第328話、【ユニークアクセス4万記念】わたくし、艦む○はむしろ、異世界で無双させるべきと思いますの。【前編】

ちょい悪令嬢「──はい、今回も前回に引き続き、『小説家になろう』様における、PV累計14万アクセス&パソコンユーザ様のみによる10万アクセス達成を祝しての、第325話までの『【ハロウィン企画】わたくし、少女漫画界のレジェンドの生誕70周年を言祝ぎますの♡』シリーズについての、【捕捉説明&反省会】を行います! 司会はわたくし、ロリィな悪役令嬢こと、アルテミス=ツクヨミ=セレルーナと」




メリーさん太「こんにちは、いつでもどこでも何度でも、あなたのスマホにお邪魔する気満々の、ロリィな都市伝説、あたしメリーさんなの──の二人で、お送りいたします☆」




ちょい悪令嬢「しかも何と、今朝確認したところ、同じく『小説家になろう』様において、ユニークアクセスのほうも新たに、累計4万名様を達成いたしました!」


メリーさん太「ほうほう、それはまた、重ねてめでたいことなの」




ちょい悪令嬢「──と言う、誠におめでたい新情報も舞い込んできたことですし、この勢いのまま、今回も早速座談会のほうを、スタートいたしましょう!」




メリーさん太「そうなの、今回は前回告知していたように、いよいよ『艦む○による異世界無双』について、大いに語り尽くすことになっているの!」




ちょい悪令嬢「──うっ」


メリーさん太「さあ、総合司会の『ちょい悪令嬢』さん、とっとと始めるの!」


ちょい悪令嬢「……あ、あのう、この『議題』、やっぱりやめませんか?」


メリーさん太「──何をヘタレたことを言っているの! どうせこれも本編において、すでに実行済みなんだから、今更躊躇しても意味が無いの! いいから、キリキリ始めるの!」


ちょい悪令嬢「だってえ、これって、前回の『マリ○て』ネタよりも、更にヤバいんじゃないのお?」




メリーさん太「ええいっ、もういいのっ! 『悪役令嬢』が、聞いてあきれるの! とんだチキンお嬢様なの! ここは『都市伝説』のあたしが、代わりに総合司会をするの!」




ちょい悪令嬢「……よ、よろしく、お願いいたしますう〜」


メリーさん太「別にこんなの、ビクつく必要なんて、これっぽっちもないの。この作品の作者にとっては日常茶飯事の、『試作品テストエピソード』みたいなものに過ぎないの」


ちょい悪令嬢「──あのアホ作者のすることだから、怖いんじゃないの⁉」


メリーさん太「その気持ちもわかるけど、今回の『試み』は、見るべき点も少なくなく、やってみて無駄ではなかったと、一応ところ評価できるの」


ちょい悪令嬢「そうなの? 具体的には、どういったポイントが?」




メリーさん太「実は何と、本家においては完全に見落としていた、『艦む○』の本当の『良さ』というものを、しっかりとアピールできたことなの!」




ちょい悪令嬢「──やっぱり、ヤバいじゃん! 何その、いかにもあからさまで失礼極まりない、『僭越行為』は⁉」


メリーさん太「そうとも言えないの、これはあくまでも『見方を変えただけ』の話なのであって、オリジナルに対して何か思うところがあるわけでは無いの」


ちょい悪令嬢「へ? 見方を変えただけって……」




メリーさん太「そもそも『艦○れ』は、ベースはれっきとした艦隊シミュレーションゲームでありながら、それよりも増して軍艦の擬人化美少女をウリにしているために、ヒロイン育成というギャルゲ要素もあって、一見『いいとこ取りのハイブリッド萌えゲーム』のようにも思われているけど、実はこのハイブリッド路線こそが、むしろ大きな『欠点ネック』ともなっているの」




ちょい悪令嬢「欠点ネックって、あの素晴らしいゲームの、一体どういったところがよ?」


メリーさん太「本来は最大の長所となるべき、『美少女が軍艦の能力を有する』という、(いろいろな意味で)破壊力満点なはずの『ギャップ萌え』が、十全に活かされていないところなの!」


ちょい悪令嬢「はあ? 何言っているのよ! それこそが『艦○れ』最大の魅力であり、ゲームシステムはもちろん、何よりも各艦む○のキャラ素体そのもののデザインや艤装コスチュームデザインに、十二分に活かされているじゃないの?」


メリーさん太「確かに、現在のゲームにおいて、別に過不足があるわけでは無いの、その点は、安心してもいいの」


ちょい悪令嬢「だったら──」




メリーさん太「つまり本作の作者は、むしろ『艦○れ』というゲームシステムを、更に艦む○たちを活かすことができると言っているの!」




ちょい悪令嬢「は?………………………………いやいやいやいや、ちょっと待って! 何とんでもないことを言い出しているのよ⁉ それが『僭越行為』で無くて、何が『僭越行為』だと言うのよ⁉」


メリーさん太「まあ、いいから、とにかく話を聞くの。そうすれば、絶対納得してもらえるから」


ちょい悪令嬢「ううう……できるなら、これ以上聞きたくは無いんだけど」




メリーさん太「簡単に言うと、原作オリジナルのゲームシステムはもちろん、下手すると現在百花繚乱の有り様である二次創作においても、艦む○の真のスペックをと、言い切ることができるの」




ちょい悪令嬢「お、オリジナルのゲームどころか、基本的に『何でもアリ』の二次創作すらも、何よりも重要なヒロインたる艦む○たちを、活かしきっていないですってえ⁉」


メリーさん太「なぜなら、原作オリジナルはもちろん二次創作においても、『艦む○』というものを、あくまでも『集団』としてのみ、捉えているからなの」


ちょい悪令嬢「え、それのどこがおかしいの? そもそも『艦隊これ○しょん』と言うくらいだから、艦む○は集団で行動することこそが、大前提でしょうが?」


メリーさん太「……おやおや、そういう『固定観念』こそが、創作においては『大敵』であることを、どうやらお忘れのようですなあ?」


ちょい悪令嬢「──あ」




メリーさん太「ちょっとばかし、想像してみればいいの。学園を舞台にしたラノベに、一人だけ艦む○が紛れ込んでいるというシチュエーションを。たとえそれがミリタリィ物だろうが、異能バトル物だろうが、魔法少女物だろうが、艦む○に敵うキャラなんて、存在し得ないと思わない?」




ちょい悪令嬢「──っ」


メリーさん太「何せ、少々腕の立つケンカ自慢のDQN風情はもとより、元傭兵の学生ソルジャーだろうが、超能力者だろうが、魔法少女だろうが、艦砲射撃を一発でも食らえば、おしまいだしね」


ちょい悪令嬢「い、いやでも、超能力者や魔法少女による、特大の異能攻撃だったら、さすがの艦む○にも、それなりに効果ダメージがあるんじゃないの?」


メリーさん太「ふう〜ん、そお? だったら、例えば大和やまとなんかの巨大な軍艦を、大勢の超能力者や魔法少女たちが、必死こいて全力で攻撃している絵面を浮かべてみたらあ?」


ちょい悪令嬢「大和って、当時最大規模の主砲を誇っていた、超弩級戦艦のことだよねえ。それを多数の超能力者や魔法少女が攻撃していると……………………うん、巨大な象に蠅や蚊がまとわりついている絵面しか、思い浮かばねえ!」


メリーさん太「事実太平洋戦争末期に、アメリカ軍が大和を撃沈するのに、およそ400機もの航空機を要し、それらの無数の機関砲や爆弾やロケット弾の集中砲火の他、五百ポンドから千ポンドの大型爆弾と11発の魚雷を費やす必要があったほどだし、ラノベあたりに登場するようなチンケな魔法攻撃程度じゃ、屁のつっぱりにもならないでしょうね」


ちょい悪令嬢「ちょっと待って! それって、本物の軍艦の話でしょう? 基本的に人間大の大きさしかない艦む○に、そんな当時の文字通りの超弩級戦艦である大和並みの、攻撃力や防御力があるわけ無いじゃないの⁉」




メリーさん太「それが、あるのよねえ〜。何せ『艦○れ』においては、たとえ艦む○が人間サイズであろうが、オリジナルの軍艦同等の攻撃力と防御力とを、そのまま備えていることになっているんですからねえ〜♫」




ちょい悪令嬢「人間サイズでも、軍艦同等の力があるなんて、たとえ学園異能バトル物だろうが、魔法少女物だろうが、完全に反則だろうが⁉」




メリーさん太「そう、まさにその、反則であること──すなわち『チート』であることこそが、艦む○にとっての、持ち味だったの」

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