第19話 冒険者組合
初めての戦闘授業の翌日、俺は授業には出ずに冒険者組合に来ていた。冒険者になって授業に出ない午前中にすこしお小遣いを稼ぐためだ。午後からは戦闘授業でシオンやカナリーと合法的に戦えるので、戦闘授業は出るつもりだ。
今は午前中。シオンは通常授業に出ているから俺は1人だ。パパッと冒険者になって今日はゴロゴロしたいところだ。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
カランカラン
冒険者組合の扉を開けると中からたくさんの視線が飛んできた。俺は視線を受けるだけで視線の主がどんな感情を抱いているかなんてわからないが、おおよその見当はつく。だいたいガキがどうしてこんなところに来たのか、なんてとこだろう。まあ、俺みたいな12歳のちみっこいのが来たら誰だってそう思うだろう、俺もそう思う。
そんな視線を無視し、俺はカウンターに向かって歩いていく。
受け付けにいたお姉さんのところへ行き、
「すいません、冒険者になりたいのですが…」
「ん、はっ、ぼ、冒険者ですか?え、えっと学生ですよね、制服着てますし。本当になるんですか?」
「はい、なりたいです」
「はぁ、はい。わかりました、こちらの紙に必要なことを書いて渡してください」
「わかりました」
紙に書く内容は、名前、性別、年齢、特技だった。しっかりクラウン、男、12歳、特技は魔法と書いて提出する。
「はい、受け取りました、って12歳!?学園に入ったばっかりじゃない。授業出なくて大丈夫なの?」
「あ、はい、大丈夫ですよ。特待生もらってるんで」
「へー、優秀なのね。わかりました。では、今日からクラウン君は冒険者です。初心者講義があるので、キチンと受けてくださいね」
「あ、もう登録終わりなんですか?じゃあ講義受けて帰りますね、これからよろしくお願いします」
「ええ、こちらこそよろしくね」
そうして無事冒険者になった俺は講義を受けて学園へ帰った。明日からは小遣い稼ぎ頑張るぞ!
------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
あとがき失礼します!
今回とても短くてすいません!すこし休んでいたら書き方忘れてました。あとPV数700突破ありがとうございます!これからも頑張っていきます!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます