第250話 キューブ

パーティの訓練がてら、少し遠回りをして霧降りの里まで行く。


霧降りの里への道のりも慣れてきたが、相変わらず道がないので分かりにくい。

アカーネが一緒にいると、何も言わなくても方向を修正してくれるから楽だ。

更に今回、ラキットが一緒にいると、進行方向の索敵をやってくれるからもっと楽だ。

楽をしすぎて足を掬われないよう、俺も精進しないとな。


「おっ、旦那!」


霧降りの里の門の前まで辿り着く前に、崩れた塔の傍を通ったところで、ウリウに話し掛けられる。事前にアカイトに聞いていたので驚かないが、待ち合わせは正門だったはずなのだが。


「ウリウ。なんでここに?」

「旦那なら、こっちを先に通ると思ってな。ビンゴだろう?」

「まあな」


ウリウの後ろ、少し距離を置いて2人の人物がいる。

片方は大剣を背負った、黒い体毛の猿のような見た目。

もう1人は弓を肩に掛けて、木に寄りかかっている。

ヒョロっとしているが、背が高い。


「後ろのやつらは?」

「護衛だよ。ああ、旦那は大丈夫だから、先に里に入っていてくれ」


護衛たちは「……良いのか?」と戸惑う様子だが、ウリウに説得されて背を向ける。


「前回、旦那に貰った素材を売った金で儲かってね! 必要経費だと思って、雇ったのさ」

「ほう。そんなに儲かったのか?」

「ああ、武具も悪くなかったが、何と言ってもあの綺麗な模様の魔石だな! あんな安値で卸して貰って良かったのかい?」


どれだろう。

ウリウには、古墓で狩った魔物の魔石とかを、試しにいくつか渡したはずだが。

どれかがとても良い値で売れたようだ。


「まあ、ラキット族探索の支援でもあるからな」

「恩に着るぜ、旦那!」


傭兵団から追い出されて萎んでいた初対面と比べて、かなり血色が良くなくなっている。

食うのも困っていないようだ。

一応、罰を与えているはずなのだが……、本当になっているのだろうか。


「これも、旦那のおかげだ。この地で今、俺ほど商売がしやすい立場もない!」

「そうか」

「ああ。なんたって、争っているクダル家側にも、モク家側にも堂々と出入りできる。なんたって俺がラキット族を探すってのは、和平の内容になっちまってるからな」

「うむ」

「しかもラキット族を探すための行動なら、妨害するわけにもいかねぇ。いや、最初はとんでもない御仁だと思ったけどよ。同じ人間族の誼で、随分と良くしてくれて。ありがてぇ」

「……そうだな」

「旦那は、こうなることが分かってたんじゃないか?」

「どうかな」


ウリウは上機嫌だ。

もしかしてこいつ、転がり込んできた微妙な立場を利用して、荒稼ぎしてるんじゃないかね。もはや魔物素材の卸とか、あんまり関係ないかも。それはそれで、気兼ねなく高値で素材を売り付けることができるから、悪い事ではないが。


「しかし、そうなると……旦那。旦那の目的が知りてぇ」

「ふっ。そうだな」


このムーブメントに乗っかって、何か俺も利益を得られないか。

そうなると、やはりここは情報か。


「1つ頼みたい。お前はこの辺で、クダル家側にもモク家側にも害されることなく、情報収集できるようになったわけだ。その情報を寄越せ。有料で買っても良い」

「……へぇ。どんな情報が欲しいんだい?」

「何でも、だ。魔物の分布や素材の情報も欲しいし、単に2家の抗争がどうなっているかの話でも良い」

「なるほどなぁ。それが旦那の本当の狙い、って訳か」


ウリウは少し遠くを見る目をして、虚空を見た。


「旦那は……聖軍かい?」

「聖軍というと、聖国の部隊か?」

「ん? 知らないのかい。聖国の手先って認識も、完全に間違ってるわけじゃねぇが……どっちかというと、逆じゃねぇか?」

「逆?」

「聖軍が乗っ取った国が、聖国だよ」


思わず、キスティを見る。

言葉の分かっていないキスティは不思議そうに小首を傾げた。

キスティに聞いた聖国の情報とは違うが、いかに。


「乗っ取った?とは、どういうことだ。聖国の下っ端が聖軍じゃないのか」

「旦那、本当に知らないのかい? それとも……まあいいや。この辺じゃ珍しいが、もう少し東に行きゃ、聖軍なんてどこにでも居るぜ。ずっと東の国が分裂した後に聖国が出来たって話だが、その前から聖軍は居たからなあ」

「もともと聖軍はいた、ということか」

「そうそ。後から聖国が出来たんだから、聖国が聖軍を作った訳じゃないのは確実でしょ?」

「……なるほど。では聖軍は、どこの軍隊なんだ?」

「知らないが、あいつらは根無草じゃないのかい?」


なんかよく分からん活動している組織があるらしい。

聖軍って名乗ってるってことは、宗教がらみの可能性は高そうだが。


「旦那、もし聖軍じゃないとすると……何が狙いなんだい」

「何の狙いもない。邪推するな」

「そっすね……」


ウリウは何か言いたげな表情のまま、続く言葉を飲み込んだ。


「そんなことより、情報のことは受けるんだな?」

「そりゃあ構わないが、俺が渡せる情報なんて知れてるぜ?」

「構わん。とりあえず、この辺の里を巡ってきたんだろう? その情報と、各勢力の様子なんかを教えてくれ」


アカーネに通訳しつつ、里の情報を更新する。

狙い通り、ウリウは周辺の人里の位置を、結構覚えているようだ。


※作者注:この時点の地図は、近況ノートに記載しています※


ここから近いのは、東のリックスヘイジという町か、南の砂舞いの里という里のようだ。

町と里の使い分けは明確な定義があるわけではなく、ぐるっと外壁で囲まれていて、人口が多い里は町と呼ばれるようになるのだとか。


つまりここから東に行くと、人口の多い「町」に出ることができるわけだ。

その町であるリックスヘイジは独立独歩で歩んできたが、歴史的にはモク家の支援を受けており、モク家寄りと見られている。


そのリックスヘイジの南にずっと行くと、霧降りの里とクダル家で揉めていたキュンバーの里がある。

結局キュンバーの里を襲った?のが霧降りの里の連中なのかは分からないが、オウカの里を滅した前科があるから、やっていてもおかしくはないと思う。

オウカの里と違うのは、里自体は健在であることだ。ウリウが商売で訪れたときも、特に問題があるようには見えず、防衛施設が壊されていたりもしなかったそうだ。


そして、このキュンバーの里は現状、バリバリのクダル家派になっているそうだ。

霧降りの里を襲った傭兵団も、キュンバーの里経由で派遣されていた。

そしてもう1つ、砂舞いの里を経由していた。


砂舞いの里というのは、霧降りの里から南に3〜4日行ったところにある。

この里は排他的な性質で、コネもない行商人として訪れたら、下手したら害される可能性があるということで、ウリウも傭兵団をクビになってからは訪れていないそうだ。だが、傭兵団時代にはこの里で補給を受けたという。

つまり、クダル家寄りであるか、少なくとも敵対はしていないということだ。


こうして見ると、北にモク家の勢力があって、南からクダル家の勢力が迫っているという感じか。


更に、この辺の地域の河川事情もそれなりに聞くことができた。

大小の河川が、主に西から東へと流れていて、それらが流れつく大河が東にあるらしい。

大河まで行くと、河川を渡る船があって、南北に進むことが可能となる。

クダル家もモク家も、本拠地はこの大河の東にあるらしい。どちらにとっても、ここは辺境に位置しているわけだ。


今でもリックスヘイジはモク家と細々と交易を続けているようだが、モク家の部隊などは駐屯しておらず、北の方にある「空崩れの砦」という軍事拠点が残っているだけだという。

対するクダル家は近年この地域に進出してきて、クイネという町を支配した後、2つの砦を建設して部隊を駐屯させているらしい。

ただ、その狙いはリックスヘイジというよりは、山潜りの里と呼ばれる山地の集落で採れる、魔土の独占ではないかと言われているとか。


魔土は、以前城壁造りの仕事をしたときに触った、魔力で固まる性質の土だな。

この辺でも城壁に使っているとしたら、確かに重要な戦略物資である。


「昔は、もっと西にも里があったって話ですぜ。それに、この辺に鉱石を卸しに来る部族もいて、リックスヘイジはかなり潤ってたって話です」

「鉱石?」

「金銀に、鉄とか、魔鉱石とか。色々持ってきていたらしいっすよ」

「今はどうなっている?」

「さあ? もう随分と話を聞かないから、魔物にやられたか、どっかに逃げたんでしょうね」


昔は特産があったが、その供給が途絶えて衰退しているのが、この地域なのか。

クダル家は新興勢力という話だったが、こうして周辺情勢を聞いてみると、思った以上に地域に食い込んでいる。

東にあるリックスヘイジの町が転べば、明日にもクダル家一強になりそうだ。


もっとも、情報源が元クダル家側の人間なので、そっちの情報が厚いからそう見えているだけかもしれない。

それに、霧降りの里やリックスヘイジの北を流れる河川はモク家が支配しているっぽいから、そう簡単に寝返りができないという事情もありそうだ。


情勢は見えてきたが、見えただけだな。

俺としては、無駄に争いに巻き込まれるような真似は慎みたい。

そのうちリックスヘイジには行ってみたいが、時期はよく考えなければ。


クダル家と接触するなら、更に足を延ばしてクイネという町まで行くのが良いのだろう。

ただ、そうなると両家の支配がぶつかる前線を跨いで移動しなくてはならないから、より警戒が必要になる。


まあ、しばらくは放置だな。


「それで、旦那……今回は、素材は卸していただけるんで?」


情報提供を受けて沈思黙考していた俺に、ウリウが遠慮がちに話しかけてくる。

このまま無視していたら、もみ手でも始めそうな態度だ。


「ああ……ここのところ狩ったものと、目新しいものをいくつか。後、今日の報酬の対価として大貨でもやろう」

「おおっ! さすが旦那、太っ腹だ」


情報の対価の相場が分からなかったが、反応を見ると上々らしい。

勿体なかったかも、と思いつつも、これでいいと考える。

少なくとも初回はインパクトのある報酬をやらないと、積極的に情報を持って来ないだろう。

それに、素材の値付けはこっちが握ってるんだ。回収しようと思えば、いつでもできる。

こいつが死なない限り、だが。

結果的に便利な駒になりそうなので、なるべく長生きしてほしいところだ。


素材の対価として10枚以上の聖貨を受け取って、ウリウと別れる。



「ご主人様。里に向かいますか?」

「いや、サーシャ。用は済んだし、このまま北に回って、ラキット族の里に向かおう」

「畏まりました」


まだ、霧降りの里との蟠りが完全に溶けたわけではない。

わざわざ、相手の懐で一夜を過ごす気分にはなれない。



***************************



アカイトの案内で、ラキット族の里の方向へ移動する。

早ければ1日で着くかも、なんてアカイトの予測に反して、辿り着いた時点で丸3日経っていた。

道なき道を行く上に、起伏が激しく直進できない地形や魔物の群生地なんかもあって、慎重に進まざるを得なかったのだ。アカーネとジグの年少組は、疲れですっかり口数が少なくなってしまった。俺もだが。


辿り着いたのは、ひときわ大きな樹。そのウロのような場所に作られた空間であった。

中には小さな木製の椅子が数個。

それから、奥にステージのように小高くなっているスペースがあるが、広くはない。そこにはひときわ小さな椅子が3つ並んでいる。


「じじばば達を呼んでくるぞ!」とどこかで行ったアカイトが、10人近いラキット族を連れて戻ってきたのは、小一時間が経ってからであった。



その半数以上は、手に小さな武器を持ち、木の鎧のようなもので武装している。

武装していない少数派のうちで、更に3人が前に出てきて、整列した。


「お待たせしました、お客人。僕はラキット族のチッタ。『賢者衆』の若手さ」

「……お初にお目にかかる。ヨーヨーだ」

「うん、聞いているよ。さ、中で話をさせて貰えるかい」

「ああ」


ステージのような場所は、賢者衆が座る場所だったらしい。

そこにちょこんと並んで座る3人。

他のラキット族は、3人の左右と入り口を固めて警戒し、立っている。

対してこちらは、俺の左にアカイトonシャオ。右にはジグを同席させた。

他のメンバーは後ろで立っている。


「さて、改めてご挨拶させて欲しい。僕、チッタはこの3人では一番下っ端さ。隣にいる女性がミミズ。奥にいるご老人がトライト。どちらも賢者衆の一員だよ」


チッタと名乗ったラキット族は、入り口に近い、向かって一番左の席に着席している。

そこから1つ右の女性がミミズと言うらしい。

……女性だったんだ。


ラキット族の性別は分からん。


「お初にお目にかかる、ミミズだ」

「ご紹介に預かった、トライトじゃ。この3人では、一番の古株になるかのう」


トライトと名乗った、一番右のラキット族は確かに、老人っぽい。

体毛が白くなっているし、なんか見た目がヨボヨボな印象だからだ。


「よろしく。それで、俺はアカイト……正確には賢いときのアカイトに言われて会いに来たんだが、話が通っているのか?」


3人が目線を交錯させる。

話し出したのは、トライトだった。


「ふむ、話が通っているかという点では、半々じゃの。そなたの話は聞いておったが、アカイトから連絡があったわけではないからのう」

「そうか。何故会っておくべきと言ったのか、そちらは分かるか?」

「ある程度ならば。1つは、拙者らに進退を告げるべきと考えたのじゃろうて」

「ああ、アカイトが俺に隷属した話は聞いてるのか?」

「ほっほ、聞き及んでおるが、構わぬ話じゃ。アカイト、そなたの真意よりの行動なのかね?」


トライトが、アカイトに水を向ける。


「じじい、そうだぜ! 俺はヨーヨーと旅をして、最強になるっ!」

「ふむぅ。ならば良い」


あっさりと許可が下りた。


「……良いのか? 最近まで、ラキット族を騙して売ってた事件があったのは聞いているんだろう」

「聞いておるよ。だが、此度のことは騙されたわけではあるまい? それならば問題ない」


騙されたわけではない、とどこで判断したのだろうか。

あるいは、この老ラキット族の言いようは、何か確信しているようでもある。

気付かない間に、その辺の諜報活動でもされただろうか。


「それなら、遠慮なく連れて行くが……」

「一言だけ、良いか」


真ん中に座る、女性のラキット族ミミズが口を開く。


「どうぞ」

「手前は、貴重な人材を引き止めたいと思っている。賢者衆の決まりには従うが、そなたらがラキット族に害為す者と知った時……容赦せん」

「害為す、ねぇ」


害為すつもりはないが、特に肩入れするつもりもないから、不利益を働いてしまう可能性はある。その時はその時か。


「これこれ、ミミズ。その話しようは宜しくないのう」

「失礼した、長老」

「ふうむ。ヨーヨー殿」


ミミズをたしなめたトライトが、再度こちらに向き直る。


「そなたがラキット族にしてくれた助力、委細聞いておる」

「ほう。ウリウ……傭兵団の小悪党が、今はラキット族の帰還に手を貸していることもか?」

「もちろん。ウリウとやらは罰すべしとの意見もあるが、ヨーヨー殿がしてくれた処置を無下にするのも憚れる。拙者らとしては、この件で余計なことをするつもりはないのじゃ」

「そりゃ、ウリウも安心するだろう」

「そうじゃの。それでの、ヨーヨー殿。拙者らも、ヨーヨー殿の働きに報いないわけにはいかぬ」

「……ほう?」

「じゃが、拙者らは慎ましく隠れ暮らしている非力な一族。ヨーヨー殿の満足する金品や宝を贈呈するようなことは難しいだろう」


なんだ、宝をくれるわけではないのか。

では、何でこのような話題を?


「チッタ、例の話を」

「合点だ! ヨーヨー殿、僕たちは君と、協力関係を結びたいんだ」

「協力関係?」

「僕たちが霧降りの里と、協力関係にあることは知ってる?」

「ああ、何となくな。あの里には結構、ラキット族がいたし」


そのせいで争いに巻き込まれたとも言えるが。


「そう、あの里の里長は食わせ者って話だけど、僕たちには誠実でさ。あの里長になってからは、長い事協力関係が続いてるんだ! それで、他の種族に混じって暮らしてみたい同胞はまず、あの里に下りるわけ」

「なるほど」


留学先みたいな扱いなのかね。


「それと同じ内容で、僕たちと、君との協力関係を結びたい!」

「待て。俺は拠点を持っているわけじゃないし、ラキット族の受け入れは難しいぞ」

「うん、それは気にしなくていいよ! 協力関係って言うけど、君は既に僕たちを助けてくれた。だからこの話は、僕たちが君たちを助ける関係だと思ってくれ」

「助ける、か。失礼ながら……」

「そう、僕たちに戦う力はない。だから、僕たちが提供するのは力じゃない。同盟関係じゃなくて、協力関係ってところがミソなんだって!」

「協力、か」

「僕たちはこの辺の魔物を良く観察している。特に、西から強い魔物が下りてくるときなんか、いの一番のそれを察知できるんだ!」

「ああ、なるほど」


つまり、情報を齎してくれるわけだ。

だが。


「ありがたい話なのだが、今俺には拠点がない。だから、情報を教えてもらう術がないんだが」

「うん、そうだよね! だから君には、同胞がよく滞在している場所を教えてあげる。魔物に襲われにくい隠れ場所なんかも、教えてあげるよ。困ったときにラキット族に会ったら、君には情報をあげるように通達しておくよ」

「ほう……なるほど」

「君のその、不気味……特徴的なヘルメットを覚えて貰えば、問題ないと思っているよ」

「……」

「それと。これを持って行ってよ」


チッタがごそごそと、腹に巻き付けた布から何かを取り出す。

そして投げて寄越したものは、小さな木のキューブ?


「これは?」

「それは、ちょっとした魔道具さ。西から魔物の大移動が起こったようなとき、それを赤くすることにするよ」

「赤く?」

「ちょっと見ていて」


アカイトは、同じようなキューブをもう1つ取り出すと、そこに魔力を通した。

すると、チッタが魔力を練り込んだキューブと、俺に渡されたキューブも赤く染まった。


「これは」

「便利でしょ。もう一度魔力を通すと、色は消えるよ」

「貴重なものじゃないのか?」

「貴重だよ。なくさないでね!」


宝はないと言っていたが、なかなか興味深いものを貰えた。

ちなみに逆はできないらしい。つまり、俺が魔力を込めて、チッタのキューブを赤くすることはできないという作りになっている。


色々と悪用したり、軍事転用もできそうだが、魔物の貴重な部位を魔道具したようなものなので、量は作れないらしい。

それでもすごいが。


同じものは霧降りの里の里長も持っているという。

なるほど、これで事前に魔物の移動の情報を把握していたか。


棚ぼただな、どこかなくさない所に厳重に保管しておこう。

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