第529話、【アニメの日記念】わたくし、自分が『いい』と思ったものだけを信じますの♡

ちょい悪令嬢「──現在、10月23日早朝未明の、午前4時なのですが、ツイ○ターが『ひぐ○し』一色となっております!」




メリーさん太「……まさか、2020年において、『エ○発症』が、ツイ○ターのトレンドになるとは」




ちょい悪令嬢「それだけ、今夜放映された第4話が、衝撃的だったと言うことですよ」


メリーさん太「旧作の『鬼隠○編』を知っていれば、先刻ご承知のシチュエーションのはずなのに、まさかあんな展開になるなんて……」


ちょい悪令嬢「まさに、一体誰が『エ○発症』しているのか? 誰が死んで誰が行方不明になったのか? 誰が犯人で誰が被害者なのか? ──そもそも、一体何が現実で何が妄想なのかと、むしろ謎が深まるばかりの幕切れでしたね」


メリーさん太「……この作者ときたら、自分自身ではまだ実際に第4話を見ていないくせに、何でネットの情報だけで、こんなにも『知ったかぶり』ができるんだ?」


ちょい悪令嬢「いつものことですわ」


メリーさん太「しかし、これで今回の『ひぐ○しのなく頃に業』が、単なる旧作のリメイクでは無く、完全新作であることが確定したな」


ちょい悪令嬢「公式ツイ○ターにおいても、『──完全新作、まだ誰も知らない雛○沢へ』と、正式に宣言なされていますしね」


メリーさん太「誰も知らない雛○沢へ、って…………うおおおおおおおお、来たあああああああっ!!!」


ちょい悪令嬢「うんうん、メリーさんがいきなり雄叫びを上げるお気持ちも、良くわかりますわ」


メリーさん太「今頃旧作のファンは、大盛り上がりだろうな⁉」


ちょい悪令嬢「ええ、5ち○んねる、ニコ○コ大百科、各まとめサイト等々を問わず、『考察』が大いにはかどっているみたいですよ♫」


メリーさん太「……『ひぐ○し考察厨』、まだ生き残っていたのか」


ちょい悪令嬢「何せ彼らこそが真の、『雛○沢症候群エ○発症者』たちですからね」


メリーさん太「……やたらと疑心暗鬼になって、周囲に対して攻撃的になる、か。『こど○じ』そのものだなw」


ちょい悪令嬢「──メリーさん、それは言わない約束、ですよ?」


メリーさん太「うん、ツイ○ターのトレンドを独占するのも、当然だわ」


ちょい悪令嬢「うおっ、現在午前5時となりましたが、何と今度は、ニコ○コ大百科の『急上昇ワード(改)』5つのうち、『ひぐ○しのなく頃に』と『ひぐ○しのなく頃に(アニメ)』に『エ○(雛○沢症候群末期症状)』と、3つも『ひぐ○し』関係ワードで占められました!」


メリーさん太「……嘘だろ、普段は中○の奴隷アカナメの『絵○生ホ○ライブ』関係ワードで、占められていると言うのに」


ちょい悪令嬢「ニコ○コにおいて特にすごいのは、『ひぐ○しのなく頃に(アニメ)』スレです! 第4話放映以前に行われた予想が、ほとんど的中しているではありませんか⁉」


メリーさん太「……さすがは『ひぐ○し考察厨』、真の『雛○沢症候群エ○発症者』ども(二回目)」


ちょい悪令嬢「いやいや、『さすが』なのは、『ひぐ○し』そのものでしょう! 超話題作揃いの2020年秋アニメの中にあっても、格が違いますわね! これで今期覇権は決定ですわ!」


メリーさん太「そうは言っても、現在劇場版が絶賛公開中の、『鬼○の刃』の大盛り上がりとは、比べ物にならないけどね」




ちょい悪令嬢「………………………え? 『き○つ』、て?」




メリーさん太「は?」




ちょい悪令嬢「だから何ですの、その、『き○つのやばい』だか『やいば』だか、言うのは?」


メリーさん太「え、知らない、の?」


ちょい悪令嬢「え、ええ……」




メリーさん太「待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て、そんなこと、言っちゃ、駄目ええええええ!!!」




ちょい悪令嬢「い、言っちゃ駄目って、一体何を?」


メリーさん太「『鬼○を知らない』とか、絶対言っちゃ駄目なの!」


ちょい悪令嬢「はあ? 知らないものを知らないと言って、何が駄目なのです?」


メリーさん太「駄目と言ったら、駄目なの! 問答無用に、ネット上で袋だたきに遭うの!」


ちょい悪令嬢「問答無用に袋だたきに遭う? しかもネット上で? …………『臭う』わね。──メリーさん、詳細のほう、教えてくださいません?」


メリーさん太「ええと、『かくかくしかじか』って感じで、現在『鬼○の刃』というのが、アニメ作品を起爆剤にして、大ブームになっているのよ」


ちょい悪令嬢「……」


メリーさん太「え、何? 何か反応してよ! そんなすべての感情が抜け落ちた真顔なんかになって、怖いじゃないの⁉」


ちょい悪令嬢「は」


メリーさん太「『は』?」




ちょい悪令嬢「ははっ、はははははっ、あははははははははははははは──!」




メリーさん太「ひいいいいっ、アルテミスが、壊れた⁉」


ちょい悪令嬢「ひひっ、うひひひひ、何よ、何よ、全然進歩しないわねえ」


メリーさん太「……進歩しないって、一体何が?」


ちょい悪令嬢「本作において、『真の革新的作品』と『ただ単に社会現象となった作品』との違いを、事細かに考証したけど、まさにその通りだったじゃんか」


メリーさん太「ちょっと、自分だけ納得しないで、ちゃんと説明してよ!」


ちょい悪令嬢「結局、『本物を見分けられる者』と、『ただ単につくられたブームに踊らされる者』との、違いってことですよ」


メリーさん太「──なっ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「確かにその『鬼○の刃』という作品は、原作漫画自体は、水準以上の傑作と言えるし、アニメ化に際しても制作陣に恵まれて、質的には『最高レベル』と言っても差し支えは無いでしょう。──しかし、現在のブームは、あまりにも異常なのです。かの『もの○け姫』の時のような、『つくられた』感じがビンビンとしますわ」




メリーさん太「『もの○け姫』って、本作の作者って、『宮○アニメ』のファンじゃ無かったっけ?」


ちょい悪令嬢「『ファン』ではあるけど、『信者』ではございませんわ。実際『ジ○リ作品』以降はイマイチと思っているし、あくまでも駄目なところは駄目と言える、健全なる観客なのです」


メリーさん太「……うわあ、一番タチの悪い、『初期作品マニア』だ、こいつ」


ちょい悪令嬢「こういうのって、遙か昔から、アニメかどうかを問わずあらゆる分野において、存在していたではないですか? 洋画で言えば『スターウ○ーズ』や『E○』なんて、見ないものなら、まるで『非国民』扱いされんばかりに、マスコミを総動員して、宣伝──否、『洗脳』活動が、大々的に行われたりしてなwww」


メリーさん太「──何とも、すごい昔の例を挙げたな⁉ 確かに納得はするけどッ!」


ちょい悪令嬢「特に酷いのが、『Wind○ws95』の発表当時で、パソコン本体すらも持たない奴隷サラリーマンどもが、まんまとマスコミに乗せられて、OSである『95』だけを買わされて、『いやあ、時代に取り残されまいと思って、つい買ってしまったんですよ』なんて、インチキTVのやらせインタビューでほざいてやんの。広告代理店の奴隷カモが。──しかし、まさにこのセリフこそが、すべてを表しているよなw」


メリーさん太「う、Wind○ws、『95』⁉」


ちょい悪令嬢「ちなみに『95』は、正式ヴァージョンでは、『4番目』に当たるのですが、そうなると、後のWind○ws『7』とか『10』は、計算がおかしくなるんですけど、そこのところどうなっているんですかねえ、『インチキ真っ黒ソフト』さん?」


メリーさん太「いや、一番のインチキは、使えもしない『キ○ーハチ』を、無理やり日本人に使わせていた、某『N○C』であって、一応は使える『Wind○ws』をもたらしてくれた『マイク○ソフト』は、むしろ『現代の黒船』的な救世主だろうが⁉」


ちょい悪令嬢「どっちも『敵』ですよ、何せ本作の作者は、ガチガチの『M○cユーザー』なのですからね」


メリーさん太「……うわあ、『初期作限定の宮○アニメ』と『M○c』の信者って、一体何なんだよ、この作者って」




ちょい悪令嬢「何って、もちろん、『天才』ですよ」




メリーさん太「はあ⁉」




ちょい悪令嬢「あ、誤解しないでくださいね? 何も自分自身がWeb作家として天才だと言っているのでは無くて、他人様の作品──特に、『本物のアニメ』を見抜くことに、『天性の勘』を有しているわけなのですよ」




メリーさん太「『天性の勘』って、そういえば、そんなことを、以前も言っていたな」




ちょい悪令嬢「今回、外野の情報操作に踊らされずに、むしろ前評判では『単なる旧作のリメイク』だと、散々な評価だった『ひぐ○し』を、旧作の信者である『ひぐ○し考察厨』でも無いのに、本作において大々的に取り上げて、詳細に考証したくらいですしね」


メリーさん太「それは確かにそうだけど、たった一作だけだと、単なる偶然かも知れないじゃないの?」


ちょい悪令嬢「いいですわよ? 丁度昨日は『アニメの日』だったことですし、本作の作者が周囲の評価なんかに左右されず、これまで本気で推してきた、歴代の『アニメ作品』を、ここでご披露しようではありませんか?」


メリーさん太「おお、それならわかりやすい。どんどんやってくれ」




ちょい悪令嬢「まずは宮○監督の『カ○オストロの城』で、次に押○監督の『ビューテ○フルドリーマー』に、続いて庵○監督の『新世紀エヴ○ンゲリオン』と、富○監督の『ター○エーガン○ム』、そして最近になって新たに評価した作品として、『魔法少女ま○か☆マギカ』に、当然のごとく『ひぐ○しのなく頃に』と言った、ラインナップですわ!」




メリーさん太「………………………え、それだけ、なの?」


ちょい悪令嬢「それだけって、これほどの珠玉の作品が、他にあるとでも?」


メリーさん太「いや、確かに今挙げた作品は、どれもすごいとは思うけど、他にもいっぱいあるだろうが? その時代時代において、むちゃくちゃ話題になった作品て」


ちょい悪令嬢「だから、確かに作品自体は素晴らしくても、一度ブームになることによって『ブースト』がかけられた作品については、興味は無いのですよ」


メリーさん太「は?」




ちょい悪令嬢「そのむかし、『カ○城』が初公開された直後に、『ファーストガン○ム』のテレビ放送が始まって、アニメファンは『ガン○ム一色』となりました。しかし本作の作者は、そのようなブームに左右されること無く、『カ○城』だけを『本物』と信じて、孤軍奮闘しながら、支持し布教に努めていったのです。──さて、現在における宮○監督の、世界的な評価は、どうでしょうね? ちなみに当時作者の父親は、『そんなたかがアニメ作品なんて、数年で廃れてしまうさ』なんて、申しておりましたけどねw」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「『M○c』についても、同様です。『95』発表当時は、ア○プル社はすぐにでも、マイク○ソフトやソ○ーに吸収合併されてしまうなんて、言われていましたけど、作者は頑なに、M○cのみを使い続けて参りました。──さて、現在のア○プル社の世界的評価は、どうでしょうね?」




メリーさん太「──うぐっ⁉」(※この後も、いかに作者が『矢○永吉』さんを、ずっと昔から支持していたか等々と、同じようなパターンの話が続いていくのですが、残念ながら割愛させていただきます)




ちょい悪令嬢「どうして本作の作者が、かくのごとく『本物』を見定めることができるのかと言うと、何よりも世間の評価なぞに左右されず、『自分がいいと思ったものを、誰が何と言おうが信じ続ける』ことができるからですよ。別にアニメやパソコンに関して、技術的知識があるわけでも無いし、そもそもそれぞれの企業に利害関係があるわけでもございません」




メリーさん太「……本当にいいと信じるものだけを、『いい』と言い続ける、だと?」


ちょい悪令嬢「だから、お笑いぐさなんですよ。現在において、『鬼○の刃』とやらの悪口を言う者は、けして許されないとかって。何その、言論弾圧は? そんなんじゃ『あんたら』って、いつまでも『本物』を自力で見つけることはできず、一生誰かに騙され続けるだけですわよ? オホホホホホホ! ──これにて、『ひぐ○しのなく頃に業』、『鬼○』騙し編、終了ですわ。次回からの『綿騙○編』を、どうぞお楽しみに〜♡」




メリーさん太「──おいっ、『ひぐ○し』のサブタイトルにかこつけて、まるで『鬼○』が、『子供だまし』であるかのように、言うのはよせ!」







ちょい悪令嬢「──言うまでも無く、今回述べたことは、Web小説においても、しっかりと当てはまりますので、読者の皆様におかれましては、けして安易なブームに騙されること無く、是非ともご自分の目で『本物』を探し当てられることを、そして執筆者の皆様におかれましては、当然のごとく、何よりも『本物の作品』を作成なされることを、心よりご推奨いたしますわ♡」




メリーさん太「……こ、こいつ、最後の最後だけ、取って付けたように、綺麗にまとめやがって⁉」














ちょい悪令嬢「──はい、今回もまたしても、熱く語ってしまって、大変申し訳ございませんでした!」




メリーさん太「……まったくだよ、『ひぐ○し』旧アニメ版最終話に対する考証について、ほとんど書き終えていたというのに、急に予定を変更しやがって」




ちょい悪令嬢「それと言うのも、昨日が『アニメの日』であることに今頃になって気がつくとともに、『ひぐ○し』新作第4話が想像以上に大好評だったものだから、つい語らずを得なかったのですよ!」




メリーさん太「何だかんだ言ったところで、作者が『自分はすごい!』と自画自賛しているだけじゃないか? 『ひぐ○し』の新作が好評なのは、たまたまの結果であって、最終的にどうなるかも、現段階ではわからないんだし」


ちょい悪令嬢「だ・か・ら、他人様の評価なんかに左右されては、駄目だって、言っているんでしょうが? 一体何を聞いていたのですか⁉」


メリーさん太「──うっ」


ちょい悪令嬢「それに、『ひぐ○し』については、こうして新作を始めたこと自体が、『快挙』と言えるのですからね。最終的にどう落着しようが、少なくとも本作の作者の評価は変わらないのです」


メリーさん太「……え、それって、どういうこと?」




ちょい悪令嬢「それについては、次回において、詳しく述べる予定ですわ♡」




メリーさん太「──結局今回も、宣伝で締めるのかよ⁉」










メリーさん太「……それにしても、『鬼○』は間違いなく傑作なんだから、あんまり否定的な意見ばかり述べると、作者さんや出版社さんに対して、失礼なんじゃないの?」




ちょい悪令嬢「だ・か・ら、今回の内容を、ちゃんと聞いていたのですか? わたくしは作品そのものでは無く、安易なブームに踊らされるばかりの、『愚かな観客』たちを、あざ笑っているのですよ」




メリーさん太「いや、それこそ他人様がどんな作品に夢中になろうが、勝手だろうが? たとえそれが『つくられたブーム』であったとしても。別に我々に、何か『実害』があるわけでは無いし」


ちょい悪令嬢「実害? ちゃんとあるではございませんか?」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「こんな『コロナ禍』の真っ最中に、長蛇の列で群れなしながら、超満員の映画館に長時間こもるなんて。そこでクラスター感染してしまい、自分の家族や友人たちにうつすようなことになれば、全国的大災害、待ったなしではありませんの?」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「わたくしだってそこまで独善的ではございませんので、平時であれば他人様のご趣味に対して、とやかく言ったりしませんわ。あくまでもこんな非常時でありながら、自分の意思ならともかく、ただ単に他人に操られるがままに、本当は防げる災いを周囲にまき散らしかねないことを、何の臆面も無くやろうだなんて、そんな『馬鹿ども』なんか、許せずはずが無いでしょうが⁉」




メリーさん太「た、確かにな。それだったら、自分の部屋にひきこもって、『ひぐ○し』でも何でも、自分の見たいアニメだけを見ている、普段世間から叩かれてばかりいる『アニオタ』の皆様のほうが、よほど良識的とも言えるかもな」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る