第595話、わたくし、『ひぐ○し』の完全新作を見て、俄然やる気になりましたの!

ちょい悪令嬢「──世界が、わたくしたちを、祝福していますわ!」




メリーさん太「ちょっ、開幕早々、何をいきなり『発狂』しているのよ⁉」




ちょい悪令嬢「ここで突然ですが、前回『ま○か☆マギカ』の初放映10周年を祝っておいて何ですけど、今回は趣向を一変して、『ひぐ○しのなく頃に業』第2クールを中心に、考証していこうかと思います」


メリーさん太「──前回あんなに持ち上げておいて、もう別の作品に鞍替えするのかよ⁉ よほどの人気作くらいしかあり得ない【10周年記念】なんだから、【座談会】を三回くらい続けるかと思っていたのに⁉」


ちょい悪令嬢「実は『ひぐ○し業』の2クールめ最初のエピソードが、本日未明の0時30分放映開始だったのですよ」


メリーさん太「……ああ、なるほど。確かに第1クールの終わり方からすれば、その『続き』の内容がわかったとなると、すぐにでも語りたくなるのは、無理も無いか……」


ちょい悪令嬢「『ま○マギ10周年』も、ぶっちゃけ1年間猶予があるのだから、また何らかの動きがあれば、そのつど【座談会】を設ければいいですしね」


メリーさん太「──いや、本作はあくまでもオリジナル作品なんだから、他人様の作品の動向に左右されるなよ⁉」


ちょい悪令嬢「そうはおっしゃいますけど、むしろオリジナル作品であるからこそ、今回予定を急遽変更して、『ひぐ○し』最新話について語ることにしたのですよ?」


メリーさん太「え? それって、どういう……」




ちょい悪令嬢「まさに前回申したではありませんか! 『エヴ○Q』然り、『マギ○コ』然り、たとえ『リメイク』であろうと『新しいことにチャレンジ』しなければ、何の意味も無いと! ──そんな本作の作者の心からの叫びに対して、竜○士07先生を始めとする、『ひぐ○しのなく頃に業』の制作スタッフの皆様が、見事に応えてくださったのです! 間違いなく彼らは、『本物』です! そう、本日未明に放映&配信されたばかりの最新第14話は、名実共に『完全新作、まだ誰も知らない、雛○沢へ』だったのです!」




メリーさん太「──おおっ、つまり、昨日本作で述べたばかりの内容が、たった数時間後に、現実に反映されたと言うのか⁉ 何なの、この作者って⁉ もはや『偶然』どころか、『奇跡』すらも味方にしているんじゃないの⁉」




ちょい悪令嬢「しかも、あくまでも『ま○マギ』のこれからの作品展開について、述べていたことなのにねえ。それがまったく意識していなかった『ひぐ○し』のほうで、見事に実現されてしまうとは」


メリーさん太「でも『ひぐ○し』のほうも、今回から第2クールに突入するんだから、『完全なる新展開』となるのも、十分予想できたのでは?」


ちょい悪令嬢「新クールと言っても目新しいのは、最初にまたまた『カケラのシーン(反省会)』を入れるくらいのもので、本編についてはしばらくの間、これまで通り【出題編】を続けるものと思っていたのでございます」


メリーさん太「冒頭では無かったものの、『カケラのシーン』は、あったんだろ?」


ちょい悪令嬢「何と、それ以外のシーンにおいても、旧アニメ版の『無印』とも『解』とも、まったく異なっていたのですよ!」


メリーさん太「え、そんなに違ったの?」




ちょい悪令嬢「まさにその『カケラのシーン』も含めて、実は今回の一話分だけで、第1クール全体の『種明かし』をしたようなものなのです! こんな『引っかけ無しの視聴者にとってわかりやすい』エピソードなんて、これまでの全シリーズにおいて初めてですよ!」




メリーさん太「そりゃ、すごい! 一応『謎解き』モノとしては、むちゃくちゃフェアな大サービスじゃん⁉」


ちょい悪令嬢「まあ、いまだ『表層的に視認可能な部分』について、『ミスリード』等が無いように、すでに判明していた事実関係を確定しただけで、作品全体に関わる『根本的な謎』については、いまだ不明のままですけどね」


メリーさん太「……ああー、そもそもどうして梨○ちゃまがループを再走し始めたのかとか、彼女以外にループを認識している者がいるのかとか、何よりも肝心な、『すべての黒幕』は誰なのかとか言ったところは、まだ謎のままなんだよな?」


ちょい悪令嬢「実は、今回かなり明らかになってきた部分も、あるにはあるのですよ?」


メリーさん太「えっ、ほんと⁉」


ちょい悪令嬢「一応、『臭わせる』、程度ですけどね」


メリーさん太「一体、どんなふうに⁉」




ちょい悪令嬢「それと言うのも今回の冒頭部分は、前回の『祟騙○編』においては具体的に語られなかった、『綿流しのお祭り会場での惨劇』を(別視点から)描いていたのですが、何と第13話のエピローグにおいて、レ○ちゃんがK1君に言っていた内容そのまんまだったのですよ!」




メリーさん太「ちょっ、レ○ちゃんの話が、すべて正しかったと言うことは──」




ちょい悪令嬢「ええ、本当に××さんが、『雛○沢症候群』を発症して、メインキャラである部活メンバーを始めとする、村人たちを無差別殺戮したのです!」




メリーさん太「……そ、そんな、『ひぐ○し』における絶対のルールの『XYZ』に則る形で、××さんはこれまでけして、発症したり事件を起こしたりすることなんて、無かったはずなのに」




ちょい悪令嬢「しかもその際××さんてば、梨○ちゃまのことを、『フレ○リカ』と呼んだと言う御指摘が、視聴者の皆様の間で、まことしやかにささやかれているのですよ!」




メリーさん太「ふ、フレ○リカ、って⁉」




ちょい悪令嬢「はい、これで下手すれば、『魔女たちの遊戯盤』──すなわち、『うみ○このなく頃に』とのクロスオーバーも、十分あり得ることになったのです」




メリーさん太「……うわあ、こりゃあネット上は、『賛否両論』の大荒れ状態になっちまうぞ?」


ちょい悪令嬢「とはいえ、視聴者の皆様の『聞き違い』の可能性もありますので、現在『ネト○リ』様等における、『字幕放送』での確認待ちとなっておりますけどね」


メリーさん太「……こういった、『実は深読みはまったく必要ありませんでしたw』そのままな『種明かし』は、他にもあったのか?」


ちょい悪令嬢「その後の本編において、部員全員で隠れんぼを行った時には、○○ちゃんが学校のトイレの鍵を持っていることが判明いたしました」


メリーさん太「──ていうことは、『綿騙○編』で梨○ちゃまをボットン便所にボットンしたのは、何のひねりも無く、○○ちゃんだったと言うことになるわけか⁉」


ちょい悪令嬢「これ自体が、『ミスリード』で無ければね?」


メリーさん太「……残りの、『鬼騙○編』については?」


ちょい悪令嬢「K1さんはちゃんと現実に、腹部をめった刺しされていたみたいです」


メリーさん太「──ほんと、第1クールにおいて『見たまんま』じゃねえか⁉ 数多の考察スレの盛り上がりは、一体何だったんだ⁉」


ちょい悪令嬢「これまでの『騙し編』はすべて、視聴者の皆様をいかにも『騙しているように騙していて』、実はすべての『イベント』を、そのまま素直に受け取れば良かったのでは?」


メリーさん太「……うわあ、さすがは竜○士07先生、意地のお悪いことで」




ちょい悪令嬢「そして更なる重要情報として、今回のラストにおいて、ついに梨○ちゃまをループさせている、超常の力を有する黒幕を滅ぼすことのできる、唯一絶対のチートアイテムが登場したのです!」




メリーさん太「──なんか、いきなり作品のジャンルが変わっていないか⁉ 『ひぐ○し』って、ホラーSFすこしふしぎミステリィでは無くて、和風異能バトルだったのかよ⁉」


ちょい悪令嬢「ね、完全に『新展開』でしょう?」


メリーさん太「……ああ、他の媒体は知らないけど、旧アニメ版に対しては、まさしく『完全新作』だわ」




ちょい悪令嬢「今回『ひぐ○し』の新作が作成されることが発表された際に、ネット上においては、『単なるリメイクによる金儲けに過ぎない』という、非難アンチ的な意見ばかりでしたが、まさしく『そんなことは無かったぜ!』でしたね♫ そりゃ、そうでしょう! 竜○士07先生は、ただただ『新作を創りたかった』だけなのですから♡ だって先生は現在進行形で、様々な『○○のなく頃に』シリーズを創り続けられているのだから、『ひぐ○し』についてもいっぱいいっぱいアイディアをお持ちのはずで、何年かごとに『どうしても新作を創りたくなる』のは、『真の創作者』として当然なことに過ぎないのです! あくまでも『好きだから』作品づくりをするのであって、単なる『焼き直しリメイクによる金儲け』なんかじゃ無く、『まったく新しい作品』になるのは、当然の仕儀に他ならないのですわ!」




メリーさん太「……真の創作者だからこそ、たとえ『続編』であろうとも、実質上『完全新作』になってしまうだと?」




ちょい悪令嬢「前回も申し上げたでしょう? 『真に理想的な作品を創るには、常に新しいことに挑戦しなければならない』って。別にそれは『義務』でも『苦労』でも無く、作品を創るのが『好き』だから、自然とそうなるだけなのであって、『本物の作家』様であれば、常に『うきうき』しながら、これまでに無いまったく新しい作品を、いつでもいくらでも、鼻歌まじりに創ることができるのですよ!」




メリーさん太「『真に革新的な作品』を創り上げることは、別に『努力目標』とか『数々の苦難の果てにたどり着けるもの』とかじゃ無くて、『好きこそものの上手なれ』そのままに、『真の創作者』であれば、息をするように自然にできることだってえ⁉」


ちょい悪令嬢「まあこれについては、元々『ひぐ○し』シリーズが『ノベルゲーム』であったことも、大きいのですけどね」


メリーさん太「……それって以前言っていた、ゲーム媒体としての『マルチシナリオ』が、アニメ等の他媒体において、そのまま『ループイベント』に移行できるってことか?」




ちょい悪令嬢「もちろんそれもありますが、ここでは特に『創作の際でのフレキシブルな万能さ』こそに、注目していただきたいのです。つまり名実共に『マルチシナリオ』である『ひぐ○し』シリーズは、それぞれの『エピソード』がほぼ完全に独立しているので、何か新たなるアイディアが浮かんだ時には、気軽に作品化することができるのですよ」




メリーさん太「何と、ゲーム由来の作品だからこそ、それ以外の媒体においての作品づくりが、非常に容易になっていて、いくらでもシリーズを続けられるってわけか?」




ちょい悪令嬢「竜○士07先生も、きっとものすっごい画期的なアイディアがお浮かびになったものだから、是非とも作品化せずにはおられなかったのでしょうね。──見ていてごらんなさい、これからの『ひぐ○し業』の展開は、誰もがびっくりするほどの、とてつもないものになるに違いありませんわ!」




メリーさん太「──だからあんたは、無駄にハードルを上げるなって、言ってんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「まあ、冗談はさておき、本年は『ひぐ○し』を始めとして、『エヴ○新劇場版』、『ま○マギ』と、かつての超傑作の続編やリメイク版が目白押しですが、どの作品も過去の栄光にあぐらをかくこと無く、新たなる地平線に向かって全力で取り組んでいるところが、非常に好感を持てますよね。──ていうか、そうで無いと、文字通りに『一世を風靡する』ような、真の『革新的作品』は創れないと言うことでしょう。こりゃあ、本作の作者も、負けてはおられませんよ! やはり『本物の作家様』の本気の作品は、いいですねえ。見ているこっちも、俄然やる気になりますから! ──さあ、締め切りギリギリとなりましたが、各種Web小説コンテストへのエントリー作品づくりに、今から全力で取り組みますよお♡」




メリーさん太「──まだ取りかかっていなかったのかよ! 本当に間に合うのか⁉」















ちょい悪令嬢「……『ループを行う者を滅ぼせる武器アイテム』と言うことは当然、梨○ちゃま自身も滅することもできるってことで、もはや『雛○沢セカイの繰り返し』に絶望した時の彼女のための、『自決用アイテム』でもあるわけです。──さて、果たして梨○ちゃまは、『あと5回』と自ら決めた『世界の終わり』のその日まで、『神様マジョ』になることができるのか⁉ ひなあああああああああ(みざわ)あああああああああ!!!」




メリーさん太「──だから、『そっちの作品』のことは、もう忘れてやれよ⁉」

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