第728話、わたくし、性別とか国籍とかでは無く、個人を問題にすべきと思いますの♡(前編)
ちょい悪令嬢「読者の皆さーん、もう見ましたかあ? ──今回の、『
メリーさん太「──うっ」
ちょい悪令嬢「『在日差別』の次は、『女性差別』ですか、すごいですねえ? どうやら『ウイルス兵器生産及び少数民族虐待国』の忠実なる
メリーさん太「ひっ、ひいいいいいいいいいいいいいい⁉」
ちょい悪令嬢「ホント、いい度胸をしていますわよねえ、『
メリーさん太「え?」
ちょい悪令嬢「おそらくは全野党議員よりも知恵の回る、本作の作者を敵に回して、まさかただで済むと思っていないでしょうね?」
メリーさん太「えっ! えっ!」
ちょい悪令嬢「……まずは、今回のCMに出演していた売国奴&少数民族虐待企業支持者の、恥知らずの雌アスリートどもに対しては、『身体は男♡心は乙女』な『LGBT選手』をぶつけて、力尽くで叩き潰して居場所を完全に奪い取って、しかも下手に抗議しようものなら、『LGBTに対する差別主義者』として社会的にも抹殺したりしてね。──くっくっくっ、やっぱ、『ジェンダーを潰すには、ジェンダーを使え!』ですよ♡」
メリーさん太「……ちょ、ちょっと、いくら『男女差別』を捏造しているクソCMとは言え、男のアスリートに女のアスリートを潰させたんじゃ、かえって『男女差別』を認めるようなものじゃないか⁉」
ちょい悪令嬢「『男のアスリート』? 何言っているのです、『トランス女性』は、あくまでも女性なのですよ? 女性アスリートが女性アスリートを、正式な試合において叩き潰して、スポーツ界から完全に追い払って、何が悪いと言うのです?」
メリーさん太「──うぐっ」
ちょい悪令嬢「ちょっと考えるだけで、これほどの効果的な『攻撃手段』を思いつくのですものね。もちろん、『
メリーさん太「……いや、あのねえ、
ちょい悪令嬢「大丈夫ですって、いきなり『
メリーさん太「……結局最後には、潰すつもりなのかよ?」
ちょい悪令嬢「ええ、ただしまずは何と言っても、今回の『似非ジェンダーCM』が、完全にデタラメで非論理的でありむしろ差別的であることを証明して、真の『男女平等』ならぬ、男女『対等』の社会の実現の仕方を明示することにいたしましょう!」
メリーさん太「……あの男女差別を指摘したCMが、むしろ差別的だって?」
ちょい悪令嬢「その点については、『
メリーさん太「気づかせてくれたって、一体何をよ?」
ちょい悪令嬢「『
メリーさん太「おいおい何だよその、『違和感』(と書いて『気持ち悪さ』と読む)の正体って⁉」
ちょい悪令嬢「ネットでお馴染みの、『……主語がデカいんだよ、てめえ?』、ですわ」
メリーさん太「『主語』?」
ちょい悪令嬢「『男』とか『女』とか『日本人』とか『外国人』とかといったふうに、無駄に主語をデカくすることによって、有りもしない差別を捏造しようとする『まやかし』以外の何物でも無かったのですよ、『
メリーさん太「差別が個人的、だと?」
ちょい悪令嬢「そんなあくまでも個々人の問題を、無理やり『男と女』とか『日本人と外国人』とかに
メリーさん太「あ」
ちょい悪令嬢「それどころか、日本における『男と女』や『日本人と外国人』を、『分断』しようとしているとも、見なせたりしてね☆」
メリーさん太「ぬ」
ちょい悪令嬢「とはいえ、『
メリーさん太「──なっ⁉ それはいくら何でも『暴言』だろう? さっきのように、『差別とは個人的なもの』と言うのなら、どうにかわからないでも無いけど!」
ちょい悪令嬢「そんなこと、ありませんよ? 何度も何度も申しておりますが、日本においては憲法レベルから始まり、各種法令に、地域社会や親戚関係において、完全に『男女平等』が保証されております。──それなのに、どうして似非人道主義者がほざき回っている、『数字上の(難癖)男女格差』が生じていると思います?」
メリーさん太「……そ、そりゃあ、いくら憲法とか法律で『男女平等』を謳おうとも、実際の社会的システムや地域社会や親戚関係においては因習的に、『男女差別』が根強いからじゃないのか?」
ちょい悪令嬢「違いますよ、すべては女性自身の、『努力不足』こそが、悪いのですよ」
メリーさん太「──はあああああああああああああ⁉ 男女差別の真の原因が、女性自身の努力不足だってえ⁉ よりによって、何てこと言い出すんだよ! あんた今この瞬間に、全世界の女性を敵に回してしまったぞ⁉」
ちょい悪令嬢「……ところでメリーさん、国会議員の『最高位』って、何だと思います?」
メリーさん太「へ? な、何だよ、いきなり話題を変えやがって?」
ちょい悪令嬢「いいから、答えてください」
メリーさん太「そ、そりゃあ、『総理大臣』だろう?」
ちょい悪令嬢「……これだから、考え足らずの愚民は」
メリーさん太「──ちょっ、何だよその、人のことを見下げ果てた目つきは⁉」
ちょい悪令嬢「あんた今、『アドルフ=ヒトラーはドイツ生まれだ!』と言ったようなものなのですよ?」
メリーさん太「え? そんな低脳レベルの間違いを犯したの、あたし? ……だったら、国会議員の最高位って、一体何なんだよ?」
ちょい悪令嬢「衆議院及び参議院における、『議長』さんに決まっているでしょうが?」
メリーさん太「へえ、そうだったの? 何だか総理大臣のほうが、偉く見えるけどね」
ちょい悪令嬢「──いい加減にしろ、ボケ! 選出条件はともかくとして、役職としての総理大臣は、国会議員では無いわ!」
メリーさん太「え、それってつまり、内閣総理大臣になれるのは、国会議員に限定されるけど、総理としての権能を行使している際には、(少なくとも建前上は)国会議員では無くなるってことか?」
ちょい悪令嬢「簡単に申せば、国会は『立法府』であるのに対して、内閣総理大臣はあくまでも、『行政府』の長であるってことですよ」
メリーさん太「──ああっ、そうか、『三権分立』か⁉」
ちょい悪令嬢「よって、国会議員の──すなわち、立法府における最高位は、当然ながら各議院の『議長』さんてことになるのです」
メリーさん太「……なるほど」
ちょい悪令嬢「つまり日本国は、内閣総理大臣や最高裁判所長官に匹敵する、『三権の長』の一角である衆議院や参議院の議長に、女性が就任した実績のある、全世界的にも『超先進的な女性優遇国家』とも言えるのですよ!」
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「何せ、アメリカや中国やロシア等の、三大超大国ですら、いまだもって実現できていませんからね」
メリーさん太「と、と言うことは……」
ちょい悪令嬢「日本国においては、女性自身が努力さえすれば、国家のトップに君臨することさえも可能とする、完璧なる男女平等社会であることが、すでに実証されているのですわ」
メリーさん太「い、いや、いくら努力したって、誰でも三権の長になれるわけでは無いだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「それは男性でも同様であり、別に女性だけを差別しているのでは無いでしょう?」
メリーさん太「──ぐっ⁉………………で、でも、こんなのあくまでも『例外』であって、例外をことさら強調されても、あまり賛同を得られないのでは?」
ちょい悪令嬢「でしたら、こちらのケースはどうでしょう?
メリーさん太「うっ、萩○望都先生が、漫画界における『至高の存在』であられることは、確かに否定できないよな……」
ちょい悪令嬢「下手に否定しようものなら、本作の作者が黙ってはいませんよ?」
メリーさん太「……そういや、小説界においても最大のベストセラー作家が、宮○みゆき先生であられることに対して、異論のあるやつはいないよな?」
ちょい悪令嬢「出版界はあくまでも営利団体ですからね、金儲けのためには『男女差別』なんてやっている暇は無く、当然のごとく『実力主義』にならざるを得ないのですよ」
メリーさん太「女性作家を担当させるためか、有能な女性編集者──すなわち、出版社における正規社員も、女性が男性に負けず劣らず活躍していたりしてね」
ちょい悪令嬢「少しはわかったか、『
(※そしてついに、『
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