであんなに最終話について考察していたくせに、実際には読んでおらずに、いかにも知った風に
ちょい悪令嬢「まあ、ネット上の情報を断片的に拾うだけでも、結構まとまった知識を得ることができますからね」
メリーさん太「やっぱこの作者、全然信用ならないよ! 一体これまでの発言のどこまでが、『嘘』なんだ⁉」
ちょい悪令嬢「だから何度も申しているではないですか? 『創作者』の言うことなんて、すべて嘘だと思ったほうがいいって。むしろ、『すべてを疑って』かからなければ!」
メリーさん太「油断もへったくれもないな…………まあ、いい。それで、どうだった? 待望の『最終話』に対する、ファーストインプレッションは?」
ちょい悪令嬢「──いやあ最高ですね、単行本になるまで、待った甲斐があったというものですよ!」
メリーさん太「えっ、そんなに手放しで褒めるほどだったの⁉」
ちょい悪令嬢「当然でしょ、何せあの『進○の巨人』の最終巻なのですよ!」
メリーさん太「うん、でも、ネット上の評判は、結構『微妙』というか、何というか……」
ちょい悪令嬢「──はっ、そんなもの、いつもの『アンチ』どもの『たわ言』に過ぎないのですよ! そのようなデマに踊らされること無く、何事も自分の目で確かめて、あくまでも自分の意思で評価すべきなのです!」
メリーさん太「だけど、雑誌掲載時の評価については、納得できなく無いものも、幾つか有ったと思うけど?」
ちょい悪令嬢「──何と、そのほとんどすべてが、今回の単行本の加筆修正部分によって、解消されていたのですよ!」
メリーさん太「えっ、本当か⁉」
ちょい悪令嬢「細かい点では、『ミ○サちゃんの頭痛の正体』に始まり、作品全体的には、『パラデ○島の雑誌掲載分以降の運命』に至るまで、明確にケリをつけていたのでございます!」
メリーさん太「おお、それならよほどの『ビジネスアンチ』のクソ野郎でなければ、納得せざるを得ないな⁉」
ちょい悪令嬢「まあ、雑誌自体が売り切れ状態で手に入らなかったとはいえ、待ちに待った甲斐があったというものですよ」
メリーさん太「でも、現在においてすでに、不満を述べている人もいるようだけど?」
ちょい悪令嬢「──ケッ、そう言う輩は、『進○の巨人が名作だと困る』勢力なだけですよ。例えば、『戦争を知らない世代の日本人が、至極当然の結果として、戦争時代の責任を放棄したら困る』某国のクソどもとかな!」
メリーさん太「……ああ、いわゆる『頭ガヴィ』の、国家挙げての『タカリ人種』どものことか」
ちょい悪令嬢「当のガヴィちゃん自身のほうは、『森を抜け出した』というのにねえ。いつまでも『捏造された過去の歴史』に囚われ続けるなんて、ホント、哀れなことw」
メリーさん太「煽るな、煽るな、火病を起こすぞw」
ちょい悪令嬢「煽ると言えば、ガヴィ山先生ご自身も、盛大にやらかされていたりしてね! 何と巻末のおまけ漫画である『進○のスクールカースト(※以下『ス○カー』と略)』のコーナーにおいて、『クレーマー気質の考察厨』どもを、完全に皮肉るような
メリーさん太「──あれって、最終巻にもついていたの⁉ しかも有終の美を飾るべき、最終ページに⁉」
ちょい悪令嬢「むしろ、あれがあったからこそ、『余韻を持ったラスト』になったとも言えるのです」
メリーさん太「はあ? あれはあくまでも、『おまけ漫画』なんだろ?」
ちょい悪令嬢「いいえ、実は『ス○カー』も、作者様ご公認の、本編の一つだったりするのですよ?」
メリーさん太「──なっ⁉」
ちょい悪令嬢「ほら、本作の作者って、『進○の巨人』の漫画版の一気買いの際にうっかり買い損ねて、第30巻だけほんのこの間まで読んでいなかったではないですか?」
メリーさん太「……ああ、そんなことを、本作においても語っていたな」
ちょい悪令嬢「それから後に実際に30巻を入手して読んでみたところ、『始祖の巨人の力』を有するエ○ン君と、『フリ○ツ王家の血』を引くジ○クお兄ちゃんとが、ついに禁忌の接触を果たして、ユ○ルちゃん
メリーさん太「──そんな馬鹿な! あたしも30巻は読んだけど、そんな画像なんて…………ああっ、有った! 有ったよ⁉ このように前もって指摘されていないと、完全に見逃してしまってもおかしくないような、むちゃくちゃ隅っこにちっちゃく描かれていたよ!」
ちょい悪令嬢「とはいえ、いかにほとんど目につかないように描かれていたとしても、『描かれていた』ことには変わりなく、何と『進○のスクールカースト』が、『進○の巨人』本編における『正史』であったことを、公式自ら認めたと言っても過言では無いのです!」
メリーさん太「──‼」
ちょい悪令嬢「実際に、最終巻の『ス○カー』においても、『進○の巨人』そのままのストーリーの映画を観たらしい『ス○カー版エ○ン君』たちが、『史実かどうかわからないが、百年前には巨人がいたとも言われている』とか言っていますしね」
メリーさん太「それって、本作お得意の『メタフィクション』路線………………と言うよりも、ある意味『
ちょい悪令嬢「そういう視点に立つと、今回の『ス○カー』って、とても『おまけ漫画』とは思えない、しみじみとした読後感が有ると思いません?」
メリーさん太「……そうか、最終巻は『ス○カー』を含めて、一つの作品として、『有終の美』を飾ったわけか」
ちょい悪令嬢「──ていうか、実は30巻において示唆していたところでは、元々『ス○カー』は全編的に本編の『合わせ鏡』的存在であって、本編に隠されていた『真意』を表現していたとも言えるのですよ!」
メリーさん太「……はあ? 何だよ、『本編の真意』って?」
ちょい悪令嬢「──これにつきましては、実はすべてのエルディア人を『道』を介して繋ぎ合わせることのできる『始祖の巨人の力』に基づけば、『ス○カー』もちゃんと『座標』と繋がっていることを、論理的に考証しつつ、併せてご説明したいかと思います!」
メリーさん太「この【座談会】、まだ続けるつもりなのかよ⁉ 例の【作中作短編】は、いつ再開するつもりなんだ!」
ちょい悪令嬢「……すみません、これを作成中の本日6月13日は、本作の作者が父親を二回目のワクチン接種に連れて行かなければならないので、これ以上小説を書いている暇が無いのですよ」
メリーさん太「ああ、そういうことなら、仕方ないか」
ちょい悪令嬢「──そういうわけで、読者の皆様には大変申し訳ございませんが、次回の【後編】のほうもどうぞよろしくお願いいたします!」
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