これでもかと積み込まれた私たちの大好きな夏に京都にボーイミーツガール。閉鎖的な世界で生きる人たちと、そして突如現るお姉さん。すき。
夏の京都ってずるいですよね。もうその時点でエモいもん。別世界から来たお姉さんと少年が出会い、夏らしいことをしていくお話です。あと、淡い恋と、たぬき。夏の暑さ、炭酸のはじける音、ガリガリ君ソーダ味、グレープフルーツと花の香り、そして、彼女の笑顔。五感を刺激するような、血の通った文章が魅力的なのです。まぁ要するに、私はうさぎやすぽん先生の書く文章が好きなんですよね。