第528話、わたくし、今期のアニメは『ひぐ○し』を筆頭に、大豊作だと思いますの♡

ちょい悪令嬢「──いやあ、感動的な最終回でしたね!」


メリーさん太「あ、結局、あれから一日で見終わったんだ、『ひぐ○しのなく頃に』の旧アニメ版の第二期『解』の『祭囃──」




ちょい悪令嬢「まさか夢○様が、第3話であっさりとオトされてしまうなんて! あの『神○市のレズ番長』とまで呼ばれたい○はちゃんでさえも、や○よさんをオトすのに、1クール13話もかかったというのに、新たなる『淫乱ピンクの女王』は、梨○ちゃんに決定ですわね♡」




メリーさん太「──一体何の、話をしているのよ⁉」




ちょい悪令嬢「え? もちろん、『アサルトリリ○』アニメ版ですけど……」


メリーさん太「これまでずっと『ひぐ○し』について語ってきたのに、何でいきなり説明まったく無しに、別の作品の話題から始めるんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「それは失礼。──でもね、すっごく驚いたので、どうしても語らずにはおられなかったんですよ!」


メリーさん太「……ああ、確かにあの『即オチ2コマ』そのままの展開は、驚きを通り越してあきれ果てたよな。何か第二話では、『あなたを「妹」にしたのは、私と「姉妹」になったことを後悔させるためよ』とか、思わせぶりなこと言っていた癖に、むしろおまえのほうが『思い知らされている』じゃんか? 『年上チョロイン系メ○ガキ』かよ⁉ もう少し粘れよ!」


ちょい悪令嬢「あと、何か『ド○ペル』みたいな裏技を、持っていることが明らかになりましたしね。もはやほとんど、『や○よさん』ですわ」


メリーさん太「『シ○フト』制作と言うことで、『ま○マギ』や『マギ○コ』との共通性が期待されたんだが、今のところは…………うう〜ん、一時期流行った、『マリ○て』かなあ」


ちょい悪令嬢「ああッ、言い得て妙ですねw」


メリーさん太「……これからも視聴を続行するかは、非常に微妙なところだな」


ちょい悪令嬢「なぜか敵と味方が同じ『魔法力マ○』を原動力にしているという、きな臭い設定が、どうにも気にかかるので、3話で捨てるのは惜しいんですけどねえ……」


メリーさん太「そうは言っても、今期は視聴すべきアニメ作品が多過ぎるんだよ⁉ そろそろ『切る』作品を選ばなければ!」


ちょい悪令嬢「……一応今のところ視聴が決定しているのは、『ひぐ○し』完全新作だけですかね?」


メリーさん太「『神○になった日』は、残念ながら、切る方向で」


ちょい悪令嬢「えっ、あれって傑作ばかりの今期にあっても、トップクラスの期待作では無かったのですか⁉」


メリーさん太「何か超有名クリエーターの手によるものらしいけど、実際に見てみたところ、むちゃくちゃ『ウザ過ぎた』のよ。『シ○ミ子』みたいな『き○ら系日常アニメ』なら、あのノリも許されるんだろうけど、『ひぐ○し』や『ま○マギ』や『シ○タゲ』並の、いわゆる『革新的作品』を期待している身としては、あくまでも本作の作者の個人的趣味として、食指が動かなかったってわけ」


ちょい悪令嬢「……視聴を続行するモチベ的にも、『ヒロインが本当に神様かどうか』とか『本当に世界は滅びるのか』とかって、これまで散々作品のモチーフに使われてきたので、『一体これからどうなるんだろう⁉』なんて感じに、興味が湧いたりしないですしね」


メリーさん太「本来なら、『ひぐ○し』や『ま○マギ』同様に、過去に名作ゲームを数多あまた生み出した実力派クリエーターの意欲作なんだから、もう少し見守りたいところだけど、とにかく今期は注目作が多過ぎるんだから、仕方ない」


ちょい悪令嬢「『美少女戦隊』系だけで、話題作が三作もありますしね」


メリーさん太「それも頭痛いところだよな。──まあ、『ス○パン』については、すでに脱落済みだけどね」


ちょい悪令嬢「──ええっ、そんなあっさりと⁉ 『空戦』で『美少女』で、しかも『ズボン』なんて、いかにも本作の作者が好きそうなモチーフばかりじゃないですか⁉」


メリーさん太「……と言うか、むしろ、『それだけ』じゃん?」


ちょい悪令嬢「ひいっ⁉」


メリーさん太「いや、ちゃんと第1話は見たのよ?…………Aパートの途中までだけどね? それで、美少女がただ淡々と空を飛んで、空戦をただ淡々とこなして、ズボンをただ淡々と見せながら、謎の敵と戦っている姿ばかりを見せられて、『あ、もう、結構です』と、視聴をやめてしまったのよ」


ちょい悪令嬢「……つまり、いくらズボンを見せられても、そこに『恥じらいが無い』と、ブヒれないってこと?」


メリーさん太「ちょっと方向性が違うけど、まあ大体そんな感じ。長年のファンにはそれでいいんだろうが、『初見』のこっちとしては、何やっているかまったくわからないじゃん? 『何で幼い女の子が空を飛んで敵と戦っているんだ、しかも『ズボン』をむき出しにして』──って、感じでさあ」


ちょい悪令嬢「本作の作者としては、たとえ魔法使いであろうとも、箒なんかの防御が脆弱なものでは無く、ちゃんと飛行機械に乗って攻撃魔法を使って戦ったほうが、よほど効率的だろうって、考えですものね」


メリーさん太「ていうか、現実世界ですらすでに、戦闘機に人を乗せず、無人機を優先して戦わせようとしているのに、完全に時代に逆行しているよな?」


ちょい悪令嬢「有人機を使用する場合でも、空自が現在計画しているように、あくまでも『無人機を遠隔操作するため』に限定するといった、『ガン○ム』における『バンデ○ト』等による、『無人機をまじえたグループ戦闘』の実現を目指しているという、もはや『SFロボットアニメ』を凌駕せんとする、『未来っぷり』だと言うのにねw」


メリーさん太「じゃあ、何でか弱い女の子ばかりに戦わせるかと言えば、『謎の敵には、現在の軍隊による、通常の兵器が通用しないから』という、全作品共通のすでに使い古された、『お約束』によるもの以外の何物でも無いしな」


ちょい悪令嬢「それって、『エヴ○』あたりからの伝統芸ですわよね。もちろん『アサルトリリ○』もそうだし」


メリーさん太「『アサルトリリ○』については、来週から見るのをやめて、その後の各まとめサイトでの評価次第では、視聴を再開する可能性を残しておくってところかな?」


ちょい悪令嬢「配信サイトが限定されていて、しかも有料であるのが痛いですわね」


メリーさん太「だからといって、毎回真夜中にテレビ放送を欠かさず見られるかっつうの!」


ちょい悪令嬢「そうなると、残るは『戦翼のシグル○リーヴァ』ということになりますけど?」


メリーさん太「あっ、それは一応のところ、視聴継続と言うことで」


ちょい悪令嬢「えっ、それはまた意外ですね。『ス○パン』はともかく、『神○』や『リリ○』のほうがよほど注目作かと思われるので、最初に切られるのは『シグ○リ』とばかり思っていたのに」


メリーさん太「本作の作者も、最初のうちはそのつもりだったのよ。何せ『ガーリー・エアフ○ース』と、ほとんど違いが無いんですもの」


ちょい悪令嬢「ああ、何かそんな感じですね。ヒロインたちの乗機が、最新鋭ジェット機か複葉機かの、違いはありますが」


メリーさん太「でも、これまた同様に第3話まで見たところ、『ちゃんと見れる』のよ」


ちょい悪令嬢「はい?」




メリーさん太「まあ、これについてはあくまでも、『個人的嗜好の違い』でしか無いことを、最初にお断りしておきますけど、さっきも言ったように、超話題作である『神○になった日』に関しては、どうしてもそのノリについて行けなかったのですが、それに対して『シグ○リ』のほうは、少なくともそういった『拒絶反応』はまったく無くて、普通に視聴できて、十分に楽しめたわけ」




ちょい悪令嬢「それで、視聴継続を決めたのですか?」


メリーさん太「少なくとも、後二、三話は、見続けようとは思っているけど?」


ちょい悪令嬢「それって、『惰性』で見続けるってこと?」


メリーさん太「いや、いくら何でも、『惰性』だけってことは無いよ。それで無くとも、見るべき作品が他にもあるんだから。『シグ○リ』自体にも、ちゃんと魅力はあるよ」


ちょい悪令嬢「ほう、して、その魅力とは?」


メリーさん太「何と言っても、キャラクターがいいよね。これってアニメ作品にとっての、最重要ポイントでしょ?」


ちょい悪令嬢「ああ、確かに各まとめサイトでも、盛んに褒められていましたよね」


メリーさん太「キャラクターデザインを始めとして、全体的な作画レベルが良好なのが、高評価の理由でしょうが、単にそれだけでは無く、各キャラの『設定』が思いの外深そうなのが、何よりもミソよね」


ちょい悪令嬢「第3話を見て驚いたけど、何とミ○ちゃんが、結構な『お嬢様』だったとは⁉」


メリーさん太「見かけ上は完全に、『美少女動物園』そのまんまなんだけど、どうやらそこで終わりそうに無いのが、興味を惹かれるんだよね」


ちょい悪令嬢「何と言っても、シリーズ構成と脚本が、あの『リゼ○』の作者さんですものね」


メリーさん太「一筋縄ではいかないのは確定済みなのに、あえて『ありきたり』を装っているところが、むしろ疑心暗鬼すら覚えずにはいられないよな」


ちょい悪令嬢「──いけない、それって『エ○』の、発症状態じゃ⁉」


メリーさん太「いきなり『ひぐ○し』ネタを、ぶっ込んでくるんじゃないよ⁉」


ちょい悪令嬢「とまあ、ちょうど名前も出ましたところで、今季の視聴キープ作品は、今のところ『ひぐ○し』と『シグ○リ』と言うわけで?」


メリーさん太「う〜ん、キープと言うか、視聴なのは、『ひぐ○し』だけで、『シグ○リ』等の他の作品は、『視聴するのを忘れなかったら、暇の時にでも見てみるか』って感じかな?」


ちょい悪令嬢「ほう、やはり『ひぐ○し』は、別格ですか?」


メリーさん太「旧アニメ版第二期『解』の、最終話を見た今となっては、尚更ね」


ちょい悪令嬢「──あ、結局今回冒頭で指摘した通り、昨日一日で最終話まで見たんだ」




メリーさん太「詳しくは次回述べるけど、あの終わり方では、『続編』を創るのがむちゃくちゃ難しそうなのよ。以前もちらっと言ったけど、特に第二期においては、第一期の『刺激的なインパクト優先路線』を否定したようなものだったから、『続編』を創るとしても、既存作とはほとんど関係の無い、過去や未来を舞台にして、登場人物を全員入れ換えると言った、まさしく『うみ○このなく頃に』みたいな感じにする以外は無いと思われるのに、何と今回の『業』においては、完全に旧作第一期をそのままなぞるような形でスタートしたじゃん?」




ちょい悪令嬢「……た、確かに」




メリーさん太「まさか、第二期の『解』において、あんなに綺麗に終わっているのに、わざわざ第一期を繰り返すような真似をしたのは、一体なぜなのか? この先どのような展開が待ち構えていて、どのような決着を見せるのか?──てな感じで、非常に興味を惹かれるわけなのよ」




ちょい悪令嬢「な、なるほど、これは旧作を知る人こそ、見逃すわけにはいきませんね」


メリーさん太「そういった意味でも、『ア○マTV』や『ニコ○コ動画』において、新作放送&配信開始後に、あえて旧作を第二期の『解』に至るまで、全話一挙無料配信したのは、大快挙でしたね!」


ちょい悪令嬢「当【座談会】においては、『解』を見ると新作『業』の『ネタバレ』になりかねないと申しましたが、『ネタバレ』どころか、『解』を見ることによって、むしろ俄然『業』を見たくなるといった、結果的に非常に好ましい流れとなりました」


メリーさん太「考えてみたら、『解』そのまんまの結末なんかに、なるはずが無かったのですよ」




ちょい悪令嬢「──といった感じで、今回は期せずして、『2020年秋アニメ』の現時点における総評みたいになってしまいましたが、『ひぐ○し』旧アニメ版第二期最終話に対する考証は、次回にて詳しく行う予定ですので、どうぞお楽しみに♡」














メリーさん太「……ていうか、いっそのこと『ひぐ○し』新作は、『魔法少女お○し☆ロリカ』みたいなのほうが、良かったんじゃないの?」




ちょい悪令嬢「あ」

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