第664話、わたくし、いきなり『同性愛者』だと自己紹介されても困りますの⁉

ちょい悪令嬢「──緊急報告です! 本日お昼の1時より『ニコ○コ動画』様において、超問題アニメ作品『ワンダーエ○グ・プライオリティ』の、全話振り返り一挙放送が開催されます! もしもご興味のお有りの方は、この機会に是非ご覧になってください!」




メリーさん太「……次回の最終話を目前にして、いきなり盛り上がってきたからな。こんな意欲的なアニオリは、本当に久しぶりなので見逃したら損だし、ここで過去話をすべて配信してくださるなんて、非常に有り難いよね」




ちょい悪令嬢「本作においても『ワン○グ』に対しては、『ま○マギのフォロワーの理想形の一つ』と評していたことですし、改めて第1話からじっくりと再検証できて、本当に助かりますわ」


メリーさん太「第1話冒頭からすでに、印象的かつ衝撃的なシーンばかりで、人間関係も複雑極まりなく、作品の世界観そのものを掴むことすらできないままで、ついに終盤に突入してしまったからな。現在の視点で最初から見直すのは、本作の作者のみならず、すでにずっと視聴してこられたファンの皆様にとっても、大いに意義が有ることでしょう」


ちょい悪令嬢「……正直申しまして、一番重要な主人公周辺の、ア○ちゃんと小○ちゃんと沢○先生とお母さんとの関係性が、回が進むにつれてどんどんとこんがらがって行くばかりでしたものね。もう一度ざっとおさらいしておく必要が有りますよ」


メリーさん太「まあ、そのための第8話の総集編だったんだろうけど、本作の作者は見逃してしまんだよな」


ちょい悪令嬢「『ま○マギ』ではあんなに、総集編の重要性を訴えていたくせにねw」


メリーさん太「そりゃあ、現在進行中のテレビ作品と劇場版とでは、意味合いが違うとは思うけど、これだけの『考察に耐え得る』作品に対して、うかつすぎる判断だったな」


ちょい悪令嬢「まさか終盤にきて、これほど何段階にも及ぶ『衝撃の展開』を繰り出してくるとは、思ってもおりませんでしたし……」


メリーさん太「とはいえ、もはや『諸悪の根源』に関しては、ア○氏と裏ア○氏周辺の人間関係ってことで決定したんだから、沢○先生のほうは『無罪放免』でいいのでは?」


ちょい悪令嬢「──甘い! あの脚本家先生のことだから、まだまだ油断はできませんぞ⁉」


メリーさん太「……あー、何と言っても、『高校○師』の人だからな」


ちょい悪令嬢「『高校○師』は、今は亡き『アジ○フ先生』のパロディが、本質を突いていて面白かったですよね♫」


メリーさん太「──おいっ、『新○』を観るくらいなら『ピコ○コ』を読んだほうが、むしろ『エヴ○の真理を突いている』みたいな言い方はよせ!」


ちょい悪令嬢「どのみち小○ちゃんが自殺した原因に、先生が絡んでこないはずはありませんよ」


メリーさん太「……うう〜ん、意外と『別の原因』が有ったりするんじゃ無いかと、思っているんだけどなあ」


ちょい悪令嬢「まあ、そういったことも含めて、本作の作者の新たなる作品づくりに役立ってもらうためにも、この機会に大いに再検証いたしましょうよ!」


メリーさん太「それってつまりは、『ま○マギ』の──ひいては、『魔法少女』作品全体にとっての、『新しい形』の模索って意味でか?」


ちょい悪令嬢「その最大のポイントとしては、最近話題の『LGBT』を、娯楽作品エンターテインメントにどのようにして落とし込むべきかって、ところですかね」


メリーさん太「うん、最新話で衝撃的展開を見せたとはいえ、全編的には確かに、『LGBT』を作品のテーマの一つにしているよな」


ちょい悪令嬢「特に、少女たちにとっての、『自殺の理由』としてね」


メリーさん太「……でもよお、『ワン○グ』における『LGBT』の捉え方って、本作の作者の常日頃の主張とは、むしろ『真逆』なんじゃないのか?」


ちょい悪令嬢「真逆、って?」




メリーさん太「主人公側の少女たちのほとんどが、何らかの形で『LGBT』に関わっていることによって、彼女たちを抑圧し自殺の原因となった『敵』が、『LGBT』に理解を示さない強権的な『大人』ばかりであるといった、印象イメージ操作センリャクによって、全編が語られていることだよ」




ちょい悪令嬢「ああ、それについては、別に構いませんよ? それこそが『LGBTを娯楽作品エンターテインメントとして昇華する』と言うことですので、本作の作者自身の主張なぞ度外視して、大いに参考にさせていただく所存です」


メリーさん太「そんなことで大丈夫なのか? 知らないうちに『ワン○グ』の主張に引っ張られて、本作の作者自身の主張が変わってしまったりはしないのか?」


ちょい悪令嬢「──メリーさん」


メリーさん太「え、は、はい」




ちょい悪令嬢「……現実とフィクションを混同し始めると、人間おしまいですよ?」




メリーさん太「──うわあああああ! あたし人間では無く『都市伝説』だけど、絶対に言われたくは無かったことを、ついに言われてしまった⁉」




ちょい悪令嬢「それに、そもそも本作の作者は、『LGBT』に対して、けして否定的な立場では無いんですしね」


メリーさん太「──ええーっ? それじゃあ、これまでの本作の内容は、一体何だったんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「それは、現状の『LGBT』騒動ムーブが、あまりにも理不尽で不愉快だからですよ」


メリーさん太「え、『エセ』って、勝手に決めつけてもいいのか?」




ちょい悪令嬢「だったら伺いますけど、一体いつから日本は、地方自治体や下手したら国会において、『同性婚』が話題に上るほど、『同性愛者』が増えていたのですか?」




メリーさん太「──ッ」


ちょい悪令嬢「いやあ、知りませんでした、この国がいつの間にか、ホモやレズの天国になっていたなんて。そんなんじゃ足○区どころか、日本そのものが滅んでしまうじゃありませんかあwww」


メリーさん太「た、確かに、正気に返って考え直してみれば、同性愛者なんてそんなに存在していないかも知れないけど、そう言った少数派マイノリティを保護していくことこそが、現在の世界の風潮なのであって──」




ちょい悪令嬢「──それが、『間違い』だと、言っているのですよ!」




メリーさん太「ひいっ⁉」




ちょい悪令嬢「同性愛は『内心の自由』であり、けして侵されざる日本国民の権利であって、差別の対象とすることは絶対に許されませんが、『内心』であるからには、『表に出す』こともまた許されないのですよ!」




メリーさん太「え、それって、どういうこと?」


ちょい悪令嬢「例えば、Aさんが『Bさんのことを殺したい』と思うのは自由だし、法的に裁かれることはありませんが、実際にBさんを殺した場合はもちろん、ただ口に出しただけでも下手すると『脅迫罪』として処罰される可能性が生じるので、絶対口に出してはならないのです」


メリーさん太「──いやいやいや、『人を殺そうとする内心』と、『同性に恋愛感情を抱く内心』とでは、全然話が違うだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「いいえ、同じことですよ」


メリーさん太「な、何だと?」




ちょい悪令嬢「何か最近、日本国民(&外国の工作員)全体がとち狂って、『同性愛』を何だか、『崇高なもの』とか『自由の象徴』みたいに見なしているようですか、ちゃんと思い出してみてください、『同性愛』なんて、単なる『性癖』──しかも、小児性愛やSM趣味や両刀遣いや屍体愛好等々と同様の、まさしく『特殊な』性癖なのであって、本来心の中に秘めておき、人前にさらすものではないでしょうが?」




メリーさん太「──言われてみれば、まさにその通りじゃん⁉」




ちょい悪令嬢「このまま『同性愛』がわけのわからないうちに『市民権』を得て、一般企業の一般的な職場において、『私は同性愛者だから、そこのところよろしく★』とか挨拶するようになったら、むしろそれこそが間違い無く『セクハラ』じゃんかよ?」




メリーさん太「……そ、そうだよな、普通職場とかで、自分の『性癖』を明言したりはしないよな」


ちょい悪令嬢「『LGBT』擁護者の女性の皆様に伺いたいんですけど、いきなり自分の職場にやって来た新入社員が、『実は僕、ロリコンなんですけど〜』とか言い出しても、平気なのかよ? きっとすぐに『これはセクハラだ!』とか言って、上司に訴えるだろうが?」


メリーさん太「い、いや、『同性愛』と、『ロリコン』や『屍体愛好』とでは、さすがに別物じゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「同じですよ。ただし、けして『ロリコンにも同性愛者同様に市民権を与えるべき』という意味では無く、どちらとも『心の中で思っている分はいいが、それを実際に口に出して、権利を主張したりするな!』と言う、むしろ『下方修正』的な意味でな!」


メリーさん太「『権利を主張するな』、って……」




ちょい悪令嬢「所詮同性愛なんて、『人の道を外れたもの』でしか無いのであり、その他の『普通の人間』の立場から差別するのは許されないけれど、自称『同性愛者』自身のほうから、自分たちは人の道を外れて好き勝手やっているくせに、権利を主張する権利なんか無いってことですよ」




メリーさん太「『権利を主張する権利は無い』って、すげえパワーワードが出たな⁉」


ちょい悪令嬢「ほんと、馬鹿なやつら。仮に同性愛が『病気』であったならば、権利を主張する余地も有ったのに、とっくの昔に自分たちで否定してしまったからな」


メリーさん太「え、何で、そんな自滅的なことをやっちゃったの?」


ちょい悪令嬢「病気だと、言い方は悪いですが、広い意味で『欠陥品』扱いされるし、親兄弟親戚縁者から強制的に病院に入院させられて世間から隔離されて、『快復』するまでは──すなわち、『同性愛者では無くなる』までは、戻っては来れなくなるからですよ」


メリーさん太「……ああ、『撲滅対象』になると思い込んでしまったんだ。馬鹿なのか、『同性愛者』って? 今じゃ『LGBT』の『T』の該当者のように、病気であったほうが保護してもらえるだろうに」




ちょい悪令嬢「いや、何度も申しますように、そもそも未来永劫固定的な『同性愛者』なんて、絶対に存在し得ないのですからね。同性愛も普通の恋心同様に『一時の感情』に過ぎず、治療や隔離の対象にならないのと同時に、権利や擁護を与えられることもあり得ないのです」




メリーさん太「……うわあ、出たあ、本作お得意の、『同性愛者全否定』!」




ちょい悪令嬢「そういう意味からも、『ワン○グ』が最終的に、『LGBT』をどういう位置づけに持ってくるのか、興味津々でございますので、本日の振り返り放送と、来週放映&配信予定の最終話については、非常に楽しみにしておりますわ♡」




メリーさん太「まあ、本作の作者の個人的意見はともかく、『LBGT』をあくまでも娯楽作品エンターテインメントとして楽しむというのも、『LGBT』に興味を覚えるきっかけとして、大いに『アリ』と思いますので、皆様におかれましても是非『ワン○グ』をご視聴をなされることを、強くお勧めいたします☆」




ちょい悪令嬢「──もちろん、元祖超問題作魔法少女アニメの、『ま○マギ』の劇場版総集編の無料配信のほうも、お忘れなく♫」










メリーさん太「……こいつ、今回も最後の最後で、前後の脈略も無しに、まったく別の作品のステマをぶっ込んできやがった⁉」

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