第309話、【PV13万記念】わたくし、空母『加賀&赤城』の発見を言祝ぎますの。

メリーさん太「──読者の皆様、お久し振り! いつでもどこでも何度でも、あなたのスマホにお邪魔する気満々の、キュートな都市伝説の女の子、あたし、メリーさんなの!」




ちょい悪令嬢「……ということで、こうしてメリーさんをお迎えして、本来なら『PV13万アクセス達成』を記念しての座談会を設けるところなのですが、諸事情(次回参照)により取り止めさせていただき、今回は前回までの【KAGAKAGI編】についての、反省会兼補足説明コーナーとさせていただこうかと存じます」




メリーさん太「……うん? こういった場合、『あか』と言うんじゃ、なかったっけ?」


ちょい悪令嬢「──しっ、それは某艦隊ゲームの『二次創作用語』だから、勝手に使っちゃ駄目! 本作における『KAGAKAGI』は、あくまでも旧帝国海軍の航空母艦そのものを対象にしているという、ですので!」


メリーさん太「建前て……」


ちょい悪令嬢「なお、次回もこのメンバーで座談会を開催することを予定しておりますが、厳密な意味で今回の続きでは無く、諸般の事情で独立したコーナーとなっておりますので、あらかじめご了承のほどを」


メリーさん太「……まあとにかく、次回がかなり特別なエピソードとなってしまうことについては、実際に読んでいただければわかることですので、どうぞご一読のほどを。──というか、そもそも今回の座談会について、根本的な疑問があるんだけど?」


ちょい悪令嬢「えっ、そうなんですか?」




メリーさん太「──とぼけるんじゃないの! 何で軍艦のエピソードの後日談に、まったく関係ない都市伝説のメリーさんが、司会に呼ばれなければならないのよ⁉」




ちょい悪令嬢「……あー、やっぱり、気づいたかあ」


メリーさん太「馬鹿にするななの! 相当な間抜けでも、気がつくの!」


ちょい悪令嬢「それは当然、『アレ』が理由よ」


メリーさん太「……アレ、とは?」




ちょい悪令嬢「──もちろん、もうすぐ、ハロウィンだからよ!」




メリーさん太「はて? 都市伝説的に、メリーさんとハロウィンに、何か関係があったかしら?」




ちょい悪令嬢「そっちこそ、しらばっくれるんじゃないわよ⁉ 去年、散々大騒ぎしておいて!」


メリーさん太「冗談なの、忘れるわけがないの♫」


ちょい悪令嬢「……そりゃあねえ、何と言っても、自分の初登場エピソードだものねえ」


メリーさん太「あの日から、『メリーさん伝説』が、始まったの………ッ」


ちょい悪令嬢「いや、『メリーさんのでん』の都市伝説は、もっと前からあったし」


メリーさん太「今年も、しぶ○を、阿鼻叫喚の地獄絵図に変えてやるの!」


ちょい悪令嬢「──変えるなよ! あんた渋○に、何か恨みでもあるのか⁉」


メリーさん太「ハロウィンだからって、古代ケルト文化とはまったくゆかりの無い、東洋人のガキどもが、浮かれやがって!」


ちょい悪令嬢「……うわあ、典型的な『陰キャ』による、『陽キャ』へのひがみねえ」


メリーさん太「平成ガ○ラ三部作には、負けられないのッ………飼い主的に」


ちょい悪令嬢「──こらっ、ガ○リンちゃんの飼い主は、『よそ様のメリーさん』でしょうが⁉」


メリーさん太「そもそもが、今年のハロウィンに対する渋○区長の、例の『牽制おどしアナウンス』自体が、気にくわないの! 何が『ハロウィンで騒いでいるおまえらは、どうせ渋○区民以外なんだろう? 少しは自重しやがれ、この田舎者が!』よ、普段はそんな『おのぼりさん』相手に、アコギな商売でボロ儲けしているくせに!」


ちょい悪令嬢「おいっ、全方面にケンカを売るのは、よせ!」


メリーさん太「イカれた連中ばかりが集まるのは、そこが『悪徳の街』だからなの! かの聖書にも、大体同じようなことが書いてあるの!」


ちょい悪令嬢「──うっ、確かに、膨大な聖書のどこかには、そんな感じのことが、書いてあるような気がする!」


メリーさん太「元々田舎者から搾り取った税金で飯を食っている、ローカル政治家風情は、『アホで無軌道なパーリーピーポーの皆様、いつも渋○をご贔屓にしてくださり、真にありがとうございます。是非ともハロウィン当日は、ご存分にお楽しみください♡』と言うくらい、媚びを売っても罰は当たらないの!」


ちょい悪令嬢「くっ、ある意味正論とも言えるから、突っ込めねえ……」


メリーさん太「その点、日本──いや、世界最大の『陰キャ』の祭典である、『コ○ケ』においては、『陽キャ』の一般人が想像を絶するくらい、ビシッと統制が取れていて、あれだけ『危険人物(?)』が集まっているというのに、去年の渋○のような阿呆な騒ぎなど、起こったためしは無いの!」


ちょい悪令嬢「えっ、そうなの⁉ あのコ○ケが、どうして?」




メリーさん太「それは何よりも、参加者選りすぐりの有志──『ボランティアスタッフ』の、身を粉にした働きのお陰なの!」




ちょい悪令嬢「あー、かの有名な、『コ○ケスタッフ』かあ、納得納得」


メリーさん太「スタッフの皆様が、どんな小さな不法行為さえも見逃さない、万全の体制を維持しておられるからこそ、文字通りオリンピック規模の動員力を誇る祭典でありながら、これまで大きな事故を起こさずに続けて来れたの」


ちょい悪令嬢「……つまり、渋○のハロウィン暴走問題を、真の意味で根本的に解決するためには、上から抑えつけるんじゃなくて、若者自身が自発的に、ルールを守るために立ち上がるべきってことかあ」


メリーさん太「まあ、自分と自分の仲間たちだけがハッピーなら、それで構わない、利己主義な『陽キャ』どもには、とても無理な話だろうけどね」


ちょい悪令嬢「そんな言い方をしなくても…………いや、確かにパリピな『陽キャ』に、『ボランティア』や『自重』を促すのは、かなり難しいかもねえ」




メリーさん太「──とはいえ、去年あれだけの大騒動を起こしたのだから、今年は参加者である若者たち自身も、何らかの『自己規制』を設けて当たり前なところなんだけど、もしもそんな配慮は一切無く、また去年みたいな事件を起こしたとしたら、もはや『救いようのない馬鹿が馬鹿な街で馬鹿騒ぎを起こした』という烙印レッテルが、永遠に貼られることになるでしょうね」




ちょい悪令嬢「……今これをご覧の、今年ハロウィンに参加予定の皆さん、世間は例年以上の厳しい目で、あなたたちのことを見ていますよ? 是非とも今年は、去年の反省を踏まえて、でき得る限りのご自重のほど、どうぞよろしくお願いします。──もし、そうで無かったら、やっと根付いてきた我が国のハロウィン自体が、廃絶してしまうことにもなりかねませんよ?」




メリーさん太「ていうか、あたしが潰す、絶対に潰す!」


ちょい悪令嬢「だから、やめなさいってば!」


メリーさん太「……まあ、ハロウィンについては、このくらいにしておくの。──ほら、さっさと本題を始めるの」


ちょい悪令嬢「こ、こいつ、自分で盛大に、話を反らしておきながら……ッ」


メリーさん太「ぐだぐだ文句を言ってても、始まらないの。あまり字数を重ねすぎて、また『前後編』とかになってしまったら、目も当てられないの」




ちょい悪令嬢「確かにな…………ええと、そういうわけで、これよりは本題である、前回までの【KAGAKAGI編】の、反省会を行いたいかと思います」




メリーさん太「……【KAGAKAGI編】と言う割には、『KAGA回』と『KAGI回』とで、あまり統一が取れていなかったように思えるの」


ちょい悪令嬢「あー……」


メリーさん太「どうしていきなりKAGIだけが、巨大化したわけ? どうせならKAGAのほうも巨大化させて、『サ○ダ対ガ○ラ』みたいに、対決させれば良かったのに」


ちょい悪令嬢「対決させるな!」


メリーさん太「あ、どうせ対決させるなら、空母と巨人でも構わないか……?」


ちょい悪令嬢「構え! とにかく、どのような形でも、対決は無い!」


メリーさん太「──それで、どうしてあんな、ちぐはぐなストーリーになったわけ?」


ちょい悪令嬢「うっ、メリーさんらしくない、鋭い突っ込みを…………いや、そもそもが、統一したストーリーなんか、最初から不可能だったんだってば」


メリーさん太「それはまた、どうして?」




ちょい悪令嬢「だって、まず最初に、故ポール=アレン氏のサルベージチームの努力が実って、旧帝国海軍の正規空母である『』が発見されたもんで、その日のうちに第302話を作成して、即刻ネットに上げたんだけど、まさかそのあと立て続けに、同じ正規空母の『あか』まで発見されるとは、夢にも思わなかったんだもの」




メリーさん太「……ああ、なるほど、そういうわけだったの」


ちょい悪令嬢「それで、むしろ同じことを二度やるのは能が無いってことで、『KAGI回』では急遽、巨大化させることにしたわけ」


メリーさん太「なぜに、あえて、巨大化を⁉」


ちょい悪令嬢「本作独自の仮想的な設定として、『艦む○』のプロトタイプみたいなのが存在していて、しかも当時の技術的に等身大で創ることができず、巨大化してしまったということにしたのよ」


メリーさん太「うん、まあね、そこのところは、ありがちな設定かもね。でも、ちょ〜っとまずかったんじゃないの?」


ちょい悪令嬢「──うぐっ、まさかあそこまで、『エヴ○』の旧劇場版そっくりになってしまうとは」


メリーさん太「そもそも、あのように全身真っ白で瞳だけを真っ赤にすれば、当然の結果なの!」


ちょい悪令嬢「いやでも、あれってあくまでも、『人魚姫セイレーン』としてのキャラ設定なのであって──」


メリーさん太「結果が、すべてなの!」


ちょい悪令嬢「ぐっ……」


メリーさん太「……まあ、そうは言っても、すぐに黒髪黒目の極東(日本)系美人に変身したし、別に作者には含むところは無かったものと、信じたいんだけどね」


ちょい悪令嬢「そもそも『人魚姫セイレーン』を含めて、全身真っ白なのは、ベースとなっている『ショゴス』自身のボディカラーのままという設定で、だからこそショゴスならではの変身能力で、肌や髪の色を自由自在に変えることができるんだという、演出意図だったんだけどね」


メリーさん太「ああ、初期状態の『白紙のキャンバス』だから、文字通り真っ白けだったわけね」


ちょい悪令嬢「もちろん作者も細心の注意を払って、できるだけ『エヴ○』とは被らないように気をつけていたしね。むしろあえて『エヴ○』に寄せていたのは、KAGIが『最初の軍艦娘バトルFガール』であることのほうよ」


メリーさん太「旧テレビシリーズで言うところの、加○さんのシーンか……」


ちょい悪令嬢「うん、どうしても『最初の』を、強調したかったからね」


メリーさん太「まあ、元々作者としては、『軍艦擬人化ヒロインは、軍艦そのもののサイズであったほうが、よほど効率的ではないのか?』と、散々言ってきたんだから、今回の巨大化は、別に他意は無かったと思うけどねえ……」


ちょい悪令嬢「確かに、シナリオ的に取って付けた感じがするのは、否めないけどね。そもそも加賀と一緒に赤城まで発見されることを知っていたら、もっとましなストーリーになっていたはずだけど」


メリーさん太「『赤城×加賀』の、そのままズバリの『赤加賀♡百合』の、巨大版とか?」


ちょい悪令嬢「──ぶっ、だから『二次創作』ネタは、やめろと言ってるでしょう⁉」


メリーさん太「作者自身も、活動報告や近況ノートの見出しで、その路線のSSを上げていたじゃない?」


ちょい悪令嬢「……あの、悪ノリ作者があ〜」


メリーさん太「まあ、まだまだ追求したいポイントは、幾つかあるけど、今回のところは、この辺で勘弁してやるの」


ちょい悪令嬢「どういたしまして………って、何で私がお礼を言わなきゃならなのよ! 悪いのは作者でしょう⁉」




メリーさん太「──それでは、皆様、良いハロウィンを♡」




ちょい悪令嬢「こらあ、勝手に終わるな! しかも、しれっと『ハロウィン』ネタで、締めているし」

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