第663話、わたくし、『なろう系』のTS転生こそ『LGBT』だと思いますの⁉

ちょい悪令嬢「──いやあ、良かったですね、現在絶賛無料配信中の、超傑作魔法少女アニメ作品『ま○か☆マギカ』の劇場版総集編の、『【前編】始まり○物語』と『【後編】永遠○物語』!」




メリーさん太「あ、ようやく見たんだ、とっくに見ていたと思ったのに」




ちょい悪令嬢「……本作の作者は、現在療養中の父親の介護にかかり切りで、月曜日からずっと忙しかったのですよ。この作品もストックが何本か有ったのですが、すでに使い果たしてしまい、現在『自転車操業』を必死にこなしております」


メリーさん太「あのオヤジ、当日の朝になって、とんでもないスケジュールをぶっ込んでくるからな。しかも、たとえ半日でノルマを達成しても、ヘトヘトに疲れ果ててしまい、小説作成どころじゃ無くなるし」


ちょい悪令嬢「それでもどうにか昨日時間を作って、一年ぶりに視聴することができたのですよ♫」


メリーさん太「一年ぶりと言っても、テレビ版の全話無料配信は、しょっちゅう見ていたじゃないか? 総集編の劇場版なんて、それ程違いは無かったんじゃないのか?」




ちょい悪令嬢「──だから、たとえ総集編とはいえ、『ま○か☆マギカ』においては、テレビ版と劇場版とは、まったくの別物だって言っているでしょうが⁉」




メリーさん太「ひ、ひいっ⁉」




ちょい悪令嬢「そもそも本作の作者が最初に触れた『ま○マギ』シリーズ作品は、完全新作の『叛○の物語』を除けば、同じく劇場版である総集編前後編だったのですからね、個人的にはこちらのほうが『オリジナル』と言っても過言では無いのです。下手すると『別の作品』と言っていいほど、受ける印象が違ったりするのですよ」


メリーさん太「そ、それ程違うものなのですか? へ、へえ〜(若干及び腰で)」




ちょい悪令嬢「本作の作者自身をも含めて、自称『熱烈なるファン』であるほど、『ま○マギ』シリーズ対してはどうしても、『続編はまだか?』とか、『俺様が考えた理想的なま○マギを見せてやろうか?』とか、勝手なことばかり言いがちですけど、やはり元祖テレビシリーズが原点にして至高だったのです! 何せ、魔法少女アニメとして革新作にして最高傑作であるのは言うまでも無く、ループSF作品としても、JC百合モノとしても、美少女キャラ萌えとしても、鬱展開としても、オールジャンル的にトップクラスの出来なのですからね! 公式の続編を含めて、そんじょそこらのフォロワー作品では、この『到達点』を乗り越えることは不可能でしょう!」




メリーさん太「これはまた、スゲエ『再評価』ぶりだな⁉ ていうか、続編やフォロワー全否定じゃん⁉ 大丈夫なのか、それって?」


ちょい悪令嬢「そういう意味では、オリジナルのテレビ版をブラッシュアップした劇場版総集編は、魔法少女アニメとしても、そして何よりも『ま○マギ』としても、最も理想的な形と断言できるのですよ」


メリーさん太「……ああ、そういうことか。確かにそういった考え方も、一理有るよな」




ちょい悪令嬢「まあ、ここが『リメイク作品』の難しいところなんですけどね。大昔の劇場版総集編は、たまたま人気が出たテレビアニメをやっつけ仕事でつぎはぎしただけで、既存のファンにとっては見る必要が無く、初めて見る人に対しては、作品の本当の魅力を伝えることがほとんどできず、誤解すらも生みかねないものも少なくはありませんでした。かといって、画像はもちろんストーリーそのものにまで大幅に手を加えてしまうと、『……そんなに総集編に手をかけるのなら、いっそのこと新作を創れよ?』と言われかねないし。特にテレビ版放映時から時間が空いたリメイクには、賛否両論が噴出しがちで、長年のファンの期待を裏切る可能性も高く、下手すると『やらないほうが良かった』とまで言われかねない始末なのです」




メリーさん太「……おい、最後のやつ、何か『具体例』があるとでも言わんばかりだな?」


ちょい悪令嬢「さあて、何のことやら。何度も申しておりますように、本作の作者は、『Q』について(のみ)は、全肯定しておりますからねw」


メリーさん太「──自分から白状していくスタイルやめろ! それに『Q』は、あの『結局リメイクすること自体が無駄だった』新劇場版唯一の、完全オリジナルパートだったろうが⁉」


ちょい悪令嬢「やはりリメイクするなら、時間を空けてしまっては駄目のようですね。その点、十数年ぶりに甦ったリメイク作品が、実は『完全新作』だったという演出フェイクをぶちかました、『ひぐ○しのなく頃に業&卒』は正しかったのですわ!」


メリーさん太「……その結果が、『シャンデリア百合心中』の爆誕に結びついたのは、どうなんだよ?」


ちょい悪令嬢「『きれいな鉄○さん』も有るでよ☆」


メリーさん太「ああ、うん。確かにそれだけでも、やった価値が有ったな」




ちょい悪令嬢「その点『ま○マギ』においては、総集編を作成するに際して、むしろオリジナルの良さを損なうことなぞ無いように、まず一番のネックである『上映時間』をたっぷりととれるように、あえて前後編の二本に分けるという細心の配慮っぷりだし、そもそもストーリーといい画像といいキャラクターといい、元の素材は抜群なのだから、あくまでもそれをベースにして、更に画像を磨き上げたり、劇伴を練り直したり、シーンやカットの『見せ方』を大幅に刷新したりすることによって、『これぞ真に理想的なま○マギ』を実現しているといった次第なのですよ!」




メリーさん太「……確かに『ま○マギ』は超傑作とはいえ、何かとスケジュールが厳しいテレビシリーズだけあって、制作スタッフとしては少なからず不満が有るだろうし、劇場版として作り直すチャンスを与えられたならば、全力でブラッシュアップしてくるよな」


ちょい悪令嬢「しかも、『受け手』側としては、すでに『テレビ版自体で大満足している』状態にあるのですからね」


メリーさん太「……なるほど、テレビ版を知り尽くしている熱狂的なファンであればあるほど、劇場版総集編こそが『真に理想的なま○マギの完成形』だと、思い知らされることになるわけか」


ちょい悪令嬢「本作の作者も、最初の『ま○マギ』が劇場版総集編であったからこそ、これほどまでに熱烈なるファンになったのかも知れませんね♡」


メリーさん太「──最初に円盤を購入した、『叛○の物語』の存在そのものが、無かったことにされている⁉」




ちょい悪令嬢「もちろん『叛○』も外伝の『マギア○コード』も、傑作と呼べるでしょうが、それは単なる続編なんかでは無く、本作においても何度も申しているように、オリジナルの結論どころか世界観そのものすらも『ぶち壊し』かねない意欲作だからこそ、存在価値があるのです。それに対して、あくまでも元祖テレビ版の『続き』を望んでいる、ファンたちの声に完璧に応えるのは、あの超天才の集団であるオリジナル版制作スタッフの皆様といえども、至難の業でございましょう」




メリーさん太「それこそすべてのファンの希望に応えることなんて、絶対に不可能なんだから、何をやっても『非難の的』になりかねないよな」


ちょい悪令嬢「かといって、またもやこれまでの推移を完全に無視した、『叛○』の二番煎じみたいな作品を創ったところで、ファンは続編と認めてはくれないでしょうしね」


メリーさん太「……そうなると、実は『マギ○コ』って、立派に成功作の部類じゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「このことは当然、正統なる『ま○マギ』シリーズだけでは無く、『フォロワー作品』にも言えるわけで、今現在『ま○マギ』を超える魔法少女作品が一つも現れていないことが、如実に証明しているでしょう」


メリーさん太「実は『ま○マギ』の本質とは、『魔法少女』であることでは無く、むしろ『少女』であること自体だからな」


ちょい悪令嬢「そういう意味では、『ワンダーエ○グ・プライオリティ』は、非常に健闘していると申せましょう」


メリーさん太「そういや本作においても、『ま○マギのLGBT路線化』と言うことで持ち上げていたけど、あの最新話はどうなんだ?」


ちょい悪令嬢「あの急展開には、びっくりしましたよねえ。前回に引き続き『LGBT』について、もっと掘り下げていくかと思っていたのに」


メリーさん太「でも、『ああいうの』も、本作の作者は好きだよな」


ちょい悪令嬢「もう、『大好物』です!」


メリーさん太「しかし『ま○マギ』の発展型としては、『LGBT路線』も捨てがたいけどね」


ちょい悪令嬢「それについては、ちゃんと本作の作者の新作案である、『ヴァルプルギスの心臓』の異世界サイド版において、生かしていく予定です」


メリーさん太「新作で生かしていくって、九条列島は基本的に魔女ばかりが住んでいるから、壮大なるレズ帝国にでもするとか?」


ちょい悪令嬢「──一体どこの『神○市』だよ⁉ それってあまりにも古くさ過ぎるんじゃ無いですかあ? 最新の『LGBT思考』に基づいて構築した、新作の基本的な世界観である、『進○の巨人の異世界転生化』にはふさわしくないのでは?」


メリーさん太「何で『進○の巨人の異世界転生化』が、LGBTに関わってくるんだよ?」


ちょい悪令嬢「例えば、『TS転生』とか?」


メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「作中の九条列島と敵対している、東エイジア大陸最大の軍事大国においては、実は現代日本から自衛隊員が大勢異世界転生してきているのですが、主人公の同僚の女兵士が、何と自衛隊時代の無二の親友である男性自衛官だったりして、すでに公開済みの先行単発短編の『ヴァルプルギスの亡霊たち』において、妻を失ってしまった主人公に対して、いろいろと親身に気遣っているうちに、『友情』以外の感情が芽生えていくといった、『──ファイナルシーズンのミ○サちゃんて、実は男じゃね?』展開を予定しております♡」




メリーさん太「──あれだけ『LGBT』や『同性婚』を全否定してきたくせに、それって完全に『TS』であり『同性愛』じゃねえか⁉」




ちょい悪令嬢「言ったでしょ? 『LGBT』は創作物フィクションであってこそ、真に理想的であり得るって」




メリーさん太「うっ」




ちょい悪令嬢「……つうか、これ以上『史上最悪のクソゲー』である現実世界において、『同性愛』や『TS』のイメージを損なうのはやめて欲しいんですけどねえ? そもそも同性愛なんて、『禁じられている』からこそ燃えるんじゃないの? それなのに『権利権利』とわめきながら表舞台にしゃしゃり出てくるなんて、外国勢力の工作員である『偽物』以外の何物だって言うんだよ?」




メリーさん太「──おいっ、最後の最後で、超特大の問題発言はよせ!」




ちょい悪令嬢「大丈夫ですって、未来に無限の可能性があり得るこの現実世界において、『同性愛』は存在しても、未来永劫不変の確固たる同性愛『者』なんて、絶対に存在し得ないんですから。現在同性の方と愛し合っておられる方も、結果的に己が愛した者が同性であっただけの話で、これから先異性を愛することになる可能性も、けして否定できないのです。それなのに自分のことを『同性愛者』だと断言する輩は、単なる嘘つきの『某国の工作員』か、自分の愛する相手から『異性を斬り捨てた』、真の『差別主義者』かの、どちらかでしか無いのですわ♡」

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